第18回
アーリントンC(28日、阪神11R、GIII、3歳オープン国際、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金4000万円=出走13頭)
小牧太騎乗で6番人気の
ダブルウェッジが3番手から抜け出して重賞初制覇(通算2勝目)。タイム1分35秒6(良)。2着は12番人気の
マイネルエルフが入り馬単は3万4830円の大波乱となった。1番人気の
アイアンルックは4着、芝に挑んだダートのGI馬・
スーニは12着に敗れた。
真の力が備わっていることを堂々とアピールした。
ダブルウェッジが好位から鮮やかに抜け出して重賞勝ち。年明けの
シンザン記念2着(12番人気)がフロックでないことを証明した。
「力があると信じていましたし、自分では負けられない気持ちだったんですよ。まだ成長途上の段階だけど、かなりの能力は秘めていますね」
小牧太騎手がホッとした表情を見せる。道中は3番手。掛かり気味になるところをなだめながら進み、ラスト1ハロンで先頭に立つとそのまま押し切った。「抜け出すとフワフワした。落ち着きも欲しい。そのあたりを克服すれば…」。課題を口にしながらもジョッキーはGIに夢をはせる。
田所秀調教師も「(1)番枠もよかった。春は
NHKマイルC(5月10日、東京、GI、芝1600メートル)を目標に仕上げる」と笑顔をのぞかせた。(佐藤将美)