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【南関東重賞展望】JBCレディスクラシック2023 JRA所属馬が上位独占の可能性大! 中でも狙い目となるのは?

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【南関東重賞展望】JBCレディスクラシック2023 JRA所属馬が上位独占の可能性大! 中でも狙い目となるのは?


JBCレディスクラシック・レース概要】
JBC当日に行われるJpn1・3競走のひとつ。他の2競走(クラシック、スプリント)の創設から10年遅れて、2011年から施行されるようになった。牝馬限定戦としては唯一のJpn1競走で、ダート戦線における女王決定戦となっている。
クラシック、スプリントと同様、全国各地の競馬場において毎年持ち回りで開催され、施行距離も競馬場によって変わる。2023年は大井競馬場のダート1800m戦で争われる。

JBCレディスクラシック・検討のポイント】
2017年に大井所属のララベルが勝利したが、地方所属馬が勝利したのはこの時だけ。今年もJRA所属馬が上位を独占する可能性が高い。このJRA勢の中での比較が重要なポイントとなりそうだ。

JBCレディスクラシック・出走馬概要】
ライオットガール
盛岡で行われた昨年の覇者、ヴァレーデラルナの手綱を取っていた岩田望来騎手が今年手綱を取るのはこの3歳牝馬。2年連続で3歳馬の優勝があるのか、注目される。
レパードSの覇者で、前走のレディスプレリュードは3着。当時の勝ち馬アーテルアストレアとは0秒1差で、古馬相手の重賞挑戦2度目となる今回はその成長力から逆転も十分に考えられる。他の馬より2キロ軽い、53キロで出走できる点も魅力的だ。

ヴァレーデラルナ
昨年の優勝後は別定戦で他の馬と斤量に差がついてしまうこともあり、勝ち星はない。前走のレディスプレリュード(6着)時も57キロでの出走を余儀なくされていた。今回は定量戦で、55キロで出走できるだけに巻き返しがあっても不思議はない。
逃げ馬不在の顔ぶれで、最内枠を引いた点もこの馬にはプラス材料となりそうだ。前走同様、横山武史騎手が手綱を取る。

グランブリッジ
前走のレディスプレリュードはクビ差で2着。勝ったアーテルアストレアとは斤量差が1キロあったことを考えると、定量戦となる今回は逆転する可能性は十分にある。大井の1800m戦は、今年1月にTCK女王盃を勝利した舞台でもある。
注目したいのは、J.モレイラ騎手が手綱を取る点。「マジックマン」は大井でどんな騎乗を見せ、ファンを魅了するのか、期待したい。

アーテルアストレア
前哨戦・レディスプレリュードの覇者。今年は前哨戦も本番も大井1800m戦だけに、前走を勝ってこの舞台に駒を進めた点は評価する必要がある。
前述した他馬との斤量差がなくなる点や3歳馬の成長、そしてM.デムーロ騎手との初コンビ、さらに大外枠と克服すべき課題は多いが、軽視できる存在でないことは言うまでもない。

上記4頭以外では、7月のスパーキングレディーカップで2着に入ったスピーディキックが地方所属馬ということもあり、人気になると思われる。但し、レディスプレリュードでの5着という結果は完敗と言えるものであり、巻き返しを期待するのは難しいかもしれない。むしろ、門別のブリーダーズゴールドカップを勝ったテリオスベルや、前走の盛岡・マイルチャンピオンシップ南部杯で3着に入ったレディバグのほうが馬券圏内に食い込む可能性が高い。
なお、武豊騎手が騎乗予定だったアイコンテーラーは同騎手の負傷により、松山弘平騎手が代わりに手綱を取ることになった。この馬も2走前にダートで一変し、前走のシリウスステークスでは牡馬を相手に2着に入っている。軽視は禁物だ。


(文・菅野一郎)

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