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【佐賀・霧島賞2024】地方競馬重賞展望 JRA勢優勢、アイタカが連勝で重賞初Vへ

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【佐賀・霧島賞2024】地方競馬重賞展望 JRA勢優勢、アイタカが連勝で重賞初Vへ


霧島賞・レース概要】
現在開催されている、JRAの小倉競馬では、九州産馬限定の2歳馬戦が組まれているが、本競走も最初は小倉競馬場での九州産馬限定レースだった。現在の条件では、3歳以上2勝クラスに相当し、1960年に始まった歴史のあるレースでもある。九州の牧場関係者やオーナーの間では「九州産馬の天皇賞」と呼ばれ、最大目標となっていたレースでもあった。当時は芝1800~2000m戦で争われていた。
1997年からは地方競馬でのレースとなり、当初は佐賀、荒尾、中津という、九州の3つの競馬場の間で持ち回り開催となっていたが、2001年以降は荒尾競馬場でのレースとして定着していた。その荒尾競馬場が2011年限りで廃止となったことに伴い、翌2012年からは佐賀競馬場でのレースとなり、現在に至る。
佐賀競馬場のダート1400m戦で争われ、JRA所属馬は3歳以上2勝クラス以下の馬が、地方所属馬は3歳以上オープンクラスの馬が出走可能。

霧島賞・検討のポイント】
昨年の小倉・ひまわり賞で勝利したテイエムチュララン、同2着のアイタカが揃って出走する。この2頭を含む、JRA勢を取り巻く戦況となりそうだ。

霧島賞・出走馬概要】
アイタカ
前述したひまわり賞で先着を許したテイエムチュラランは今回が初ダートとなる。ならば、2月に同じ佐賀1400m戦のたんぽぽ賞で2着に入り、6月の交流戦でも大差勝ちを決めたこの馬のほうが、コース経験を考えても有利と判断すべきではないだろうか。エイシンフラッシュ産駒で、熊本県のストームファームコーポレーション生産馬。JRA所属の女性騎手としては史上2人目となる、通算100賞を達成したばかりの永島まなみ騎手が、引き続き手綱を取る。

テイエムチュララン
同馬の母テイエムチュラサンは、一般馬を相手に2005年のアイビスSDを制した名牝で、昨年のひまわり賞勝利はその母系からスピード能力を引き継いだ結果と言えるかもしれない。このスピードをダートで活かすことができるかどうかが、大きなポイントとなりそうだ。鹿児島県のテイエム牧場生産馬。今回は太宰啓介騎手に手綱が戻る。

ゴーツウキリシマ
上記2頭よりひとつ上の世代で、2年前のひまわり賞で3着に入っている。佐賀でも交流戦で2勝を挙げており、コース経験という点でも不安はない。今年に入って障害戦を使われていたが、前走で平地の東京芝1400m戦を使われてからの出走だけに、レースの流れに戸惑う心配はないだろう。鹿児島県の釘田義美氏による生産馬。初勝利時の鞍上、地元・佐賀の山口勲騎手とのコンビにも注目したい。

JRA所属馬が優勢だが、2走前に栄城賞に出走したカシノルーカス(鹿児島県・徳重正幸氏生産)や、下級条件ながら高知で一般馬相手に連勝中のアイアンムスメ(鹿児島県・釘田義美氏生産)といった、地方所属馬にも注目したい。

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