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【佐賀・栄城賞2024】地方競馬重賞展望 勢力図は変わらず、ウルトラノホシの2冠達成濃厚か?

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【佐賀・栄城賞2024】地方競馬重賞展望 勢力図は変わらず、ウルトラノホシの2冠達成濃厚か?


栄城賞・レース概要】
JRAの日本ダービー当日は、佐賀競馬場でもダービーが行われる。昨年までの「ダービーシリーズ」が廃止されたことにより、今年からレース名称は「九州ダービー栄城賞」から創設時の「栄城賞」に戻ることになった。施行距離はこれまでの2000mで変わらない。創設は1959年で、佐賀競馬の中でも古い歴史を持つ重賞競走。当初は1600m戦だったが、1978年からは現在の2000m戦で定着している。
かつて九州に中津競馬や荒尾競馬があった時代には、佐賀・中津・荒尾の「九州競馬」による交流競走となっていたこともあった。また高知競馬所属馬の出走が可能だった時期もあるが、現在は佐賀所属馬のみでのレースとなっている。

栄城賞・検討のポイント】
出走馬12頭中10頭が4月の佐賀皐月賞に出走している。当時から佐賀の3歳馬における勢力図が変化しているとは考えにくく、ウルトラノホシの2冠達成が濃厚だと思われる。逆転の可能性も探ってみたいところだが、ここは基本的には相手探しの一戦か。

栄城賞・出走馬概要】
ウルトラノホシ
通算成績は8戦4勝。敗れたのは、本格化する前のデビュー2戦目に参戦した九州ジュニアチャンピオン(4着)と、JRA所属馬が相手だった川崎・全日本2歳優駿(6着)、船橋・ブルーバードカップ(4着)、大井・雲取賞(6着)の4戦。
九州ジュニアチャンピオンで先着を許した3頭の内、2・3着馬は今回出走しておらず、当時の勝ち馬トゥールリーにはその後のネクストスター佐賀とカペラ賞、佐賀皐月賞で勝利しており、基本的には既に勝負付けが済んでいる地元馬が相手と考えていいだろう。競馬に「絶対」はないが、取りこぼす可能性は極めて低いと言わざるを得ない。今回も北海道から石川倭騎手が駆けつけて手綱を取る。

トゥールリー
前述した九州ジュニアチャンピオン以外では、佐賀若駒賞と飛燕賞を制しているが、この2戦はウルトラノホシが不在だった。再びウルトラノホシを逆転できるか否かは、今回も大井から遠征して騎乗する矢野貴之騎手次第ということになりそうだ。南関東のトップジョッキーがどのような作戦で挑むのか、注目したい。

デッドフレイ
前走の佐賀皐月賞で2着に入った際は10番人気という低評価だった。3ヶ月のレース間隔が嫌われた可能性が高く、順調に使われている今回、軽視できない存在だ。鞍上の石川慎将騎手はウルトラノホシの背中も知っている乗り役だけに、どのようなレース運びで立ち向かうのかにも注目したい。

上記3頭以外では、佐賀皐月賞3着のトレベルオールに注目したい。今回は大井の笹川翼騎手が騎乗予定で、その手腕に注目が集まりそうだ。

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