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【南関東重賞展望】平和賞2023 ホッカイドウ競馬・田中淳司厩舎の2頭出しに要注目!

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【南関東重賞展望】平和賞2023 ホッカイドウ競馬・田中淳司厩舎の2頭出しに要注目!


平和賞・レース概要】
船橋競馬場の前身、柏競馬場で1949年から施行されているレース。1955年に南関東の重賞競走となった。当初は1200m戦だったが、1983年に現在の1600m戦に距離延長された。2歳馬による重賞競走で、12月に川崎競馬場で行われる全日本2歳優駿のトライアルレースとなっており、優勝馬に優先出走権が付与される。南関東グレードはS3。若駒の将来に平和を託すことを願ってつけられた、というのがレース名称の由来。

平和賞・検討のポイント】
昨年の勝馬、プルタオルネは道営・ホッカイドウ競馬に所属していた馬。この時期、道営所属の2歳馬はレベルが高く、プルタオルネも含めて過去に6頭の道営所属馬が勝利している。
今年も道営勢が4頭出走しているが、特に田中淳司厩舎が2頭出しでこのレースに挑んでいる点に注目したい。

平和賞・出走馬概要】
カプセル
過去にこのレースを勝利した道営所属馬6頭のうち5頭は道営以外の所属騎手が手綱を取っており、先々の移籍を見据えての騎手起用も地力を見極めるポイントとなる。この馬も笹川翼騎手が騎乗する。
前述した田中淳司厩舎の1頭で、マジェスティックウォリアー産駒の牡馬。6月に栄冠賞で3着、8月にブリーダーズゴールドジュニアカップで2着にそれぞれ入っており、今回出走する道営勢の中では実績最上位と考えて良い。

キタノヒーロー
この馬も田中淳司厩舎の管理馬で、金沢から吉原寛人騎手が駆け付けて騎乗する。ベルシャザール産駒の牡馬で、JRA認定勝ちを決めた前走は2着以下に4馬身差をつけて快勝している。実績ではカプセルの方が上だが、勢いや成長力で注目したい存在だ。

オオイチョウ
昨年優勝のプルタオルネと同じ道営・小国博行厩舎と船橋・本橋孝太騎手のコンビでの参戦となる。近2走は芝コースでの出走で、8月のJRA・札幌では7着、そして9月の盛岡では8着だった。ダートに戻る点と実績のあるコンビでの参戦となることから、近走成績から人気が落ちるようなら見直したい。ゴールデンバローズ産駒の牡馬。

バハマフレイバー
迎え撃つ南関東勢からは、地元・船橋所属のこの馬に注目したい。2連勝中だが、この2戦はいずれも二桁の馬体重増でのものでもあり、その成長力には目を見張るものがある。森泰斗騎手が引き続き騎乗する点も見逃せない。カプセルと同様、マジェスティックウォリアー産駒の牡馬である。

道営勢ではもう1頭、ルーラーシップ産駒の牡馬、ルーラーオブダートも出走する。1勝馬で前走は盛岡の芝コースで2着に入っており、ダートよりも芝コースのほうに適性がある可能性もあり、他の道営勢より若干見劣る印象がある。南関東勢では、8月の浦和・ルーキーズサマーカップで2着に入ったワールドエース産駒の牡馬、ビッグショータイムにも期待したい。


(文・菅野一郎)

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