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nige｜羽田盃 - 2021年4月29日大井11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | 10 | ◎ | トランセンデンス | 8.3 | 牡3 | 56.0 | 森泰斗 | 展開・距離延長プラスで |
| 2 | 3 | 4 | アランバローズ | 4.3 | 牡3 | 56.0 | 左海誠二 | ||
| 3 | 3 | 5 | ランリョウオー | 5.4 | 牡3 | 56.0 | 的場文男 | ||
| 4 | 6 | 11 | ○ | チサット | 3.2 | 牡3 | 56.0 | 和田譲治 | 乗り替わり気になるが一戦ごとに良化 |
| 5 | 7 | 13 | × | セイカメテオポリス | 23.4 | 牡3 | 56.0 | 御神本訓 | 19㎏増をひと叩きしての上昇不気味 |
| 6 | 7 | 12 | ▲ | マカベウス | 13.7 | 牡3 | 56.0 | 本田正重 | 休み明けから収穫のある内容 |
| 7 | 1 | 1 | ブライトフラッグ | 49.3 | 牡3 | 56.0 | 本橋孝太 | ||
| 8 | 5 | 8 | △ | イグナイター | 4.8 | 牡3 | 56.0 | 矢野貴之 | 能力あるが折り合い次第で |
| 9 | 8 | 15 | ミラコロカナーレ | 373.8 | 牡3 | 56.0 | 山崎誠士 | ||
| 10 | 8 | 14 | タブラオ | 27.0 | 牡3 | 56.0 | 真島大輔 | ||
| 11 | 2 | 2 | トーセンブライアン | 179.1 | 牡3 | 56.0 | 張田昂 | ||
| 12 | 4 | 6 | ノットリグレット | 225.5 | 牡3 | 56.0 | 石崎駿 | ||
| 13 | 5 | 9 | トーセンダーウィン | 459.1 | 牡3 | 56.0 | 藤本現暉 | ||
| 14 | 2 | 3 | フォルメッシ | 227.2 | 牡3 | 56.0 | 藤田凌 | ||
| 15 | 4 | 7 | トゥースパークル | 129.1 | 牡3 | 56.0 | 今野忠成 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | 通常 | 10 - 11 | 600円 |
| 10 - 12 | 600円 | ||
| 11 - 12 | 500円 | ||
| ３連複 | 軸1頭ながし | 10 - 81112 |
各500円 |
| 軸2頭ながし | 10 - 13 - 81112 |
各200円 | |
| ３連単 | 1着ながし | 10 - 8111213 |
各100円 |
| 合計 | 21通り | 5,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 0円 | -5,000円 | 0% |
nigeのコメント
【木曜大井勝負R:全馬評価あり】適性的に危険な人気馬を消してプラス要素が多い馬から勝負！
＜予想＞
◎：トランセンデンス
展開・距離延長プラスで
○：チサット
乗り替わり気になるが一戦ごとに良化
▲：マカベウス
休み明けから収穫のある内容
△：イグナイター
能力あるが折り合い次第で
☆：セイカメテオポリス
19㎏増をひと叩きしての上昇不気味
＜展開＞
逃げたいのは、ブライトフラッグ、トーセンブライアン、アランバローズ。
アランバローズは、譲らない左海騎手。前走が出遅れて終了したのもあるので、最終的には強引にハナ。ただ、もまれたくないブライトフラッグ、トーセンブライアンが内に入ったことから、1コーナーに入るまでが速くなる可能性が高い。
それに、折り合いに不安のあるイグナイターがついて行く。それを見ながらランリョウオー、チサット、タブラオ、マカベウスあたりが追走。
イグナイターはハナに立ってペースを落とせたような馬なので、道中で我慢できずにアランバローズに絡むことも十分考えられペースは流れそう。やや速め～ハイペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、トランセンデンス
前走の京浜盃は、スタートで躓いてしまって3馬身くらいの出遅れ。無理に前に行かずに、割り切って最後方から追走。
向正面の中盤から前の集団の追いついて行って、直線に入る所で大外へ。加速部分で差は縮まらなかったがラスト200mで浮上してきて4着。
前半流れてはいたが、残り800mから直線に入るまでかなり緩んで、直線で0.7秒加速する流れ。瞬発力はそこまでないので、ラスト200mで相手の脚が鈍ったところを差を縮めるのが精一杯。
出遅れの大きさと外に出すしかなかった進路取りを考えると、0.5秒差なら上出来と言える走りだった。
この馬の長所は、持続力を活かして長く脚が使えるところ。
ニューイヤーCでは、向正面に入ってすぐに仕掛けて、逃げたジョーロノをねじ伏せるように消耗戦にして3馬身差完勝。
門別のロングスパート勝負を好走できる馬なので、森騎手が全日本2歳優駿で一度乗って長所を活かす騎乗を見せて好内容。
一方で、雲取賞は大井外回り1800mでコーナーで緩みやすい条件で、前に行く馬も少なかった。前半ゆったりした流れだったことで、ランリョウオーの瞬発力について行けずに3馬身差2着（ただ、緩急のある流れに対応できる収穫はあった）。
この雲取賞2着の上がり3Fと前半ペースが流れた京浜盃の上がり3Fが同じことが、この馬の長所を表している（ランリョウオーは、京浜盃で雲取賞から1.0秒も上がりが遅くなっている）。
緩い流れになってしまうと差し切るまでは苦しいが、ペースが流れてくれたら十分差し切れる脚は持っている。
今回は、前走以上に前半～中盤で流れる可能性があるのが魅力。
それに加えて、距離延長もプラス。また、スタートを五分に出るだけで、前走よりパフォーマンスは上がる。
プラス要素が多くて、ここ2戦の負けで人気も落ち着いているのも大きな魅力。巻き返しに期待したい。
対抗は、チサット
前走の京浜盃は、中団の内から追走。
馬群が凝縮した3コーナーから徐々に進出して、直線に入るところで先頭集団の外。残り200mの所で2番手まで上がって、脚が鈍ったイグナイターを捕らえて勝利。
内回りの一定ラップでの圧勝続きだったので、外回りの流れに対応できるかが課題だったが全く問題なかった。
今回も同じようにペースが流れてくれそうなので、同じように走れたら上位争いに加われていい。
課題は、さらに良化できるのかと乗り替わり。
この馬は、早めに賞金を加算してクラシックを目標にしてきた馬ではなく、勝って、勝ってこの舞台にたどり着いている。一方で、早めに重賞で賞金を加算して東京ダービーまで視野に入れて使っている馬は、まだ上昇度がある。
一戦ごとにパフォーマンスを上げているが、他馬が前走よりパフォーマンスを上げてくると現状維持だと負ける可能性は当然上がる。
あと、3連勝した時に騎乗していた笹川騎手が「家事都合」で、騎乗を休んでいて和田譲治騎手に乗り替わりは痛い。
私の中では、特殊なことをせずに無難に乗ってくれる騎手なので悪くはない騎手。ただ、その無難さが重賞だと勝負騎乗をした騎手の馬に負けてしまってワンパンチ足りない結果になる印象。
馬の力で勝ってしまうかもしれないが、無難に乗ってワンパンチ足りない2～5着になりそうでこの評価に。
単穴は、マカベウス
前走の京浜盃は、中団やや後ろから追走。
向正面で中団外まで上がって、3～4コーナーで前のランリョウオーの進出を追いかけて並びかけるように直線へ。
直線に入ってチサットに外から交わされたが、最後までしぶとく粘ってランリョウオーを交わして3着。
大井1200～1400mでも好走しているので大井外回りがダメな馬ではなかったが、船橋の平和賞を勝っているように持続力の活きるレースがいい馬。
さらに、4か月ぶりで1700mの距離も初めて、差しがに厳しいと考えて消していたが、12㎏増で問題なく対応。成長と距離対応を見せて、収穫のあるレースだった。
今回も、ペースが流れてくれそうなのは歓迎。
直線での加速の重要性が下がってくれると持続力が活きてくる。
乗り替わりになるが本田騎手で平和賞で勝っているので問題ない。使っての上昇度と流れ次第でチャンスがある。
4番手は、イグナイター
前走の京浜盃は、スタートは少し遅いくらいだったが、二の脚の速さで前に行って好位外の2番手から追走。
なんとか折り合って走らせようとしていたが、前に並びかけて行って3コーナー前に先頭。ただ、先頭に出たら折り合ってコーナーでは一気にペースダウン。
そこで脚を溜められたので、直線でしっかり加速して押し切れそうだったが、ラスト150mで脚が鈍りだして2着。
中央の新馬戦（東京ダ1600m）を7馬身差の楽勝している馬なので、このくらいは走れていい（新馬戦の2，4，5着馬も未勝利戦勝ち上がり）。
この馬の課題は、折り合い。
2戦目で出遅れて最後方から追走。ただ、かなり折り合いを欠いて、向正面で抑えるのをあきらめて一気に先頭に並びかけて自滅。
前走でも、向正面で前に並びかけて行ったのは、騎手の意思ではなく折り合うのに苦労しているから。
その点で、アランバローズが逃げる展開で、その流れで折り合えないと前走よりきつい流れになる怖さがある。
前走は、3コーナー前に先頭に出れたが、アランバローズだとプレッシャーをかけてもそう簡単にハナは譲らない。そうなると脚を溜めるタイミングがなくなるので、直線で前走以上に止まることになる。
アランバローズが速いペースで逃げたら、折り合ってしまう可能性もあるが、自分との戦いとアランバローズの存在がマイナスになると考えてこの評価に。
5番手は、セイカメテオポリス
前走の京浜盃は、スタートで外によれて少し出遅れ。二の脚で楽に前に行ったが、コーナーで外を走らされそうだったので控えて後方2番手から追走。
向正面で最後方に下がって、3～4コーナーで内を走らせて、直線で少し外に出してじわじわ伸びて6着。
5か月ぶり19㎏増の影響なのか、向正面での追走に遅れて、直線後半でも勢いが鈍っていた。それでも、0.7秒差は上出来。
デビューからの連勝は、大井外回りの1200m・1400mで緩急のある流れの適性は見せていたが、5か月ぶりで距離延長にも対応して収穫の多いレースだった。
使っての良化は間違いなくあるし、御神本騎手の継続騎乗もプラス。
良化度次第では、馬券圏内争いに加わっていいと考えて相手に。
※以下は、買わない馬の評価。
ブライトフラッグ
門別ではブリーダーズGJCを勝利して、JBC2歳優駿4着。トランセンデンスと変わらない走りをしていたが、大井に移籍して連敗。前走は、的場騎手がハナにこだわり過ぎて自滅なので仕方ない。ただ、移籍初戦で逃げてタブラオに負けているし、上がりも5位タイ。2着の見た目より内容は悪い。
大井外回りでパフォーマンスを落としているので、南関東なら船橋とか緩急のない持続力のもっと問われる流れの方が合うと感じる。
トーセンブライアン
この馬なりに、前に行って持続力を活かす走りでがんばっている。このメンバーだとレースレベルの対応が厳しい。また、力を出し切れる位置取りの、逃げか好位外で走ることも難しい。
フォルメッシ
前走で新馬戦以来に勝ったが、内回り1600mの平凡な時計。同条件のシクラメン特別で、タブラオに3.7秒差負けなので条件・能力どちらも厳しい。
アランバローズ
前走の京浜盃は、スタートで痛恨の出遅れ。中団内で砂を被って追走に遅れて、直線で大外にぶん回したがそのまま終了。出遅れて自分の競馬ができずに脆さが出てしまった。
前走の負け方で、逃げたらまた強い走りができると思ってしまう人もいると思うが、単勝1.7倍の京浜盃の時点で危険な要素があって評価を下げていた。
この馬は、やや速いペースで道中を走って、持続力を活かして押し切るタイプ。コーナーのきつい川崎1600mや大井外回り1400mでも、後半減速ラップになるペースで逃げて押し切っている。
※参考ラップ
ゴールドジュニア（大井外1400m）
ラスト4F：12.1 - 12.5 - 12.5 - 13.9
全日本2歳優駿（川崎1600m）
ラスト4F：11.8 - 12.6 - 13.1 - 13.7
この走りができる馬にとって、距離延長は大きな課題。それも、コーナーで緩みやすくて、直線の長さもある大井外回り。勝ってきた時のように強引に持続力勝負に持ち込んで押し切るのは、かなりの能力差がないと無理。それも、同型馬がいるので前半から脚を使う必要があり、ハナを取り切っても折り合いに不安がある馬がいて中盤も絡まれる可能性がある。
適性的に、浦和・船橋向きで、距離は1600m以下がいいと考えている。強いけど、この条件では長所が活かせないので買いたくない。
ランリョウオー
前走の京浜盃は、行く馬を行かせて中団外から追走。3コーナーに入る前にじわっと位置を上げて、コーナーで先頭に並びかけて直線へ。ただ、そこから追っていつもの伸びがなく差されて5着。
速いペースの時は無理せずに、ペースが落ちた時にじわっと位置を上げて乗り方は完璧だった。それで伸びなかったのは、かなり気になる負け方。
※陣営は「集中を切らさないように仕上げも工夫した」とコメントが出ているので、集中力を欠いた可能性はある（それはそれで問題）。
雲取賞を勝った条件だが、前半が遅い流れでレースで時計は速くはない。JBC2歳優駿チャレンジで圧勝した時と同じ、大井外回りの緩い流れ。
京浜盃のメンバーレベルなら多少流れても、3～4コーナーで緩んだらいい脚が使えると考えていたら使えなかった。完成度の高かった馬なので、周りが成長してきてレースレベルが上がって時計の対応が厳しくなった可能性がある。緩い流れになりそうなら買う必要があるが、緩みそうなメンバーではない。
あと、的場騎手に乗り替わりと内枠の怖さもある。
内に前に行きたい馬が揃ったので、好位内がぽっかり空いて取りやすい状況になると考えている。ただ、好位外からスムーズに走らせて結果を出してきた馬。的場騎手なら好位内を取りに行って、もまれる競馬になりそうなのは脆さが出る危険があって怖い。
そもそも、本橋騎手はこの馬を上手く乗っていたので、マイナスはあってもプラスはないと考えている。
ペースが想定外に落ち着いたらあっさり勝ってしまうかもしれないが、気になる材料が多すぎて、抑えるにも人気なので消しの判断になった（評価的に、消す馬の中では一番上）。
ノットリグレット
前走は、持続力が問われる船橋替わりがプラスになると考えて対抗にして2着。厳しいペースだったJBC2歳優駿は、控える競馬に戻して上がり4位タイの脚で7着。脚を溜める乗り方で持続力が問われる条件がいい。このメンバーでの大井外回りだと完全に差し決着になるくらい前が崩れないと厳しい。船橋戻りで買いたい馬。
トゥースパークル
前走は、スタート後に外に出そうとしたが、折り合えなかったので逃げ馬の後ろに入れて追走。直線で最内から抜け出したが差されて3着。3頭分くらい外がいい外差し馬場を最内に入れて0.2秒差なので、勝ちに等しい内容では走っている。
素質は感じるが、折り合いを考えると距離が伸びての不安がある。それに、一気に相手強化になるのでレースレベルの対応も課題。もう少し楽な相手で買いたい。
タブラオ
前走の雲取賞は、逃げ馬の後ろの3番手から追走。直線に入ってランリョウオーの外に出せたが、加速について行けずに突き放されてトランセンデンスにも差されて3着。3連勝中だったが、シクラメン特別と同じだけ走って力負けの内容。
トランセンデンスと僅差だったが、雲取賞が展開不向き。ペースが上がったらプラスになるのは、ニューイヤーCや京浜盃で証明済み。この馬は、雲取賞と同じ緩い流れで3連勝してきたのでペースが上がるのはマイナスになる可能性が高い。成長に期待するしかないので消し。
ミラコロカナーレ
門別では、新馬勝ちだけで重賞では掲示板止まり。南関東で3戦使ったが、成長を感じないので厳しい。
＜予想＞
◎：トランセンデンス
展開・距離延長プラスで
○：チサット
乗り替わり気になるが一戦ごとに良化
▲：マカベウス
休み明けから収穫のある内容
△：イグナイター
能力あるが折り合い次第で
☆：セイカメテオポリス
19㎏増をひと叩きしての上昇不気味
＜展開＞
逃げたいのは、ブライトフラッグ、トーセンブライアン、アランバローズ。
アランバローズは、譲らない左海騎手。前走が出遅れて終了したのもあるので、最終的には強引にハナ。ただ、もまれたくないブライトフラッグ、トーセンブライアンが内に入ったことから、1コーナーに入るまでが速くなる可能性が高い。
それに、折り合いに不安のあるイグナイターがついて行く。それを見ながらランリョウオー、チサット、タブラオ、マカベウスあたりが追走。
イグナイターはハナに立ってペースを落とせたような馬なので、道中で我慢できずにアランバローズに絡むことも十分考えられペースは流れそう。やや速め～ハイペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、トランセンデンス
前走の京浜盃は、スタートで躓いてしまって3馬身くらいの出遅れ。無理に前に行かずに、割り切って最後方から追走。
向正面の中盤から前の集団の追いついて行って、直線に入る所で大外へ。加速部分で差は縮まらなかったがラスト200mで浮上してきて4着。
前半流れてはいたが、残り800mから直線に入るまでかなり緩んで、直線で0.7秒加速する流れ。瞬発力はそこまでないので、ラスト200mで相手の脚が鈍ったところを差を縮めるのが精一杯。
出遅れの大きさと外に出すしかなかった進路取りを考えると、0.5秒差なら上出来と言える走りだった。
この馬の長所は、持続力を活かして長く脚が使えるところ。
ニューイヤーCでは、向正面に入ってすぐに仕掛けて、逃げたジョーロノをねじ伏せるように消耗戦にして3馬身差完勝。
門別のロングスパート勝負を好走できる馬なので、森騎手が全日本2歳優駿で一度乗って長所を活かす騎乗を見せて好内容。
一方で、雲取賞は大井外回り1800mでコーナーで緩みやすい条件で、前に行く馬も少なかった。前半ゆったりした流れだったことで、ランリョウオーの瞬発力について行けずに3馬身差2着（ただ、緩急のある流れに対応できる収穫はあった）。
この雲取賞2着の上がり3Fと前半ペースが流れた京浜盃の上がり3Fが同じことが、この馬の長所を表している（ランリョウオーは、京浜盃で雲取賞から1.0秒も上がりが遅くなっている）。
緩い流れになってしまうと差し切るまでは苦しいが、ペースが流れてくれたら十分差し切れる脚は持っている。
今回は、前走以上に前半～中盤で流れる可能性があるのが魅力。
それに加えて、距離延長もプラス。また、スタートを五分に出るだけで、前走よりパフォーマンスは上がる。
プラス要素が多くて、ここ2戦の負けで人気も落ち着いているのも大きな魅力。巻き返しに期待したい。
対抗は、チサット
前走の京浜盃は、中団の内から追走。
馬群が凝縮した3コーナーから徐々に進出して、直線に入るところで先頭集団の外。残り200mの所で2番手まで上がって、脚が鈍ったイグナイターを捕らえて勝利。
内回りの一定ラップでの圧勝続きだったので、外回りの流れに対応できるかが課題だったが全く問題なかった。
今回も同じようにペースが流れてくれそうなので、同じように走れたら上位争いに加われていい。
課題は、さらに良化できるのかと乗り替わり。
この馬は、早めに賞金を加算してクラシックを目標にしてきた馬ではなく、勝って、勝ってこの舞台にたどり着いている。一方で、早めに重賞で賞金を加算して東京ダービーまで視野に入れて使っている馬は、まだ上昇度がある。
一戦ごとにパフォーマンスを上げているが、他馬が前走よりパフォーマンスを上げてくると現状維持だと負ける可能性は当然上がる。
あと、3連勝した時に騎乗していた笹川騎手が「家事都合」で、騎乗を休んでいて和田譲治騎手に乗り替わりは痛い。
私の中では、特殊なことをせずに無難に乗ってくれる騎手なので悪くはない騎手。ただ、その無難さが重賞だと勝負騎乗をした騎手の馬に負けてしまってワンパンチ足りない結果になる印象。
馬の力で勝ってしまうかもしれないが、無難に乗ってワンパンチ足りない2～5着になりそうでこの評価に。
単穴は、マカベウス
前走の京浜盃は、中団やや後ろから追走。
向正面で中団外まで上がって、3～4コーナーで前のランリョウオーの進出を追いかけて並びかけるように直線へ。
直線に入ってチサットに外から交わされたが、最後までしぶとく粘ってランリョウオーを交わして3着。
大井1200～1400mでも好走しているので大井外回りがダメな馬ではなかったが、船橋の平和賞を勝っているように持続力の活きるレースがいい馬。
さらに、4か月ぶりで1700mの距離も初めて、差しがに厳しいと考えて消していたが、12㎏増で問題なく対応。成長と距離対応を見せて、収穫のあるレースだった。
今回も、ペースが流れてくれそうなのは歓迎。
直線での加速の重要性が下がってくれると持続力が活きてくる。
乗り替わりになるが本田騎手で平和賞で勝っているので問題ない。使っての上昇度と流れ次第でチャンスがある。
4番手は、イグナイター
前走の京浜盃は、スタートは少し遅いくらいだったが、二の脚の速さで前に行って好位外の2番手から追走。
なんとか折り合って走らせようとしていたが、前に並びかけて行って3コーナー前に先頭。ただ、先頭に出たら折り合ってコーナーでは一気にペースダウン。
そこで脚を溜められたので、直線でしっかり加速して押し切れそうだったが、ラスト150mで脚が鈍りだして2着。
中央の新馬戦（東京ダ1600m）を7馬身差の楽勝している馬なので、このくらいは走れていい（新馬戦の2，4，5着馬も未勝利戦勝ち上がり）。
この馬の課題は、折り合い。
2戦目で出遅れて最後方から追走。ただ、かなり折り合いを欠いて、向正面で抑えるのをあきらめて一気に先頭に並びかけて自滅。
前走でも、向正面で前に並びかけて行ったのは、騎手の意思ではなく折り合うのに苦労しているから。
その点で、アランバローズが逃げる展開で、その流れで折り合えないと前走よりきつい流れになる怖さがある。
前走は、3コーナー前に先頭に出れたが、アランバローズだとプレッシャーをかけてもそう簡単にハナは譲らない。そうなると脚を溜めるタイミングがなくなるので、直線で前走以上に止まることになる。
アランバローズが速いペースで逃げたら、折り合ってしまう可能性もあるが、自分との戦いとアランバローズの存在がマイナスになると考えてこの評価に。
5番手は、セイカメテオポリス
前走の京浜盃は、スタートで外によれて少し出遅れ。二の脚で楽に前に行ったが、コーナーで外を走らされそうだったので控えて後方2番手から追走。
向正面で最後方に下がって、3～4コーナーで内を走らせて、直線で少し外に出してじわじわ伸びて6着。
5か月ぶり19㎏増の影響なのか、向正面での追走に遅れて、直線後半でも勢いが鈍っていた。それでも、0.7秒差は上出来。
デビューからの連勝は、大井外回りの1200m・1400mで緩急のある流れの適性は見せていたが、5か月ぶりで距離延長にも対応して収穫の多いレースだった。
使っての良化は間違いなくあるし、御神本騎手の継続騎乗もプラス。
良化度次第では、馬券圏内争いに加わっていいと考えて相手に。
※以下は、買わない馬の評価。
ブライトフラッグ
門別ではブリーダーズGJCを勝利して、JBC2歳優駿4着。トランセンデンスと変わらない走りをしていたが、大井に移籍して連敗。前走は、的場騎手がハナにこだわり過ぎて自滅なので仕方ない。ただ、移籍初戦で逃げてタブラオに負けているし、上がりも5位タイ。2着の見た目より内容は悪い。
大井外回りでパフォーマンスを落としているので、南関東なら船橋とか緩急のない持続力のもっと問われる流れの方が合うと感じる。
トーセンブライアン
この馬なりに、前に行って持続力を活かす走りでがんばっている。このメンバーだとレースレベルの対応が厳しい。また、力を出し切れる位置取りの、逃げか好位外で走ることも難しい。
フォルメッシ
前走で新馬戦以来に勝ったが、内回り1600mの平凡な時計。同条件のシクラメン特別で、タブラオに3.7秒差負けなので条件・能力どちらも厳しい。
アランバローズ
前走の京浜盃は、スタートで痛恨の出遅れ。中団内で砂を被って追走に遅れて、直線で大外にぶん回したがそのまま終了。出遅れて自分の競馬ができずに脆さが出てしまった。
前走の負け方で、逃げたらまた強い走りができると思ってしまう人もいると思うが、単勝1.7倍の京浜盃の時点で危険な要素があって評価を下げていた。
この馬は、やや速いペースで道中を走って、持続力を活かして押し切るタイプ。コーナーのきつい川崎1600mや大井外回り1400mでも、後半減速ラップになるペースで逃げて押し切っている。
※参考ラップ
ゴールドジュニア（大井外1400m）
ラスト4F：12.1 - 12.5 - 12.5 - 13.9
全日本2歳優駿（川崎1600m）
ラスト4F：11.8 - 12.6 - 13.1 - 13.7
この走りができる馬にとって、距離延長は大きな課題。それも、コーナーで緩みやすくて、直線の長さもある大井外回り。勝ってきた時のように強引に持続力勝負に持ち込んで押し切るのは、かなりの能力差がないと無理。それも、同型馬がいるので前半から脚を使う必要があり、ハナを取り切っても折り合いに不安がある馬がいて中盤も絡まれる可能性がある。
適性的に、浦和・船橋向きで、距離は1600m以下がいいと考えている。強いけど、この条件では長所が活かせないので買いたくない。
ランリョウオー
前走の京浜盃は、行く馬を行かせて中団外から追走。3コーナーに入る前にじわっと位置を上げて、コーナーで先頭に並びかけて直線へ。ただ、そこから追っていつもの伸びがなく差されて5着。
速いペースの時は無理せずに、ペースが落ちた時にじわっと位置を上げて乗り方は完璧だった。それで伸びなかったのは、かなり気になる負け方。
※陣営は「集中を切らさないように仕上げも工夫した」とコメントが出ているので、集中力を欠いた可能性はある（それはそれで問題）。
雲取賞を勝った条件だが、前半が遅い流れでレースで時計は速くはない。JBC2歳優駿チャレンジで圧勝した時と同じ、大井外回りの緩い流れ。
京浜盃のメンバーレベルなら多少流れても、3～4コーナーで緩んだらいい脚が使えると考えていたら使えなかった。完成度の高かった馬なので、周りが成長してきてレースレベルが上がって時計の対応が厳しくなった可能性がある。緩い流れになりそうなら買う必要があるが、緩みそうなメンバーではない。
あと、的場騎手に乗り替わりと内枠の怖さもある。
内に前に行きたい馬が揃ったので、好位内がぽっかり空いて取りやすい状況になると考えている。ただ、好位外からスムーズに走らせて結果を出してきた馬。的場騎手なら好位内を取りに行って、もまれる競馬になりそうなのは脆さが出る危険があって怖い。
そもそも、本橋騎手はこの馬を上手く乗っていたので、マイナスはあってもプラスはないと考えている。
ペースが想定外に落ち着いたらあっさり勝ってしまうかもしれないが、気になる材料が多すぎて、抑えるにも人気なので消しの判断になった（評価的に、消す馬の中では一番上）。
ノットリグレット
前走は、持続力が問われる船橋替わりがプラスになると考えて対抗にして2着。厳しいペースだったJBC2歳優駿は、控える競馬に戻して上がり4位タイの脚で7着。脚を溜める乗り方で持続力が問われる条件がいい。このメンバーでの大井外回りだと完全に差し決着になるくらい前が崩れないと厳しい。船橋戻りで買いたい馬。
トゥースパークル
前走は、スタート後に外に出そうとしたが、折り合えなかったので逃げ馬の後ろに入れて追走。直線で最内から抜け出したが差されて3着。3頭分くらい外がいい外差し馬場を最内に入れて0.2秒差なので、勝ちに等しい内容では走っている。
素質は感じるが、折り合いを考えると距離が伸びての不安がある。それに、一気に相手強化になるのでレースレベルの対応も課題。もう少し楽な相手で買いたい。
タブラオ
前走の雲取賞は、逃げ馬の後ろの3番手から追走。直線に入ってランリョウオーの外に出せたが、加速について行けずに突き放されてトランセンデンスにも差されて3着。3連勝中だったが、シクラメン特別と同じだけ走って力負けの内容。
トランセンデンスと僅差だったが、雲取賞が展開不向き。ペースが上がったらプラスになるのは、ニューイヤーCや京浜盃で証明済み。この馬は、雲取賞と同じ緩い流れで3連勝してきたのでペースが上がるのはマイナスになる可能性が高い。成長に期待するしかないので消し。
ミラコロカナーレ
門別では、新馬勝ちだけで重賞では掲示板止まり。南関東で3戦使ったが、成長を感じないので厳しい。
払戻金
| 単勝 | 10 | 830円 | 5番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 10 | 240円 | 5番人気 |
| 4 | 230円 | 4番人気 | |
| 5 | 220円 | 3番人気 | |
| 枠連複 | 3 - 6 | 330円 | 1番人気 |
| 馬連複 | 4 - 10 | 2,520円 | 11番人気 |
| 枠連単 | 6 - 3 | 680円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 馬連単 | 10 - 4 | 6,440円 | 27番人気 |
| ワイド | 4 - 10 | 880円 | 12番人気 |
| 5 - 10 | 600円 | 6番人気 | |
| 4 - 5 | 610円 | 7番人気 | |
| 三連複 | 4 - 5 - 10 | 3,410円 | 12番人気 |
| 三連単 | 10 - 4 - 5 | 30,580円 | 111番人気 |
馬場：良
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