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【水沢・一條記念みちのく大賞典2024】地方競馬重賞展望 重賞連勝中のグランコージーが登場

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【水沢・一條記念みちのく大賞典2024】地方競馬重賞展望 重賞連勝中のグランコージーが登場


一條記念みちのく大賞典・レース概要】
盛岡競馬場と水沢競馬場で交互に開催される岩手競馬。双方の競馬場に厩舎があり、盛岡で開催がある日は水沢所属馬が、逆に水沢での開催時は盛岡所属馬が、それぞれ当日に輸送される。使用する馬運車にはかつて岩手競馬で活躍した馬たちの名前が付けられているが、本競走の優勝馬名が馬運車の名前になっている。岩手競馬における重賞格付けはM1で、歴史と権威がある重賞競走となっている。レース名の「一條」は岩手出身で、日本の競走馬生産に多大な功績を残した一條牧夫、友吉親子に由来する。
創設は1973年。例外はあるが、基本的には2008年までは盛岡で、2009年以降は水沢で6~~8月に行われている。距離は創設時から2000mで変わっていない。優勝馬には来月行われるマーキュリーカップの優先出走権が付与され、同競走に参戦するJRA所属馬を迎え撃つ存在となる地元馬を選定するレースという意味合いもある。

一條記念みちのく大賞典・検討のポイント】
重賞連勝中のグランコージーが一応の中心となりそうだが、距離に課題があり、逆転候補を探すのが馬券検討上は面白そうだ。

一條記念みちのく大賞典・出走馬概要(3~4頭)】
グランコージー
2走前の赤松杯、前走のシアンモア記念はいずれも1600m戦。2000m戦は2020年の不来方賞、ダービーグランプリ、2022年の桐花賞でそれぞれ3着に入っているが、勝ち星はない。2022年の本競走でも4着に敗れている。この2ハロンの距離延長が大きな課題となりそうで、この点に付け入る隙ありと言えそうだ。

スズカゴウケツ
トライアルの1800m戦、あすなろ賞優勝馬。元中央3勝馬で、初勝利も新潟の芝1800m戦で争われた未勝利戦だった。赤松杯7着、シアンモア記念6着と、グランコージーに差をつけられて敗れているが、距離が延びれば、逆転の可能性は十分にある。

ヴァケーション
昨年の優勝馬。古くは2019年に川崎・全日本2歳優駿を制したJpn1馬でもある。昨年のこのレースを勝利した後、勝ち星がない点は気になるが、2走前の赤松杯3着、前走のシアンモア記念2着という戦績を見る限り、距離延長が取りこぼし対策になる可能性は高い。

ゴールドギア
あすなろ賞2着馬。今年で9歳となる古豪だが、芝2400m戦での勝ち星もある元中央オープン馬。この距離延長はプラスとなる可能性が高く、軽視できない。

上記4頭以外では、昨年の桐花賞2着馬フレイムウィングスも、前走のあすなろ賞で3着に入っており、軽視禁物の存在だ。

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