週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【8月26(土)】
小倉6R 3歳未勝利 ダ1700m 晴 稍重
4番
ララマルシュドロワ(6番人気1着)
スタートは取り立てて速くもなかったがそつなく出た感じ。内枠を利してすんなり先頭に立つと、内ラチ沿いをロスなく回りマイペースに持ち込んだ。道中競られることなく気分良く進めたのも大きいが、直線は後続を引き離す一方。デビューが遅かったが初戦から4着し、7ヶ月空いてのこの日、未勝利とはいえ逃げて上り最速のぶっちぎり。ダート1700ⅿで今日のように逃げられれば上に行っても通用するはず。次走ダート1700mで内枠に入ったら狙ってみたい。 【次走注目度:A】
小倉9R 2歳オープン ひまわり賞 芝1200m 晴 良
8番
テイエムチュララン(2番人気1着)
スタートはそれほど速くないが、二の脚の付き方が速くアッという間に先頭に。今日のメンバーでは一頭だけスピードの絶対値が違った印象。まだまだ馬が子供で、直線に入っても右に左に蛇行してまっすぐ走れていないが、残り100ⅿで馬が本気になったら追わなくとも楽々後続を引きちぎるパフォーマンス。先に行って抑える競馬ができるかどうかがカギだが、少なくとも小倉2歳ステークスまでは安泰。次走迷わず本命だ。 【次走注目度:S】
【8月27日(日)】
新潟11R G3
新潟2歳ステークス 芝1600m 晴 良
6番
ショウナンマヌエラ(10番人気2着)
今回、『
金言録』の記事で本命にした馬。10番人気ながらよく踏ん張った。Vを何回見直してみても、最も強いレースをしたのは勝った
アスコリピチェーノだが、650ⅿある直線をよく踏ん張って逃げ粘っている。スタートセンスが抜群で、Vで確認すると加速がつくまでの“歩数”が他の馬と全く違う。3F通過35.4秒は明らかにスローペースで展開が向いたこともあるがいい内容だった。この時期に重賞で2着できたことは、後のローテーションを組む上で非常に大きい。『金言録』でも触れた通り、母系に入るスカーレットリボンは早熟血統で、古馬になってから活躍できるかどうかはわからないが、平坦で直線の短いコースなら明け3歳クラシック前までは狙えそう。今回の好走で人気は多少背負いそうだが、条件が合えば次走も狙ってみたい。 【次走注目度:A】
札幌11R G3
キーンランドカップ 芝1200m 曇 重
12番
トウシンマカオ(2番人気3着)
今日のレースで
ナムラクレアにあのレースをされてしまうと、正直最初から他の馬に出番などなかったのだろうが、唯一負かせる可能性があったとしたらこの馬だっただろう。スタートを一斉に飛び出した何頭かの中でも圧倒的なダッシュ力で、一気に先頭に出たのを抑えた格好。中団前から進める形も良かったが、惜しむらくは直線で外に出せなかったこと。3角から4角で
ナムラクレアに蓋をされ出られなくなって内に進路を求めた残り200ⅿ手前、狭いところに突っ込もうとした馬が一瞬ためらい、スピードが死んでいる。あそこを
ナムラクレアの内に張り付く形で外に追えていたら、差し切りまではなくとも2着はあったように思う。ただ、改めて芝のスプリント戦での能力の高さを認識できた。次走ハイレベルなメンバーと戦った時にどこまでやれるか注目してみたい。 【次走注目度:A】
(文:のら~り)
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