セイリュウ1号
ジャンヌ
マカロニスタンダーズ
岡村信将
村吉
豚ミンC
田口啄麻
万葉Sが6日、京都競馬場で15頭によって争われ、1番人気のタガノディアマンテが鮮やかな差し切り勝ち。初コンビで勝利へと導いた川田騎手は、開幕週で計5勝を挙げリーディング2位と好発進を決めた。同馬は天皇賞・春(5月3日、京都、GI、芝3200メートル)を目標としたローテーションが組まれる。 新春競馬恒例のマラソンレースで、今年の飛躍を予感させる快勝劇だ。明け4歳馬のタガノディアマンテが、1番人気に応えて3馬身半差でV。一昨年11月の未勝利戦以来となる待望の2勝目へと導いたのは、初コンビの川田騎手だ。 「この枠(〔8〕枠(15)番)なので、馬の気持ちを優先してリズム良く走れましたし、いい内容で勝ち切ることができました」 大外枠からゆったりと進めて、最初のコーナーでは最後方のインを追走。向こう正面で中団までポジションを上げると、直線では早めに先頭に立ち後続を突き放した。上がり3ハロン35秒8はメンバー最速。距離をロスしやすい大外枠からでも、折り合いをつけてうまく立ち回り、末脚を引き出した鞍上の好騎乗も光った。 川田騎手は通算1万回騎乗となった京都9Rをハナ差で競り勝つなど、この日3勝を挙げて、日月で計5勝。今年、自身が目標に掲げる初のリーディング奪取へ、好スタートを切った。 鮫島調教師は「強かったですね。少し動くのが早いかなと思ったけど、前半はロスなく運んで、脚がたまっていたんでしょう。こういう勝ち方をしてくれたし、春の天皇賞が目標になると思います」と満足げ。今後は状態を見て1戦挟み、大舞台へ臨む予定だ。 昨年は皐月賞(6着)、日本ダービー(9着)、菊花賞(7着)とクラシック3戦を戦い抜いた。GI6勝のオルフェーヴルの血を受け継ぐ素質馬が、最強ステイヤーを目指して突き進む。 (渡部陽之助)★6日京都11R「万葉S」の着順&払戻金はこちら