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【大井・東京スプリント2024】山崎エリカのDG攻略 穴馬候補は前走フジノウェーブ記念の3着以下の馬

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【大井・東京スプリント2024】山崎エリカのDG攻略 穴馬候補は前走フジノウェーブ記念の3着以下の馬

 東京スプリントは開催時期も格付けもこれまでと変わらないが、ダート競走の体系整備により、今年からさきたま杯がJpn1に昇格し、上半期のスプリント王者決定戦となった。今後は同レースの主要なステップレースとなっていくことが予想される。東京スプリントはもともと地方馬がよく穴を開けていたが、特に近年は地方馬の活躍が著しく、2019年のキタサンミカヅキ(船橋)の優勝を始め、2020年、2021年とサブノジュニア(大井)が2着に善戦している。

 まず、初めにこのレースの本命候補を紹介すると、前年暮れのカペラSか同年の根岸Sのどちらかで3着以内だった馬だ。ただし、2020年に根岸Sから直行したコパノキッキングが5着に敗れていることから、カペラSや根岸Sから直行ではないことが条件で狙いたい。それらの過去10年の成績は【3・3・0・0】と、連対率100%だ。

 1着の該当馬は、2014年のノーザンリバー、2019年のキタサンミカヅキ、2023年のリュウノユキナ。2着の該当馬は、2016年のグレープブランデー、2019年のコパノキッキング、2022年のリュウノユキナ。遡れば2013年のこのレースの2着馬セイクリムズンも、前記に該当していた。

 また同年のJRAの3勝クラスやオープン、リステッド競走を勝利した新興勢力も活躍を見せている。しかし、2016年に同年のJRAオープンを2連勝したブルドックボスが2番人気を裏切り、4着に敗れていることから、「同年に3勝クラス以上で2勝以上」かつ、「一度は0.5秒差以上で勝利」という2つの条件をクリアした馬を狙いたい。すると過去10年の成績は【2・0・1・0】。1着の該当馬は、2020年のジャスティン、2021年のリュウノユキナ。3着の該当馬は、2019年のヒロシゲゴールドである。

 前記のジャスティンリュウノユキナは同年のオープンで2連勝していたのに対して、ヒロシゲゴールドは同年の2勝クラスと、3勝クラスを連勝。勝ち負けまで狙うのであれば、同年のオープンで2連勝というのが条件となる。

 さらに東京スプリントは時期的に軽い馬場で行われることが多く、逃げ、先行馬の活躍が目立っている。このため前走でダ1400m以下のJRAの勝クラス、オープン、リステッド競走、ダートグレード競走で3角先頭だった馬が活躍。ただし、スピードがあるだけで、上位争いに加わるのは難しく、前々走でダ1400m以下のJRAのオープンやリステッド競走、ダートグレード競走で勝利していることが条件で狙いたい。

 過去10年の成績は、【2・2・1・0】。1着の該当馬は、2015年のダノンレジェンド、2018年のグレイスフルリープ。2着の該当馬は、2015年のシゲルガガ、2023年のケイアイドリー。3着の該当馬は、ヒロシゲゴールドである。ここもヒロシゲゴールドのみが前走で3勝クラスに出走で、その他の連対馬4頭は、前走でオープン以上に出走していた。

 その他、前年のJBCスプリントで3着以内の実績があり、前走で同年のダートグレード競走で優勝と順調さを欠かなかった馬も有力。「前年のJBCスプリントで3着以内」と「前走のダートグレードで1着」の条件を満たしていた馬の過去10年の成績は【0・1・1・0】である。2着の該当馬は2014年のセイクリムズン、3着の該当馬は2016年のダノンレジェンド。セイクリムズンは2013年にもこのレースで2着に善戦しているが、前走で黒船賞を優勝していた。

 あとは前年の東京スプリント東京盃ともに3着以内だった大井1200m巧者もなかなか活躍しており、過去10年の成績は【1・1・2・1】。1着の該当馬は、2019年のキタサンミカヅキ。2着の該当馬は、2022年のリュウノユキナ。3着の該当馬は、2015年のノーザンリバー、2016年のダノンレジェンド。遡れば2013年のこのレースの2着馬セイクリムズンも、前記に該当していた。2020年のコパノキッキングこそ5着に敗れているが、まずまず信頼できる。

 今度は穴馬候補を紹介していこう。このレースは前走のフジノウェーブ記念の連対馬が上位人気に支持されることが多い。しかし、それらは過去10年で5頭出走し、全てこのレースでドボンしている。2014年のジェネラルグラントは3番人気→5着、2019年のキャンドルグラスは5番人気→9着、2020年のマッチレスヒーローは9番人気→9着、2021年のベストマッチョは3番人気→6着、2022年のルーチェドーロは2番人気→4着。

 一方、2020年、2021年のフジノウェーブ記念でともに4着で敗れたサブノジュニアは2020年は5番人気、2021年は2番人気でともに連対。また2020年には3着にキャンドルグラス(7番人気)が食い込み、3連単8万5160円の高配当決着となったが、このキャンドルグラスは前走のフジノウェーブ記念で8着に敗れていた。ちなみにこのキャンドルグラスは前年のフジノウェーブ記念で2着に好走し、このレースでは9着にドボンしている。

 その他、2018年のフジノウェーブ記念で4着だったキタサンミカヅキがこのレースで2着しており、このことから前走のフジノウェーブ記念で3着以下は「買い」、連対馬は「消し」が成立する。つまり、このレースの穴馬候補は前走のフジノウェーブ記念で4着以下の馬である。

 また2022年に南関東の重賞にすら出走したことがなかったギシギシが8番人気で3着と好走しているが、同馬は前走で大井1200mのA2クラスを逃げて切り勝ちしていた。このレースは前走で逃げている馬が活躍するレースでもあるので、前走で消耗度の少ない重賞以外のレースを逃げ切り勝ちした地方馬の一発には注意したい。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・前年のカペラSか同年の根岸Sのどちらかで3着以内の馬(カペラS、根岸Sからの直行馬を除く)
 ・同年にJRAの3勝クラスかオープン、リステッド競走で2勝以上した馬(一度は0.5秒差以上で勝利が条件)。
  ※連対圏内を狙うのであれば、前走オープン以上に出走していることが条件。
 ・前走でダ1400m以下のJRAの3勝クラス、オープン、リステッド競走、ダートグレード競走で3角先頭かつ、前々走で勝利している馬。
  ※連対圏内を狙うのであれば、前走オープン以上に出走していることが条件。
 ・前年のJBCスプリントで3着以内かつ、同年のダートグレード競走の優勝馬。
 ・前年の東京スプリント東京盃でともに3着以内の大井1200m後者。


 ●穴馬候補
 ・前走のフジノウェーブ記念の3着以下馬。
 ・前走で重賞以外のレースを逃げ切り勝ちした地方馬。

 ●危険な人気馬、穴人気馬
 ・前走のフジノウェーブ記念で連対した馬。

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