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【高知・福永洋一記念2024】地方競馬重賞展望 無双状態ユメノホノオに、先手必勝デシジョンらが挑む

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【高知・福永洋一記念2024】地方競馬重賞展望 無双状態ユメノホノオに、先手必勝デシジョンらが挑む


福永洋一記念・レース概要】
中央競馬で5086戦983勝をマークし、天才ジョッキーと呼ばれた福永洋一元騎手は高知県高知市で生まれ育っている。少年時代には、高知競馬場内で厩舎の手伝いをしたこともあるという。その高知競馬場で、福永洋一元騎手の功績を称えて2010年に創設された、ダート1600m戦で争われる4歳以上の重賞競走。なお、本競走には長男の福永祐一調教師も協賛しており、同調教師が現役騎手だった2015年にはレースでも騎乗している。

福永洋一記念・検討のポイント】
通算成績17戦15勝と圧倒的な強さを誇るユメノホノオが人気の中心となりそうで、敗れる可能性を探るのは困難な状況。高配当を手にするには、あえて「もし敗れるとすれば」という前提のもと馬券検討する方法だが……。

福永洋一記念・出走馬概要】
ユメノホノオ
前走の二十四万石賞は、昨年末の高知県知事賞以来となる休養明けの一戦だったが、全くその不安を感じさせない完ぺきな勝ちっぷりを見せた。高知所属馬で、この馬に先着できる馬が果たして存在するのか? と思ったファンも多かったに違いない。
それでもあえて不安材料を探すと、高知県知事賞が2400m戦、二十四万石賞が1900m戦だったのに対し、今回は1600m戦と距離が短くなる点か。3走前に同距離の土佐秋月賞を勝っているが、近2走より忙しい運びになる可能性は頭に入れておいたほうがいいかもしれない。今回も金沢の吉原寛人騎手が手綱を取る。

デシジョン
もしユメノホノオが敗れるとすれば、上記のとおり距離短縮が災いし、前を行く馬を捕まえ切れなかった場合ではないだろうか。そうなると、この馬にチャンスが巡ってくる。前に行きたい馬は他にもいるが、ハナにこだわる可能性があるのはこの馬だけとみられる。ゲートから最初のコーナーまでの距離が短い高知のマイル戦で最内枠を引いた点も注目に値。なお、今回は2走前の二十四万石賞(3着)で手綱を取っていた井上瑛太騎手に手が戻る。

ララメダイユドール
この馬も前で流れに乗りたい1頭。2年前のこのレースを勝った馬でもある。同型馬デシジョンの存在は気になるが、2頭が前で折り合う形になれば、行った、行ったの展開も十分に期待できる。今年で10歳になったが、先月の前走でも逃げ切り勝ちを決めており、まだ衰えは感じられない。継続騎乗となる宮川実騎手がどのようなレース運びを見せるか、注目したい。

上記3頭以外では、まず前走の二十四万石賞ユメノホノオに1馬身差まで迫ったガルボマンボ。チャンスは十分と思われ、あとはユメノホノオとの差をさらに詰めることができるかどうかだろう。また、2019年の東京ダービーヒカリオーソも、高知ではまだ高齢馬とは言えない8歳馬だけに、巻き返しに期待したいところ。

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