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【南関東重賞展望】ユングフラウ賞2024 スティールマジックなど道営デビュー組が中心も課題あり

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【南関東重賞展望】ユングフラウ賞2024 スティールマジックなど道営デビュー組が中心も課題あり


ユングフラウ賞・レース概要】
3月27日(水)に同じ浦和競馬場で行われる、南関東の3歳牝馬クラシック第一弾・桜花賞のトライアルレース。本番より100m短い1400mで争われ、上位3頭に優先出走権が付与される。2009年に前年まで凖重賞競走だった同名のレースを南関東S3の重賞競走に格上げした。2012年からはS2となっている。

ユングフラウ賞・検討のポイント】
道営・ホッカイドウ競馬でデビューし、エーデルワイス賞で2、3着に入った2頭が実績上位だが、今回はいずれも課題を抱えており、南関東デビュー組にもチャンスがありそうだ。あくまで本番は次走であり、現時点での完成度、コンディションの見極めが大きなポイントとなる。

ユングフラウ賞・出走馬概要】
スティールマジック
道営デビューでエーデルワイス賞2着馬。マジェスティックウォリアー産駒で、現在は船橋・張田京厩舎の管理馬。
道営デビューで南関東に移籍した馬にとって常にテーマとなる左回りコースを、前走の地元・船橋で克服して勝利した点は評価しなければならないが、その前走・寒椿スプリントから中1週での重賞挑戦となるだけに、中間の気配に注意したいところ。門別のダート1500m戦で勝ち星があり、距離延長は気にしなくて良さそうだ。

モノノフブラック
スティールマジックと同じ道営デビュー組でエーデルワイス賞は3着だった。ニシケンモノノフ産駒で、現在は浦和・野口寛仁厩舎の管理馬。
前走の大井・東京2歳優駿牝馬で大敗後の一戦。移籍後の2戦目で上積みは期待できるが、地元でのレースとはいえ、浦和競馬場でのレースに出走するのは今回が初めてとなる。当然、左回りコースでのレースも初めてで、こうした未経験の点を地力の高さでどう克服するかが、課題となる。

イマヲトキメク
スティールマジックと同じ船橋・張田京厩舎の管理馬でパイロ産駒。こちらは地元・船橋でデビューして2連勝の後、前走の大井・桃花賞は2着。初めての輸送競馬と右回りコースだったことを考えると、やむを得ない結果と言えるかもしれない。浦和への輸送は初めてだが、船橋と同じ左回りコースだけに前走よりも不安材料は少ない。道営デビュー組に割って入るとすれば、この馬となる可能性は十分にある。

プリンセスアリー
キズナ産駒で浦和・岡田一男厩舎の管理馬。これまでの戦績は4戦3勝2着1回だが、いずれも地元・浦和でのレースであり、上記3頭よりコース経験豊富な点は魅力的だ。今回は愛知の名手・岡部誠騎手が駆け付けて手綱を取る予定で、その手腕にも注目したい。

上記4頭以外では、前走で長距離輸送を克服して、佐賀の重賞・フォーマルハウト賞を勝利したファーマティアーズの若い牝馬らしからぬ精神力を警戒したい。レース間隔をしっかりと空けているだけに、疲れは残っていないと思われる。


(文・菅野一郎)

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