nigeのコメント
【傾向・全馬評価あり】前走からの良化と条件替わりで勝てる!
<予想>
◎:レッドルゼル
前走からの良化があれば勝てる
○:リュウノユキナ
1400mでパフォーマンスを維持できるか
▲:サクセスエナジー
外をスムーズに走れる枠で
△:ベストマッチョ
もまれない外枠なら巻き返しある
☆:モジアナフレイバー
最後の200mでの我慢次第
<傾向>
※レース名(人気,着順)
・2020年
【地方:8番人気】ジュライ賞(1,1)→アフター5スター賞(1,1)→東京盃(4,5)
【中央:7番人気】北海道SC(1,1)→クラスターC(1,1)→東京盃(2,11)
【地方:3番人気】浦和スプリントOP(1,1)→クラスターC(4,3)→東京盃(7,2)
・2019年:浦和1400m
【地方:6番人気】クラスターC(6,5)→オーバルSP(,)→東京盃(7,2)
【中央:2番人気】東京スプリント(2,2)→クラスターC(1,3)→東京盃(1,1)
【地方:11番人気】サンタアニタトロフィ(6,7)→スパーキングSC(5,2)→マイルグランプリ(11,3)
・2018年:京都1200m
【中央:4番人気】東京スプリント(6,1)→さきたま杯(2,4)→東京盃(4,3)
【中央:1番人気】花のみちS(1600万下)(1,1)→プロキオンS(5,1)→東京盃(1,4)
【地方:5番人気】プラチナC(1,1)→アフター5スター賞(1,1)→東京盃(2,1)
ローテ的に、近3年は9頭中8頭が前走「東京盃」。それも5着以内、または2番人気以内。また、勝った馬ではなく、負けた馬が巻き返しているのが注目。前哨戦と本番の仕上げの違いが結果に影響していると考えられる。
1400mで行われるときは、前走南部杯3着以内の馬も注目(16年2着、13年1着・3着)。
中央馬は、近3走で中央または地方交流重賞で2着以内。または、GⅠ・JpnⅠ勝ちの実績はほしい。
地方馬は、4年連続好走馬を出していて、地方交流重賞の好走実績がある馬。
<展開>
逃げたいのは、アランバローズ、モズスーパーフレア、ベストマッチョ。
テンの脚はモズスーパーフレアが速いが、アランバローズは行くと決めたら譲らない左海騎手。完全に前に入られなければアランバローズが主張しきって、モズスーパーフレアが2番手。この枠の並びならベストマッチョは砂を被る心配がないので、無理に競らないで外の3番手。
それに続いて、リュウノユキナ、前の3頭の外にサクセスエナジーが追走。やや速い流れを想定しているが、2頭のハナ争いが長引けばハイペースもある。
<予想詳細>
本命は、レッドルゼル
フェブラリーS(3,4)→ドバイGS(4,2)→東京盃(2,3)
前走の東京盃は、出遅れから押して中団やや後ろから追走。
3コーナーから徐々に位置を上げて、直線で外から伸びてきたが3着まで。
海外帰り初戦で、先を見据えた仕上げ途上の状態。それでも勝てると考えていたが、出遅れてしまったことでワンテンポ速く動くしかなかったので最後で脚が鈍ってしまった。それでも最速上がりで0.1秒差なので、悲観する負け方ではなかった。
今回は、1周コースの対応が課題。
小回り1周コースは走ってみないと分からないが、1周コースの中では金沢はこの馬にとっていいコースと考えている。
今の馬場は、内をかなり空けて走って、直線は馬場の真ん中より外が伸びる。直線の長さは短いが、余程離されていなければ3コーナーから動いても十分届いている。小回り1周コースだが前に行く有利さはあまりない。
それに加えて、砂の入れ替えで以前の金沢より時計が出ている馬場になったのもプラス。
※オーバルスプリントやさきたま杯が行われる浦和だと、前に行けて持続力がある馬が有利。前に同等の力のある馬がいて後ろからだと、向正面に入ってすぐに動かないと展開頼みになる。
1400mの距離に関しては、1400m重賞で最高のメンバーが揃う根岸Sを勝っているので問題ない。能力も、フェブラリーSの最内有利の大外&距離の長い条件で4着や、ドバイGS2着からメンバーの中では抜けている。
1周コースと金沢の馬場で割引があったとしても、前走からの状態の良化があって1400mなら問題ないと考えて期待する。
対抗は、リュウノユキナ
北海道SC(1,2)→クラスターC(1,1)→東京盃(1,2)
前走の東京盃は、周りを見ながら好位馬群の中5番手で追走。
3コーナーに入る前に外からコパノキッキングが動いたことで、持っていかれてしまった。なんとか抑えながら直線に入ったら、今度は進路がなく追い出し遅れて。サクセスエナジーが少し抜けだしたことで、さばいて追いかけたが2着。
全くスムーズな競馬ができずに2着に持ってきているのだから、負けて強しの内容。
今回は、1400mの対応が課題。
東京1300mで2勝クラスを好時計勝ちしているが、1400mはOP特別で6着、6着。去年のながつきSで走りが一変して、そこからはずっと1200mに使われている。
本格化してから1400mを使われていないのであっさり対応してしまう可能性はあるが、中山1200mのパフォーマンスが高すぎることは不安材料。前に行きたい馬がいてくれるので、その後ろを追いかけてさばければというレースに持ち込めそうだが、1400mでいつもの脚が使えるかが課題。
今年に入ってOP特別2勝、重賞2勝でピーク時期に入ったと感じる走りだが、圧巻の走りだった中山1200mの良馬場でのジャニュアリーSを超える走りを地方交流重賞では見せていない。積極的に買うのは、次のカペラSと考えているのでここは対抗に。
単穴は、サクセスエナジー
サマーチャンピオン(1,1)→オーバルSP(4,7)→東京盃(7,1)
前走の東京盃は、外枠からかなり押していたが、大外のサイクロトロンの方が速かったので前に行かせてから、追いかけるように出して外の3番手から追走。
その位置で流れに乗って直線に入って残り350mくらいで先頭。内・外から迫られたがそのまま押し切って勝利。
この馬は、外枠か、内でも前に行きたい馬たちより外の枠から好位外を取って、持続力を活かして長く脚を使って好走するタイプ。
近走は、内枠に入り続けていて、外枠に入った時は相手が強すぎて適性も合わない根岸S。枠順に泣かされていたが、外枠でスムーズに走って結果を出した。
今回も、外枠に入って前走と同じようにベストマッチョを前に行かせて外に切り替えて前に行く形。ただ、アランバローズ、モズスーパーフレアがいるのでよくても外の4番手。
さらに、スムーズに走れなかったリュウノユキナ、仕上げ途上だったレッドルゼルが本番の仕上げで出てくる。
1周コースの1400m替わりはいいが、相手のプラス材料がある。現状の力を出し切ったとしても、上位評価馬が普通に走ったら勝つのは難しい。
4番手は、ベストマッチョ
さきたま杯(4,4)→プラチナC(1,5)→オーバルSP(9,8)
前走のオーバルSPは、スタートは良く、少し内を空けて外に切り替えようとした出し方だったが外に切り替えられず。さらに、1コーナーに入る前に軽くつまずいて位置も下げてしまった。
その後も周りを囲まれた位置で走って、砂を被って不完全燃焼。
2走前のプラチナCは、相手を考えれば案外も持続力タイプなのに追い出しを待ちすぎて裏目。それに、勝負レースだったさきたま杯後だったことも影響したと考えている。
今回は、1周コース1400mの外枠でベスト条件。
さきたま杯では、2番手からはしぶとく粘って4着。アルクトス・エアスピネル・ワイドファラオ相手に勝ちに行く競馬をして0.7秒差。逃げた兵庫GTでは、サクセスエナジーとハナ差。2年前のオーバルSPでもサクセスエナジーの2着。
もまれない位置で走れたらサクセスエナジーと差のない走りを見せている。いい枠に入れたので、好位外から粘って馬券圏内争いに加われていい。
5番手は、モジアナフレイバー
黒船賞(4,3)→川崎マイラーズ(1,1)→マイルグランプリ(1,3)
前走は、行く馬を行かせて内に入れて4番手から追走。
3コーナーでごちゃついて接触したが、コーナーに入って楽な手応えで4コーナーで先頭。そのまま押し切りを狙ったが、ラスト150mくらいから脚が鈍って3着。
ハナ争いでペースが流れていたのに、早めに動いて真島騎手の強気な騎乗が裏目に出てしまった。適性に合わない持続力が問われる内回り&速い流れを強気な仕掛けで、3コーナーでの接触で外傷もあった。グレンツェントにまで差されたのは物足りないが、負けた言い訳はできる。
今回は、小回り1周コースの対応が課題。
瞬発力(追走スピードからトップスピードになる速さ)とトップスピードの速さががあるので、コーナーで緩む流れが得意(大井外回り・川崎)。また、20年フェブラリーS6着や去年の異常な高速馬場だった20年南部杯3着の走りから、地方馬だが軽い馬場巧者と考えている。
持続力が問われる良馬場の小回り1400mだといい手応えで直線に入っても、ラスト200mで甘くなる不安がある(黒船賞はラスト200mでスリーグランドに交わされている)。
能力的にもピークだったと感じる19年と比べるとパフォーマンスは落ちているので、加われても3着争いと考えての押さえまで。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
サンライズノヴァ
前走の南部杯は、内から少し出して行って好位馬群の中で追走。4コーナーでもう手応えが怪しくて、直線でじわじわ遅れだして7着。この馬は、控えてこその馬なのに、陣営の指示なのか分からないがかしわ記念でも積極的に前に行って自滅している。
今回も控えるか分からないし、小回りの1周コースは割引。東京で結果を出してきて、さきたま杯やかしわ記念の内容から、ワンターンで直線の長いコースがベストなことはハッキリしている。さらに、後方からの馬だが雨の影響のある軽い馬場巧者。良馬場もマイナスになる(勝った時の南部杯は良馬場だが、今年とは違う砂入れ替え前の高速馬場)。南部杯を勝たせた吉原騎手になるのは不気味だが、この条件では前崩れの展開待ちしかない。個人的には、武蔵野Sに出てきて欲しかった。
モズスーパーフレア
去年と同じでスプリンターズSが終わって、いい条件のレースがないから定量戦のこのレースに出走してきた。
去年は展開不向きの中で4着と頑張ったので、ダートがサッパリではないが強くもない。今年は1周コースの1400mで距離不安、良馬場で重い馬場への不安もある(去年は雨の影響で速い馬場)。さらに、アランバローズが玉砕覚悟でハナを取りに来る可能性もある。
そもそもが大目標(スプリンターズS)後のレースで、ダート短距離馬はここが大目標。勝負度の高さも違うので消し。
■ 地方馬
サブノジュニア
前走は、スタートから行きっぷりが悪く、直線で外に出していつも差を縮める残り200mからも案外。JBCを目標にした仕上げだったかもしれないが、ベスト条件の大井1200mで内容が悪い走りだった。
59㎏の斤量ではあったが根岸Sやフジノウェーブ記念の走りから、1400mになっていい馬ではないし、1周コースになるのもマイナス。前崩れになるくらいの展開の助けがないと厳しい。
アランバローズ
前走のオーバルSPは、内のベストマッチョの森騎手・ティーズダンクの和田騎手が、左海騎手と競っていいことがないのは分かっているので待ってくれてハナへ。コーナーで少し緩めて向正面に入って自らペースアップ。ただ、テイエムサウスダンがペースアップに付いてきて、早めに交わされて粘るも3着。テイエムサウスダンは、このレースの出走枠に入っていたら本命になるくらいの馬なので相手が悪かった。
今回は、モズスーパーフレアがいるのが大きな課題。逃げがベストなことがハッキリしている馬なので、逃げると決めたら譲らない左海騎手がハナを取りに行くのか、譲って外に切り替えるのか選択肢がある。好走する可能性を上げるのならハナなのだが、松若騎手が譲ってくれないと共倒れになる。もし、2番手でもいいという乗り方をしたらパフォーマンスが落ちるので、このメンバーでの好走は難しい。どちらにしても難しいし、前走から4㎏増もきつい。さらに、内をかなり空けて走る必要がある金沢もマイナスで消し。
ニュータウンガール
2走前に、グランデストラーダ(JBCレディスクラシックに出走)に3.1秒差負け。この相手では回ってくるだけ。
フランシスコダイゴ
この馬なりにがんばっているが、東京盃は1.7秒差。距離延長もマイナスなので消し。
クリノフウジン
中央では、小回り1700mでローカルのOP特別でやっと勝負に加われる馬(門司Sでは2年連続で馬券を取らせてもらった)。中央では1400mだと追走に脚を使って甘くなっていたので、このメンバーに入っての1400mで上位争いは厳しい。地元の重賞なら1400mでも勝負できていい。