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nige｜兵庫女王盃 - 2024年4月4日園田11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | 7 | ○ | ライオットガール | 5.3 | 牝4 | 55.0 | 岩田望来 | 雨の影響がある馬場歓迎で好位で流れに乗れば |
| 2 | 5 | 5 | ▲ | アーテルアストレア | 2.5 | 牝5 | 55.0 | 菱田裕二 | 右回りで直線も短いと差し切るまでは |
| 3 | 7 | 9 | ◎ | サーマルソアリング | 2.3 | 牝4 | 54.0 | 西村淳也 | 外枠に入って斤量差もあれば |
| 4 | 6 | 8 | △ | キャリックアリード | 13.6 | 牝5 | 54.0 | 御神本訓 | 中央馬を見ながら前走のような走りをすれば |
| 5 | 2 | 2 | ヴィブラフォン | 9.8 | 牝5 | 54.0 | 横山武史 | ||
| 6 | 4 | 4 | スマイルミーシャ | 17.5 | 牝4 | 54.0 | 吉村智洋 | ||
| 7 | 3 | 3 | アンティキティラ | 320.0 | 牝5 | 54.0 | 多田羅誠 | ||
| 8 | 1 | 1 | アキュートガール | 415.4 | 牝5 | 54.0 | 鴨宮祥行 | ||
| 9 | 7 | 10 | マヤローザ | 361.5 | 牝6 | 54.0 | 廣瀬航 | ||
| 10 | 5 | 6 | レッツゴーローズ | 160.5 | 牝4 | 54.0 | 笹田知宏 | ||
| 11 | 8 | 11 | エイシンレミー | 742.6 | 牝4 | 54.0 | 佐々木世 | ||
| 12 | 8 | 12 | マラッカ | 738.0 | 牝6 | 54.0 | 松戸政也 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| ３連単 | 通常 | 9 - 7 - 5 | 4,000円 |
| 9 - 5 - 7 | 3,000円 | ||
| ﾌｫｰﾒｰｼｮﾝ | 9 - 57 - 8 |
各1,500円 | |
| 合計 | 4通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
nigeのコメント
【木曜園田勝負R:傾向・全馬評価あり】スムーズに走れる条件でこの相手なら期待！
＜予想＞
◎9.サーマルソアリング
外枠に入って斤量差もあれば
○7.ライオットガール
雨の影響がある馬場歓迎で好位で流れに乗れば
▲5.アーテルアストレア
右回りで直線も短いと差し切るまでは
△8.キャリックアリード
中央馬を見ながら前走のような走りをすれば
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：1番人気】ブリーダーズGC(3,1)→JBCレディスクラシック(2,2)→クイーン賞(2,2)
【中央：2番人気】八女特別(2勝クラス)(1,1)→トルマリンS(3勝クラス)(1,1)→JBCレディスクラシック(3,1)
【中央：3番人気】ブリーダーズGC(2,2)→レディスプレリュード(2,1)→JBCレディスクラシック(4,5)
・2022年
【中央：1番人気】スパーキングRC(1,6)→レディスプレリュード(1,2)→JBCレディスクラシック(1,1)
【中央：4番人気】西脇S(3勝クラス)(3,1)→カノープスS(2,1)→ベテルギウスS(1,2)
【中央：2番人気】20年神無月S(3勝クラス)(1,2)→21年神無月S(3勝クラス)(4,14)→市川S(3勝クラス)(6,1)
・2021年
【中央：1番人気】桜島S(3勝クラス)(2,1)→レディスプレリュード(1,1)→JBCレディスクラシック(1,3)
【中央：3番人気】ブリーダーズGC(1,3)→レディスプレリュード(2,4)→JBCレディスクラシック(4,5)
【中央：4番人気】ブリーダーズGC(2,1)→レディスプレリュード(4,3)→JBCレディスクラシック(5,6)
去年までは、1月中旬～下旬に「TCK女王盃」として実施されていたが、今年から大井から園田に移設。名称も「兵庫女王盃」に変更して行われる。過去3年3着以内馬のローテーションは、前年までのTCK女王盃の結果。
去年までの実施時期だとJBCレディスクラシックを走っていた馬が、レース間隔が短いクイーン賞を使わずに年明け初戦に走るのが王道だった。
実施時期が4月上旬に変更されたことで、前走がJBCレディスクラシックだとレース間隔が約5ヶ月と長くなる。今年3頭が出走しているクイーン賞（今年から実施時期が2月上旬に変更）を使った馬の出走が今後は王道になる。クイーン賞を使った馬と、3勝クラス・オープンクラスを走った馬が戦うレースになることが今後想定される。
ただし、牝馬トップクラスの1～2頭は、兵庫女王盃でなく川崎記念を使うことがパターンになりそう（今年は、アイコンテーラーとグランブリッジが川崎記念へ）。これは、今年から定量戦になったエンプレス杯を見据えて同条件を走れること、牡馬のトップクラスがドバイに行っていること、兵庫女王盃だと斤量を背負わされることなどが理由。
＜展開＞
逃げたいのは、内枠に入ったヴィブラフォン。外からライオットガールとサーマルソアリングが好位外へ（ライオットガールがサーマルソアリングを前に行かせる可能性もある）。それに続いて、スマイルミーシャ、レッツゴーローズ、キャリックアリード、アーテルアストレアあたりが追走。
隊列はすぐ決まりそうで、前半はゆったりした入り。2周目の2コーナー辺りから全体のペースが上がってのロングスパート戦。全体的には、平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、サーマルソアリング
2勝クラス:中山1800m(1,1)→トルマリンS(3勝クラス)(1,1)→総武S(1,2)
前走の総武S(中山1800m)は、外枠からじわっと出して好位外の6番手で追走。3コーナーに入って3頭分外から進出して、直線に入ってすぐに2番手。そこから前を追って伸びていたが、外からもっといい脚でゴールドハイアーが伸びてきて3/4馬身差2着。
5ヶ月ぶりだったが、外枠からスムーズに走って長く脚を使っての好内容。牝馬限定の条件戦を完勝続きだったので、レースレベルが上がって経験の差が出た印象。勝ったゴールドハイアーは、キング騎手が最高の騎乗をして6歳で自己ベストのパフォーマンスで走っていた。相手を褒めるレースで、牝馬限定の地方交流重賞に挑戦する前に、このレベルのレースを経験できたのは次につながると感じたレース。
今回は、外枠に入れたので不安なく狙える。
これまでのダートは、逃げるか好位外からの競馬。ガッツリもまれる位置で走ったことがない。テンションが高い馬なので、内枠に入って被される形になったら脆さが出る未知の怖さがある。その点で、今回も外枠に入ったことで未知の不安はなくなった。
適性的には、ペースには柔軟に対応できているタイプ。先行するテンの脚があって、中山のロングスパート戦に対応できる持続力があり、スローペースでも瞬発力とトップスピードの速さを見せている。今回想定している緩めの入りからのロングスパート戦に問題なく対応できる。
相手関係は、ダートでは初重賞挑戦になるが前走のパフォーマンスで走れば勝てていい相手。それに加えて、アーテルアストレアとライオットガールは、どちらも気になる要素がある（詳細は、各馬の評価で）。それに加えて、実績の差で斤量が1kg軽いのも有利。
課題を挙げるなら、時計がかかる馬場が未知なこと。
2勝クラスで超高速馬場だった中山1800mで勝っていて、トルマリンSは良馬場でもやや時計が出ていた馬場を好時計で勝っている。軽い馬場での実績があるので、園田の時計のかかる馬場の対応は未知の課題。
でも、水曜にかなりの雨量の雨が降る予報。今の馬場の園田だと雨でもそれなりに時計はかかると思うが、パサパサでタフな馬場でないのは歓迎。
あと、テンションの高さに関しては、今のところレースで悪い影響は出ていない。パドックでイレ込んでいると思うが、いつものことなので気にしないでいい。レースでは、折り合って走れている。
未知の課題はあるが、まだ成長中でもまれる心配のない外枠にも入ったので期待する。
対抗は、ライオットガール
JBCレディスクラシック(5,6)→23年クイーン賞(3,1)→24年クイーン賞(1,4)
前走の24年クイーン賞(船橋1800m)は、外枠からじわっと出して好位外の4番手で追走。テリオスベルが縦長の展開を作って、3コーナーの少し前に内から進出。外からアーテルアストレアに前に行かれて、直線に入るところで外へ。そこから伸びきれずに、キャリックアリードに差されて4着。
負けるにしてもキャリックアリードに差されるのは、本来の走りではない。23年クイーン賞と違って時計がかかっていた馬場、ハンデが56kgで斤量2kg増、兵庫女王盃・エンプレス杯も見据えた休み明け（10kg増）など、いろいろ重なっての結果だと考えている。
今回は、好位を無理せずに取れそうな枠の並びは歓迎。
脚を溜めたところでそこまでいい脚を使える馬ではないので、前で流れに乗るのが重要。今回の枠の並びなら、出遅れなければ好位外の2～4番手は取れる。枠なりに2番手を取りに行ってもいいが、サーマルソアリングより前にいるとプレッシャーを前で受ける。自分のペースで走ることを考えると、サーマルソアリングの外か後ろで追いかける方が2着を取る可能性は上がる。
適性的には、ペース対応には柔軟性があるタイプ。新潟の緩急のある流れで2023年レパードSを勝って、ハイペースの持続力勝負だった23年クイーン賞を勝っている。想定する前半緩めからのロングスパート戦は対応できる。
課題は、馬場への対応としっかり絞れてくるか。
馬場的には、どちらかと言うと軽い馬場の方が得意。未勝利～2勝クラスは、雨の影響があって時計が出ていた馬場で勝っていて、勝った23年クイーン賞も船橋にしては時計が出ていた。
その点で、園田の馬場への対応は課題になる。でも、水曜の雨で不安は軽減される。あと、またレース間隔が少し空いているので、10kg増の馬体が絞れて出てくるのかも課題。
課題はあるが、好位外を取って流れに乗れば好走できていい相手と条件なので期待する。
単穴は、アーテルアストレア
JBCレディスクラシック(3,3)→チャンピオンズC(13,9)→24年クイーン賞(2,1)
前走の24年クイーン賞(船橋1800m)は、縦長の中団6番手で追走。向正面の中盤から徐々に進出を開始して、3コーナーでは好位外の4番手（先頭と2馬身半差くらい）。4コーナーでさらに位置を上げて、2番手で直線へ。直線でテリオスベルがかなりしぶとかったが、残り50mくらいで交わして1.1/2馬身差で勝利。
テリオスベルが向正面で少し引き付けてくれたのはあったが、向正面で進出して差を縮めて、3～4コーナーで外から位置を上げた走りは、右回りの大井ではなかった。やはり左回り巧者と感じる内容だった。
今回は、右回りでここへの勝負度も低そうなのが課題。
2勝クラスの時の小倉(2022年RKB賞)ほどではないが、3走前・4走前の大井で右回りだとコーナーリングが上手くないところが出ていた。前走の走りと比べると、右回りだとコーナーではついて行くだけで、直線に入ってから加速して差を縮めている。
今回は、右回りに加えて、大井より直線が短い園田になる。向正面でどれだけ前との差を縮めて3コーナーに入れるかが重要。その点で、想定する展開だと向正面で全体のペースが上がって位置を上げるのが難しくなる。菱田騎手がペースに対応して、早い段階で位置を上げたりする柔軟な対応が必要になる（これはどんな騎手でも難しい）。
あと、クイーン賞を勝った後に「兵庫女王盃を挟むかは未定で、エンプレス杯を目標にする」とされていた。使ってきたので走れる状態と思うが、目標は左回りの川崎で行われるエンプレス杯。勝負度が少し低くなるのが自然な流れ。
菱田騎手がどう乗るかと、その乗り方にアーテルアストレアが対応できるかの不安がある。課題はあるが、能力で好走できていいと考えてこの評価になった。
4番手は、キャリックアリード
TUF杯(3勝クラス)(1,1)→神奈川記念(3,2)→24年クイーン賞(4,3)
前走の24年クイーン賞(船橋1800m)は、大外からライオットガールを追いかけるようにじわっと出して5番手で追走。向正面で外からアーテルアストレアと前のライオットガールが動いたので、一緒に進出。前の2頭には離されたが、脚が鈍ったライオットガールは交わして1.4秒差4着。
相手強化に加えて、地方移籍初戦だったが、自己ベストのパフォーマンスで好内容。積極的に勝ちに行く騎乗ではないが、中央馬を見ながら脚が止まるようなら差せる位置にいて力を出し切っていた。
今回も、前走のようなレース運びをすれば馬券圏内争いに加われていい。
適性的には、この馬もペース対応に柔軟性があるタイプ。東京や新潟の緩急のあるスローペースで速い上がりで勝っていて、中山や福島のペースが流れる展開でも持続力を見せている。ここ2戦は、地方の時計のかかる馬場にも対応していて馬場も不問。
能力的には上位評価馬より少し下と考えているが、上位評価馬には不安材料がある。パフォーマンスを落とす馬が出てきたら、前走のように馬券圏内に浮上していい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ヴィブラフォン
ポプラS(3勝クラス)(8,4)→奥羽S(3勝クラス)(5,1)→神奈川記念(5,1)
前走の神奈川記念(川崎1600m)は、いいスタートで最内から主張してきたポリゴンウェイヴにハナを譲って2番手から追走。1コーナーに入る前にペースが落ち着いて2コーナーでは全体が一団。3コーナーに入るところで先頭に出て、少し後続と差を広げて直線へ。直線でしぶとく粘って、キャリックアリードが迫ってきたが3/4馬身差で勝利。
1～2コーナーでかなり緩んだので、前有利のレース。1着ヴィブラフォンは、2番手から3コーナー先頭。3着ユティタムは、3番手から3コーナー2番手。4着フォーヴィスムは、2列目最内。そんな中で、3列目最内で動けずに、4コーナーから直線に入るところでようやく外に出せて2着だったのがキャリックアリード。
レース直後は、コーナー角度のきつい川崎で減速ラップ（ラスト4F12.2 - 13.2 - 13.4 - 13.7）だったので見た目より前がきつかったと思っていた。でも、キャリックアリードがクイーン賞であれだけ走れたことを考えると、かなり時計のかかる馬場で前の馬の脚が鈍っても残れる展開。見た目通り前有利だったと考えた方が納得できる。
2走前の奥羽Sも展開に恵まれていた。同日の3歳以上1勝クラスの前半900mが53.7秒なのに、奥羽Sは55.0秒。3歳以上1勝クラスのペースでも逃げた馬が2着、2番手の馬が1着。奥羽Sでも2着が2番手の馬だったように、どれだけ楽逃げだったのかが分かる。
今回も前半ゆったり入れそうだが、サーマルソアリングが3コーナーで先頭に並びかけてくると想定している。その形で1400mを勝てていて1700mまでしか経験していない馬が、園田1870mを我慢するイメージが浮かばなかった。想定よりペースアップが遅いと3着に残られる怖さはあるが、サーマルソアリングからだとここまで押さえられないと判断して消し。
■ 地方馬
アキュートガール
去年2月の梅見月杯までいい走りを続けていたのだが、急に別馬レベルにパフォーマンスが落ちて8戦連続で4着以下。好調時でも厳しいのに、今の走りで中央馬相手は厳しい。
アンティキティラ
地方馬のみの牝馬限定の重賞でがんばっている。でも、去年のレディスプレリュードで2.4秒差8着で、中央馬相手は厳しい。
スマイルミーシャ
12戦10勝、2着2回でほぼ完璧な成績。でも、兵庫CS3.7秒差5着ベラジオソノダラブと、中央馬相手だときついので地方交流重賞を使わなくなったハクサンアマゾネスに負けている。勝ったレースも、中央馬相手に好走できる内容や時計ではない。キャリックアリードがいるので、地方馬最先着も難しく、普通なら6着候補。ヴィブラフォンが潰されてバタバタになって、交わせて5着になったら上出来。
レッツゴーローズ
3走前に中央の1勝クラスを勝って、2勝クラスで0.9秒差7着後に地方移籍。中央の走りから移籍初戦で単勝1.1倍になっていたが、負けてしまった。未勝利・1勝クラスが、どちらも時計がかなり出ていた馬場。園田の馬場がかなり合わない可能性がある。中央の走りができれば、スマイルミーシャと大きな差のない走りができていいのだが、それでもこの相手では厳しい。
マヤローザ
中央では、1勝クラスで頭打ち。前走レッツゴーローズに勝ったが、スローペースで逃げた恩恵があった。この相手では厳しい。
エイシンレミー
出走して無事戻ってくることが仕事なので、ここも無事完走を（馬主：ホースケア）。
マラッカ
中央の1勝クラスに挑戦した時は、3戦全て12着。園田B2を勝ったばかりで、この相手では厳しい。
＜予想＞
◎9.サーマルソアリング
外枠に入って斤量差もあれば
○7.ライオットガール
雨の影響がある馬場歓迎で好位で流れに乗れば
▲5.アーテルアストレア
右回りで直線も短いと差し切るまでは
△8.キャリックアリード
中央馬を見ながら前走のような走りをすれば
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：1番人気】ブリーダーズGC(3,1)→JBCレディスクラシック(2,2)→クイーン賞(2,2)
【中央：2番人気】八女特別(2勝クラス)(1,1)→トルマリンS(3勝クラス)(1,1)→JBCレディスクラシック(3,1)
【中央：3番人気】ブリーダーズGC(2,2)→レディスプレリュード(2,1)→JBCレディスクラシック(4,5)
・2022年
【中央：1番人気】スパーキングRC(1,6)→レディスプレリュード(1,2)→JBCレディスクラシック(1,1)
【中央：4番人気】西脇S(3勝クラス)(3,1)→カノープスS(2,1)→ベテルギウスS(1,2)
【中央：2番人気】20年神無月S(3勝クラス)(1,2)→21年神無月S(3勝クラス)(4,14)→市川S(3勝クラス)(6,1)
・2021年
【中央：1番人気】桜島S(3勝クラス)(2,1)→レディスプレリュード(1,1)→JBCレディスクラシック(1,3)
【中央：3番人気】ブリーダーズGC(1,3)→レディスプレリュード(2,4)→JBCレディスクラシック(4,5)
【中央：4番人気】ブリーダーズGC(2,1)→レディスプレリュード(4,3)→JBCレディスクラシック(5,6)
去年までは、1月中旬～下旬に「TCK女王盃」として実施されていたが、今年から大井から園田に移設。名称も「兵庫女王盃」に変更して行われる。過去3年3着以内馬のローテーションは、前年までのTCK女王盃の結果。
去年までの実施時期だとJBCレディスクラシックを走っていた馬が、レース間隔が短いクイーン賞を使わずに年明け初戦に走るのが王道だった。
実施時期が4月上旬に変更されたことで、前走がJBCレディスクラシックだとレース間隔が約5ヶ月と長くなる。今年3頭が出走しているクイーン賞（今年から実施時期が2月上旬に変更）を使った馬の出走が今後は王道になる。クイーン賞を使った馬と、3勝クラス・オープンクラスを走った馬が戦うレースになることが今後想定される。
ただし、牝馬トップクラスの1～2頭は、兵庫女王盃でなく川崎記念を使うことがパターンになりそう（今年は、アイコンテーラーとグランブリッジが川崎記念へ）。これは、今年から定量戦になったエンプレス杯を見据えて同条件を走れること、牡馬のトップクラスがドバイに行っていること、兵庫女王盃だと斤量を背負わされることなどが理由。
＜展開＞
逃げたいのは、内枠に入ったヴィブラフォン。外からライオットガールとサーマルソアリングが好位外へ（ライオットガールがサーマルソアリングを前に行かせる可能性もある）。それに続いて、スマイルミーシャ、レッツゴーローズ、キャリックアリード、アーテルアストレアあたりが追走。
隊列はすぐ決まりそうで、前半はゆったりした入り。2周目の2コーナー辺りから全体のペースが上がってのロングスパート戦。全体的には、平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、サーマルソアリング
2勝クラス:中山1800m(1,1)→トルマリンS(3勝クラス)(1,1)→総武S(1,2)
前走の総武S(中山1800m)は、外枠からじわっと出して好位外の6番手で追走。3コーナーに入って3頭分外から進出して、直線に入ってすぐに2番手。そこから前を追って伸びていたが、外からもっといい脚でゴールドハイアーが伸びてきて3/4馬身差2着。
5ヶ月ぶりだったが、外枠からスムーズに走って長く脚を使っての好内容。牝馬限定の条件戦を完勝続きだったので、レースレベルが上がって経験の差が出た印象。勝ったゴールドハイアーは、キング騎手が最高の騎乗をして6歳で自己ベストのパフォーマンスで走っていた。相手を褒めるレースで、牝馬限定の地方交流重賞に挑戦する前に、このレベルのレースを経験できたのは次につながると感じたレース。
今回は、外枠に入れたので不安なく狙える。
これまでのダートは、逃げるか好位外からの競馬。ガッツリもまれる位置で走ったことがない。テンションが高い馬なので、内枠に入って被される形になったら脆さが出る未知の怖さがある。その点で、今回も外枠に入ったことで未知の不安はなくなった。
適性的には、ペースには柔軟に対応できているタイプ。先行するテンの脚があって、中山のロングスパート戦に対応できる持続力があり、スローペースでも瞬発力とトップスピードの速さを見せている。今回想定している緩めの入りからのロングスパート戦に問題なく対応できる。
相手関係は、ダートでは初重賞挑戦になるが前走のパフォーマンスで走れば勝てていい相手。それに加えて、アーテルアストレアとライオットガールは、どちらも気になる要素がある（詳細は、各馬の評価で）。それに加えて、実績の差で斤量が1kg軽いのも有利。
課題を挙げるなら、時計がかかる馬場が未知なこと。
2勝クラスで超高速馬場だった中山1800mで勝っていて、トルマリンSは良馬場でもやや時計が出ていた馬場を好時計で勝っている。軽い馬場での実績があるので、園田の時計のかかる馬場の対応は未知の課題。
でも、水曜にかなりの雨量の雨が降る予報。今の馬場の園田だと雨でもそれなりに時計はかかると思うが、パサパサでタフな馬場でないのは歓迎。
あと、テンションの高さに関しては、今のところレースで悪い影響は出ていない。パドックでイレ込んでいると思うが、いつものことなので気にしないでいい。レースでは、折り合って走れている。
未知の課題はあるが、まだ成長中でもまれる心配のない外枠にも入ったので期待する。
対抗は、ライオットガール
JBCレディスクラシック(5,6)→23年クイーン賞(3,1)→24年クイーン賞(1,4)
前走の24年クイーン賞(船橋1800m)は、外枠からじわっと出して好位外の4番手で追走。テリオスベルが縦長の展開を作って、3コーナーの少し前に内から進出。外からアーテルアストレアに前に行かれて、直線に入るところで外へ。そこから伸びきれずに、キャリックアリードに差されて4着。
負けるにしてもキャリックアリードに差されるのは、本来の走りではない。23年クイーン賞と違って時計がかかっていた馬場、ハンデが56kgで斤量2kg増、兵庫女王盃・エンプレス杯も見据えた休み明け（10kg増）など、いろいろ重なっての結果だと考えている。
今回は、好位を無理せずに取れそうな枠の並びは歓迎。
脚を溜めたところでそこまでいい脚を使える馬ではないので、前で流れに乗るのが重要。今回の枠の並びなら、出遅れなければ好位外の2～4番手は取れる。枠なりに2番手を取りに行ってもいいが、サーマルソアリングより前にいるとプレッシャーを前で受ける。自分のペースで走ることを考えると、サーマルソアリングの外か後ろで追いかける方が2着を取る可能性は上がる。
適性的には、ペース対応には柔軟性があるタイプ。新潟の緩急のある流れで2023年レパードSを勝って、ハイペースの持続力勝負だった23年クイーン賞を勝っている。想定する前半緩めからのロングスパート戦は対応できる。
課題は、馬場への対応としっかり絞れてくるか。
馬場的には、どちらかと言うと軽い馬場の方が得意。未勝利～2勝クラスは、雨の影響があって時計が出ていた馬場で勝っていて、勝った23年クイーン賞も船橋にしては時計が出ていた。
その点で、園田の馬場への対応は課題になる。でも、水曜の雨で不安は軽減される。あと、またレース間隔が少し空いているので、10kg増の馬体が絞れて出てくるのかも課題。
課題はあるが、好位外を取って流れに乗れば好走できていい相手と条件なので期待する。
単穴は、アーテルアストレア
JBCレディスクラシック(3,3)→チャンピオンズC(13,9)→24年クイーン賞(2,1)
前走の24年クイーン賞(船橋1800m)は、縦長の中団6番手で追走。向正面の中盤から徐々に進出を開始して、3コーナーでは好位外の4番手（先頭と2馬身半差くらい）。4コーナーでさらに位置を上げて、2番手で直線へ。直線でテリオスベルがかなりしぶとかったが、残り50mくらいで交わして1.1/2馬身差で勝利。
テリオスベルが向正面で少し引き付けてくれたのはあったが、向正面で進出して差を縮めて、3～4コーナーで外から位置を上げた走りは、右回りの大井ではなかった。やはり左回り巧者と感じる内容だった。
今回は、右回りでここへの勝負度も低そうなのが課題。
2勝クラスの時の小倉(2022年RKB賞)ほどではないが、3走前・4走前の大井で右回りだとコーナーリングが上手くないところが出ていた。前走の走りと比べると、右回りだとコーナーではついて行くだけで、直線に入ってから加速して差を縮めている。
今回は、右回りに加えて、大井より直線が短い園田になる。向正面でどれだけ前との差を縮めて3コーナーに入れるかが重要。その点で、想定する展開だと向正面で全体のペースが上がって位置を上げるのが難しくなる。菱田騎手がペースに対応して、早い段階で位置を上げたりする柔軟な対応が必要になる（これはどんな騎手でも難しい）。
あと、クイーン賞を勝った後に「兵庫女王盃を挟むかは未定で、エンプレス杯を目標にする」とされていた。使ってきたので走れる状態と思うが、目標は左回りの川崎で行われるエンプレス杯。勝負度が少し低くなるのが自然な流れ。
菱田騎手がどう乗るかと、その乗り方にアーテルアストレアが対応できるかの不安がある。課題はあるが、能力で好走できていいと考えてこの評価になった。
4番手は、キャリックアリード
TUF杯(3勝クラス)(1,1)→神奈川記念(3,2)→24年クイーン賞(4,3)
前走の24年クイーン賞(船橋1800m)は、大外からライオットガールを追いかけるようにじわっと出して5番手で追走。向正面で外からアーテルアストレアと前のライオットガールが動いたので、一緒に進出。前の2頭には離されたが、脚が鈍ったライオットガールは交わして1.4秒差4着。
相手強化に加えて、地方移籍初戦だったが、自己ベストのパフォーマンスで好内容。積極的に勝ちに行く騎乗ではないが、中央馬を見ながら脚が止まるようなら差せる位置にいて力を出し切っていた。
今回も、前走のようなレース運びをすれば馬券圏内争いに加われていい。
適性的には、この馬もペース対応に柔軟性があるタイプ。東京や新潟の緩急のあるスローペースで速い上がりで勝っていて、中山や福島のペースが流れる展開でも持続力を見せている。ここ2戦は、地方の時計のかかる馬場にも対応していて馬場も不問。
能力的には上位評価馬より少し下と考えているが、上位評価馬には不安材料がある。パフォーマンスを落とす馬が出てきたら、前走のように馬券圏内に浮上していい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ヴィブラフォン
ポプラS(3勝クラス)(8,4)→奥羽S(3勝クラス)(5,1)→神奈川記念(5,1)
前走の神奈川記念(川崎1600m)は、いいスタートで最内から主張してきたポリゴンウェイヴにハナを譲って2番手から追走。1コーナーに入る前にペースが落ち着いて2コーナーでは全体が一団。3コーナーに入るところで先頭に出て、少し後続と差を広げて直線へ。直線でしぶとく粘って、キャリックアリードが迫ってきたが3/4馬身差で勝利。
1～2コーナーでかなり緩んだので、前有利のレース。1着ヴィブラフォンは、2番手から3コーナー先頭。3着ユティタムは、3番手から3コーナー2番手。4着フォーヴィスムは、2列目最内。そんな中で、3列目最内で動けずに、4コーナーから直線に入るところでようやく外に出せて2着だったのがキャリックアリード。
レース直後は、コーナー角度のきつい川崎で減速ラップ（ラスト4F12.2 - 13.2 - 13.4 - 13.7）だったので見た目より前がきつかったと思っていた。でも、キャリックアリードがクイーン賞であれだけ走れたことを考えると、かなり時計のかかる馬場で前の馬の脚が鈍っても残れる展開。見た目通り前有利だったと考えた方が納得できる。
2走前の奥羽Sも展開に恵まれていた。同日の3歳以上1勝クラスの前半900mが53.7秒なのに、奥羽Sは55.0秒。3歳以上1勝クラスのペースでも逃げた馬が2着、2番手の馬が1着。奥羽Sでも2着が2番手の馬だったように、どれだけ楽逃げだったのかが分かる。
今回も前半ゆったり入れそうだが、サーマルソアリングが3コーナーで先頭に並びかけてくると想定している。その形で1400mを勝てていて1700mまでしか経験していない馬が、園田1870mを我慢するイメージが浮かばなかった。想定よりペースアップが遅いと3着に残られる怖さはあるが、サーマルソアリングからだとここまで押さえられないと判断して消し。
■ 地方馬
アキュートガール
去年2月の梅見月杯までいい走りを続けていたのだが、急に別馬レベルにパフォーマンスが落ちて8戦連続で4着以下。好調時でも厳しいのに、今の走りで中央馬相手は厳しい。
アンティキティラ
地方馬のみの牝馬限定の重賞でがんばっている。でも、去年のレディスプレリュードで2.4秒差8着で、中央馬相手は厳しい。
スマイルミーシャ
12戦10勝、2着2回でほぼ完璧な成績。でも、兵庫CS3.7秒差5着ベラジオソノダラブと、中央馬相手だときついので地方交流重賞を使わなくなったハクサンアマゾネスに負けている。勝ったレースも、中央馬相手に好走できる内容や時計ではない。キャリックアリードがいるので、地方馬最先着も難しく、普通なら6着候補。ヴィブラフォンが潰されてバタバタになって、交わせて5着になったら上出来。
レッツゴーローズ
3走前に中央の1勝クラスを勝って、2勝クラスで0.9秒差7着後に地方移籍。中央の走りから移籍初戦で単勝1.1倍になっていたが、負けてしまった。未勝利・1勝クラスが、どちらも時計がかなり出ていた馬場。園田の馬場がかなり合わない可能性がある。中央の走りができれば、スマイルミーシャと大きな差のない走りができていいのだが、それでもこの相手では厳しい。
マヤローザ
中央では、1勝クラスで頭打ち。前走レッツゴーローズに勝ったが、スローペースで逃げた恩恵があった。この相手では厳しい。
エイシンレミー
出走して無事戻ってくることが仕事なので、ここも無事完走を（馬主：ホースケア）。
マラッカ
中央の1勝クラスに挑戦した時は、3戦全て12着。園田B2を勝ったばかりで、この相手では厳しい。
払戻金
| 単勝 | 7 | 530円 | 3番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 7 | 130円 | 3番人気 |
| 5 | 110円 | 2番人気 | |
| 9 | 100円 | 1番人気 | |
| 枠連複 | 5 - 6 | 450円 | 2番人気 |
| 馬連複 | 5 - 7 | 620円 | 3番人気 |
| 馬連単 | 7 - 5 | 1,570円 | 6番人気 |
|---|---|---|---|
| ワイド | 5 - 7 | 210円 | 3番人気 |
| 7 - 9 | 190円 | 2番人気 | |
| 5 - 9 | 150円 | 1番人気 | |
| 三連複 | 5 - 7 - 9 | 380円 | 1番人気 |
| 三連単 | 7 - 5 - 9 | 3,800円 | 10番人気 |
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