第47回
中日新聞杯(10日、小倉11R、GIII、3歳以上オープン、ハンデ、芝2000メートル、1着本賞金4100万円=出走18頭)
大野拓弥騎手騎乗の11番人気
コスモファントム(牡4歳、栗東・
宮徹厩舎)がゴール前の大混戦を制し、昨年2着に敗れた雪辱を果たした。勝ちタイム1分59秒6(稍重)。
クビ差の2着には中団追走から直線で伸びた4番人気
ゲシュタルト、さらにハナ差の3着には早め先頭から押し切りを図った2番人気
ダノンバラードが入り、1番人気
エクスペディションは直線しぶとく伸びるも4着だった。
中京競馬場の改装工事のため、昨年に続いて小倉開催となった
中日新聞杯。ゴール前のクビ、ハナ差の大混戦を制したのは、昨年のこのレースで2着に泣いた
コスモファントムだった。
道中は5、6番手を追走。「前々でスムーズに乗ることを心がけた」という大野騎手に導かれて4コーナーで先頭に取りつくと、直線では
ダノンバラード、
ゲシュタルトとの追い比べを展開。11番人気の低評価に奮起するように2頭の間を割って伸び、最後はクビ差抜け出した。
これがデビュー7年目でのJRA重賞初勝利となった大野騎手は「素直にうれしいです。(直線での3頭の叩き合いでは)相手も盛り返してきたので、最後までしのいでくれ、と。正攻法の競馬ができますし、これからも結果を出してほしいですね」とパートナーをたたえた。
コスモファントムは父Stephen Got Even、母Southern House、母の父Paris Houseという血統。通算成績18戦4勝。重賞は11年の中山金杯(GIII)に続く2勝目。
宮徹調教師は
中日新聞杯初勝利。
払戻金は単勝が5510円、枠連は(4)-(6)で6910円、馬連は(7)-(12)で1万7240円、馬単は(12)-(7)で4万2750円、3連複は(7)-(12)-(13)で1万7840円、3連単は(12)-(7)-(13)で20万5710円、ワイドは(7)-(12)が4400円、(12)-(13)が2470円、(7)-(13)が640円。