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【川崎・スパーキングレディーカップ2024特集】山崎エリカのDG攻略 小回りで前が残りやすい舞台で台頭する馬は?

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【川崎・スパーキングレディーカップ2024特集】山崎エリカのDG攻略 小回りで前が残りやすい舞台で台頭する馬は?

川崎競馬場のナイター競走の名称「スパーキングナイター」にちなんで名付けられたスパーキングレディーカップ。ダート競走の体系整備により、開催時期の変更が多い中、このレースは従来どおり7月上旬に行われる。古馬牝馬の重賞路線は2月のクイーン賞→4月の兵庫女王盃→5月のエンプレス杯という並びにはなったが、傾向が大きく変わることはなさそうだ。

まず、このレースの最有力は、滅多に出走してこないが、過去1年以内にダートグレード勝ちのある、同年のフェブラリーSかかしわ記念に出走馬だ。それらは着順に関係なく活躍しているが、前走のさきたま杯を目標にした馬は苦戦の傾向にあるので、さきたま杯を優勝していないことを条件に狙いたい。すると過去10年の成績は【3・1・1・0】と複勝率100%となる。

1着の該当馬は、2016年のホワイトフーガ、2021年のサルサディオーネ、2022年のショウナンナデシコ。2着の該当馬は、スピーディキック、3着の該当馬は、2015年のサンビスタ。遡れば2011年にラヴェリータが優勝している。

次点で有力なのは、近3走以内にJRAのダートのオープン及びリステッドに出走し、連対実績があった馬だ。それらの過去10年の成績は【2・2・1・1】。1着の該当馬は、2014年のサウンドガガ、2019年のファッショニスタ。2着の該当馬は、2015年のサウンドガガ、2022年のレディバグ。3着の該当馬は、2023年のタガノクリステル。遡れば2010年の優勝馬ラヴェリータ、2010年-2011年2着のトーホウドルチェも前記に該当する。

唯一の3着馬は2019年のゴールドクイーン(8着)だが、同馬は前走のかきつばた記念が約5ヵ月の休養明けでダートグレード初制覇だった。休養明けで激走した疲れが出たのだろう。前記した3着以内馬は、それに該当していないことから、「休養明けでダートグレード初制覇」ではないことを条件として加えたい。

さらに前走が初グレード勝ちだった馬やダ1600m以下で勝利実績がない馬を除く、同年のダートグレードの勝ち馬も有力。過去10年の成績は【2・0・2・1】となっている。1着の該当馬は、2016年のホワイトフーガ、2022年のショウナンナデシコ。3着の該当馬は、2015年のサンビスタ、2022年のサルサディオーネ。2013年の優勝馬メーデイアも前記に該当している。

唯一、4着に敗れたのは2017年のホワイトフーガで、同馬は世界的に類のない喉鳴りが発症した年。本来ならば現役続行が難しいとも言われていたほどなので度外視したい。

さらに前走でさきたま杯に出走し、1~5着だった馬も有力。それらの過去10年の成績は【2・0・1・1】。1着の該当馬は2015年のトロワボヌール、2016年のホワイトフーガ。3着の該当馬は、2022年のサルサディオーネ。唯一、4着に敗れたのは前記の2017年のホワイトフーガだ。

またこのレースは逃げ馬の活躍が目立っており、過去10年で何と逃げ馬が3勝2着3回3着1回。該当馬は2014年のサウンドガガ(3番人気・1着)、2015年のサウンドガガ(3番人気・2着)、2016年のブルーチッパー(4番人気・2着)、2019年のサルサディオーネ(6番人気・2着)、2020年のサルサディオーネ(3番人気・3着)、2021年のサルサディオーネ(2番人気・1着)、2022年のサルサディオーネ(2番人気・1着)。遡れば2013年のサマリーズ(3番人気・1着)、2011年のラヴェリータ(4番人気・1着)も前記に該当している。

小回りで前が残りやすい舞台の上に、前走で関東オークス(今年以降は前走エンプレス組も出走してくるはず)などの長距離組が多く出走することが多いため、逃げ、先行馬が手薄になりやすい状況や、時期的に馬場が軽くなることが影響している。

逆に3角7番手以下でレースを進めた馬は、1頭も連対していないので、基本的には逃げ馬は「買い」、差し馬は「消し」と考えて良さそうだ。


まとめるとこうなる!

●本命候補
 ・過去1年以内にダートグレード勝ちの実績がある、同年のフェブラリーSやかしわ記念に出走していた馬(前走でさきたま杯を優勝した馬を除く)。
 ・近3走以内にJRAのダートのオープン&リステッドに出走し、連対している馬(前走が休養明けでダートグレード初制覇だった馬を除く)。
 ・前走が初グレード勝ちだった馬やダ1600m以下で勝利実績のない馬を除く、同年のダートグレード優勝馬。
 ・前走のさきたま杯で5着以内の馬。

●穴馬候補
 ・逃げ馬。

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