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【南関東重賞展望】東京盃2023 前走クラスターカップ組中心も、割って入る馬に注意

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【南関東重賞展望】東京盃2023 前走クラスターカップ組中心も、割って入る馬に注意


東京盃・レース概要】
1967年に創設。地方競馬で行われる短距離戦の重賞競走としては、全国で最も古い歴史を持つ。創設された当時から距離も現在の1200m戦だったが、2002年と2003年はスタンド改修工事の為、1190m戦で行われた。1995年まではアングロアラブ系の出走も可能となっていた。
2001年から「Road To JBC」に指定され、優勝馬にはJBCスプリントへの優先出走権が付与される。

東京盃・検討のポイント】
8月の盛岡・クラスターカップで、後にコリアスプリントを制するリメイクに敗れた2頭が人気の中心となりそうだが、馬券戦術上はこの2頭に割って入る馬探しをしたほうが面白そうだ。JRA勢が中心だが、南関東所属馬にもチャンスがありそうだ。

東京盃・出走馬概要】
ドンフランキー
クラスターカップではハナに立ってレースを引っ張ったが、リメイクの決め手に屈して2馬身1/2差で2着。当時の走破タイム1分9秒0は、今回のメンバー内における持ち時計比較でトップクラスのものと言えそう。
3走前に京都の6ハロン戦を勝っており、右回りコースも問題はない。課題があるとすれば、京都や盛岡よりも時計がかかる大井が舞台で、パワーを要する馬場への対応がどうか? という点だろう。

リュウノユキナ
前走のクラスターカップではリメイクから0秒9差で3着だった。同じ大井・1200mの東京スプリントを2021年と今年の2回優勝しており、大井の馬場への適性も証明済み。8歳馬でも年齢面での衰えは感じられないが、4歳馬ドンフランキーとの比較では、時計を要す決着が望ましい。

ケイアイドリー
6月に門別・北海道スプリントカップを制している。今回はそれ以来の実戦で、休養明けをどう判断するかがポイントとなりそうだ。
大井の馬場は2走前の東京スプリント(2着)で経験しており、馬場適性に関しては不安はない。6ハロン戦では(3.1.0.0)と距離適性の面でも魅力的な存在と言えそうだ。

ギシギシ
今年もJRA所属馬が優勢だが、迎え撃つ南関東勢の中では同じ大井・1200m戦のアフター5スター賞を勝ってこのレースに駒を進めるこの馬に注目したい。
昨年のこのレースではハナに立ってレースを引っ張り、5着という結果だったが、近走では差し・追い込みといった競馬を見せており、脚質に幅が出ている。前走に引き続いて手綱を取る笹川翼騎手の手腕に期待する手もあるだろう。

上記4頭以外では、55キロで出走できる3歳馬オマツリオトコに注目が集まりそうだ。昨年、函館・ダート1000m戦での新馬戦を勝利し、続く函館2歳ステークスでも3着と好走しているだけに、ダートの6ハロン戦となる今回は軽視してはいけない存在となりそう。また南関東勢ではアフター5スター賞ギシギシのクビ差2着だったジャスティンもJRA所属時の2020年にこのレースを勝っており、侮れない1頭だ。


(文・菅野一郎)

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