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nige｜ブリーダーズGC - 2024年8月27日門別11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8 | 11 | ◎ | オーサムリザルト | 1.1 | 牝4 | 57.0 | 武豊 | 着差以上に強い内容でレース条件は良化 |
| 2 | 6 | 8 | ▲ | デリカダ | 17.6 | 牝5 | 55.0 | 三浦皇成 | 前走は展開不向きで良化は感じる |
| 3 | 7 | 9 | ドライゼ | 50.2 | 牝5 | 55.0 | 石川倭 | ||
| 4 | 7 | 10 | サンオークレア | 71.5 | 牝5 | 55.0 | 吉村智洋 | ||
| 5 | 1 | 1 | シダー | 16.6 | 牝5 | 55.0 | 富田暁 | ||
| 6 | 4 | 4 | ○ | サーマルソアリング | 5.2 | 牝4 | 55.0 | 北村友一 | 雨馬場歓迎で自分のレースをすれば |
| 7 | 2 | 2 | △ | エナハツホ | 80.3 | 牝5 | 55.0 | 藤懸貴志 | 勝ちに行った馬が止まれば無欲の差しで |
| 8 | 5 | 6 | ポルラノーチェ | 114.8 | 牝3 | 52.0 | 落合玄太 | ||
| 9 | 3 | 3 | スギノプリンセス | 288.9 | 牝4 | 55.0 | 服部茂史 | ||
| 10 | 5 | 5 | ウワサノシブコ | 456.7 | 牝6 | 55.0 | 松井伸也 | ||
| 11 | 8 | 12 | サウスヴィル | 579.1 | 牝3 | 52.0 | 宮内勇樹 | ||
| 12 | 6 | 7 | メイドイットマム | 141.5 | 牝4 | 55.0 | 桑村真明 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| ３連単 | 通常 | 11 - 4 - 8 | 7,000円 |
| 11 - 4 - 2 | 3,000円 | ||
| 合計 | 2通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
nigeのコメント
【火曜門別勝負R:傾向・全馬評価あり】レース条件良化で普通に走れば！
＜予想＞
◎：オーサムリザルト
着差以上に強い内容でレース条件は良化
○：サーマルソアリング
雨馬場歓迎で自分のレースをすれば
▲：デリカダ
前走は展開不向きで良化は感じる
△：エナハツホ
勝ちに行った馬が止まれば無欲の差しで
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：2番人気】ダイオライト記念(4,2)→平安S(11,16)→マーキュリーC(4,2)
【中央：1番人気】3歳1勝クラス(東京ダ1600)(1,4)→3歳1勝クラス(東京ダ1600)(2,1)→関東オークス(3,1)
【中央：4番人気】三条S(3勝クラス)(3,4)→薫風S(3勝クラス)(7,5)→ポプラS(3勝クラス)(4,1)
・2022年
【中央：3番人気】ネモフィラ賞(10,3)→3歳1勝クラス(阪神ダ1800m)(6,1)→関東オークス(4,1)
【中央：2番人気】エンプレス杯(4,5)→アンタレスS(12,4)→マリーンS(5,5)
【中央：1番人気】下総S(3勝クラス)(5,1)→スレイプニルS(10,1)→マーキュリーC(7,2)
・2021年
【中央：1番人気】エンプレス杯(1,1)→平安S(3,3)→帝王賞(9,8)
【中央：4番人気】梅田S(3勝クラス)(1,2)→三条S(3勝クラス)(1,1)→スパーキングRC(3,2)
【中央：3番人気】名古屋城S(5,2)→吾妻小富士S(2,3)→マーメイドS(16,13)
例年は、中距離の実績馬がJBCに向けての始動戦とすることでメンバーが揃うレース。近3走で、牝馬限定の交流重賞2着以内か中央OPクラス4着以内の実績があるのが理想。
今年は中央の3歳馬は出走していないが、ハッキリ傾向として出ているのが「3歳馬が勝ちきれない」こと。
牝馬限定になって10回開催されているが、3歳馬で勝ったのは2022年のグランブリッジだけ。出走した中央の3歳馬は、1勝クラスを勝った直後の中央馬と地方馬の戦いになる「関東オークス」を勝っている馬がほとんど。
Jpn2の関東オークスを勝っていると、一昨年まで古馬重賞未勝利馬と同じ斤量だった。それに加えて、古馬相手になって相手強化になる。同年のJBCレディスクラシックを勝つホワイトフーガでも勝てていないので、この時期に古馬の実績馬相手に勝つことが難しいことが分かる。グランブリッジ級の素質があるのかが、1着に来られるかの判断基準になる。
地方馬は、地元門別勢は中央馬と能力差が大きく、南関東の馬も中央馬と同じ門別までの輸送競馬になるので厳しい戦いになる。
※参考：過去10年の3歳馬成績（中央馬のみ、3歳時実績）
2023年：1番人気2着パライバトルマリン（関東オークス1着）
2022年：3番人気1着グランブリッジ（関東オークス1着）
2021年：なし
2020年：1番人気3着レーヌブランシュ（関東オークス1着）
2019年：3番人気3着ラインカリーナ（関東オークス1着）
2018年：6番人気5着ハービンマオ（関東オークス1着）
2017年：1番人気2着クイーンマンボ（関東オークス1着、兵庫CS3着）
2016年：3番人気2着タイニーダンサー（関東オークス1着）、2番人気3着ビービーバーレル（大沼S2着）
2015年：2番人気3着ホワイトフーガ（関東オークス1着、端午S1着）
2014年：なし
＜展開＞
絶対逃げたい馬は不在。サーマルソアリングが出たなりでハナを取る可能性が高く、スタートは遅めだが前にスペースがあったらシダーがハナを取りに行く可能性もある。前走で逃げたオーサムリザルトは、ソラを使うのでできれば逃げたくないはず。
どちらが逃げても、前半はゆったりした入りで向正面の中盤から徐々にペースが上がる平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、オーサムリザルト
晩秋S(3勝クラス)(1,1)→アルデバランS(1,1)→エンプレス杯(1,1)
前走のエンプレス杯(JpnII)は、一番スタートは良かったが内の馬に譲って2番手から追走。ただ、ペースが遅くて1周目4コーナーで先頭に出て逃げる形。2周目向正面でペースを上げて、アイコンテーラーがピッタリついてきたが直線で振り切って、迫ってきたグランブリッジに差されずクビ差で勝利。
コーナーのきつい川崎で出遅れて差す形だとアイコンテーラーやグランブリッジ相手に分が悪いと考えていたが、まさかの好スタートからの逃げ。それもアイコンテーラーを潰して、気を抜きながらグランブリッジに差されず勝利。
着差はクビ差だが、1頭になると気を抜くところがあるので脚が止まったわけではない。レース後コメントでも、その点に触れて「ちょっとヒヤッとしましたが、内容的には完勝だったと思います。」と言っていた。着差以上に強い内容だった。
今回は、前走より相手関係やレース条件が良くなっているのが魅力。
他の中央馬より2kg斤量が重いが、牡馬相手の地方交流重賞で好走するグランブリッジ・アイコンテーラー級の馬は不在。成長中のサーマルソアリングはいるが、前走と比べると相手関係は楽になっている。
コースは、川崎より門別のほうが広いので走りやすい。枠も外枠に入って、内の出方を見ながらでレース運びもしやすいし、出遅れても盛り返しやすい。
余程相手を舐めた仕上げで出てこなければ（この点も調教から大丈夫と思う）、勝てると考えて頭固定で勝負する。
買い目は、2着デリカダのパターンも買えば当たりやすいとは思うが、そこまで買うとオッズが低いので大本線での回収が少なくなる。そこは割り切って、1着・2着を固定した3連単2点の勝負とした。
対抗は、サーマルソアリング
トルマリンS(1,1)→総武S(1,2)→兵庫女王盃(1,3)
前走の兵庫女王盃(JpnIII：園田ダ1870m)は、いつもより出脚が鈍くて好位外の4番手で追走。2周目2コーナーで3番手に上がって向正面へ。向正面の中盤で外から早めに動いてきたアーテルアストレアの動きに抵抗していたが、4コーナーで交わされて0.8秒差3着。
ライオットガールのマイペース逃げに付き合って、アーテルアストレアが動いてきたから仕方なく動くレース運び。自分のレースではなく、相手に合わせるレースをして負けていた。もっと自信を持って乗っていい馬なのにと感じる内容だった。
あと、出脚が少し遅かったり、抵抗して交わされたのを見ると、園田のかなり時計のかかっていた馬場も合わなかった。
今回は、逃げられる可能性がある相手で、雨が降ってくれるのは歓迎。
適性的には、ペースに柔軟に対応できているタイプ。先行するテンの脚があって、中山のロングスパート戦に対応できる持続力があり、スローペースでも瞬発力とトップスピードの速さを見せている。逃げてマイペースだと、初ダートの1勝クラスで大差勝ちをしている。
あと、前走で地方の時計のかかる馬場に不安を感じる負け方だったので、火曜にかなりの雨が降ってくれるのはプラス材料。2勝クラスで中山の超高速馬場で完勝して、時計のかかる地方の馬場だと良馬場より雨が降ってくれたほうがいい。
ただ、現状のパフォーマンスだとオーサムリザルトのほうが上。中央のレースだと、出遅れたときや馬場適性でオーサムリザルトに先着できる可能性はあるが、実質少頭数で地方の馬場だとオーサムリザルトに先着するのは難しいと感じる。
それにオーサムリザルトを倒しやすいのは、オーサムリザルトの前にいる馬より、気を抜いたときに差せる後ろにいる馬（エンプレス杯のグランブリッジのような形）。前にいてオーサムリザルトのプレッシャーを耐え切って勝つのは難しいので、1着なしの対抗とした。
単穴は、デリカダ
門司S(4,14)→総武S(3,6)→平城京(5,11)
前走の平城京S(OP:京都ダ1800m)は、最内で抜群のスタート。そこから位置を取りに行って2列目最内の3番手で追走。前半はやや速めのペースだったが、向正面でアウトレンジが外から動いてきたのでハイペース。直線に入って粘っていたが、脚が止まって1.5秒差11着。
完全に差し有利のレースになったので、止まったのは仕方ない。このレースに出走するドライゼに0.1秒先着されたが、ドライゼは後方集団にいたのでデリカダのほうが評価は上。この完敗は気にしないでいい。
今回は、相手は揃っているが、力が出し切れそうな位置取りとペースになりそうなのは歓迎。
好位を取って、そこで長くいい脚を使って好走するタイプ。屈腱炎で1年9ヶ月の休養後に結果が出ていないが、2走前の総武Sは良化を感じられた。
あおったので差す競馬になって6着までだったが、上がり4位の脚で0.8秒差（あの位置から差せるトップスピードの速さはない）。ひと叩きして、休む前の走りが戻るか分からない状況から良化が見えたレースだった。
この相手なら好位から追走できて、前走のようなハイペースにもならない。ロングスパート戦は歓迎なので、好位で上位評価の2頭にどこまで食らいつけるか。好走できる条件なので期待する。
4番手は、エナハツホ
仁川S(14,8)→名古屋城S(11,13)→ブリリアントS(13,15)
ブリリアントSは、前半が遅すぎたのでロングスパート戦になったが前残り。名古屋城Sは、超スローペースで行った行ったの結果。ここ2戦は、脚質的にノーチャンスだったので仕方ない凡走。
今回は、実質上位争いできる馬が少ないのでレース運びがしやすく、オーサムリザルト相手に勝ちに行くレース運びをする馬が止まる可能性があるレース。
ハンデ戦だったが、仁川Sでは最速上がりタイの脚で0.5秒差8着。いつもより先頭との差が小さい状態で直線に入れて、前の馬の脚が止まると馬券圏内争いに加われる末脚はある。無欲の差しでの好走を警戒して相手に入れておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
シダー
トルマリンS(3勝クラス)(2,11)→桃山S(3勝クラス)(11,16)→ポプラS(3勝クラス)(4,1)
前走のポプラS(3勝クラス:札幌ダ1700m)は、スタートは遅かったが大外だったので、すぐ隣の逃げ馬を追いかけるように位置を取りに行って2番手で追走。前半ゆったりしたペースで、向正面で外から1頭が動いてきたので、抵抗してハナへ。3コーナーから徐々にペースを上げて、直線でそのまま押し切って1.3/4馬身差で勝利。
かなりの高速馬場なのに、前半の700mが43.2秒。同日の未勝利戦で3番手の馬が勝ったレースが42.1秒。同日1勝クラスで前有利で2番手の馬が勝ったレースでも42.3秒。かなり前半が楽だったので、展開の恩恵があったレース。
あと、もまれたくない馬なので少頭数の大外は最高の枠だった。一方で、今回は最内に入って最悪の枠。スタートが遅いので、この枠からハナを取るのは難しい。もし取れたとしても、前でサーマルソアリングとオーサムリザルトのプレッシャーに耐えて残るのも難しい。外枠なら4番手候補だったが、この枠だと出たなりで運良く外に出せることを願うか、下げて外に出す着拾いの乗り方をしてくれるのを願うしかない。富田騎手だと位置を取りに行って好位内になりそうなのもあり、厳しいと考えて消す判断になった。
■ 地方馬
スギノプリンセス
2023年ロジータ記念2着馬だが、膝の骨折があって3戦連続凡走で門別へ。移籍初戦だった前走で2着。骨折後では一番いい走りだったが、このメンバーで好走できる内容ではないので厳しい。門別の牝馬限定なら面白い存在になる。
ウワサノシブコ
去年のブリーダーズゴールドカップは2.4秒差5着。長距離戦歓迎の馬なので、着拾いに徹してどれだけ中央馬・南関東の馬が崩れてくれるか。今年も掲示板争いに加われたら上出来。
ポルラノーチェ
前走のノースクイーンCは、0.6 秒差4着。時計的にはこの馬なりに走っていて、古馬に力負けの内容。さらに距離が伸びて、相手も強くなっているので厳しい。
メイドイットマム
去年の関東オークスで0.3秒差5着、今年のクイーン賞では2.9秒差6着。このレースに照準を合わせて門別に戻ってきて、叩き2戦目で良化してノースクイーンCで0.6秒差3着。まだ良化できるので、地方馬最先着なら取れていい。ただ、中央馬との能力差は大きいので馬券圏内は厳しい。
ドライゼ
前走のスパーキングレディーカップ(JpnIII:川崎ダ1600m)は、後方の3番手から追走。3コーナーに入る少し前から動き出して、直線で外へ。そこからじわじわしか伸びず1.7秒差7着。23kg増が影響した可能性はあるが、完全に差し有利の展開で伸びきれず内容は悪かった。
今回は、1600mより2000mのほうが競馬はしやすいので距離延長は歓迎。ただ、相手が前走以上に揃っている。それで中央馬と同じ門別まで輸送もある。平城京Sでは、展開不向きで崩れたデリカダに0.1秒しか先着できなかったので普通に走って先着は難しい。強くなって3勝クラスを勝ち上がったのではなく、手薄な牝馬限定で展開も合って勝ち上がったのでこの相手は厳しい。
サンオークレア
南関東では「C1」から「B1B2」で安定して走っていて、門別の牝馬限定重賞でヒダカソウカップ1着、ノースクイーンC2着に好走。安定していい走りをしているが、3走前にマテリアルガールに1.9秒差に完敗している。中央馬相手に好走できる内容ではないので厳しい。
サウスヴィル
2走前に「C4」を勝ったばかりで、中央未勝利以下のパフォーマンスなので厳しい。
＜予想＞
◎：オーサムリザルト
着差以上に強い内容でレース条件は良化
○：サーマルソアリング
雨馬場歓迎で自分のレースをすれば
▲：デリカダ
前走は展開不向きで良化は感じる
△：エナハツホ
勝ちに行った馬が止まれば無欲の差しで
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：2番人気】ダイオライト記念(4,2)→平安S(11,16)→マーキュリーC(4,2)
【中央：1番人気】3歳1勝クラス(東京ダ1600)(1,4)→3歳1勝クラス(東京ダ1600)(2,1)→関東オークス(3,1)
【中央：4番人気】三条S(3勝クラス)(3,4)→薫風S(3勝クラス)(7,5)→ポプラS(3勝クラス)(4,1)
・2022年
【中央：3番人気】ネモフィラ賞(10,3)→3歳1勝クラス(阪神ダ1800m)(6,1)→関東オークス(4,1)
【中央：2番人気】エンプレス杯(4,5)→アンタレスS(12,4)→マリーンS(5,5)
【中央：1番人気】下総S(3勝クラス)(5,1)→スレイプニルS(10,1)→マーキュリーC(7,2)
・2021年
【中央：1番人気】エンプレス杯(1,1)→平安S(3,3)→帝王賞(9,8)
【中央：4番人気】梅田S(3勝クラス)(1,2)→三条S(3勝クラス)(1,1)→スパーキングRC(3,2)
【中央：3番人気】名古屋城S(5,2)→吾妻小富士S(2,3)→マーメイドS(16,13)
例年は、中距離の実績馬がJBCに向けての始動戦とすることでメンバーが揃うレース。近3走で、牝馬限定の交流重賞2着以内か中央OPクラス4着以内の実績があるのが理想。
今年は中央の3歳馬は出走していないが、ハッキリ傾向として出ているのが「3歳馬が勝ちきれない」こと。
牝馬限定になって10回開催されているが、3歳馬で勝ったのは2022年のグランブリッジだけ。出走した中央の3歳馬は、1勝クラスを勝った直後の中央馬と地方馬の戦いになる「関東オークス」を勝っている馬がほとんど。
Jpn2の関東オークスを勝っていると、一昨年まで古馬重賞未勝利馬と同じ斤量だった。それに加えて、古馬相手になって相手強化になる。同年のJBCレディスクラシックを勝つホワイトフーガでも勝てていないので、この時期に古馬の実績馬相手に勝つことが難しいことが分かる。グランブリッジ級の素質があるのかが、1着に来られるかの判断基準になる。
地方馬は、地元門別勢は中央馬と能力差が大きく、南関東の馬も中央馬と同じ門別までの輸送競馬になるので厳しい戦いになる。
※参考：過去10年の3歳馬成績（中央馬のみ、3歳時実績）
2023年：1番人気2着パライバトルマリン（関東オークス1着）
2022年：3番人気1着グランブリッジ（関東オークス1着）
2021年：なし
2020年：1番人気3着レーヌブランシュ（関東オークス1着）
2019年：3番人気3着ラインカリーナ（関東オークス1着）
2018年：6番人気5着ハービンマオ（関東オークス1着）
2017年：1番人気2着クイーンマンボ（関東オークス1着、兵庫CS3着）
2016年：3番人気2着タイニーダンサー（関東オークス1着）、2番人気3着ビービーバーレル（大沼S2着）
2015年：2番人気3着ホワイトフーガ（関東オークス1着、端午S1着）
2014年：なし
＜展開＞
絶対逃げたい馬は不在。サーマルソアリングが出たなりでハナを取る可能性が高く、スタートは遅めだが前にスペースがあったらシダーがハナを取りに行く可能性もある。前走で逃げたオーサムリザルトは、ソラを使うのでできれば逃げたくないはず。
どちらが逃げても、前半はゆったりした入りで向正面の中盤から徐々にペースが上がる平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、オーサムリザルト
晩秋S(3勝クラス)(1,1)→アルデバランS(1,1)→エンプレス杯(1,1)
前走のエンプレス杯(JpnII)は、一番スタートは良かったが内の馬に譲って2番手から追走。ただ、ペースが遅くて1周目4コーナーで先頭に出て逃げる形。2周目向正面でペースを上げて、アイコンテーラーがピッタリついてきたが直線で振り切って、迫ってきたグランブリッジに差されずクビ差で勝利。
コーナーのきつい川崎で出遅れて差す形だとアイコンテーラーやグランブリッジ相手に分が悪いと考えていたが、まさかの好スタートからの逃げ。それもアイコンテーラーを潰して、気を抜きながらグランブリッジに差されず勝利。
着差はクビ差だが、1頭になると気を抜くところがあるので脚が止まったわけではない。レース後コメントでも、その点に触れて「ちょっとヒヤッとしましたが、内容的には完勝だったと思います。」と言っていた。着差以上に強い内容だった。
今回は、前走より相手関係やレース条件が良くなっているのが魅力。
他の中央馬より2kg斤量が重いが、牡馬相手の地方交流重賞で好走するグランブリッジ・アイコンテーラー級の馬は不在。成長中のサーマルソアリングはいるが、前走と比べると相手関係は楽になっている。
コースは、川崎より門別のほうが広いので走りやすい。枠も外枠に入って、内の出方を見ながらでレース運びもしやすいし、出遅れても盛り返しやすい。
余程相手を舐めた仕上げで出てこなければ（この点も調教から大丈夫と思う）、勝てると考えて頭固定で勝負する。
買い目は、2着デリカダのパターンも買えば当たりやすいとは思うが、そこまで買うとオッズが低いので大本線での回収が少なくなる。そこは割り切って、1着・2着を固定した3連単2点の勝負とした。
対抗は、サーマルソアリング
トルマリンS(1,1)→総武S(1,2)→兵庫女王盃(1,3)
前走の兵庫女王盃(JpnIII：園田ダ1870m)は、いつもより出脚が鈍くて好位外の4番手で追走。2周目2コーナーで3番手に上がって向正面へ。向正面の中盤で外から早めに動いてきたアーテルアストレアの動きに抵抗していたが、4コーナーで交わされて0.8秒差3着。
ライオットガールのマイペース逃げに付き合って、アーテルアストレアが動いてきたから仕方なく動くレース運び。自分のレースではなく、相手に合わせるレースをして負けていた。もっと自信を持って乗っていい馬なのにと感じる内容だった。
あと、出脚が少し遅かったり、抵抗して交わされたのを見ると、園田のかなり時計のかかっていた馬場も合わなかった。
今回は、逃げられる可能性がある相手で、雨が降ってくれるのは歓迎。
適性的には、ペースに柔軟に対応できているタイプ。先行するテンの脚があって、中山のロングスパート戦に対応できる持続力があり、スローペースでも瞬発力とトップスピードの速さを見せている。逃げてマイペースだと、初ダートの1勝クラスで大差勝ちをしている。
あと、前走で地方の時計のかかる馬場に不安を感じる負け方だったので、火曜にかなりの雨が降ってくれるのはプラス材料。2勝クラスで中山の超高速馬場で完勝して、時計のかかる地方の馬場だと良馬場より雨が降ってくれたほうがいい。
ただ、現状のパフォーマンスだとオーサムリザルトのほうが上。中央のレースだと、出遅れたときや馬場適性でオーサムリザルトに先着できる可能性はあるが、実質少頭数で地方の馬場だとオーサムリザルトに先着するのは難しいと感じる。
それにオーサムリザルトを倒しやすいのは、オーサムリザルトの前にいる馬より、気を抜いたときに差せる後ろにいる馬（エンプレス杯のグランブリッジのような形）。前にいてオーサムリザルトのプレッシャーを耐え切って勝つのは難しいので、1着なしの対抗とした。
単穴は、デリカダ
門司S(4,14)→総武S(3,6)→平城京(5,11)
前走の平城京S(OP:京都ダ1800m)は、最内で抜群のスタート。そこから位置を取りに行って2列目最内の3番手で追走。前半はやや速めのペースだったが、向正面でアウトレンジが外から動いてきたのでハイペース。直線に入って粘っていたが、脚が止まって1.5秒差11着。
完全に差し有利のレースになったので、止まったのは仕方ない。このレースに出走するドライゼに0.1秒先着されたが、ドライゼは後方集団にいたのでデリカダのほうが評価は上。この完敗は気にしないでいい。
今回は、相手は揃っているが、力が出し切れそうな位置取りとペースになりそうなのは歓迎。
好位を取って、そこで長くいい脚を使って好走するタイプ。屈腱炎で1年9ヶ月の休養後に結果が出ていないが、2走前の総武Sは良化を感じられた。
あおったので差す競馬になって6着までだったが、上がり4位の脚で0.8秒差（あの位置から差せるトップスピードの速さはない）。ひと叩きして、休む前の走りが戻るか分からない状況から良化が見えたレースだった。
この相手なら好位から追走できて、前走のようなハイペースにもならない。ロングスパート戦は歓迎なので、好位で上位評価の2頭にどこまで食らいつけるか。好走できる条件なので期待する。
4番手は、エナハツホ
仁川S(14,8)→名古屋城S(11,13)→ブリリアントS(13,15)
ブリリアントSは、前半が遅すぎたのでロングスパート戦になったが前残り。名古屋城Sは、超スローペースで行った行ったの結果。ここ2戦は、脚質的にノーチャンスだったので仕方ない凡走。
今回は、実質上位争いできる馬が少ないのでレース運びがしやすく、オーサムリザルト相手に勝ちに行くレース運びをする馬が止まる可能性があるレース。
ハンデ戦だったが、仁川Sでは最速上がりタイの脚で0.5秒差8着。いつもより先頭との差が小さい状態で直線に入れて、前の馬の脚が止まると馬券圏内争いに加われる末脚はある。無欲の差しでの好走を警戒して相手に入れておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
シダー
トルマリンS(3勝クラス)(2,11)→桃山S(3勝クラス)(11,16)→ポプラS(3勝クラス)(4,1)
前走のポプラS(3勝クラス:札幌ダ1700m)は、スタートは遅かったが大外だったので、すぐ隣の逃げ馬を追いかけるように位置を取りに行って2番手で追走。前半ゆったりしたペースで、向正面で外から1頭が動いてきたので、抵抗してハナへ。3コーナーから徐々にペースを上げて、直線でそのまま押し切って1.3/4馬身差で勝利。
かなりの高速馬場なのに、前半の700mが43.2秒。同日の未勝利戦で3番手の馬が勝ったレースが42.1秒。同日1勝クラスで前有利で2番手の馬が勝ったレースでも42.3秒。かなり前半が楽だったので、展開の恩恵があったレース。
あと、もまれたくない馬なので少頭数の大外は最高の枠だった。一方で、今回は最内に入って最悪の枠。スタートが遅いので、この枠からハナを取るのは難しい。もし取れたとしても、前でサーマルソアリングとオーサムリザルトのプレッシャーに耐えて残るのも難しい。外枠なら4番手候補だったが、この枠だと出たなりで運良く外に出せることを願うか、下げて外に出す着拾いの乗り方をしてくれるのを願うしかない。富田騎手だと位置を取りに行って好位内になりそうなのもあり、厳しいと考えて消す判断になった。
■ 地方馬
スギノプリンセス
2023年ロジータ記念2着馬だが、膝の骨折があって3戦連続凡走で門別へ。移籍初戦だった前走で2着。骨折後では一番いい走りだったが、このメンバーで好走できる内容ではないので厳しい。門別の牝馬限定なら面白い存在になる。
ウワサノシブコ
去年のブリーダーズゴールドカップは2.4秒差5着。長距離戦歓迎の馬なので、着拾いに徹してどれだけ中央馬・南関東の馬が崩れてくれるか。今年も掲示板争いに加われたら上出来。
ポルラノーチェ
前走のノースクイーンCは、0.6 秒差4着。時計的にはこの馬なりに走っていて、古馬に力負けの内容。さらに距離が伸びて、相手も強くなっているので厳しい。
メイドイットマム
去年の関東オークスで0.3秒差5着、今年のクイーン賞では2.9秒差6着。このレースに照準を合わせて門別に戻ってきて、叩き2戦目で良化してノースクイーンCで0.6秒差3着。まだ良化できるので、地方馬最先着なら取れていい。ただ、中央馬との能力差は大きいので馬券圏内は厳しい。
ドライゼ
前走のスパーキングレディーカップ(JpnIII:川崎ダ1600m)は、後方の3番手から追走。3コーナーに入る少し前から動き出して、直線で外へ。そこからじわじわしか伸びず1.7秒差7着。23kg増が影響した可能性はあるが、完全に差し有利の展開で伸びきれず内容は悪かった。
今回は、1600mより2000mのほうが競馬はしやすいので距離延長は歓迎。ただ、相手が前走以上に揃っている。それで中央馬と同じ門別まで輸送もある。平城京Sでは、展開不向きで崩れたデリカダに0.1秒しか先着できなかったので普通に走って先着は難しい。強くなって3勝クラスを勝ち上がったのではなく、手薄な牝馬限定で展開も合って勝ち上がったのでこの相手は厳しい。
サンオークレア
南関東では「C1」から「B1B2」で安定して走っていて、門別の牝馬限定重賞でヒダカソウカップ1着、ノースクイーンC2着に好走。安定していい走りをしているが、3走前にマテリアルガールに1.9秒差に完敗している。中央馬相手に好走できる内容ではないので厳しい。
サウスヴィル
2走前に「C4」を勝ったばかりで、中央未勝利以下のパフォーマンスなので厳しい。
払戻金
| 単勝 | 11 | 110円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 11 | 100円 | 1番人気 |
| 8 | 230円 | 4番人気 | |
| 9 | 290円 | 5番人気 | |
| 枠連複 | 6 - 8 | 680円 | 3番人気 |
| 馬連複 | 8 - 11 | 540円 | 2番人気 |
| 馬連単 | 11 - 8 | 750円 | 3番人気 |
|---|---|---|---|
| ワイド | 8 - 11 | 340円 | 3番人気 |
| 9 - 11 | 390円 | 4番人気 | |
| 8 - 9 | 1,740円 | 16番人気 | |
| 三連複 | 8 - 9 - 11 | 2,570円 | 9番人気 |
| 三連単 | 11 - 8 - 9 | 5,180円 | 17番人気 |
馬場：良
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