巴賞(OP、芝1800メートル)が5日、函館競馬場で10頭によって争われ、2番人気の
トーラスジェミニ(美・小桧山、牡4)が、スタートを決めて逃げ切り勝ちを飾った。2着は7番人気の
ミラアイトーン。1番人気の
レッドサイオンは、中団から伸びず7着に敗れた。
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エプソムCの3着はだてではなかった。
トーラスジェミニの逃走劇に、木幡育騎手がしてやったりの笑顔。「自分の競馬ができれば、本当に強い馬ですよ」と絶賛した。
スタートが決まったことで迷わずハナへ。とにかく前残りが多かった今週の函館の馬場を的確につかんで、1000メートル通過61秒0のスローに落として直線勝負へ。ラスト3ハロンを35秒0でまとめて、後続の追撃を許さなかった。「馬体重は変わりなかったですけど、前走より状態はよかった。スムーズに行けて、最後まで粘り強かったです」と、自身初のオープン勝ちに興奮を隠せなかった。
今後については未定だが、
函館記念(19日、函館、GIII、芝2000メートル)なら、展開の鍵を握る馬に。注目の人馬が北の夏を熱くしそうだ。(柴田章利)
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