nigeのコメント
【水曜園田勝負R:傾向・全馬評価あり】好走できる条件に替わって本来の走りに戻る!
<予想>
◎:シャマル
距離短縮の外枠は文句なしの好条件
○:ラプタス
近走はいい訳のできる凡走
▲:イグナイター
相手に普通に走られるときついが
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【中央:1番人気(58㎏)】かきつばた記念(1,2)→オーバルスプリント(2,1)→武蔵野S(9,9)
【中央:2番人気(59㎏)】かきつばた記念(2,1)→サマーチャンピオン(1,1)→オーバルスプリント(1,10)
【地方:3番人気(52kg)】秋の鞍(2,2)→楠賞(2,1)→A2:園田1400m(1,1)
・2020年
【中央:2番人気(58.5kg)】プロキオンS(2,10)→オーバルスプリント(3,1)→JBCスプリント(6,10)
【地方:4番人気(56kg)】プラチナC(1,1)→オーバルスプリント(4,2)→JBCスプリント(12,7)
【中央:1番人気(57.5kg)】かきつばた記念(1,1)→プロキオンS(3,6)→東京盃(5,4)
・2019年
【中央:1番人気(56kg)】ユニコーンS(2,2)→グリーンチャンネルC(1,5)→武蔵野S(2,7)
【地方:8番人気(52kg)】JーPLACE観音寺(4,2)→兵庫ゴールドC(3,2)→A1(3,1)
【地方:9番人気(53kg)】建依別賞(2,2)→ニシケンモノノフ賞(1,1)→ガーネット特別(1,1)
斤量差が大きく設定されるハンデ戦だが、13年59kgのドリームバレンチノ、11年59.5kgのスーニが勝っていて、重い斤量(58.5~59.5kg)の馬の好走も多い。去年も、59kgだったラプタスが2着。重くても他の中央馬も背負わされているので、斤量はあまり気にしないでいい。
ローテ面で見ると、中央馬はJBCスプリントで好走できなかった馬、JBCスプリントの出走枠に入れずに1400m以上の距離を使っている馬が好走している。これは、1400mも対応できるJBCスプリントの上位馬が、年明けの海外や根岸Sを次の目標にすることが影響している。
あと、前走で結果を出していない馬は、2~4走前に重賞3着以内の好走実績があった。
地方馬は、基本は地方交流重賞好走実績がある馬か元中央馬。3年前のように中央馬に近走で好走している馬がかなり少ない場合は、軽量の地方馬にも注意が必要。
あと、リピーターレースであるのも傾向に出ている。近年は、地方交流重賞の出走する馬の入れ替わりが多いが、それでも21年2着のラプタス(20年3着)、21年の1着サクセスエナジー(18年2着)など過去好走馬が3着以内に好走している。園田1400mの適性があることが分かっているのはプラスになる。
<展開>
この枠ならハナ主張のラプタス。その外を前走で外から被されて苦しいレースになったオーロラテソーロが主張。外の3番手をもまれたくないサクセスエナジーが取りに行く。ただ、テンの脚が速くないので、外のイグナイター・シャマルがどのくらい出してくるか次第。
前に行きたい馬は多いが、競る必要があまりない枠の並びになったので平均ペースを想定。
<予想詳細>
本命は、シャマル (58㎏)
オーバルスプリント(1,1)→南部杯(3,3)→チャンピオンズC(7,5)
前走のチャンピオンズCは、好位外の4番手から追走。
ゆったりした流れに付き合って、4コーナーからじわっと前に並びかけるように直線へ。直線で粘っていたが、徐々に遅れて5着。
今年のチャンピオンズCは、スローペースでラスト2Fだけの勝負。過去のチャンピオンズCの一番遅い勝ち時計より0.9秒も遅く、レースレベルがかなり低かった。その恩恵があって、明らかに適性より長い距離でも前にいる有利さで掲示板に残ることができた。この馬としては、文句なしの走りだった。
今回は、1400mになって外枠に入ったのは大きなプラス。
実績を見て分かるように、1200~1400mがベスト。1600mの南部杯を3着に好走したが、盛岡1600mは軽い馬場とコース形態で距離をごまかせる条件。前走の1800mも展開の恩恵があっても5着で、短い距離の方が断然いい。
1400mは、さきたま杯でタイム差なしの3着、サマーチャンピオンで2馬身差で勝利。オーバルスプリントでは、さきたま杯で先着されたティーズダンクを倒しての勝利。高いレベルで安定していい走りを見せている。
もまれ弱いところがあるが、外枠、かつこの馬より外に速い馬がいない枠の並びで不安はなくなる(5戦連続7枠か8枠で、外枠に入れる運がある)。
この条件なら、チャンピオンズCからの「中1週のレース間隔の短さでの疲れ」の影響が大きくないかだけ。この点も、中1週で1勝(1勝クラス)、中2週で2勝(2勝クラス、東京スプリント)で結果を出して、中間も一杯で追えているので力が出せると判断した。
いい条件が揃ったので、勝ち切る走りに期待する。
馬券的には、隊列的に3頭分外を走らされる可能性があるので、ラプタスに押し切られるパターンを押さえておきたい。
対抗は、ラプタス (59㎏)
かきつばた記念(4,3)→コリアスプリント(1,2)→JBCスプリント(10,11)
前走のJBCスプリントは、スタートを出てハナを取りに行ったが、同じく内枠で被されたくないダンシングプリンスに被されて2列目最内から追走。
キックバックを嫌がってクビを上げて、3コーナーで早々に失速。1.5秒差11着。
1200mでダンシングプリンスより内の枠だと、こうなってしまうという結果。枠の並びの運がなかった。
今回も、内枠に入ったことが課題。
ただ、1200mを使った後の1400mで、もまれたくない馬は多いがハナ必須のタイプは不在。この相手なら最内でも、ハナが取れていい。ハナが取れたら一番能力が出せる形になる。
あと、今年に入って勝てていないが、どれもいい訳ができる。
黒船賞は、例年雨馬場安定のレースなのだが、かなりレアケースのパサパサの良馬場。かなり力のいる馬場が合わず。かきつばた記念は、1500mに加えて、内を少し空ける馬場。コリアスプリントは、海外。JBCスプリントは、内枠で被されている。6歳だがハッキリ衰えが出ていると言い切れるレースはない。
園田1400mが合うことは、2年前に滑って出遅れての3着と去年覚醒したテイエムサウスダンに1㎏重くて1馬身差2着で見せている。
シャマルは強いが、逃げる競馬ができたらいい勝負ができても驚けないので対抗とした。
単穴は、イグナイター (57㎏)
かきつばた記念(2,1)→南部杯(5,4)→JBCスプリント(6,5)
前走のJBCスプリントは、押していたが周りが速くて3列目最内の7番手で追走。
3~4コーナーで2列目最内から下がってきたラプタスを、1頭分外に切り替えて交わして4番手に上がって直線へ。そこから最内に入れて前を追ったが、我慢するのが精一杯でレッドルゼルに差されて5着。
ダンシングプリンスのマイペース逃げで、前有利の展開。ダンシングプリンス・リュウノユキナ・ヘリオスに前で残られて、差されたのはレッドルゼルだけ。単純に相手が強くて、展開も相手に向いたレース。この馬としては、最高の走りをしている。
今回は、1400mに戻ることと外枠がプラス。
1400~1500mでは、黒船賞とかきつばた記念を中央馬相手に勝っている。それに加えて、どちらかというともまれたくないので外枠は歓迎。また、地元園田で、去年の3着馬でもある。
ただ、勝った重賞はどちらもレースレベルが高くないと考えている。黒船賞は中央馬が苦しんだかなり時計のかかる馬場。かきつばた記念は、中央馬が自滅する進路取りのアシストがあった。前走の内容は評価できるが、勝ったレースではない。それもあって世間の評価よりは、少し下の能力評価になっている。
あと、黒船賞とかきつばた記念を勝ったことで、ハンデが57㎏。中央馬との斤量差があまりないことも「1着」を取るにはマイナスになる。相手では買いたいが、頭で期待するのは難しいので、ここまでの評価。
あと、1頭買うなら逃げられたり、2番手からラプタスを交わして直線に入れた時のオーロラテソーロ。でも、1400mはマイナスで「シャマル→イグナイター→オーロラテソーロ」は、3連単で1番人気になりそうな並び。少額で押さえるにはオッズが低いので、割り切って3頭だけの勝負とした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
オーロラテソーロ (57.5㎏)
松風月S(3,1)→クラスターC(3,1)→東京盃(2,3)
前走の東京盃は、内枠でギシギシ・クルセイズスピリツ・ケイアイターコイズに被される形で、逃げ馬の後ろから追走。直線に入って2番手のクルセイズスピリツが少し外に行って前に進路ができたが、外からテイエムサウスダン、レッドルゼルに差されて3着。あの位置でもまれる形になっても、直線でいい脚が使えたのは収穫。力負けなので仕方ない結果。
今回は、1400mになるのが大きな課題。1400mでも勝っているが、2勝クラスまで。3勝クラスでは、展開が向いても3着まで。OPクラスでも、コーラルSで逃げることができても3着。1200mの方が明らかにパフォーマンスが高い。
今回好走できるとしたら、ラプタスをかぶせてハナが取れた時。想定に書いているように2番手を想定しているので、その位置だと粘って4着までが濃厚で、オッズ的にも押さえられないので消す判断になった。
サクセスエナジー (59㎏)
東京スプリント(6,5)→さきたま杯(7,7)→サマーチャンピオン(5,3)
前走のサマーチャンピオンは、レディバグ、ラウダシオン、コンバスチョンの方はスタートや行き脚が速かったが、どれも逃げたくなさそうで内から主張してハナが取れた。それでマイペースで逃げて粘っての3着。内枠から恵まれてハナが取れたのに、52㎏とはいえ園田のコウエイアンカに差されている。衰えを感じざるをえない。
今回は、外のイグナイター、シャマルに被される可能性が高い。そこから外に切り替えても、終始外。それで前を差すには、前かやりあって潰れてくれないと難しい。失速してくれる馬がいたら4着ならあってもいいくらい。
■ 地方馬
ナラ
地方交流重賞は、出走が目的なので回ってくるだけ。
オヌシナニモノ
元中央OP馬で、1200mで勝ち切れずに、1150mの福島で2勝クラス・3勝クラスを勝ちあがった馬。高速馬場が得意なので園田の馬場は合わないし、1400mの距離も長い。移籍後2戦目で状態は上がってくるかもしれないが、相手だけでなくレース条件も厳しい。
ハナブサ
3走前に重賞を勝ったが、金沢の重賞。園田の重賞では、今年は掲示板止まり。この相手だと力を出し切っても厳しい。
ミスティネイル
地方交流重賞は、出走が目的なので回ってくるだけ。
イルティモーネ
前走は、久しぶりにこの馬らしい走りをして11ヶ月ぶりの勝利。でも「A1A2」で、今回とは相手が違い過ぎる。相手が強い。
クレールアドレ
地方交流重賞は、出走が目的なので回ってくるだけ。
マイネルサーパス
元中央OP馬だが、ダート適性がなさ過ぎて地方移籍後はサッパリ。この相手は厳しい。