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【園田金盃】2番人気スマイルミーシャが追い比べ制して〝兵庫中距離最強馬〟に

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中距離の最強馬を決める「園田金盃」(1870メートル)が7日、12頭によって争われ、吉村智洋騎乗で単勝2番人気のスマイルミーシャ(牝3・飯田厩舎)が、ゴール前の激しい追い比べを制してV。2014年トーコーニーケ以来、9年ぶりに3歳牝馬が勝利した。アタマ差の2着は20年の2歳王者ツムタイザン。1番人気に推された昨年の覇者ラッキードリームは3着に終わった。



3歳最強牝馬が一気に頂点まで上り詰めた。1番人気のラッキードリームがスタートを決めて、ハナへ行く構えを見せる意外な展開に。スマイルミーシャはそれを見る形になったが、吉村騎手は「ラッキードリームが前にいたのはラッキーでしたね。内をロスなく立ち回って理想的でした」と振り返った。

途中でベラジオソノダラブが掛かり気味に先頭に立つ、落ち着きどころのない展開となったが、スマイルミーシャはうまく脚がたまっていた。「(マークしていた)ラッキードリームは交わせると思ったが、外から手応えよく上がってきた馬がいた」というツムタイザンを目標に切り替え、追い比べに持ち込んで振り切った。鞍上の好判断が光った一戦だった。

「中距離のナンバーワンになって迎え撃つ立場になりましたが、まだまだ成長できると思います」

気性面を含めてまだ伸びしろが見込める逸材。今後の活躍がますます楽しみになった。(門田光生)



♦飯田良弘調教師「イメージとは違う展開になりましたが、内で脚をためたのがしまいの伸びにつながったと思います。状態を見てからになりますが、来年1月11日のコウノトリ賞(1870メートル)から、4月4日に行われる新設重賞の兵庫女王杯(1870メートル)を目標にしています」

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