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nige｜スパーキングLC - 2022年7月6日川崎11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8 | 10 | ◎ | ショウナンナデシコ | 1.3 | 牝5 | 58.0 | 吉田隼人 | 想定する流れなら川崎適性高く |
| 2 | 7 | 8 | ▲ | レディバグ | 7.8 | 牝4 | 55.0 | 戸崎圭太 | マリーンCより条件はかなりいい |
| 3 | 1 | 1 | ○ | サルサディオーネ | 4.7 | 牝8 | 58.0 | 森泰斗 | 近走の溜め逃げ傾向が気になるが |
| 4 | 5 | 5 | アールロッソ | 63.1 | 牝6 | 55.0 | 町田直希 | ||
| 5 | 2 | 2 | グランパラディーゾ | 18.0 | 牝4 | 55.0 | 御神本訓 | ||
| 6 | 4 | 4 | レーヌブランシュ | 13.2 | 牝5 | 57.0 | 松山弘平 | ||
| 7 | 7 | 7 | ハピネスマインド | 268.7 | 牝4 | 55.0 | 本田正重 | ||
| 8 | 3 | 3 | クレールアドレ | 297.8 | 牝3 | 52.0 | 松本剛志 | ||
| 9 | 6 | 6 | グレートコマンダー | 363.6 | 牝8 | 55.0 | 野畑凌 | ||
| 10 | 8 | 9 | △ | キムケンドリーム | 27.9 | 牝5 | 55.0 | 笹川翼 | 雨馬場・1周コースのコーナーで緩みやすい流れ歓迎 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| ３連単 | ﾌｫｰﾒｰｼｮﾝ | 10 - 1 - 89 |
各1,500円 |
| 10 - 89 - 189 10 - 8 - 1 1,460円 的中！ |
各500円 | ||
| 合計 | 6通り | 5,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 7,300円 | 2,300円 | 146% |
nigeのコメント
【傾向・全馬評価あり】川崎に合う適性で近走内容だけ走れば！
＜予想＞
◎10.ショウナンナデシコ
想定する流れなら川崎適性高く
○1.サルサディオーネ
近走の溜め逃げ傾向が気になるが
▲8.レディバグ
マリーンCより条件はかなりいい
△9.キムケンドリーム
雨馬場・1周コースのコーナーで緩みやすい流れ歓迎
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【地方：2番人気】エンプレス杯(6,2)→マリーンC(1,3)→かしわ記念(9,8)
【中央：3番人気】加古川S(3勝クラス)(1,2)→梅田S(3勝クラス)(1,2)→三条S(3勝クラス)(1,1)
【地方：6番人気】エンプレス杯(9,11)→東風賞(B1B2)(3,1)→水無月特別(A2)(6,3)
・2020年
【中央：1番人気】JBCレディスクラシック(1,3)→TCK女王盃(1,4)→栗東S(2,3)
【中央：2番人気】アレキサンドライトS(3勝クラス)(10,7)→韓国馬事会杯(3勝クラス)(2,2)→下総S(3勝クラス)(1,1)
【地方：3番人気】マリーンC(5,1)→川崎マイラーズ(7,7)→京成盃GM(4,2)
・2019年
【中央：1番人気】堺S(1600万下)(1,4)→播磨S(1600万下)(2,1)→天保山S(1,1)
【中央：6番人気】川崎記念(5,7)→エンプレス杯(4,7)→ブリリアントS(14,14)
【地方：11番人気】永隆賞(B1B2)(13,12)→デネボラ賞(B1B2)(9,4)→東京スポーツ賞(B1)(4,1)
ローテ的には、年末からの牝馬限定が行われた1800～2100mより短い1600mで、1400m路線からの参戦があり、夏の時期で有力馬が休む場合もあるので偏りはなくバラバラ。
OPクラス・地方交流重賞の好走実績がある馬か、近走で3勝クラス勝ちしているまだ伸びしろのある馬が多い。
あと1600mのレースなのに、1200～1400mの実績馬の好走が多いのが目立つ傾向。18年2着オウケンビリーヴ、14年1着・15年2着だったサウンドガガが、中央では1200mで勝ち上がってきた馬。2年前の1着ファッショニスタも1400mで勝ち上がってきた馬。
これは、川崎のコース形態が影響している。
スタートから1コーナーまで位置取り争いがあっても、コーナーがきついから減速しないと走れないので強制的にペースを落とされる（小回り1周コースなのでコーナー
2回）。これで自然と脚が溜まることになり、かつ1600mの牝馬限定なので道中のペースも楽になることから、距離延長に対応しやすくなっている。
地方馬は、3年連続で馬券圏内に好走中。3年前は中央馬が走らなすぎでB1を勝った直後の11番人気の馬が3着。去年は、3勝クラスで頭打ちになって地方に移籍したグランデストラーダが3着に好走。中央馬が2頭以上崩れると判断したら、南関東B1以上を勝っている馬を相手に入れるのはあり。
普通は、近走で地方交流重賞で好走している馬か元中央馬OPクラスでないと厳しい。
＜展開＞
逃げたいのは、サルサディオーネ。その外からショウナンナデシコ。
それに続いて、グランパラディーゾ、アールロッソ、レディバグ、キムケンドリームあたりが追走。
サルサディオーネが外から被されないようにスタート直後だけしっかり出して、ハナを取り切ってマイペース。1〜2コーナーで少しペースを落として、向正面に入って早めにペースアップする展開を想定。
＜予想詳細＞
本命は、ショウナンナデシコ
エンプレス杯(1,1)→マリーンC(2,1)→かしわ記念(2,1)
前走のかしわ記念は、最内から少し出して行ったら誰もハナに来なかったので、そのまま逃げる形。
テイエムサウスダンが2番手でピッタリついてきて、3コーナーからプレッシャーをかけてきたが抵抗して並走で我慢していた。
4コーナーの残り400mを過ぎると、テイエムサウスダンの方が手応えが怪しくなって、直線で徐々に失速。3番手に上がっていたソリストサンダーも付いて行くのが精一杯で逃げ切り勝ち。
軽い馬場向きの中央馬が多い中で、砂を入れ替えた船橋の馬場に対応済みだったことから、勝つ可能性があると考えて対抗にしていた。でも、逃げてねじ伏せるような勝ち方には驚いた。
今回は、連勝した船橋1600mから川崎1600mに替わるが、適性から問題ない。
ここ2戦は持続力が問われる船橋で連勝しているが、マリーンCの予想では後半減速ラップになって持続力が問われることを不安視していたくらい。それまでは、コーナーや中盤で緩む緩急のある流れで結果を出してきた馬。
ベテルギウスSは、前半・中盤のペースが上がらずラスト3F12.4 - 11.6 - 12.9。残り400ｍまで同日2歳1勝クラスより0.6秒速いだけで、直線で0.8秒も加速。
カノープスSも、前半は速かったが中盤が緩んで、ラスト4F12.7 - 12.2 - 12.1 - 12.6。残り800mから加速ラップが続いて最後の坂を我慢するレース。
地方交流重賞でも、TCK女王盃はかなり遅い前半の入りでラスト3F13.1 - 12.2 - 12.4。
今回と同じ川崎のエンプレス杯も、前半・中盤のペースが上がらず残り800mから1.3秒も加速して12.3 - 13.2 - 12.7 - 12.8。コーナーのきつい川崎なので、残り800mでペースが上がってもコーナーで緩んで再加速する流れ。この流れにも対応して勝っている。
あえて不安要素を挙げるとしたら、初めての58㎏とサルサディオーネがハイペースにした時。
マリーンCで57㎏は対応済みだが、58㎏は初めて。サルサディオーネが56㎏とかなら気になるが、同斤量で57㎏を対応済みなら問題ないと判断した。
あと、単騎でマイペースで走れるサルサディオーネがハイペースにして、1400m寄りのスピードが問われる流れにした時に、追走に脚を使って直線で案外伸びないという可能性はある。これは、前走と同じ1600mでも1800m寄りのスタミナが活きる船橋と1400m寄りのスピードが活きる川崎の違いから考えられる不安要素。
ただ、近走の矢野騎手がサルサディオーネで逃げるペースと相手関係・枠の並びを考えると、最内で被されないようにしっかり出して、競られないのですぐマイペースにして少し緩めて1～2コーナーを走らせるはず。その展開なら2番手で前半無理せず追走できるので、早めのペースアップに問題なく対応できると判断した。
適性的に問題なく、かしわ記念より相手関係が楽になって、帝王賞を使わずに牝馬限定で確実に勝ちにきているローテ。素直に勝ち切る走りを期待する。
対抗は、サルサディオーネ
エンプレス杯(2,2)→マリーンC(1,2)→さきたま杯(5,1)
前走のさきたま杯は、外枠から主張してハナへ。
向正面で少し引き付けて、好位が一団になって3コーナーからペースアップ。4コーナーで外からシャマルに少し前に出られたが、内外の差で直線に入る所でもう一度前に出て、そこから最後までしぶとく我慢して逃げ切り。
2番手のシャマルに距離不安があったので、時計が出ていた馬場で中盤にペースを落とせて、仕掛けを遅らせていたこともアシストになっていた。そうは言っても、あの相手に勝ったことは当然評価しないといけない。
今回は、1600mに距離延長は歓迎。ただ、川崎だと勝ち切る可能性は下がる。
この馬の長所は、逃げて早めにペースを上げて我慢できる持続力。
この持続力最大限に活かせるのは、スパイラルカーブで自然と後半減速ラップに持ち込める船橋。川崎だとコーナーがきついので、長所を最大限に活かすには強気に動かないといけない。1着だった去年と3着だった2年前のラップの比較をするとそれが分かる。
■ 20年と21年のスパーキングレディーカップラップ比較
・20年：3着（0.2秒差）
12.5 - 10.8 - 13.0 - 14.1 - 12.1 - 12.7 - 13.1 - 12.6
・21年：1着（-1.3秒差）
12.0 - 11.0 - 12.5 - 13.2 - 11.8 - 12.6 - 12.7 - 13.2
去年はOP特別の1200mで逃げられるウルトラマリンがいたことで、馬場差を差し引いても前半の入りが少し速くて、1～2コーナーでの緩みも2年前より小さい。その結果、後半で持続力が活きる展開になっている。
今年のメンバーを見るとグランパラディーゾがハナや2番手を取りに来たら少し速くなる可能性はあるが、想定する展開でショウナンナデシコが2番手を取るなら前半から速い入りになるのは考えにくい。
無理せずに逃げることができるが、その展開だと追走してくる馬もきつくないので、直線で再加速できる脚が残ることになる。そうなるとサルサディオーネの脚は止まっていないが、加速できる脚の差で差される可能性が高い。
近走の結果を出した矢野騎手の逃げるペースと相手関係から、後半減速ラップになるまで速くならないと判断し頭なしの対抗とした。
単穴は、レディバグ
ポラリスS(4,5)→マリーンC(3,5)→栗東S(3,1)
前走の栗東Sは、少し出していたが、速いペースだったので自然と下がって内に入れて後方集団で追走。
直線に入ってから外に出して、いい脚で伸びてきて好位から抜け出していたヴァニラアイスを交わして勝利。
得意の雨の影響がある馬場、東京の次に得意な中京、メンバーを考えたら1㎏恵まれていると感じたハンデ、それに加えて展開が向いたのもある。
でも、砂を被ったら少し行きっぷりが悪くなるところがあるのに絶好の大外から内に入れての追走や、直線で外に切り替えてこれからという時に鞭を落としていた。力を出し切っているレースではない。
今回は、1周コースの1600mになるのでベスト条件ではない。
でも、2走前と4走前の1周コースは、条件が悪かった。
マリーンCは砂厚の変更で超時計がかかる馬場になって、1800m以上を走れるようなスタミナが問われたレース。4走前の小倉1700mの門司Sも、乾いて時計がかかっていた。
1600mの距離が問題ないことは日野特別(2勝クラス、東京1600m)で証明しているので、かなり雨の影響のある馬場で船橋より1400mを勝てるスピードが活きる川崎なら対応できていい。
小頭数、かつ砂を被りにくい外枠で、乗り慣れた南関東の戸崎騎手替わりも歓迎。
1周コースでもこの条件なら馬券圏内争いに加われていい。
4番手は、キムケンドリーム
遠州灘S(3勝クラス)(2,9)→東北S(3勝クラス)(13,1)→マーメイドS(16,14)
前走のマーメイドSは、芝適性の問題なので仕方ない凡走。
今回は、雨の影響のある馬場、コーナーがきつい1周コース、小頭数などの条件が魅力。
ダートで3勝しているが、2勝がコーナーで緩みやすい中京1800m。あと1勝は、ペースの流れやすい福島1700mだが中盤でかなり緩んだレース。3戦とも雨の影響があって時計が出ていた馬場だった（2勝クラスを勝ったレースは、良馬場発表だが雨の影響がかなり残って、レース中も小雨）。
それに、1勝クラスは6頭立て、2勝クラスは7頭立てで小頭数のレースも得意。
コーナーのきつい川崎1600mの小頭数で、水曜朝にかなりの雨が降る予報。レース条件はかなりいい。
能力的には、牝馬の地方交流重賞安定勢力のレーヌブランシュ（マリーンCはかなり時計のかかる馬場で1800m以上を走れるスタミナが活きた）、牡馬相手の3勝クラスを勝てるレベルの走りをしていたグランパラディーゾ（ワンターン1400mのペースの流れる展開が得意で、地方移籍初戦・1600mの距離・コーナーで緩む川崎の流れに不安あり）の方が高いが「川崎1600mで求められる適性」を考えて、この馬を4番手とした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
レーヌブランシュ
TCK女王盃(3,4)→エンプレス杯(3,3)→マリーンC(4,3)
前走のマリーンCは、1600mで周りの馬が速かったので1コーナーに入る所では中団馬群の中。ただ、前のペースに付いて行けない馬がコーナーで下がったことで、自然と位置が上がって5番手で追走。3コーナーに入る少し前に外に切り替えて、4コーナーでは3番手。そこから前の2頭を追ったが、ショウナンナデシコに潰されたサルサディオーネを交わせずに3着。
1600mでペースが流れる船橋＆サルサディオーネの逃げだと適性に合わないと考えていたが、かなり時計のかかる馬場で1800m以上を走れるスタミナが活きて、地方競馬だと小回りを気にし過ぎるのか、なぜかかなりの早仕掛け騎乗をするルメール騎手の仕掛けも結果的にハマっていた。
この馬は、瞬発力・トップスピードの速さがあまりないので、前にいることがいい結果に直結するタイプ。テンの脚もそこまで速くないので、1800m以上で外枠からじわっと前に出して行って好位外の2，3番手を取るのが理想。
今回は前走と同じ1600mでも、雨の影響がある川崎なので1800m寄りのスタミナより1400m寄りのスピードが活きる条件。このメンバーだと中団やや前からで、枠の並びも外から被されそうでレース運びも難しい。ショウナンナデシコが想定よりサルサディオーネに絡んでペースを上げる展開なら、失速する馬を拾っていって3着くらいならあってもという評価。この条件なら他の馬の方が買いたい要素がある。
■ 地方馬
グランパラディーゾ
遠江S(3勝クラス)(3,3)→中京スポーツ杯(3勝クラス)(4,2)→BSイレブン賞(3勝クラス)(1,5)
前走のBSイレブン賞は、じわっと出す感じで3列目最内の好位馬群の中で追走。直線に入って徐々に外に出して、前に進路を作ったが追い出しての伸びが案外で5着。高速馬場のやや緩い流れで、道中で少しかかっていた影響が出たレース内容。3勝クラスを勝てるレベルの走りをしていたのに、前走後すぐに地方移籍したのには驚いた。牝馬路線が充実している南関東移籍は悪くない選択。
今回は、相手が強くなるのはあるが、適性的に川崎1600mは不安。ワンターン1400mのペースが流れる展開で持続力を活かすのが理想的なタイプ。コーナーで緩む流れがサッパリではないが、3走前の中京1400mの遠江Sで直線に入って0.5秒の加速で遅れて、ラスト1F1.1秒減速したところで盛り返している。この走りを見ると、コーナーがきつい川崎のコーナーを2回走ることになる1周コースはかなり不安。距離も東京1600mで少し流れた小金井特別でダートで一番着順が悪い6着。
南関東ならワンターンの大井1400mは右回りが不安で、後半減速ラップになる浦和1400～1500mや船橋1200mが合いそう。環境の変化やコース・馬場対応が未知数の基本割引の地方移籍初戦でもあるので様子見の消し。好走するとしたら、想定よりペースが流れて中央馬が案外な走りをして、2列目最内で我慢できたパターンで3着くらいならと考えている。
クレールアドレ
3歳で参戦してきたが、笠松の3歳限定の特別戦も勝てないのでこの相手はきつい。
アールロッソ
しらさぎ賞でダノンレジーナを倒した浦和でも、距離延長の1500mでパフォーマンスが落ちた前走。1600mで川崎になると、距離・コースどちらも不安。相手も強いので厳しい。
グレートコマンダー
地元の名古屋でも勝てず、地方交流重賞は出走が目的なので。
ハピネスマインド
クイーン賞3.0秒差、マリーンC4.7秒負け。ここは相手が強いし、持続力が問われる船橋向き。
＜予想＞
◎10.ショウナンナデシコ
想定する流れなら川崎適性高く
○1.サルサディオーネ
近走の溜め逃げ傾向が気になるが
▲8.レディバグ
マリーンCより条件はかなりいい
△9.キムケンドリーム
雨馬場・1周コースのコーナーで緩みやすい流れ歓迎
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【地方：2番人気】エンプレス杯(6,2)→マリーンC(1,3)→かしわ記念(9,8)
【中央：3番人気】加古川S(3勝クラス)(1,2)→梅田S(3勝クラス)(1,2)→三条S(3勝クラス)(1,1)
【地方：6番人気】エンプレス杯(9,11)→東風賞(B1B2)(3,1)→水無月特別(A2)(6,3)
・2020年
【中央：1番人気】JBCレディスクラシック(1,3)→TCK女王盃(1,4)→栗東S(2,3)
【中央：2番人気】アレキサンドライトS(3勝クラス)(10,7)→韓国馬事会杯(3勝クラス)(2,2)→下総S(3勝クラス)(1,1)
【地方：3番人気】マリーンC(5,1)→川崎マイラーズ(7,7)→京成盃GM(4,2)
・2019年
【中央：1番人気】堺S(1600万下)(1,4)→播磨S(1600万下)(2,1)→天保山S(1,1)
【中央：6番人気】川崎記念(5,7)→エンプレス杯(4,7)→ブリリアントS(14,14)
【地方：11番人気】永隆賞(B1B2)(13,12)→デネボラ賞(B1B2)(9,4)→東京スポーツ賞(B1)(4,1)
ローテ的には、年末からの牝馬限定が行われた1800～2100mより短い1600mで、1400m路線からの参戦があり、夏の時期で有力馬が休む場合もあるので偏りはなくバラバラ。
OPクラス・地方交流重賞の好走実績がある馬か、近走で3勝クラス勝ちしているまだ伸びしろのある馬が多い。
あと1600mのレースなのに、1200～1400mの実績馬の好走が多いのが目立つ傾向。18年2着オウケンビリーヴ、14年1着・15年2着だったサウンドガガが、中央では1200mで勝ち上がってきた馬。2年前の1着ファッショニスタも1400mで勝ち上がってきた馬。
これは、川崎のコース形態が影響している。
スタートから1コーナーまで位置取り争いがあっても、コーナーがきついから減速しないと走れないので強制的にペースを落とされる（小回り1周コースなのでコーナー
2回）。これで自然と脚が溜まることになり、かつ1600mの牝馬限定なので道中のペースも楽になることから、距離延長に対応しやすくなっている。
地方馬は、3年連続で馬券圏内に好走中。3年前は中央馬が走らなすぎでB1を勝った直後の11番人気の馬が3着。去年は、3勝クラスで頭打ちになって地方に移籍したグランデストラーダが3着に好走。中央馬が2頭以上崩れると判断したら、南関東B1以上を勝っている馬を相手に入れるのはあり。
普通は、近走で地方交流重賞で好走している馬か元中央馬OPクラスでないと厳しい。
＜展開＞
逃げたいのは、サルサディオーネ。その外からショウナンナデシコ。
それに続いて、グランパラディーゾ、アールロッソ、レディバグ、キムケンドリームあたりが追走。
サルサディオーネが外から被されないようにスタート直後だけしっかり出して、ハナを取り切ってマイペース。1〜2コーナーで少しペースを落として、向正面に入って早めにペースアップする展開を想定。
＜予想詳細＞
本命は、ショウナンナデシコ
エンプレス杯(1,1)→マリーンC(2,1)→かしわ記念(2,1)
前走のかしわ記念は、最内から少し出して行ったら誰もハナに来なかったので、そのまま逃げる形。
テイエムサウスダンが2番手でピッタリついてきて、3コーナーからプレッシャーをかけてきたが抵抗して並走で我慢していた。
4コーナーの残り400mを過ぎると、テイエムサウスダンの方が手応えが怪しくなって、直線で徐々に失速。3番手に上がっていたソリストサンダーも付いて行くのが精一杯で逃げ切り勝ち。
軽い馬場向きの中央馬が多い中で、砂を入れ替えた船橋の馬場に対応済みだったことから、勝つ可能性があると考えて対抗にしていた。でも、逃げてねじ伏せるような勝ち方には驚いた。
今回は、連勝した船橋1600mから川崎1600mに替わるが、適性から問題ない。
ここ2戦は持続力が問われる船橋で連勝しているが、マリーンCの予想では後半減速ラップになって持続力が問われることを不安視していたくらい。それまでは、コーナーや中盤で緩む緩急のある流れで結果を出してきた馬。
ベテルギウスSは、前半・中盤のペースが上がらずラスト3F12.4 - 11.6 - 12.9。残り400ｍまで同日2歳1勝クラスより0.6秒速いだけで、直線で0.8秒も加速。
カノープスSも、前半は速かったが中盤が緩んで、ラスト4F12.7 - 12.2 - 12.1 - 12.6。残り800mから加速ラップが続いて最後の坂を我慢するレース。
地方交流重賞でも、TCK女王盃はかなり遅い前半の入りでラスト3F13.1 - 12.2 - 12.4。
今回と同じ川崎のエンプレス杯も、前半・中盤のペースが上がらず残り800mから1.3秒も加速して12.3 - 13.2 - 12.7 - 12.8。コーナーのきつい川崎なので、残り800mでペースが上がってもコーナーで緩んで再加速する流れ。この流れにも対応して勝っている。
あえて不安要素を挙げるとしたら、初めての58㎏とサルサディオーネがハイペースにした時。
マリーンCで57㎏は対応済みだが、58㎏は初めて。サルサディオーネが56㎏とかなら気になるが、同斤量で57㎏を対応済みなら問題ないと判断した。
あと、単騎でマイペースで走れるサルサディオーネがハイペースにして、1400m寄りのスピードが問われる流れにした時に、追走に脚を使って直線で案外伸びないという可能性はある。これは、前走と同じ1600mでも1800m寄りのスタミナが活きる船橋と1400m寄りのスピードが活きる川崎の違いから考えられる不安要素。
ただ、近走の矢野騎手がサルサディオーネで逃げるペースと相手関係・枠の並びを考えると、最内で被されないようにしっかり出して、競られないのですぐマイペースにして少し緩めて1～2コーナーを走らせるはず。その展開なら2番手で前半無理せず追走できるので、早めのペースアップに問題なく対応できると判断した。
適性的に問題なく、かしわ記念より相手関係が楽になって、帝王賞を使わずに牝馬限定で確実に勝ちにきているローテ。素直に勝ち切る走りを期待する。
対抗は、サルサディオーネ
エンプレス杯(2,2)→マリーンC(1,2)→さきたま杯(5,1)
前走のさきたま杯は、外枠から主張してハナへ。
向正面で少し引き付けて、好位が一団になって3コーナーからペースアップ。4コーナーで外からシャマルに少し前に出られたが、内外の差で直線に入る所でもう一度前に出て、そこから最後までしぶとく我慢して逃げ切り。
2番手のシャマルに距離不安があったので、時計が出ていた馬場で中盤にペースを落とせて、仕掛けを遅らせていたこともアシストになっていた。そうは言っても、あの相手に勝ったことは当然評価しないといけない。
今回は、1600mに距離延長は歓迎。ただ、川崎だと勝ち切る可能性は下がる。
この馬の長所は、逃げて早めにペースを上げて我慢できる持続力。
この持続力最大限に活かせるのは、スパイラルカーブで自然と後半減速ラップに持ち込める船橋。川崎だとコーナーがきついので、長所を最大限に活かすには強気に動かないといけない。1着だった去年と3着だった2年前のラップの比較をするとそれが分かる。
■ 20年と21年のスパーキングレディーカップラップ比較
・20年：3着（0.2秒差）
12.5 - 10.8 - 13.0 - 14.1 - 12.1 - 12.7 - 13.1 - 12.6
・21年：1着（-1.3秒差）
12.0 - 11.0 - 12.5 - 13.2 - 11.8 - 12.6 - 12.7 - 13.2
去年はOP特別の1200mで逃げられるウルトラマリンがいたことで、馬場差を差し引いても前半の入りが少し速くて、1～2コーナーでの緩みも2年前より小さい。その結果、後半で持続力が活きる展開になっている。
今年のメンバーを見るとグランパラディーゾがハナや2番手を取りに来たら少し速くなる可能性はあるが、想定する展開でショウナンナデシコが2番手を取るなら前半から速い入りになるのは考えにくい。
無理せずに逃げることができるが、その展開だと追走してくる馬もきつくないので、直線で再加速できる脚が残ることになる。そうなるとサルサディオーネの脚は止まっていないが、加速できる脚の差で差される可能性が高い。
近走の結果を出した矢野騎手の逃げるペースと相手関係から、後半減速ラップになるまで速くならないと判断し頭なしの対抗とした。
単穴は、レディバグ
ポラリスS(4,5)→マリーンC(3,5)→栗東S(3,1)
前走の栗東Sは、少し出していたが、速いペースだったので自然と下がって内に入れて後方集団で追走。
直線に入ってから外に出して、いい脚で伸びてきて好位から抜け出していたヴァニラアイスを交わして勝利。
得意の雨の影響がある馬場、東京の次に得意な中京、メンバーを考えたら1㎏恵まれていると感じたハンデ、それに加えて展開が向いたのもある。
でも、砂を被ったら少し行きっぷりが悪くなるところがあるのに絶好の大外から内に入れての追走や、直線で外に切り替えてこれからという時に鞭を落としていた。力を出し切っているレースではない。
今回は、1周コースの1600mになるのでベスト条件ではない。
でも、2走前と4走前の1周コースは、条件が悪かった。
マリーンCは砂厚の変更で超時計がかかる馬場になって、1800m以上を走れるようなスタミナが問われたレース。4走前の小倉1700mの門司Sも、乾いて時計がかかっていた。
1600mの距離が問題ないことは日野特別(2勝クラス、東京1600m)で証明しているので、かなり雨の影響のある馬場で船橋より1400mを勝てるスピードが活きる川崎なら対応できていい。
小頭数、かつ砂を被りにくい外枠で、乗り慣れた南関東の戸崎騎手替わりも歓迎。
1周コースでもこの条件なら馬券圏内争いに加われていい。
4番手は、キムケンドリーム
遠州灘S(3勝クラス)(2,9)→東北S(3勝クラス)(13,1)→マーメイドS(16,14)
前走のマーメイドSは、芝適性の問題なので仕方ない凡走。
今回は、雨の影響のある馬場、コーナーがきつい1周コース、小頭数などの条件が魅力。
ダートで3勝しているが、2勝がコーナーで緩みやすい中京1800m。あと1勝は、ペースの流れやすい福島1700mだが中盤でかなり緩んだレース。3戦とも雨の影響があって時計が出ていた馬場だった（2勝クラスを勝ったレースは、良馬場発表だが雨の影響がかなり残って、レース中も小雨）。
それに、1勝クラスは6頭立て、2勝クラスは7頭立てで小頭数のレースも得意。
コーナーのきつい川崎1600mの小頭数で、水曜朝にかなりの雨が降る予報。レース条件はかなりいい。
能力的には、牝馬の地方交流重賞安定勢力のレーヌブランシュ（マリーンCはかなり時計のかかる馬場で1800m以上を走れるスタミナが活きた）、牡馬相手の3勝クラスを勝てるレベルの走りをしていたグランパラディーゾ（ワンターン1400mのペースの流れる展開が得意で、地方移籍初戦・1600mの距離・コーナーで緩む川崎の流れに不安あり）の方が高いが「川崎1600mで求められる適性」を考えて、この馬を4番手とした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
レーヌブランシュ
TCK女王盃(3,4)→エンプレス杯(3,3)→マリーンC(4,3)
前走のマリーンCは、1600mで周りの馬が速かったので1コーナーに入る所では中団馬群の中。ただ、前のペースに付いて行けない馬がコーナーで下がったことで、自然と位置が上がって5番手で追走。3コーナーに入る少し前に外に切り替えて、4コーナーでは3番手。そこから前の2頭を追ったが、ショウナンナデシコに潰されたサルサディオーネを交わせずに3着。
1600mでペースが流れる船橋＆サルサディオーネの逃げだと適性に合わないと考えていたが、かなり時計のかかる馬場で1800m以上を走れるスタミナが活きて、地方競馬だと小回りを気にし過ぎるのか、なぜかかなりの早仕掛け騎乗をするルメール騎手の仕掛けも結果的にハマっていた。
この馬は、瞬発力・トップスピードの速さがあまりないので、前にいることがいい結果に直結するタイプ。テンの脚もそこまで速くないので、1800m以上で外枠からじわっと前に出して行って好位外の2，3番手を取るのが理想。
今回は前走と同じ1600mでも、雨の影響がある川崎なので1800m寄りのスタミナより1400m寄りのスピードが活きる条件。このメンバーだと中団やや前からで、枠の並びも外から被されそうでレース運びも難しい。ショウナンナデシコが想定よりサルサディオーネに絡んでペースを上げる展開なら、失速する馬を拾っていって3着くらいならあってもという評価。この条件なら他の馬の方が買いたい要素がある。
■ 地方馬
グランパラディーゾ
遠江S(3勝クラス)(3,3)→中京スポーツ杯(3勝クラス)(4,2)→BSイレブン賞(3勝クラス)(1,5)
前走のBSイレブン賞は、じわっと出す感じで3列目最内の好位馬群の中で追走。直線に入って徐々に外に出して、前に進路を作ったが追い出しての伸びが案外で5着。高速馬場のやや緩い流れで、道中で少しかかっていた影響が出たレース内容。3勝クラスを勝てるレベルの走りをしていたのに、前走後すぐに地方移籍したのには驚いた。牝馬路線が充実している南関東移籍は悪くない選択。
今回は、相手が強くなるのはあるが、適性的に川崎1600mは不安。ワンターン1400mのペースが流れる展開で持続力を活かすのが理想的なタイプ。コーナーで緩む流れがサッパリではないが、3走前の中京1400mの遠江Sで直線に入って0.5秒の加速で遅れて、ラスト1F1.1秒減速したところで盛り返している。この走りを見ると、コーナーがきつい川崎のコーナーを2回走ることになる1周コースはかなり不安。距離も東京1600mで少し流れた小金井特別でダートで一番着順が悪い6着。
南関東ならワンターンの大井1400mは右回りが不安で、後半減速ラップになる浦和1400～1500mや船橋1200mが合いそう。環境の変化やコース・馬場対応が未知数の基本割引の地方移籍初戦でもあるので様子見の消し。好走するとしたら、想定よりペースが流れて中央馬が案外な走りをして、2列目最内で我慢できたパターンで3着くらいならと考えている。
クレールアドレ
3歳で参戦してきたが、笠松の3歳限定の特別戦も勝てないのでこの相手はきつい。
アールロッソ
しらさぎ賞でダノンレジーナを倒した浦和でも、距離延長の1500mでパフォーマンスが落ちた前走。1600mで川崎になると、距離・コースどちらも不安。相手も強いので厳しい。
グレートコマンダー
地元の名古屋でも勝てず、地方交流重賞は出走が目的なので。
ハピネスマインド
クイーン賞3.0秒差、マリーンC4.7秒負け。ここは相手が強いし、持続力が問われる船橋向き。
払戻金
| 単勝 | 10 | 130円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 10 | 100円 | 1番人気 |
| 8 | 140円 | 3番人気 | |
| 1 | 120円 | 2番人気 | |
| 枠連複 | 7 - 8 | 430円 | 2番人気 |
| 馬連複 | 8 - 10 | 470円 | 2番人気 |
| 枠連単 | 8 - 7 | 630円 | 3番人気 |
|---|---|---|---|
| 馬連単 | 10 - 8 | 650円 | 3番人気 |
| ワイド | 8 - 10 | 190円 | 2番人気 |
| 1 - 10 | 130円 | 1番人気 | |
| 1 - 8 | 300円 | 5番人気 | |
| 三連複 | 1 - 8 - 10 | 400円 | 2番人気 |
| 三連単 | 10 - 8 - 1 | 1,460円 | 4番人気 |
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