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【かしわ記念】メイショウハリオが追い比べ制して2つめのビッグタイトル獲得 浜中俊騎手「本当にうれしい」

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浜中俊(34)=栗・フリー=騎乗で2番人気のメイショウハリオがJpnⅠ2勝目を達成。直線で外から力強く伸び、タガノビューティーとの競り合いをクビ差制した。タイム1分39秒3(良)。今後は連覇が懸かる帝王賞(6月28日、大井、JpnⅠ、ダ2000メートル)を目指す。2着から半馬身差の3着にハヤブサナンデクンが入り、JRA勢が上位を独占。1番人気のシャマルは4着に敗れた。



ライトに照らされた船橋の砂上で、また一つ勲章を積み重ねた。メイショウハリオが激しい追い比べを制してJpnⅠ2勝目。浜中騎手は松本好雄オーナーと抱き合って喜びを爆発させた。

「きょうのメンバーではこの馬が一番強いと思っていたので、自信を持って乗りました。大きなレースをまた一緒に勝てて本当にうれしいです」

序盤はリズム重視で後方10番手を追走。向こう正面で外から進出を開始すると、直線半ばでは先頭に。最後は内で食らいつくタガノビューティーを競り落とした。

65年ぶりに船橋競馬場を訪れたという85歳のオーナーは「昨日まで来るつもりはなかったけど、急に気が変わってね。来てよかったよ」と愛馬の奮闘に満面の笑みだ。

次に狙うは史上初の帝王賞連覇。「状態が良すぎた前走(フェブラリーS3着)に比べると、今回はそこまでではなかった。それで勝ち切るのだから底力を確信しました」と岡田調教師は自信をのぞかせた。充実一途のハリオが、大井で再びスポットライトを浴びる。(綿越亮介)



メイショウハリオ 父パイロ、母メイショウオウヒ、母の父マンハッタンカフェ。栗毛の牡6歳。栗東・岡田稲男厩舎所属。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬で、馬主は松本好雄氏。戦績21戦8勝(うち地方4戦2勝)。獲得賞金3億7130万5000円(うち地方1億8500万円)。重賞は2021年GⅢみやこS、22年GⅢマーチS、JpnⅠ帝王賞に次ぐ4勝目。かしわ記念は岡田稲男調教師、浜中俊騎手ともに初勝利。馬名の意味は「冠名+世界一速いハリオアマツバメより」。



◆石橋騎手(タガノビューティー2着)「ブリンカーを着けたことで取りたい位置にいけた。うまくいったと思ったけど、勝ち馬の切れがすごかった」

◆津村騎手(ハヤブサナンデクン3着)「経験の少ないマイルでも4コーナーの手応えは十分だった。距離の融通が利くし、7歳でも力をつけている」

◆川田騎手(シャマル4着)「リズム良く走って頑張ってくれました。これもまたひとつの経験になると思います」

◆松山騎手(ソリストサンダー5着)「中団から内を通って、馬は上手にレースをしてくれた」

◆御神本訓騎手(スピーディキック6着)「内で包まれて思い通りの競馬ができなかった」

◆笹川翼騎手(イグナイター7着)「船橋1600メートルをこなし切れていない感じ。小回りなら」

◆戸崎騎手(ヴァレーデラルナ8着)「包まれるよりは、と思って逃げた。いきなりの一線級とマイルに戸惑ったかな」



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