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【船橋・若潮スプリント2024】地方競馬重賞展望 トライアル勝ちのザイデルバスト一歩リードも、混戦模様

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【船橋・若潮スプリント2024】地方競馬重賞展望 トライアル勝ちのザイデルバスト一歩リードも、混戦模様


若潮スプリント・レース概要】
船橋競馬場のダート1200m戦で争われる、3歳馬限定の重賞競走。2019年に1000mの特別競走として創設され、翌2020年に1200m戦に変更されている。さらに、2021年には重賞競走に格上げされ、迎える今年は4年目となる。
優勝馬には、優駿スプリントと、習志野きらっとスプリントの優先出走権が付与される。南関東における重賞格付けはS3。

若潮スプリント・検討のポイント】
連勝中の馬が4頭おり、混戦模様の一戦。その中でもトライアルを勝利したザイデルバストが一歩リードしている感があるが、大井所属ながら前走の船橋で勝利したエドノフェニックスも侮れない。この2頭に割って入りそうな第3の馬探しも面白そうだ。

若潮スプリント・出走馬概要】
ザイデルバスト
3月の弥生スプリントを勝利して、出走権を獲得した。先月も船橋の6ハロン戦を勝利しており、調教でも同じコースを使用する船橋所属馬として、ここは負けられない一戦となりそうだ。道営から南関東・船橋に移籍後、手綱を取り続けている御神本訓史騎手が今回も騎乗する。

エドノフェニックス
大井所属だが、船橋に輸送されて挑んだ前走も勝利して4連勝。勢いと持ち時計はザイデルバストと遜色ない。船橋の本田正重騎手が主戦である点も魅力的で、地元・大井で行われる優駿スプリントに向けて、こちらもそう簡単には白旗をあげるわけにはいかない。

ギガース
今年に入って、浦和・1500m戦のニューイヤーカップ、川崎・1400m戦のネクストスター東日本と、より長い距離で重賞2勝を挙げているが、デビューは船橋の1000m戦。2勝目も船橋の1200m戦であり、船橋での短距離戦を得意としている。JRA所属馬相手の前走、兵庫CS(園田)で5着に入ったのも、持ち前のスピードと無関係ではないだろう。2勝目の走破タイムを見る限り、上記2頭と互角の公算は大きく、距離短縮ローテでの戸惑いさえなければ、十分勝ち負けに持ち込める存在だろう。今回も森泰斗騎手とのコンビでレースに挑む。

フクノフードゥル
大井の6ハロン戦で3連勝中。コースが違うので単純比較はできないが、持ち時計でも見劣ることはない。道営デビューで、これまで走ったコースが門別と大井のみのため、左回りコースが初めてとなる点だけが気になるところ。継続騎乗となる笹川翼騎手の手腕が問われる一戦となりそうだ。

上記4頭以外では、浦和の800m戦を連勝したリノデスティーノに注目したい。弥生スプリントは大敗したが(11着)、その後の成長力でどこまで巻き返せるか、興味深い。昨年の門別・エーデルワイス賞で3着だったモノノフブラックも、浦和・桜花賞(1500m、11着)からの距離短縮で見直しが必要になってくるか。

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