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nige｜JBCレディスクラシ - 2022年11月3日盛岡10R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8 | 12 | ○ | ヴァレーデラルナ | 6.9 | 牝3 | 53.0 | 岩田望来 | 総合力の高さと成長力に期待 |
| 2 | 7 | 9 | グランブリッジ | 6.0 | 牝3 | 53.0 | 福永祐一 | ||
| 3 | 2 | 2 | ◎ | ショウナンナデシコ | 1.7 | 牝5 | 55.0 | 吉田隼人 | 定量戦の大目標レース |
| 4 | 6 | 7 | レーヌブランシュ | 84.0 | 牝5 | 55.0 | 松山弘平 | ||
| 5 | 7 | 10 | プリティーチャンス | 7.0 | 牝5 | 55.0 | C.デム | ||
| 6 | 4 | 4 | △ | テリオスベル | 13.7 | 牝5 | 55.0 | 江田照男 | 1800mなのは割引材料 |
| 7 | 5 | 6 | アナザーリリック | 15.6 | 牝4 | 55.0 | 川田将雅 | ||
| 8 | 8 | 11 | サルサレイア | 586.2 | 牝6 | 55.0 | 山本政聡 | ||
| 9 | 3 | 3 | ▲ | サルサディオーネ | 13.7 | 牝8 | 55.0 | 矢野貴之 | 逃げるペースとテリオスベルの存在が課題 |
| 10 | 6 | 8 | ジュランビル | 498.7 | 牝6 | 55.0 | 和田譲治 | ||
| 11 | 5 | 5 | ユノートルベル | 495.1 | 牝6 | 55.0 | 高松亮 | ||
| 取消 | 1 | 1 | -- | 牝4 | 55.0 | 山本聡哉 |
【注意】01ゴールデンヒーラーの出走取消により、1を含む買い目は無効になっています。（枠連は場合によって無効）
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | 通常 | 2 - 12 | 1,400円 |
| ３連単 | ﾌｫｰﾒｰｼｮﾝ | 2 - 312 - 3412 |
各700円 |
| 2 - 4 - 312 |
各400円 | ||
| 合計 | 7通り | 5,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 0円 | -5,000円 | 0% |
nigeのコメント
【傾向・全馬評価あり】前走内容なら能力通りに走れば大丈夫！
＜予想＞
◎：ショウナンナデシコ
定量戦の大目標レース
○：ヴァレーデラルナ
総合力の高さと成長力に期待
▲：サルサディオーネ
逃げるペースとテリオスベルの存在が課題
△：テリオスベル
1800mなのは割引材料
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年：金沢1500m
【中央：1番人気】マリーンC(1,2)→スパーキングレディーC(1,6)→レディスプレリュード(1,2)
【中央：6番人気】エンプレス杯(3,3)→マリーンC(3,2)→巴賞(5,9)
【中央：4番人気】三条S(3勝クラス)(1,1)→スパーキングレディーC(3,2)→ブリーダーズGC(4,2)
・2020年：大井1800m
【中央：2番人気】TCK女王盃(1,4)→栗東S(2,3)→スパーキングレディーC(1,1)
【中央：3番人気】TCK女王盃(5,1)→ブリーダーズGC(3,5)→レディスプレリュード(3,2)
【中央：1番人気】博多S(3勝クラス)(3,2)→桜島S(3勝クラス)(2,1)→レディスプレリュード(1,1)
・2019年：浦和1400m
【中央：3番人気】北海道SC(1,1)→クラスターC(1,1)→オーバルスプリント(1,3)
【中央：2番人気】かきつばた記念(2,1)→スパーキングレディーC(2,8)→ながつきS(4,1)
【中央：1番人気】天保山S(1,2)→スパーキングレディーC(1,1)→レディスプレリュード(1,2)
近3年は、レディスプレリュード2着以内になるような牝馬路線の上位馬が中心。過去の全11回まで見ると同年レディスプレリュード4着以内から勝ち馬が9頭出ている（1着馬3回、2着馬2回、3着馬1回、4着馬3回）。
3年前は1400mで行われたので、牡馬相手の1200～1400m地方交流重賞勝ちがある馬のワンツー。
中央馬は、近3走に地方交流重賞の2着以内の実績は必要。馬券圏内なら、3勝クラスで勝ち負けできるレベルなら勝負になる。過去の重賞の賞金、芝の賞金で出走している馬は割引。
地方馬は、近走で地方交流重賞好走実績がないとかなり厳しい。5年前に1着・3着だったのは、過去最高レベルに中央の牝馬ダート路線のレベルが低かったことに原因がある。
＜展開＞
逃げたいのは、サルサディオーネ、テリオスベル。
テリオスベルは、テンの脚が速くないのでサルサディオーネがハナ。枠の並びからテリオスベルの外からレーヌブランシュが2番手を取る可能性もある。
その後ろからショウナンナデシコ、グランブリッジ、ヴァレーデラルナが追走。それを見ながら中団やや前でプリティーチャンス。
テリオスベルのスタート直後の位置取り、ハナを取りに行くのか、3コーナーで先頭に出る乗り方をするのかなど条件によって展開は変わる。ただ、前半はテリオスベルが前に行けないと少し落ち着く可能性はあるが、後半のペースアップが速くなることは間違いない。
前半は平均ペースで入って、ペースアップが早い流れを想定。
＜予想詳細＞
本命は、ショウナンナデシコ
かしわ記念(2,1)→スパーキングレディーC(1,1)→レディスプレリュード(1,3)
前走のレディスプレリュードは、内枠の好スタートでそのままハナへ。
ペースを落として逃げていたところを向正面でテリオスベルが外から一気に動いてきて、被されて2列目最内に押し込まれて追走。直線でテリオスベルが内を空けたので、そこから差そうとして一旦先頭に出たが残り100mで脚が鈍って3着。
この日の馬場は、直線で最内を走ったらダメな馬場。最内を走ると前にいると止まるし、差す馬は伸びていなかった。最終レースで逃げて勝った馬も、直線では内を2頭分空けて走っていたくらい。
馬場を理解していたうえで、最内でも差せると判断したのかもしれないがやってはいけない進路取り。それにつながった被されてしまう内枠も、結果的にマイナスに働いた。
それに加えて、大目標が「JBC」と分かっていたレース。過去の傾向を見ても負けるとしたら本番より次を見据えた前哨戦のレディスプレリュード（だから予想で対抗評価にしていた）。負けた理由があるので、悲観する内容ではない。
今回は、プラス材料が多い。
大目標の牝馬のダート路線で1年で一番大きなレース。当然、勝負仕上げで出てくる。
斤量は、ここ2戦の57㎏や58㎏ではなく、定量戦の55㎏。展開的にも、サルサディオーネとテリオスベルの動きを見ながらレース運びができるので、押し出されて逃げた前走よりレースがしやすい。
かしわ記念を含む1600m重賞を3連勝して、前走で1800mを負けたので距離を心配するかもしれないが、川崎2100mのエンプレス杯勝ちや、中央時代で阪神2000mのOP特別を勝っている馬。距離の不安はなく、左回りも全く問題ない。
気を付けるのは、仕掛けるタイミングだけ。
サルサディオーネの逃げならペースが分かりやすいが、テリオスベル（江田騎手）次第で、ペースがどうにでもなるレース。
一番難しくなるのが、テリオスベルが前半前に行けずにマーキュリーCのような向正面で一気に動いて3コーナーに入るとこで先頭に並びかけるようなレースをした時。この動きに抵抗してついて行っても勝てる可能性はあるが、サルサディオーネを早仕掛けで並びかけようとする展開について行くと、さすがに脚が止まる怖さがある。
追いかけ過ぎた時の保険で馬連も買うが、普通に乗ることができれば勝つと考えて期待する。
対抗は、ヴァレーデラルナ
3歳以上1勝クラス:阪神ダ1800m(1,1)→八女特別(2勝クラス)(1,1)→トルマリンS(3勝クラス)(1,1)
前走は、外の馬を行かせて好位馬群の中の6番手で追走。
向正面で2頭が外から動いたので、中団まで位置が下がったが3コーナーからじわっと進出。4コーナーでは2列目まで上がって、直線で先に抜け出していたジュディッタを交わして勝利。
牝馬限定ではあったが、雨の影響を差し引いても3勝クラスとしてはいい時計。
その証拠に2着だったシダーは、次走の牡馬相手の赤富士S3着。レースレベルが高くて3着だったが好内容。3着だったジュディッタは、次走で牡馬相手の西脇Sを勝利。倒した相手がレースレベルが高かったことを証明してくれている。
同じ3歳馬グランブリッジがいるが、関東オークス・ブリーダーズGCよりトルマリンSの方がレースレベルが高い評価をしている。
今回は、牝馬地方交流重賞路線の古馬との戦い。相手強化は間違いない。
でも、この馬の成長力は魅力。
3歳1勝クラスを2着続きで勝ち上がれなかったが、相手に恵まれなかっただけ。先着されたのがハセドン、ノットゥルノ、ペイシャエス。ウィシンクアスクも関東オークスに出走していたら対抗馬候補だった馬。勝ってからの3連勝は、1戦ごとにパフォーマンスを上げてきている。
先行力があって、小回り1700mの速いペースで長く脚が使えるし、緩急があるペースにも対応。ペース対応に柔軟性を見せて総合力が高い。
前走で勝っていないと出走枠に入れていない中3週なので、ショウナンナデシコのように勝負仕上げという感じではない。それでも、1戦ごとにパフォーマンスを上げてきている成長力がある。あと、内を見ながらの位置取りができる大外枠もレース運びがしやすい。
サルサディオーネが逃げて、テリオスベルも途中で動くような流れまでなると未経験の展開。この対応は課題になる。それでも、ショウナンナデシコが前を追いかけ過ぎた時に伸びてくるのは、まだ伸びしろを感じるこの馬と考えて対抗とした。
単穴は、サルサディオーネ
スパーキングレディーC(2,3)→ビューチフルドリーマーC(1,1)→日本テレビ盃(2,3)
前走の日本テレビ盃は、いつものように主張してハナへ。
平均ペースで入って、向正面で早めにペースを上げるいつもの形にしたが、ノットゥルノが3コーナーで横に並びかけるくらい早めにプレッシャーをかけてきた。
4コーナーでノットゥルノは振り切ったが、残り100mでクラウンプライドに交わされて、さらにフィールドセンスにまで差されて3着。
3着に負けてしまったが、大目標の前のレースに加えて、きつい展開を考えるとよく粘っている。改めて、船橋適性の高さを感じさせる内容だった。
今回は、念願の左回りで行われるJBCレディスクラシック。
右回りが苦手なので、過去2年は7着、10着と崩れていた。
今年は左回りで行われるので、去年勝った南関東重賞のスパーキングサマーCを使わずにビューチフルドリーマーCを使って盛岡コースを経験。大目標に向けてのレース選択をされてきた。
今回の課題は、矢野騎手の逃げるペースとテリオスベルの存在。
この馬は、逃げて早めにペース上げて持続力を活かす「いつもの競馬」をするだけだが、テリオスベルがそれを壊す可能性がある。
平均ペースから早めにペースアップするとテリオスベルも動くのに脚を使うのでまくり切るまで持っていくのは難しくなる。ただ、矢野騎手が溜め逃げをしてしまうと一転してテリオスベルが動きやすい形になる。
騎手心理的に前走で早めにプレッシャーを受けて潰されているので、強気に乗るのは難しいが、どれだけサルサディオーネを信じて強気に乗れるかで好走する可能性は変わる。
強気に乗れても、やっぱり目標にされる立場でこの相手に勝ち切るのは難しいので3番手評価になった。
4番手は、テリオスベル
マーキュリーC(7,2)→ブリーダーズGC(1,3)→レディスプレリュード(4,2)
前走のレディスプレリュードは、少し出遅れたのに加えて、左右の馬と接触。最後方まで下がって外に切り替えて、ペースが落ち着いた2コーナーから進出。
残り1000mで先頭に出て、ハナを取り切ってから平均ペースにして直線へ。直線で内からショウナンナデシコに交わされて、外からプリティーチャンスにまで交わされたが、ショウナンナデシコは差し返して2着。
出遅れと接触ですんなり前に行くレースはできなかったが、ショウナンナデシコがペースを落としてくれたことで道中で動きやすい展開で力を出しきることができた。
あと、直線で内を少し開けた江田騎手の判断も好走につながった。評価が上がるレースではないが、テリオスベルのレースをしっかり実行した内容だった。
今回は盛岡になるのは問題ないが、1800mなのは割引材料。
1800mでも前走のレディスプレリュード2着や下総S(3勝クラス)を勝っているが、パフォーマンスが高かったのは、2000m以上のスレイプニルSとマーキュリーC。
スレイプニルSは、この馬の理想的な形。平均ペースで逃げて、早めにペースを上げて後続に脚を使わせる。
マーキュリーCは、逃げられなかった時に長所を活かす形。向正面で外から早めに動いて、全体のペースを早めに上げて持続力が活きるレースに持ち込んでいる。2000mあるとどこかで緩むところができるので、そこで動いて長所の持続力を活かそうとしている。これが1800mになると2000mよりは緩みにくい。
それに加えて、スタートが速くて、同じように前で持続力を活かすサルサディオーネがいることが課題。
想定としては、この枠だと行き脚が遅いので、被されて外に切り替えてから道中で動く展開を考えている（可能性は低いが、スタートを出て、行き脚も付いて外から被されずにサルサディオーネと並走のハナ争いをしてしまうと共倒れの危険性が上がる）。
サルサディオーネが溜め逃げをしてくれたら向正面で動きやすいが、平均ペースで逃げてしまうと向正面で位置を上げるのにかなり脚を使ってしまう。それでも、適性的に他馬と同じ位置で直線で追い比べをすると分が悪いので動かないといけない。そう考えると勝ち切るまでのイメージが浮かばない。
まくり切れなくてもサルサディオーネの外まで上がって、直線に入ったら持続力で我慢して馬券圏内があっていい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
アナザーリリック
秋華賞(8,7)→愛知杯(5,8)→福島牝馬S(3,1)
半兄にダートで結果を出している、プライルード、ブロンディーヴァがいるが、どちらも1600mまでで1200m中心。母系のスピードが出ている。一方で、この馬は1600～1800mの芝なので父リオンディーズの影響の方が強いと感じる。
以前からダートを試してみたかったとコメントが出ているが、お試しに使うには相手が強い。ダートを走れてもいいが、いきなりこのレベルは素質に期待するしかない。
レーヌブランシュ
マリーンC(4,3)→スパーキングレディーC(4,6)→シリウスS(11,16)
前走でシリウスSを使っているように、近走で収得賞金を加算できず得意の大井1800mのレディスプレリュードの出走枠に入れなかったのが、この馬の現状。
適性的にも緩いペースを前で運びたいので、サルサディオーネとテリオスベルがいる1800mは持続力の対応がきつい。2番手が取れて流れに乗っても、3～4コーナーあたりできつくなるはずなので消し。
グランブリッジ
3歳1勝クラス:阪神ダ1800m(6,1)→関東オークス(4,1)→ブリーダーズGC(3,1)
前走のブリーダーズGCは、外からじわっと出して好位4番手から追走。3コーナーで前に追いついて、4コーナーに入る所では先頭。直線に入る所の加速で少し差を広げて、ゴール前でプリティーチャンスに迫られるもクビ差凌いで勝利。
3歳馬で関東オークスを勝って古馬と同斤量でブリーダーズGCを勝った結果は、評価できる。ただ、レースレベルは低いと考えている。テリオスベルは、水が浮くような不良馬場で向正面で位置を上げきれず、プリティーチャンスも向正面で追走が忙しくて鞭が入っていて、2000mの影響もあり本来の末脚が見られなかった。それに加えて、地方馬サルサレイアがハンデ戦でもないのに1.2秒差5着まで持ってこれている（次走のレディスプレリュードでは、2.6秒差負け）。グランブリッジが強かったのではなくて、他の中央馬が力を出せなかったレースと判断した。
関東オークスもレースレベルは高くないので、このメンバーに入って普通に相手が走ると掲示板止まり。まだ成長する可能性はあるが、今の走りで人気にもなると買いたい要素がないので消し。買うのなら、素質と成長に期待するレース。
プリティーチャンス
マリーンS(5,5)→ブリーダーズGC(2,2)→レディスプレリュード(2,1)
前走のレディスプレリュードは、前半が遅かったので内枠から押して位置を取りに行って5番手から追走。向正面でのペースアップについて行って、好位外の4番手で直線へ。ラスト200mに入ってからじわじわ差を縮めて差し切り勝ち。ペースが遅い時に押していい位置を取ったことが最大の勝因。岩田望来騎手の好騎乗だった。レディスプレリュードを勝ったのに消しているのは「左回り」が大きなマイナスになるから。
この馬は、左回りだと直線で内にもたれてまともに追えない弱点がある。クイーン賞では差し有利の展開だから3着だったが、内にもたれるのを修正するのに苦労しながら追っていた。エンプレス杯は、距離もあったがこのレースも内にもたれて伸びなかった。東海S6着の時も、展開が向いていたがかなり苦労していた。それでも最速上がりタイだったので、東海Sだけ走ったら馬券圏内はあっていいが、ベストではないのは間違いない。
サルサディオーネとテリオスベルが共倒れするような展開になれば、もたれても馬券圏内があっていいが、そこまでの展開にはならないと考えての印になっている。「右回りの1800m」がベストがハッキリしているので、ここまで押さえずに消し。
■ 地方馬
ユノートルベル
B1を連勝しているが、ビューチフルドリーマーCで1.9秒差負け。ここは相手が強すぎる。
ジュランビル
中央では、芝で2勝クラスまで結果を出していたが、ダート2戦目の3勝クラスを勝利。ただ、1400mだった。地方移籍後は、このレースに向けてなのか1700m以上を使われて勝てていない。もっと短い距離がいいし、相手も強い。
サルサレイア
20年のクイーン賞3着（ハンデ51㎏、2.1秒差）や、今年のブリーダーズGC5着のように、着拾いの競馬をしてどれだけ相手が崩れてくれるかの馬。最高に上手く行っても掲示板まで。
＜予想＞
◎：ショウナンナデシコ
定量戦の大目標レース
○：ヴァレーデラルナ
総合力の高さと成長力に期待
▲：サルサディオーネ
逃げるペースとテリオスベルの存在が課題
△：テリオスベル
1800mなのは割引材料
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年：金沢1500m
【中央：1番人気】マリーンC(1,2)→スパーキングレディーC(1,6)→レディスプレリュード(1,2)
【中央：6番人気】エンプレス杯(3,3)→マリーンC(3,2)→巴賞(5,9)
【中央：4番人気】三条S(3勝クラス)(1,1)→スパーキングレディーC(3,2)→ブリーダーズGC(4,2)
・2020年：大井1800m
【中央：2番人気】TCK女王盃(1,4)→栗東S(2,3)→スパーキングレディーC(1,1)
【中央：3番人気】TCK女王盃(5,1)→ブリーダーズGC(3,5)→レディスプレリュード(3,2)
【中央：1番人気】博多S(3勝クラス)(3,2)→桜島S(3勝クラス)(2,1)→レディスプレリュード(1,1)
・2019年：浦和1400m
【中央：3番人気】北海道SC(1,1)→クラスターC(1,1)→オーバルスプリント(1,3)
【中央：2番人気】かきつばた記念(2,1)→スパーキングレディーC(2,8)→ながつきS(4,1)
【中央：1番人気】天保山S(1,2)→スパーキングレディーC(1,1)→レディスプレリュード(1,2)
近3年は、レディスプレリュード2着以内になるような牝馬路線の上位馬が中心。過去の全11回まで見ると同年レディスプレリュード4着以内から勝ち馬が9頭出ている（1着馬3回、2着馬2回、3着馬1回、4着馬3回）。
3年前は1400mで行われたので、牡馬相手の1200～1400m地方交流重賞勝ちがある馬のワンツー。
中央馬は、近3走に地方交流重賞の2着以内の実績は必要。馬券圏内なら、3勝クラスで勝ち負けできるレベルなら勝負になる。過去の重賞の賞金、芝の賞金で出走している馬は割引。
地方馬は、近走で地方交流重賞好走実績がないとかなり厳しい。5年前に1着・3着だったのは、過去最高レベルに中央の牝馬ダート路線のレベルが低かったことに原因がある。
＜展開＞
逃げたいのは、サルサディオーネ、テリオスベル。
テリオスベルは、テンの脚が速くないのでサルサディオーネがハナ。枠の並びからテリオスベルの外からレーヌブランシュが2番手を取る可能性もある。
その後ろからショウナンナデシコ、グランブリッジ、ヴァレーデラルナが追走。それを見ながら中団やや前でプリティーチャンス。
テリオスベルのスタート直後の位置取り、ハナを取りに行くのか、3コーナーで先頭に出る乗り方をするのかなど条件によって展開は変わる。ただ、前半はテリオスベルが前に行けないと少し落ち着く可能性はあるが、後半のペースアップが速くなることは間違いない。
前半は平均ペースで入って、ペースアップが早い流れを想定。
＜予想詳細＞
本命は、ショウナンナデシコ
かしわ記念(2,1)→スパーキングレディーC(1,1)→レディスプレリュード(1,3)
前走のレディスプレリュードは、内枠の好スタートでそのままハナへ。
ペースを落として逃げていたところを向正面でテリオスベルが外から一気に動いてきて、被されて2列目最内に押し込まれて追走。直線でテリオスベルが内を空けたので、そこから差そうとして一旦先頭に出たが残り100mで脚が鈍って3着。
この日の馬場は、直線で最内を走ったらダメな馬場。最内を走ると前にいると止まるし、差す馬は伸びていなかった。最終レースで逃げて勝った馬も、直線では内を2頭分空けて走っていたくらい。
馬場を理解していたうえで、最内でも差せると判断したのかもしれないがやってはいけない進路取り。それにつながった被されてしまう内枠も、結果的にマイナスに働いた。
それに加えて、大目標が「JBC」と分かっていたレース。過去の傾向を見ても負けるとしたら本番より次を見据えた前哨戦のレディスプレリュード（だから予想で対抗評価にしていた）。負けた理由があるので、悲観する内容ではない。
今回は、プラス材料が多い。
大目標の牝馬のダート路線で1年で一番大きなレース。当然、勝負仕上げで出てくる。
斤量は、ここ2戦の57㎏や58㎏ではなく、定量戦の55㎏。展開的にも、サルサディオーネとテリオスベルの動きを見ながらレース運びができるので、押し出されて逃げた前走よりレースがしやすい。
かしわ記念を含む1600m重賞を3連勝して、前走で1800mを負けたので距離を心配するかもしれないが、川崎2100mのエンプレス杯勝ちや、中央時代で阪神2000mのOP特別を勝っている馬。距離の不安はなく、左回りも全く問題ない。
気を付けるのは、仕掛けるタイミングだけ。
サルサディオーネの逃げならペースが分かりやすいが、テリオスベル（江田騎手）次第で、ペースがどうにでもなるレース。
一番難しくなるのが、テリオスベルが前半前に行けずにマーキュリーCのような向正面で一気に動いて3コーナーに入るとこで先頭に並びかけるようなレースをした時。この動きに抵抗してついて行っても勝てる可能性はあるが、サルサディオーネを早仕掛けで並びかけようとする展開について行くと、さすがに脚が止まる怖さがある。
追いかけ過ぎた時の保険で馬連も買うが、普通に乗ることができれば勝つと考えて期待する。
対抗は、ヴァレーデラルナ
3歳以上1勝クラス:阪神ダ1800m(1,1)→八女特別(2勝クラス)(1,1)→トルマリンS(3勝クラス)(1,1)
前走は、外の馬を行かせて好位馬群の中の6番手で追走。
向正面で2頭が外から動いたので、中団まで位置が下がったが3コーナーからじわっと進出。4コーナーでは2列目まで上がって、直線で先に抜け出していたジュディッタを交わして勝利。
牝馬限定ではあったが、雨の影響を差し引いても3勝クラスとしてはいい時計。
その証拠に2着だったシダーは、次走の牡馬相手の赤富士S3着。レースレベルが高くて3着だったが好内容。3着だったジュディッタは、次走で牡馬相手の西脇Sを勝利。倒した相手がレースレベルが高かったことを証明してくれている。
同じ3歳馬グランブリッジがいるが、関東オークス・ブリーダーズGCよりトルマリンSの方がレースレベルが高い評価をしている。
今回は、牝馬地方交流重賞路線の古馬との戦い。相手強化は間違いない。
でも、この馬の成長力は魅力。
3歳1勝クラスを2着続きで勝ち上がれなかったが、相手に恵まれなかっただけ。先着されたのがハセドン、ノットゥルノ、ペイシャエス。ウィシンクアスクも関東オークスに出走していたら対抗馬候補だった馬。勝ってからの3連勝は、1戦ごとにパフォーマンスを上げてきている。
先行力があって、小回り1700mの速いペースで長く脚が使えるし、緩急があるペースにも対応。ペース対応に柔軟性を見せて総合力が高い。
前走で勝っていないと出走枠に入れていない中3週なので、ショウナンナデシコのように勝負仕上げという感じではない。それでも、1戦ごとにパフォーマンスを上げてきている成長力がある。あと、内を見ながらの位置取りができる大外枠もレース運びがしやすい。
サルサディオーネが逃げて、テリオスベルも途中で動くような流れまでなると未経験の展開。この対応は課題になる。それでも、ショウナンナデシコが前を追いかけ過ぎた時に伸びてくるのは、まだ伸びしろを感じるこの馬と考えて対抗とした。
単穴は、サルサディオーネ
スパーキングレディーC(2,3)→ビューチフルドリーマーC(1,1)→日本テレビ盃(2,3)
前走の日本テレビ盃は、いつものように主張してハナへ。
平均ペースで入って、向正面で早めにペースを上げるいつもの形にしたが、ノットゥルノが3コーナーで横に並びかけるくらい早めにプレッシャーをかけてきた。
4コーナーでノットゥルノは振り切ったが、残り100mでクラウンプライドに交わされて、さらにフィールドセンスにまで差されて3着。
3着に負けてしまったが、大目標の前のレースに加えて、きつい展開を考えるとよく粘っている。改めて、船橋適性の高さを感じさせる内容だった。
今回は、念願の左回りで行われるJBCレディスクラシック。
右回りが苦手なので、過去2年は7着、10着と崩れていた。
今年は左回りで行われるので、去年勝った南関東重賞のスパーキングサマーCを使わずにビューチフルドリーマーCを使って盛岡コースを経験。大目標に向けてのレース選択をされてきた。
今回の課題は、矢野騎手の逃げるペースとテリオスベルの存在。
この馬は、逃げて早めにペース上げて持続力を活かす「いつもの競馬」をするだけだが、テリオスベルがそれを壊す可能性がある。
平均ペースから早めにペースアップするとテリオスベルも動くのに脚を使うのでまくり切るまで持っていくのは難しくなる。ただ、矢野騎手が溜め逃げをしてしまうと一転してテリオスベルが動きやすい形になる。
騎手心理的に前走で早めにプレッシャーを受けて潰されているので、強気に乗るのは難しいが、どれだけサルサディオーネを信じて強気に乗れるかで好走する可能性は変わる。
強気に乗れても、やっぱり目標にされる立場でこの相手に勝ち切るのは難しいので3番手評価になった。
4番手は、テリオスベル
マーキュリーC(7,2)→ブリーダーズGC(1,3)→レディスプレリュード(4,2)
前走のレディスプレリュードは、少し出遅れたのに加えて、左右の馬と接触。最後方まで下がって外に切り替えて、ペースが落ち着いた2コーナーから進出。
残り1000mで先頭に出て、ハナを取り切ってから平均ペースにして直線へ。直線で内からショウナンナデシコに交わされて、外からプリティーチャンスにまで交わされたが、ショウナンナデシコは差し返して2着。
出遅れと接触ですんなり前に行くレースはできなかったが、ショウナンナデシコがペースを落としてくれたことで道中で動きやすい展開で力を出しきることができた。
あと、直線で内を少し開けた江田騎手の判断も好走につながった。評価が上がるレースではないが、テリオスベルのレースをしっかり実行した内容だった。
今回は盛岡になるのは問題ないが、1800mなのは割引材料。
1800mでも前走のレディスプレリュード2着や下総S(3勝クラス)を勝っているが、パフォーマンスが高かったのは、2000m以上のスレイプニルSとマーキュリーC。
スレイプニルSは、この馬の理想的な形。平均ペースで逃げて、早めにペースを上げて後続に脚を使わせる。
マーキュリーCは、逃げられなかった時に長所を活かす形。向正面で外から早めに動いて、全体のペースを早めに上げて持続力が活きるレースに持ち込んでいる。2000mあるとどこかで緩むところができるので、そこで動いて長所の持続力を活かそうとしている。これが1800mになると2000mよりは緩みにくい。
それに加えて、スタートが速くて、同じように前で持続力を活かすサルサディオーネがいることが課題。
想定としては、この枠だと行き脚が遅いので、被されて外に切り替えてから道中で動く展開を考えている（可能性は低いが、スタートを出て、行き脚も付いて外から被されずにサルサディオーネと並走のハナ争いをしてしまうと共倒れの危険性が上がる）。
サルサディオーネが溜め逃げをしてくれたら向正面で動きやすいが、平均ペースで逃げてしまうと向正面で位置を上げるのにかなり脚を使ってしまう。それでも、適性的に他馬と同じ位置で直線で追い比べをすると分が悪いので動かないといけない。そう考えると勝ち切るまでのイメージが浮かばない。
まくり切れなくてもサルサディオーネの外まで上がって、直線に入ったら持続力で我慢して馬券圏内があっていい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
アナザーリリック
秋華賞(8,7)→愛知杯(5,8)→福島牝馬S(3,1)
半兄にダートで結果を出している、プライルード、ブロンディーヴァがいるが、どちらも1600mまでで1200m中心。母系のスピードが出ている。一方で、この馬は1600～1800mの芝なので父リオンディーズの影響の方が強いと感じる。
以前からダートを試してみたかったとコメントが出ているが、お試しに使うには相手が強い。ダートを走れてもいいが、いきなりこのレベルは素質に期待するしかない。
レーヌブランシュ
マリーンC(4,3)→スパーキングレディーC(4,6)→シリウスS(11,16)
前走でシリウスSを使っているように、近走で収得賞金を加算できず得意の大井1800mのレディスプレリュードの出走枠に入れなかったのが、この馬の現状。
適性的にも緩いペースを前で運びたいので、サルサディオーネとテリオスベルがいる1800mは持続力の対応がきつい。2番手が取れて流れに乗っても、3～4コーナーあたりできつくなるはずなので消し。
グランブリッジ
3歳1勝クラス:阪神ダ1800m(6,1)→関東オークス(4,1)→ブリーダーズGC(3,1)
前走のブリーダーズGCは、外からじわっと出して好位4番手から追走。3コーナーで前に追いついて、4コーナーに入る所では先頭。直線に入る所の加速で少し差を広げて、ゴール前でプリティーチャンスに迫られるもクビ差凌いで勝利。
3歳馬で関東オークスを勝って古馬と同斤量でブリーダーズGCを勝った結果は、評価できる。ただ、レースレベルは低いと考えている。テリオスベルは、水が浮くような不良馬場で向正面で位置を上げきれず、プリティーチャンスも向正面で追走が忙しくて鞭が入っていて、2000mの影響もあり本来の末脚が見られなかった。それに加えて、地方馬サルサレイアがハンデ戦でもないのに1.2秒差5着まで持ってこれている（次走のレディスプレリュードでは、2.6秒差負け）。グランブリッジが強かったのではなくて、他の中央馬が力を出せなかったレースと判断した。
関東オークスもレースレベルは高くないので、このメンバーに入って普通に相手が走ると掲示板止まり。まだ成長する可能性はあるが、今の走りで人気にもなると買いたい要素がないので消し。買うのなら、素質と成長に期待するレース。
プリティーチャンス
マリーンS(5,5)→ブリーダーズGC(2,2)→レディスプレリュード(2,1)
前走のレディスプレリュードは、前半が遅かったので内枠から押して位置を取りに行って5番手から追走。向正面でのペースアップについて行って、好位外の4番手で直線へ。ラスト200mに入ってからじわじわ差を縮めて差し切り勝ち。ペースが遅い時に押していい位置を取ったことが最大の勝因。岩田望来騎手の好騎乗だった。レディスプレリュードを勝ったのに消しているのは「左回り」が大きなマイナスになるから。
この馬は、左回りだと直線で内にもたれてまともに追えない弱点がある。クイーン賞では差し有利の展開だから3着だったが、内にもたれるのを修正するのに苦労しながら追っていた。エンプレス杯は、距離もあったがこのレースも内にもたれて伸びなかった。東海S6着の時も、展開が向いていたがかなり苦労していた。それでも最速上がりタイだったので、東海Sだけ走ったら馬券圏内はあっていいが、ベストではないのは間違いない。
サルサディオーネとテリオスベルが共倒れするような展開になれば、もたれても馬券圏内があっていいが、そこまでの展開にはならないと考えての印になっている。「右回りの1800m」がベストがハッキリしているので、ここまで押さえずに消し。
■ 地方馬
ユノートルベル
B1を連勝しているが、ビューチフルドリーマーCで1.9秒差負け。ここは相手が強すぎる。
ジュランビル
中央では、芝で2勝クラスまで結果を出していたが、ダート2戦目の3勝クラスを勝利。ただ、1400mだった。地方移籍後は、このレースに向けてなのか1700m以上を使われて勝てていない。もっと短い距離がいいし、相手も強い。
サルサレイア
20年のクイーン賞3着（ハンデ51㎏、2.1秒差）や、今年のブリーダーズGC5着のように、着拾いの競馬をしてどれだけ相手が崩れてくれるかの馬。最高に上手く行っても掲示板まで。
払戻金
| 単勝 | 12 | 690円 | 3番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 12 | 160円 | 3番人気 |
| 9 | 140円 | 2番人気 | |
| 2 | 100円 | 1番人気 | |
| 枠連複 | 7 - 8 | 910円 | 5番人気 |
| 馬連複 | 9 - 12 | 1,730円 | 8番人気 |
| 馬連単 | 12 - 9 | 3,630円 | 17番人気 |
|---|---|---|---|
| ワイド | 9 - 12 | 470円 | 8番人気 |
| 2 - 12 | 260円 | 3番人気 | |
| 2 - 9 | 200円 | 1番人気 | |
| 三連複 | 2 - 9 - 12 | 980円 | 3番人気 |
| 三連単 | 12 - 9 - 2 | 10,570円 | 37番人気 |
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