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nige｜かきつばた記念 - 2022年5月3日名古屋11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 1 | イグナイター | 4.8 | 牡4 | 56.0 | 田中学 | ||
| 2 | 8 | 12 | ◎ | ヘリオス | 3.0 | セ6 | 57.5 | 武豊 | 大外枠は内を見ながらスムーズに走れる |
| 3 | 3 | 3 | ▲ | ラプタス | 6.1 | セ6 | 59.0 | 幸英明 | 調整過程と馬場が気になり |
| 4 | 2 | 2 | ○ | タガノビューティー | 5.1 | 牡5 | 57.0 | 石橋脩 | 除外で出走枠に入れたのは幸運 |
| 5 | 7 | 9 | サンロアノーク | 101.6 | 牡6 | 51.0 | 井上幹太 | ||
| 6 | 8 | 11 | △ | ワイドファラオ | 12.3 | 牡6 | 57.0 | 岩田望来 | 好条件揃って久しぶりに好走しても |
| 7 | 7 | 10 | ピンシャン | 6.2 | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 | ||
| 8 | 4 | 4 | インペリシャブル | 10.3 | 牡5 | 53.0 | 吉原寛人 | ||
| 9 | 5 | 6 | エッシャー | 459.6 | セ8 | 51.0 | 宮下瞳 | ||
| 10 | 6 | 8 | カツゲキキトキト | 381.9 | 牡9 | 51.0 | 加藤利征 | ||
| 11 | 6 | 7 | ミラクルシップ | 253.9 | 牡8 | 51.0 | 山田祥雄 | ||
| 12 | 5 | 5 | サンマルティン | 563.4 | セ10 | 51.0 | 木之前葵 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | ながし | 12 - 23 |
各1,000円 |
| ３連単 | 1着ながし | 12 - 2311 |
各500円 |
| 合計 | 8通り | 5,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 0円 | -5,000円 | 0% |
nigeのコメント
【名古屋勝負R:傾向・全馬評価あり】新コース・馬場の変化に注意！
＜予想＞
◎12.ヘリオス
大外枠は内を見ながらスムーズに走れる
○2.タガノビューティー
除外で出走枠に入れたのは幸運
▲3.ラプタス
調整過程と馬場が気になり
△11.ワイドファラオ
好条件揃って久しぶりに好走しても
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【中央 58kg：2番人気】兵庫GT(1,3)→ジャニュアリーS(1,13)→ポラリスS(4,1)
【中央 57.5kg：1番人気】すばるS(5,1)→根岸S(4,13)→黒船賞(2,1)
【中央 55kg：3番人気】両津湾特別(2勝クラス)(2,2)→鳥屋野特別(2勝クラス)(1,1)→三河S(3勝クラス)(1,1)
・2020年
【中央 57kg：1番人気】羅生門S(3勝クラス)(1,1)→バレンタインS(1,8)→黒船賞(5,1)
【中央 56kg：3番人気】兵庫GT(2,4)→根岸S(15,7)→東京スプリント(6,7)
【地方 55kg：5番人気】多摩川OP(1,12)→フジノウェーブ記念(11,3)→東海桜花賞(1,1)
・2019年
【中央 54kg(牝)：2番人気】室町S(8,7)→オータムリーフS(5,5)→ギャラクシーS(8,1)
【中央 54kg(牝)：1番人気】根岸S(11,7)→大和S(3,1)→黒船賞(3,2)
【中央 57kg：5番人気】オータムリーフS(3,6)→黒船賞(5,6)→東京スプリント(8,5)
ローテ的には、近3走でオープン特別1着、地方交流重賞5着以内の実績がある馬が好結果を出している。あと、黒船賞2着以内の馬が4年連続2着以内に好走中。
地方馬は、元中央馬や既に中央馬と戦える実績がある馬でないときつい。2年前は、元OP馬ドリームドルチェが3着。4年前は、元中央トウケイタイガーが勝利。14年1着タガノジンガロ、13年3着サイモンロード、12年・11年3着ラブミーチャンなど中央実績のない地方馬も力があれば好走できている。
ただ、4月から弥富トレーニングセンターを改修して競馬場を移設。今年以降に傾向が変化していく可能性があります。
新しい名古屋競馬場は、1周1100mから1180m、ゴールまでの直線距離が194mから240mに長くなって、3～4コーナーでスパイラルカーブになっています。コース形態の変化から、ほぼ半分がコーナーで明らかに前が有利なコースから、極端に後ろでなければ差しも十分届くコースに変化しています。
※全体的に前が残っているレースが多いのは、名古屋の下級条件の差し馬は脚を溜めているというか、前に行けない・ついて行けないから後ろにいるから。馬の能力レベルの問題だと考えています。
さらに、内・外の走る進路の変化も注目したいところです。
新競馬場初日は2，3頭分内を空けて、そこから内を空けずに走っている開催が続いて、4/22は最内を走って勝っている馬がいました。その状態から4/25の前回開催では、佐賀競馬場のように内を4～6頭分くらい空けて走っていました（メインのA1では、1番人気の馬が1頭だけ最内を走って直線で一気に失速して5着）。
雨の影響も考えられますが、極端な変化なので砂厚を調整した可能性があります（砂厚は発表されていない）。かきつばた記念当日がどうなるか分かりませんが、4/25のように内を空けるようだと1500mの見た目の距離以上に問われる距離適性は長くなります。この点は、注意が必要です。
＜展開＞
逃げたいのは、ラプタス、ピンシャン。
ラプタスが内枠とスタートの速さでハナ。1コーナーまで距離があるので、ピンシャンが折り合えずに天保山Sの時のように外からハナを取りにくる可能性はある。そうなると、ラプタスは内で主張して、少し速くなる可能性がある。
2頭に続いて、イグナイター、ヘリオス、ワイドファラオ、インペリシャブルあたりが追走。平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、ヘリオス（57.5kg）
霜月S(1,1)→根岸S(4,2)→黒船賞(2,2)
前走の黒船賞は、少し滑ったが二の脚の速さで前に行って2番手から追走。
3コーナーから前に並びかけて行ったが、内からイグナイターに前に出られて、直線でじわじわ差を縮めたが1馬身差2着。
負けてしまったが、このレースはかなり時計がかかっていた馬場で、例年の雨馬場の黒船賞より3秒くらい時計がかかっていた（例年は「1:27.0～1:27.6」だが、今年は「1:30.3」）。能力以上にこの馬場に対応できるかが重要なレースになっていた。
それを表しているのが、ラプタスの早々の失速（1.4秒差5着）であり、1着イグナイター、3着ダノングッドの結果。ダノングッドは、次走の東海桜花賞（名古屋1500m）を1番人気で1.0秒差6着に負けている。黒船賞が能力での好走なら、東海桜花賞で負けることはないはず。
黒船賞を負けてしまったが、時計が出る馬場でワンターンの東京で結果を出してきた馬。特殊馬場と言えるくらいの時計のかかる馬場と1周コースに対応できた収穫があった。
今回は、名古屋替わりが歓迎。
馬場は、前走の高知より明らかに時計が出ている。内を空けるレースになっても、1600mまで距離実績があるので他馬が苦しむようならプラスになる。
コース形態も、高知よりコースが広くなって、3～4コーナーがスパイラルカーブで直線の長さもある。前走より条件は良化する。それに加えて、レース運びをしやすい大外枠に入ったのもプラス材料。
以前の名古屋競馬場なら忙しくなりそうで条件が厳しかったが、新しい名古屋競馬場なら好位外から持続力を活かせるので好走を期待する。
対抗は、タガノビューティー（57kg）
ギャラクシーS(1,3)→根岸S(2,3)→ポラリスS(1,4)
前走のポラリスSは、酷い躓きで馬群から5馬身くらい出遅れ。
最後方で追走して、4コーナーからじわっと進出。中団やや後ろの外まで上がって、直線で外から伸びてきたが4着まで。
平均ペースだったので、大きな出遅れと4～5頭分外から進出してきたので仕方ない結果。
武蔵野Sでの詰まりまくりの6着で賞金を加算できなかったことで、ギャラクシーSを使って早仕掛けで取りこぼし、さらに根岸Sでもスタートで外の馬が内によれて接触する不利で最後方からになって3着で賞金加算できず。
ベスト条件のG1「フェブラリーS」に出走できないで、スライドで出走したポラリスSでは酷い躓き。不運が重なってしまっている。
ただ、今回は運が回ってきた。
ベスト条件のオアシスSを除外になったが、除外になったことで出走枠に入ったこのレースを走ることになった。直近1年の収得賞金を考えると、なかなか地方交流重賞の出走枠に入るのは難しいので運がある。
レース条件も、移設したことで今年から1500mになって、直線も少しだが長くなった。
去年までの名古屋1400mなら脚質的にきつかったが、今年からの条件ならこの馬の脚質でもチャンスがある。
時計が出る軽い馬場の方がいいが、軽すぎる高速馬場だと脚質的に嫌なタイプ。東京でも良馬場の方がいい馬。阪神の時計の少しかかる良馬場も対応できているので、名古屋の馬場には対応できると考えている。
1周コースに関しては、コースの大きさは違うが条件戦で2勝クラスの中京1800～1900で好走できている。
ワンターンで直線の長い東京1600mがベストだが、前に行きたい馬が多くてスローペースの可能性が低い名古屋1500mなら好走できていいと判断した。
この判断が正しければ、あとは何度も失敗してきた石橋騎手が「普通に乗れるか」が頭まで持ってこれるかのポイントになる。
単穴は、ラプタス（59kg）
オーバルスプリント(1,10)→兵庫GT(2,2)→黒船賞(1,6)
前走の黒船賞は、イグナイターが主張してこなかったのでスピードの違いでハナへ。
マイペースで逃げていたように見えたが、3コーナーから手が動いて、4コーナーで交わされてそのまま失速で1.4秒差6着。
ヘリオスのところでも書いたが、この日はかなり時計がかかっていた馬場で、例年の雨馬場の黒船賞より3秒くらい時計がかかっていた。特殊馬場と言えるレースで、その馬場に対応できなかった。あんな馬場を走るのはレアなので参考外としていい。
今回は、連覇中のかきつばた記念になるが、移設したことでの条件替わりの対応が課題。
内を空けて走ることは、佐賀でサマーチャンピオンを勝っているので対応はできる。ただ、距離が1500mで内を空けて走ると少し気になる。
それに斤量が19年57㎏、20年58㎏で勝ったので、ハンデ59㎏になっている。兵庫GTを59㎏で2着しているが、いい材料ではない。
さらに、調整過程も少し気になる。
前走が11kg減だったので、馬体を戻すために短期放牧で緩めたのか2週連続で一杯に追われて、その間に普段しないプール調教までしている（普段は1週前一杯、当週馬なり）。
展開的にも、折り合い不安のあるピンシャンに絡まれる可能性がある。
マイペース逃げで押し切っても驚かないが、気になる材料が多いので3番手評価とした。
4番手は、ワイドファラオ（57kg）
武蔵野S(15,10)→兵庫GT(4,4)→マーチS(13,14)
前走のマーチSは、2番手追走から直線で失速して2.1秒差14着。
唯でさえ、1800mの距離が長いのに、気分屋ケンシンコウがやる気を出して早仕掛けで強い走りをしたので潰されてしまった。黒船賞の出走枠に入れずに、スライドして仕方なく使ったレースでもあるので仕方ない。
この馬は、前に行って持続力を活かして好走するタイプ。
20年のかしわ記念（Jpn1）をかなりの楽逃げで勝ってしまったことが、その後の苦しい結果が続く原因になっている。
現状で狙える条件は、地方交流重賞Jpn2・Jpn3の1400mだと考えていた。
この条件は、地方交流重賞で中央馬が少ないことで前に行きやすくて、一定ラップで流れるので持続力が問われて長所も活きる。去年で唯一馬券圏内だったのは、浦和1400mのさきたま杯（3着）。その次にいい着順だったのが、2走前の園田1400mの兵庫GT4着。
狙える条件と比較して、今回の名古屋1500mの外枠はかなり魅力的。
距離が延びるのは、1600mまで対応しているので問題ない。あと、前に行きたいけどテンの脚がそこまで速くないので、外枠はじわっと出して好位外が取れる。
それに加えて、結果が出ていないことでJpn1勝ち馬だが、ハンデが兵庫GTからさらに軽くなって57kgになった。これで福永騎手なら文句なしだったが、かなりの好条件が揃っている。
兵庫GTでイグナイターに先着されているが、内枠でスムーズに走れず、イグナイターが逃げる競馬で力を出し切って5.5kgの斤量差で3馬身差。今回は、ワイドファラオがベストの外枠に入って4.5㎏も斤量差が縮まって1㎏差。それに加えて、イグナイターがベストの逃げる競馬でないなら3馬身差は逆転できる。
さすがに勝つまでは難しいと思うが、好位外で持続力を活かせば馬券圏内まで持ってこれていい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ピンシャン（57kg）
すばるS(2,1)→黒船賞(取消)→東京スプリント(3,8)
前走の東京スプリントは、少し出遅れて二の脚で前に行ったが、好馬群の中の5番手から追走。直線で外に出したが、伸びずに差されて8着。
3番人気になっていたが、感冒で取消明け、1200mに距離短縮、スタートが遅いのに1200mで前に行ける馬が多い中での内枠と危険な要素が多かったので消していた。想定通りに、逃げることができず、馬群の中で行きたがって首を上げて、直線で失速。条件悪化で悪い所が出たレースだった。
今回は、1400mに戻っての外枠は歓迎。この枠なら外から被されずに二の脚で前に行くことができる。ただ、内にラプタスがいるので、ハナを取ることは難しい。そうなると折り合いに不安が出てくる。天保山Sのように、コーナーに入るまでに外からハナを取りに行っても、もまれたくないラプタスの幸騎手が譲って外に切り替えるには、かなり出して行く必要がある。そうなると共倒れになってしまう可能性が出てくる。
この馬は、ハナを取って緩めのペースにして勝ってきた馬。1400mでもペースアップが早くてロングスパート戦になる小回り1周コースの1400mは不安がある。そもそも、そんなに強いパフォーマンスを見せていないので、強い内容を見せるまで川田騎手で過剰人気馬になる。ラプタスが出遅れてすんなりハナとかなら逃げ切れる可能性が出てくるが、そこまで警戒して馬券は買えないので消し。
■ 地方馬
イグナイター（56㎏）
兵庫GT(3,3)→黒潮スプリンターズC(1,1)→黒船賞(3,1)
前走の黒船賞は、スタートは速かったがハナには行かずに、好位内の4番手から追走。向正面でのペースアップについて行って、4コーナーで内から進出。先頭に出て直線もしぶとく粘って勝利。
怪しい中央馬が多かったので馬券圏内はあると思っていたが、勝ち切ったのには驚いた。ただ、この勝利を今後の予想の参考にするのは危ない。何度も書いているが、このレースはかなり時計がかかっていた馬場で、例年の雨馬場の黒船賞より3秒くらい時計がかかっていた。能力以上にこの馬場に対応できるかが重要なレースになっていた。
特殊馬場と判断した黒船賞を参考外とすると、評価基準になるのは「兵庫GT」になる。
兵庫GTは、地元のレースでハンデ52㎏。展開的にもヒロシゲゴールドが少し出遅れ、ラプタスも滑って出遅れたことで、ベストの逃げる競馬。全てが上手く行っての3着だった。
今回は、ハンデ56㎏。兵庫GTで内枠でスムーズに走れなかった4着ワイドファラオとは、5.5kgの斤量差で3馬身差。これが、ワイドファラオがベストの外枠に入って4.5㎏も斤量差が縮まって1㎏差。3馬身差だと逆転される可能性が高い。
前走で先着したヘリオス・ラプタスとの斤量差は広がるからプラスと見ることもできる。でも、今年の黒船賞を参考にしてはいけないと考えているので、黒船賞との斤量差と比べるのは危険という扱い。オッズ的にも、前走の勝利が評価されて、能力以上に人気になるのは間違いない。「黒船賞は参考外」の判断が正しければ、4～6着くらいと考えて消し。
インペリシャブル（53㎏）
前走の東海桜花賞は、外枠から位置を取りに行って好位外の4番手から追走。残り600mの3コーナーから進出して直線で先頭へ。内で粘っていた逃げ馬を振り切って3馬身差の完勝。
古馬になって南関東だとOP特別でも苦戦していたが、姫路・名古屋で重賞連勝。相手が楽になってレース運びが楽になったことと、時計がかかる馬場になったことがプラスになっている。
今回は、一気に相手が強化するのが課題。中央馬＋イグナイターの6頭がどれだけ崩れてくれるかのレースになる。前走から4㎏減と新コースを経験済みで適性を確認できている強みがあるので掲示板はあってもいいと思うが、4頭に先着して馬券圏内までは厳しい。
サンマルティン（51㎏）
東海桜花賞で4.0秒差負け。この相手では、回ってくるだけ。
エッシャー（51㎏）
高知では「B3」で完敗していたので、前走のダイヤモンドOP4着はよく走っている。ただ、ここは相手が強すぎる。回ってくるだけ。
ミラクルシップ（51㎏）
年明け初戦だった前走が球節炎で取消。状態がよくても相手がきつい。
カツゲキキトキト（51㎏）
18年白山大賞典3着馬だが、衰えが明らかに出ている。絶不調から良化して、現状のこの馬なりにがんばっている。ここは相手が強すぎる。
サンロアノーク（51㎏）
前走の東海桜花賞は、中団やや前の外から追走。3コーナーで内からじわじわ差を縮めて、4コーナーから直線に入る所で外へ。直線でじわじわ伸びてきたが2着まで。かなり上手く乗っていたが、3馬身差の完敗で相手が強かった。
今回は、さらに相手が強くなるのが課題。6㎏減になるので、着拾いの乗り方をしたら5着くらいなら取れてもいいが、馬券圏内まではかなり相手が崩れてくれないと力を出し切っても厳しい。
＜予想＞
◎12.ヘリオス
大外枠は内を見ながらスムーズに走れる
○2.タガノビューティー
除外で出走枠に入れたのは幸運
▲3.ラプタス
調整過程と馬場が気になり
△11.ワイドファラオ
好条件揃って久しぶりに好走しても
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【中央 58kg：2番人気】兵庫GT(1,3)→ジャニュアリーS(1,13)→ポラリスS(4,1)
【中央 57.5kg：1番人気】すばるS(5,1)→根岸S(4,13)→黒船賞(2,1)
【中央 55kg：3番人気】両津湾特別(2勝クラス)(2,2)→鳥屋野特別(2勝クラス)(1,1)→三河S(3勝クラス)(1,1)
・2020年
【中央 57kg：1番人気】羅生門S(3勝クラス)(1,1)→バレンタインS(1,8)→黒船賞(5,1)
【中央 56kg：3番人気】兵庫GT(2,4)→根岸S(15,7)→東京スプリント(6,7)
【地方 55kg：5番人気】多摩川OP(1,12)→フジノウェーブ記念(11,3)→東海桜花賞(1,1)
・2019年
【中央 54kg(牝)：2番人気】室町S(8,7)→オータムリーフS(5,5)→ギャラクシーS(8,1)
【中央 54kg(牝)：1番人気】根岸S(11,7)→大和S(3,1)→黒船賞(3,2)
【中央 57kg：5番人気】オータムリーフS(3,6)→黒船賞(5,6)→東京スプリント(8,5)
ローテ的には、近3走でオープン特別1着、地方交流重賞5着以内の実績がある馬が好結果を出している。あと、黒船賞2着以内の馬が4年連続2着以内に好走中。
地方馬は、元中央馬や既に中央馬と戦える実績がある馬でないときつい。2年前は、元OP馬ドリームドルチェが3着。4年前は、元中央トウケイタイガーが勝利。14年1着タガノジンガロ、13年3着サイモンロード、12年・11年3着ラブミーチャンなど中央実績のない地方馬も力があれば好走できている。
ただ、4月から弥富トレーニングセンターを改修して競馬場を移設。今年以降に傾向が変化していく可能性があります。
新しい名古屋競馬場は、1周1100mから1180m、ゴールまでの直線距離が194mから240mに長くなって、3～4コーナーでスパイラルカーブになっています。コース形態の変化から、ほぼ半分がコーナーで明らかに前が有利なコースから、極端に後ろでなければ差しも十分届くコースに変化しています。
※全体的に前が残っているレースが多いのは、名古屋の下級条件の差し馬は脚を溜めているというか、前に行けない・ついて行けないから後ろにいるから。馬の能力レベルの問題だと考えています。
さらに、内・外の走る進路の変化も注目したいところです。
新競馬場初日は2，3頭分内を空けて、そこから内を空けずに走っている開催が続いて、4/22は最内を走って勝っている馬がいました。その状態から4/25の前回開催では、佐賀競馬場のように内を4～6頭分くらい空けて走っていました（メインのA1では、1番人気の馬が1頭だけ最内を走って直線で一気に失速して5着）。
雨の影響も考えられますが、極端な変化なので砂厚を調整した可能性があります（砂厚は発表されていない）。かきつばた記念当日がどうなるか分かりませんが、4/25のように内を空けるようだと1500mの見た目の距離以上に問われる距離適性は長くなります。この点は、注意が必要です。
＜展開＞
逃げたいのは、ラプタス、ピンシャン。
ラプタスが内枠とスタートの速さでハナ。1コーナーまで距離があるので、ピンシャンが折り合えずに天保山Sの時のように外からハナを取りにくる可能性はある。そうなると、ラプタスは内で主張して、少し速くなる可能性がある。
2頭に続いて、イグナイター、ヘリオス、ワイドファラオ、インペリシャブルあたりが追走。平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、ヘリオス（57.5kg）
霜月S(1,1)→根岸S(4,2)→黒船賞(2,2)
前走の黒船賞は、少し滑ったが二の脚の速さで前に行って2番手から追走。
3コーナーから前に並びかけて行ったが、内からイグナイターに前に出られて、直線でじわじわ差を縮めたが1馬身差2着。
負けてしまったが、このレースはかなり時計がかかっていた馬場で、例年の雨馬場の黒船賞より3秒くらい時計がかかっていた（例年は「1:27.0～1:27.6」だが、今年は「1:30.3」）。能力以上にこの馬場に対応できるかが重要なレースになっていた。
それを表しているのが、ラプタスの早々の失速（1.4秒差5着）であり、1着イグナイター、3着ダノングッドの結果。ダノングッドは、次走の東海桜花賞（名古屋1500m）を1番人気で1.0秒差6着に負けている。黒船賞が能力での好走なら、東海桜花賞で負けることはないはず。
黒船賞を負けてしまったが、時計が出る馬場でワンターンの東京で結果を出してきた馬。特殊馬場と言えるくらいの時計のかかる馬場と1周コースに対応できた収穫があった。
今回は、名古屋替わりが歓迎。
馬場は、前走の高知より明らかに時計が出ている。内を空けるレースになっても、1600mまで距離実績があるので他馬が苦しむようならプラスになる。
コース形態も、高知よりコースが広くなって、3～4コーナーがスパイラルカーブで直線の長さもある。前走より条件は良化する。それに加えて、レース運びをしやすい大外枠に入ったのもプラス材料。
以前の名古屋競馬場なら忙しくなりそうで条件が厳しかったが、新しい名古屋競馬場なら好位外から持続力を活かせるので好走を期待する。
対抗は、タガノビューティー（57kg）
ギャラクシーS(1,3)→根岸S(2,3)→ポラリスS(1,4)
前走のポラリスSは、酷い躓きで馬群から5馬身くらい出遅れ。
最後方で追走して、4コーナーからじわっと進出。中団やや後ろの外まで上がって、直線で外から伸びてきたが4着まで。
平均ペースだったので、大きな出遅れと4～5頭分外から進出してきたので仕方ない結果。
武蔵野Sでの詰まりまくりの6着で賞金を加算できなかったことで、ギャラクシーSを使って早仕掛けで取りこぼし、さらに根岸Sでもスタートで外の馬が内によれて接触する不利で最後方からになって3着で賞金加算できず。
ベスト条件のG1「フェブラリーS」に出走できないで、スライドで出走したポラリスSでは酷い躓き。不運が重なってしまっている。
ただ、今回は運が回ってきた。
ベスト条件のオアシスSを除外になったが、除外になったことで出走枠に入ったこのレースを走ることになった。直近1年の収得賞金を考えると、なかなか地方交流重賞の出走枠に入るのは難しいので運がある。
レース条件も、移設したことで今年から1500mになって、直線も少しだが長くなった。
去年までの名古屋1400mなら脚質的にきつかったが、今年からの条件ならこの馬の脚質でもチャンスがある。
時計が出る軽い馬場の方がいいが、軽すぎる高速馬場だと脚質的に嫌なタイプ。東京でも良馬場の方がいい馬。阪神の時計の少しかかる良馬場も対応できているので、名古屋の馬場には対応できると考えている。
1周コースに関しては、コースの大きさは違うが条件戦で2勝クラスの中京1800～1900で好走できている。
ワンターンで直線の長い東京1600mがベストだが、前に行きたい馬が多くてスローペースの可能性が低い名古屋1500mなら好走できていいと判断した。
この判断が正しければ、あとは何度も失敗してきた石橋騎手が「普通に乗れるか」が頭まで持ってこれるかのポイントになる。
単穴は、ラプタス（59kg）
オーバルスプリント(1,10)→兵庫GT(2,2)→黒船賞(1,6)
前走の黒船賞は、イグナイターが主張してこなかったのでスピードの違いでハナへ。
マイペースで逃げていたように見えたが、3コーナーから手が動いて、4コーナーで交わされてそのまま失速で1.4秒差6着。
ヘリオスのところでも書いたが、この日はかなり時計がかかっていた馬場で、例年の雨馬場の黒船賞より3秒くらい時計がかかっていた。特殊馬場と言えるレースで、その馬場に対応できなかった。あんな馬場を走るのはレアなので参考外としていい。
今回は、連覇中のかきつばた記念になるが、移設したことでの条件替わりの対応が課題。
内を空けて走ることは、佐賀でサマーチャンピオンを勝っているので対応はできる。ただ、距離が1500mで内を空けて走ると少し気になる。
それに斤量が19年57㎏、20年58㎏で勝ったので、ハンデ59㎏になっている。兵庫GTを59㎏で2着しているが、いい材料ではない。
さらに、調整過程も少し気になる。
前走が11kg減だったので、馬体を戻すために短期放牧で緩めたのか2週連続で一杯に追われて、その間に普段しないプール調教までしている（普段は1週前一杯、当週馬なり）。
展開的にも、折り合い不安のあるピンシャンに絡まれる可能性がある。
マイペース逃げで押し切っても驚かないが、気になる材料が多いので3番手評価とした。
4番手は、ワイドファラオ（57kg）
武蔵野S(15,10)→兵庫GT(4,4)→マーチS(13,14)
前走のマーチSは、2番手追走から直線で失速して2.1秒差14着。
唯でさえ、1800mの距離が長いのに、気分屋ケンシンコウがやる気を出して早仕掛けで強い走りをしたので潰されてしまった。黒船賞の出走枠に入れずに、スライドして仕方なく使ったレースでもあるので仕方ない。
この馬は、前に行って持続力を活かして好走するタイプ。
20年のかしわ記念（Jpn1）をかなりの楽逃げで勝ってしまったことが、その後の苦しい結果が続く原因になっている。
現状で狙える条件は、地方交流重賞Jpn2・Jpn3の1400mだと考えていた。
この条件は、地方交流重賞で中央馬が少ないことで前に行きやすくて、一定ラップで流れるので持続力が問われて長所も活きる。去年で唯一馬券圏内だったのは、浦和1400mのさきたま杯（3着）。その次にいい着順だったのが、2走前の園田1400mの兵庫GT4着。
狙える条件と比較して、今回の名古屋1500mの外枠はかなり魅力的。
距離が延びるのは、1600mまで対応しているので問題ない。あと、前に行きたいけどテンの脚がそこまで速くないので、外枠はじわっと出して好位外が取れる。
それに加えて、結果が出ていないことでJpn1勝ち馬だが、ハンデが兵庫GTからさらに軽くなって57kgになった。これで福永騎手なら文句なしだったが、かなりの好条件が揃っている。
兵庫GTでイグナイターに先着されているが、内枠でスムーズに走れず、イグナイターが逃げる競馬で力を出し切って5.5kgの斤量差で3馬身差。今回は、ワイドファラオがベストの外枠に入って4.5㎏も斤量差が縮まって1㎏差。それに加えて、イグナイターがベストの逃げる競馬でないなら3馬身差は逆転できる。
さすがに勝つまでは難しいと思うが、好位外で持続力を活かせば馬券圏内まで持ってこれていい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ピンシャン（57kg）
すばるS(2,1)→黒船賞(取消)→東京スプリント(3,8)
前走の東京スプリントは、少し出遅れて二の脚で前に行ったが、好馬群の中の5番手から追走。直線で外に出したが、伸びずに差されて8着。
3番人気になっていたが、感冒で取消明け、1200mに距離短縮、スタートが遅いのに1200mで前に行ける馬が多い中での内枠と危険な要素が多かったので消していた。想定通りに、逃げることができず、馬群の中で行きたがって首を上げて、直線で失速。条件悪化で悪い所が出たレースだった。
今回は、1400mに戻っての外枠は歓迎。この枠なら外から被されずに二の脚で前に行くことができる。ただ、内にラプタスがいるので、ハナを取ることは難しい。そうなると折り合いに不安が出てくる。天保山Sのように、コーナーに入るまでに外からハナを取りに行っても、もまれたくないラプタスの幸騎手が譲って外に切り替えるには、かなり出して行く必要がある。そうなると共倒れになってしまう可能性が出てくる。
この馬は、ハナを取って緩めのペースにして勝ってきた馬。1400mでもペースアップが早くてロングスパート戦になる小回り1周コースの1400mは不安がある。そもそも、そんなに強いパフォーマンスを見せていないので、強い内容を見せるまで川田騎手で過剰人気馬になる。ラプタスが出遅れてすんなりハナとかなら逃げ切れる可能性が出てくるが、そこまで警戒して馬券は買えないので消し。
■ 地方馬
イグナイター（56㎏）
兵庫GT(3,3)→黒潮スプリンターズC(1,1)→黒船賞(3,1)
前走の黒船賞は、スタートは速かったがハナには行かずに、好位内の4番手から追走。向正面でのペースアップについて行って、4コーナーで内から進出。先頭に出て直線もしぶとく粘って勝利。
怪しい中央馬が多かったので馬券圏内はあると思っていたが、勝ち切ったのには驚いた。ただ、この勝利を今後の予想の参考にするのは危ない。何度も書いているが、このレースはかなり時計がかかっていた馬場で、例年の雨馬場の黒船賞より3秒くらい時計がかかっていた。能力以上にこの馬場に対応できるかが重要なレースになっていた。
特殊馬場と判断した黒船賞を参考外とすると、評価基準になるのは「兵庫GT」になる。
兵庫GTは、地元のレースでハンデ52㎏。展開的にもヒロシゲゴールドが少し出遅れ、ラプタスも滑って出遅れたことで、ベストの逃げる競馬。全てが上手く行っての3着だった。
今回は、ハンデ56㎏。兵庫GTで内枠でスムーズに走れなかった4着ワイドファラオとは、5.5kgの斤量差で3馬身差。これが、ワイドファラオがベストの外枠に入って4.5㎏も斤量差が縮まって1㎏差。3馬身差だと逆転される可能性が高い。
前走で先着したヘリオス・ラプタスとの斤量差は広がるからプラスと見ることもできる。でも、今年の黒船賞を参考にしてはいけないと考えているので、黒船賞との斤量差と比べるのは危険という扱い。オッズ的にも、前走の勝利が評価されて、能力以上に人気になるのは間違いない。「黒船賞は参考外」の判断が正しければ、4～6着くらいと考えて消し。
インペリシャブル（53㎏）
前走の東海桜花賞は、外枠から位置を取りに行って好位外の4番手から追走。残り600mの3コーナーから進出して直線で先頭へ。内で粘っていた逃げ馬を振り切って3馬身差の完勝。
古馬になって南関東だとOP特別でも苦戦していたが、姫路・名古屋で重賞連勝。相手が楽になってレース運びが楽になったことと、時計がかかる馬場になったことがプラスになっている。
今回は、一気に相手が強化するのが課題。中央馬＋イグナイターの6頭がどれだけ崩れてくれるかのレースになる。前走から4㎏減と新コースを経験済みで適性を確認できている強みがあるので掲示板はあってもいいと思うが、4頭に先着して馬券圏内までは厳しい。
サンマルティン（51㎏）
東海桜花賞で4.0秒差負け。この相手では、回ってくるだけ。
エッシャー（51㎏）
高知では「B3」で完敗していたので、前走のダイヤモンドOP4着はよく走っている。ただ、ここは相手が強すぎる。回ってくるだけ。
ミラクルシップ（51㎏）
年明け初戦だった前走が球節炎で取消。状態がよくても相手がきつい。
カツゲキキトキト（51㎏）
18年白山大賞典3着馬だが、衰えが明らかに出ている。絶不調から良化して、現状のこの馬なりにがんばっている。ここは相手が強すぎる。
サンロアノーク（51㎏）
前走の東海桜花賞は、中団やや前の外から追走。3コーナーで内からじわじわ差を縮めて、4コーナーから直線に入る所で外へ。直線でじわじわ伸びてきたが2着まで。かなり上手く乗っていたが、3馬身差の完敗で相手が強かった。
今回は、さらに相手が強くなるのが課題。6㎏減になるので、着拾いの乗り方をしたら5着くらいなら取れてもいいが、馬券圏内まではかなり相手が崩れてくれないと力を出し切っても厳しい。
払戻金
| 単勝 | 1 | 480円 | 2番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 1 | 160円 | 3番人気 |
| 12 | 120円 | 1番人気 | |
| 3 | 190円 | 5番人気 | |
| 枠連複 | 1 - 8 | 460円 | 1番人気 |
| 馬連複 | 1 - 12 | 530円 | 1番人気 |
| 馬連単 | 1 - 12 | 1,000円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| ワイド | 1 - 12 | 260円 | 1番人気 |
| 1 - 3 | 510円 | 8番人気 | |
| 3 - 12 | 350円 | 4番人気 | |
| 三連複 | 1 - 3 - 12 | 1,030円 | 2番人気 |
| 三連単 | 1 - 12 - 3 | 3,930円 | 3番人気 |
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