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【南関東重賞展望】アフター5スター賞2023 キモンルビー出走取消で、一転して混戦模様に! 浮上する馬は?

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【レース概要】
ナイター競馬発祥の地、大井競馬場にふさわしいレース名であるアフター5スター賞だが、創設されたのは1994年。当時は1800m戦だった。現在はワンターンの1200mとなっている。南関東グレードはS3。
優勝馬には、テレ玉杯オーバルスプリント東京盃の優先出走権が付与される。

【検討のポイント】
重賞を連勝中で圧倒的な人気になると見られていたキモンルビーが出走取消となり、一転して混戦模様のレースとなった。代わりに浮上する馬を探す際、斤量がひとつのポイントとなる可能性がある。

【出走馬概要】
プライルード
昨年の優勝馬。その後は勝ち星に恵まれていないが、JRA所属馬が相手だったり、距離が1ハロン長かったり、前走の習志野きらっとスプリントのように休養明けだったりと、情状酌量の余地があるレースが続いていた。
大井の6ハロン戦はこの馬にはベストの条件で、今回は金沢競馬所属の吉原寛人騎手との初コンビとなる。同騎手はセイカメテオポリスで制した昨日の東京記念に続き、2日続けての重賞勝利に期待が集まる。

ポーチュラカ
前走の優駿スプリントで2着に入り、スプリント戦での適性が高いことを示している。注目したいのは、49キロという斤量で出走できる点。プライルードとは8キロの差があり、鞍上の西啓太騎手がこの斤量差をどう活かすのか? が大きな見どころと言えそうだ。2枠2番という枠順も恵まれたと言っていいだろう。

マックス
トライアルを勝利し、連勝中の形でこのレースに駒を進めてきた。JRA所属時に挙げた3勝は、1400~1700m戦だったが、この連勝はいずれも6ハロン戦でのもの。今はこの距離がベストと考えて良い。プライルードより3キロ軽い55キロで出走できる点も魅力である。
枠順確定時はR.クアトロ騎手が騎乗予定だったが疾病の為、キモンルビーに乗るはずだった御神本訓史騎手が代わりに手綱を取るのも興味深い。

ギシギシ
前走の習志野きらっとスプリントでは、最後の直線で猛然と追い込むもキモンルビーに1/2馬身差及ばず2着。それだけに1ハロン距離が伸びる今回は怖い存在となりそうだ。昨年の東京スプリントでJRA勢を相手に3着に入った実績もある。主戦の矢野貴之騎手が負傷の為、今回は笹川翼騎手が手綱を取るが、このコンビで昨年の習志野きらっとスプリントを勝っている点にも注目したい。

上記4頭以外では、JRAから移籍後の初戦となるジャスティンが気になる。大井では2020年に東京スプリント東京盃を勝っており、コース適性も高い。但し、前走の北海道スプリントカップが海外遠征明けという点を考慮しても負け過ぎの感があり(6着)、過大評価はしないほうがいいと思われる。


(文・菅野一郎)

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