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【園田・六甲盃2024】地方競馬重賞展望 吉原寛人×セイカメテオポリスには逆らえない⁉

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【園田・六甲盃2024】地方競馬重賞展望 吉原寛人×セイカメテオポリスには逆らえない⁉


六甲盃・レース概要】
園田競馬場が「アラブのメッカ」と呼ばれていた最中の1962年に、4歳(現3歳)のアングロアラブによる兵庫3冠競走(菊水賞、楠賞全日本アラブ優駿と本競走)における最終関門の一戦として、10月に創設された。当時は2300m(1999年のみ2400m)で実施されていた。
その後、兵庫県競馬にサラブレッドが導入されたことに伴い、2002年からはサラブレッドによる4歳馬以上のレースとして生まれ変わった。距離も1870mに短縮された。その後、姫路競馬場2000m戦として3月に組まれたり(2005・2006年)、園田の2400m戦に距離が延長されて東海・近畿・北陸・中国地区交流戦に変更されたり(2007年~)と数多の変更を繰り返してきたが、2019年からは現在の6月開催(前年度は2019年3月に実施)されると同時に、地方全国交流重賞となった。さらに今年からは1870m戦に変更となる。

六甲盃・検討のポイント】
他地区から3頭が遠征して参戦するが、この3頭がいずれも軽視できない存在で、その比較が大きなポイントとなりそうだ。地元・兵庫勢がこれら3頭を相手にどのような競馬を見せるかにも注目したい一戦。

六甲盃・出走馬概要(3~4頭)】
セイカメテオポリス
佐賀への長距離輸送で臨んだ2走前、はがくれ大賞典を勝利。その後は少しレース間隔を空けた後に、地元の大井記念で3着に入っている。今回も、3走前の金盃(大井、2着)からコンビを組んでいる金沢の吉原寛人騎手が手綱を取る以上、中心視せざるを得ない。佐賀への遠征を克服した今となっては、園田でのレースは地元戦と変わらない感覚で挑むことができるはずだ。

ユアヒストリー
前述のはがくれ大賞典は3着。この馬はその後出走しておらず、ややレース間隔が空いた形での参戦となる。元JRAオープン馬で、南関東・船橋に移籍後も昨年の埼玉新聞栄冠賞で3着、今年の報知オールスターカップで3着にそれぞれ入るなど、このメンバーでも地力は上位と言って差し支えない。澤田龍哉騎手の継続騎乗で臨む。

ガルボマンボ
高知所属馬。2走前の1900m戦・二十四万石賞で2着、前走の1600m戦・福永洋一記念で7着という結果を見る限り、今回の1870mのほうがこの馬には合っていると思われる。園田への遠征は、2022年11月の楠賞(4着)以来だが、当時が1400m戦だったことを考えれば見直しが必要だろう。2022年の高知優駿を制したダービー馬の意地に期待したい。引き続き林謙佑騎手が騎乗する。

上記3頭の遠征馬を迎え撃つ、地元・兵庫の大将格はツムタイザンではないだろうか。ただ、笠松に遠征してマーチカップを勝利した前走については高く評価されるべきだが、レース間隔が空いている点だけが気になる。

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