地方競馬ニュース

【盛岡・サファイア賞2024】地方競馬重賞展望 ユウユウププリエが、メンバー中唯一の芝勝ち鞍を強みに変える?!

 0   1   284
シェアする  x facebook LINEで送る
【盛岡・サファイア賞2024】地方競馬重賞展望 ユウユウププリエが、メンバー中唯一の芝勝ち鞍を強みに変える?!


サファイア賞・レース概要】
「OROパーク」という愛称を持つ盛岡競馬場の特徴と言えば、全国の地方競馬で唯一ある芝コースの存在だ。この芝コースがあることから、岩手競馬が行われる盛岡と水沢の厩舎には、ダートコースよりも芝コースでの適性が高いと思われる馬も入厩する。
このレースはその盛岡競馬場の芝2400m戦を舞台とした、岩手所属の3歳馬による重賞競走。2007年に特別競走として創設された当初から、距離変更なく行われてきている。2014年に重賞競走に昇格。2018年には一度準重賞に格下げされたが、2021年から再び重賞競走となった。昨年までは10月上旬に行われていたが、今年からは6月下旬の実施となる。岩手競馬における重賞格付けはM3。

サファイア賞・検討のポイント】
今回のメンバー中、JRA所属時も含め、芝コースで勝ち星があるのはユウユウププリエ1頭のみ。そうした点で、当然有力候補の一頭だが、同馬も含めここはダートでの近走成績が一息な面々。芝で変わり身を見せる馬がいないか、血統なども含めて検討していきたい一戦だ。

サファイア賞・出走馬概要】
ユウユウププリエ
カレンブラックヒル産駒の牝馬。デビューからの通算成績は20戦して「1-0-0-19」。唯一挙げた1勝が昨年8月に盛岡芝1600m戦で争われた2歳馬の重賞・若鮎賞。当時、この馬はデビューからダートで4戦して未勝利だったこともあり、シンガリ人気で、地方競馬では珍しい単勝万馬券が出現する大波乱の決着だった。
前述した通り、この勝利が今回のメンバー唯一の芝コースでの勝利で、その適性は当然認めなければならないが、その後に出走した芝コースでの2戦は掲示板を外している。さらに近走のダート戦でも着外続きで、若鮎賞での勝利をどのように評価すべきか非常に悩ましいポイントであり、このレースを難解なものにしている。

セイバイラック
アメリカンペイトリオット産駒の牝馬。東北優駿3着馬。当時の勝ち馬フジユージーンに3秒2という大きな差をつけられたが、相手はいずれ岩手競馬の歴史に刻まれる名馬となるであろう存在。むしろ、10番人気という低評価を覆して3着に入った点を評価すべきだろう。
この馬はデビューから盛岡の芝コースを4度続けて使われ、2着2回3着1回の成績を残している。前述したユウユウププリエが勝った昨年の若鮎賞には、この馬もデビュー2戦目の形で出走しており、タイム差なしでクビ差2着だった。芝コースへの適性は認めるべきだろう。その後のダートでも、昨年の寒菊賞と金杯で2着、そして東北優駿3着の実績を考えると、芝未勝利でも信頼性という点ではユウユウププリエよりもこの馬のほうが上と考えるべきかもしれない。

コタロー
ホークビル産駒の牡馬。昨年の若鮎賞で上記2頭に続く3着に入っている。この馬も若鮎賞の時点で未勝利であり、その後も芝・ダートとともに勝ち鞍はない。未勝利の身での参戦だが、今回は芝コースで3着に入った実績を認めて狙える場面ではないだろうか。

芝かダートかという話を無視すれば、メンバー中で最多の3勝を挙げているシュヴァルグラン産駒の牡馬ホッコーアドミラルに期待する手もあるだろう。JRAでは3戦して未勝利で、芝コースで走った2戦はいずれも二桁着順だったが岩手のこの相手ならどうか。JRAの未勝利クラスから岩手移籍後初戦を迎えるリオンディーズ産駒の牝馬サンタルチアも、JRAでは芝コースばかりを使われていたという点で押さえる手はありそうだ。

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (1)
 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメント投稿

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。

競馬関連ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

最新注目レース

1位07/01 川崎 七夜月(ななよづき)特別B1B2一
2位07/01 川崎 赤翡翠(あかしょうびん)特別3歳1
3位06/30 高知 ファイナルレースC3−9記者選抜
4位07/01 川崎 フォアグラ賞C2一二
5位06/30 佐賀 佐賀ユースカップ
6位06/30 盛岡 サファイア賞
7位07/01 川崎 閃光(せんこう)賞C1選定馬
8位06/30 船橋 ハウライトスプリントB1B2選抜馬
9位06/30 船橋 ハートビートナイター記念B1
10位07/01 川崎 未受賞2歳4

最新注目競走馬

1位ミラクルティアラ
2位ライオットガール
3位スピーディキック
4位ヴィブラフォン
5位アーテルアストレア
6位キャリックアリード
7位ドライゼ
8位フーリッシュホビー
9位ボヌールバローズ
10位ミチノアンジュ

最新注目騎手

1位藤本匠ばんえい
2位金田利貴ばんえい
3位坂口裕一岩手
4位佐野遥久川崎
5位小林捺花川崎
6位高松亮岩手
7位神尾香澄川崎
8位伊藤裕人川崎
9位赤岡修次高知
10位笹川翼大井

最新注目調教師

1位小澤宏次浦和
2位高月賢一川崎
3位小西重征岩手
4位菅原勲岩手
5位小久保智浦和
6位瀬戸幸一岩手
7位山崎尋美川崎
8位池田忠好佐賀
9位金田一昌金沢
10位加藤和宏金沢