nigeのコメント
【傾向・全馬評価あり】去年と全く違う馬場で長所が活きる馬に期待!
<予想>
◎:ソリストサンダー
去年より時計がかかる馬場が魅力
○:アルクトス
良馬場も走れるが高速馬場巧者
▲:サンライズノヴァ
今の馬場だと少しでも恵みの雨
△:エアスピネル
軽い馬場がベストで盛岡割引
☆:ワイドファラオ
逃げた時の残り目警戒
<傾向>
※レース名(人気,着順)
・2020年
【中央:6番人気】フェブラリーS(4,9)→かしわ記念(4,4)→エルムS(6,6)
【中央:2番人気】フェブラリーS(1,1)→高松宮記念(5,13)→かしわ記念(1,6)
【地方:7番人気】フェブラリーS(11,6)→帝王賞(8,13)→千葉ダートマイル(1,1)
・2019年
【中央:4番人気】フェブラリーS(6,7)→さきたま杯(3,4)→プロキオンS(6,4)
【中央:2番人気】オアシスS(1,1)→欅S(1,1)→プロキオンS(2,1)
【中央:1番人気】東京大賞典(1,2)→フェブラリーS(2,2)→かしわ記念(2,1)
・2018年
【中央:2番人気】伏竜S(1,2)→ユニコーンS(1,1)→JDD(1,1)
【中央:1番人気】フェブラリーS(1,2)→かしわ記念(2,1)→帝王賞(2,1)
【中央:5番人気】平安S(11,10)→名鉄杯(11,14)→エニフS(12,1)
ローテ的には、近3走でフェブラリーS(6番人気以上or6着以内)、帝王賞・かしわ記念3着以内、プロキオンS1着など、ワンターン1400~1600m重賞か中距離の王道で好走のある馬がほとんど。Jpn1なので賞金を持っていないと出走できないので当然ですが。
左回りのワンターンコースなのもあり、東京ダ1400~1600mの実績がある馬の好走が多く、東京のOP特別1着・重賞3着以内の実績がある馬が理想。
あと勝ち馬が連覇するリピーターレースでもあるので、前年勝ち馬は「特注」。
ただ、砂の入れ替えで盛岡の時計が地方らしい時計のかかる重い馬場になって、別の競馬場のようになっている。去年までの軽い馬場適性・スピードの重要度が下がって、重い馬場適性・持続力の重要度が上がる。雨が降っても去年のように異常な超高速馬場にはならない。
【参考】去年の異常な高速馬場で行われた南部杯13着「1:36.8」だったパンプキンズ。2走前に勝った同条件では重馬場で「1:39.6」。良馬場だった3走前は「1:41.0」。
<展開>
逃げたいのは、ワークアンドラブ、ワイドファラオ、ヒロシゲゴールド。
ヒロシゲゴールドがスピードの違いでハナに行けるが、距離を意識してじっくりためる競馬を示唆。それなら、前走は滑って逃げられなかったがワイドファラオが主張してハナへ。
それに続いて、アルクトス、ソリストサンダー、エアスピネル、インティが続く。
ワークアンドラブが玉砕覚悟でハナを取りに来たら、ワイドファラオの福永騎手なら内からの主張なら競らないで2番手で流れに乗る。ワイドファラオが逃げても溜め逃げなので、平均~やや遅めでペースアップが早めの流れを想定。
<予想詳細>
本命は、ソリストサンダー
フェブラリーS(5,8)→かしわ記念(6,2)→エルムS(2,10)
前走のエルムSは、周りを見ながら少し位置を取りに行って中団やや前の外から追走。
3コーナーに入る前に反応が悪くて鞭が入っていて、4コーナーではもう脚が鈍って失速の10着。
休み明けにしても、全くこの馬らしい走りがなかった。今回のコメントでは、滞在になれておとなしすぎたことや暑さも堪えたのかもと結局ハッキリした理由は分からず。休み明けの函館調整だったので、いつもの坂路メインの調整でなかったことも影響した可能性がある。
今回は、去年と違って砂の入れ替えで去年より時計がかかる馬場が魅力。
去年のように異常な高速馬場で、1400mに対応できるスピードと軽い馬場適性が問われるときつい。今年のように、少し時計がかかる馬場なら一定ラップ1700mに対応できる持続力が活きる。
枠の並びも遅いと自分から動ける外枠で、外のアルクトスを目標にして乗ることができるので競馬もしやすい。
前走案外の状態も、坂路中心に乗りこまれて、2週前に坂路で自己ベスト。チャンピオンズCを使う馬ではないので、この後に年内使うとしても武蔵野Sだからしっかり仕上げてきた印象。
ここはJpn1を勝てる条件が揃ったと考えて期待する。
対抗は、アルクトス
根岸S(6,4)→フェブラリーS(2,9)→さきたま杯(1,1)
前走のさきたま杯は、好位内の6番手から追走。向正面に入って外に切り替えて、3コーナーから前にいたワイドファラオを追いかけるように進出して、直線で外へ。そこから内から先に抜け出したエアスピネルを交わして勝利。
58kgだったがエアスピネルとは2㎏差。着差以上に強い内容だった。
今回は、去年までと違って馬場が重くなっていることが課題。
19年プロキオンS、19年南部杯、去年の異常レベルの超高速馬場の南部杯など高速馬場を得意としている(前走の浦和も速い時計が出ていた馬場)。時計のかかる東京1600mの19年オアシスSなど勝っているが、去年までの時計のかなり出る馬場の方がいいのは間違いない。
あと、東京1600mで4勝、去年の南部杯も勝っている馬だが、一貫して1400mが一番いいと言い続けている(前走の予想にも書いた)。
去年の南部杯を勝てた理由が、異常な超高速馬場で1400mに対応できる追走スピードが活きたから。だから、芝1400m重賞でも好走があるモズアスコットが2番手からでも好走できている。
適性的に前で持続力を活かして長く脚を使いたいので、1600mより流れやすいことも1400mの方がいいと考えている理由。
そうは言っても、出走馬の中で一番勝負度があり(Jpn1勝ちがあるので定量戦のワンタン1600mは希少、JBC・チャンピオンズCは使わない、秋はここが目標)、得意の休み明けで分かりやすく取りに来ている。
大外で被されずにスムーズに走れる枠もいいので、本命馬と差のない走りができていいと考えて対抗に。
単穴は、サンライズノヴァ
チャンピオンズC(6,12)→フェブラリーS(4,11)→かしわ記念(5,7)
前走のかしわ記念は、かなり積極的に出して行って、カジノフォンテンのすぐ後ろから追走。
向正面でカジノフォンテンの進出を追いかけて行ったが、4コーナーで脚が止まって失速。
正直、何がしたいのか分からないレース。このレース運びで勝てるのなら東京以外でパフォーマンスを落とす馬にはならない。松若騎手が降ろされたのも納得の凡走。
近走は結果が出ていないが、前走は上記に書いた自滅騎乗。2走前のフェブラリーSは、最内有利の馬場を後方から大外。3走前のチャンピオンズCは、1800mの距離。
全てハッキリした凡走理由があるので、7歳になるが大きな衰えは気にしなくていい。
今回の課題は、砂を入れ替えた馬場の対応。
この馬は後方から差してくる馬だが、軽い馬場が得意な馬。東京でも時計がかかるパサパサの馬場になってしまうと末脚の威力が落ちてしまう。乾燥で時計のかかる馬場になる時期のフェブラリーSを勝てていないのも、これが理由の一つ。
良馬場でかなり時計のかかる馬場だったら買わない選択も出るくらいの評価を考えていたが、日曜がやや重で少し時計が出ていて(去年の南部杯と比較するとかなり時計がかかっているが)、月曜も10~18時に弱い雨が降る予報。
想定する馬場なら勝った年より少し時計がかかるくらいの馬場になる可能性がある。
ただ、2年前に内枠で勝った年の吉原騎手が乗ったような完璧にスムーズなレースは、好位が一団でしにくい。好位勢の外まで出すと前を差し切るまでは難しいと考えてこの評価に。
4番手は、エアスピネル
フェブラリーS(9,2)→マイラーズC(4,8)→さきたま杯(2,2)
前走のさきたま杯は、スタートから押して位置を取りに行って好位内の4番手から追走。
3コーナーでじわっと位置を上げて、4コーナーで少し待って直線で前をさばいて一旦先頭も差されて2着。
位置を取りに行ったので最後甘くなったが、小回り1400mに対応できた収穫はあった。
この馬は、ワンターンの1600mと軽い馬場がベスト。
この適性なので、フェブラリーSで4番手評価にしていい馬券を取らせてもらった。
今回は、雨の影響はあるが去年より重い馬場になった盛岡は割引。
ワンターンコースになるのはいいが、地方の馬場だと勝ち切るまでの走りは期待しにくい。ここを使ってからの武蔵野Sが狙い所を考えているのもあってこの評価。
最後に、ワイドファラオ
さきたま杯(3,3)→プロキオンS(4,8)→京成杯AH(14,9)
前走は芝重賞の京成杯AHを試したが、若い頃の行き脚の速さがないので前に行ききれずに、中団やや前を回ってきただけ。
「ここへ使うことがいい刺激になれば」とコメントしていたように、何か変化してほしいから使ったレースだったので凡走は気にしないでいい。
近走は、一歩目が少し遅くて、そこからスピードの乗りも遅くなっている。唯でさえ、パフォーマンスが落ちてきているので、前に行ききれずに結果が出ていない。
今回は、ヒロシゲゴールドが距離を意識してじっくりためる競馬を示唆。ワークアンドラブとのハナ争いなら、今のワイドファラオでもハナが取れていい。
4歳時よりパフォーマンスが落ちているが、ベストの逃げる競馬がでたら最後の粘りが増す怖さがある。それに、2番手の外にいるのが距離不安のあるヒロシゲゴールドだとプレッシャーも受けにくいので、3着押さえで買っておく。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
インティ
前走のかしわ記念は、出遅れてしまったので、割り切って後方で脚を溜めて追走。3コーナーからソリストサンダーを追いかけるように伸びてきて3着。出遅れたことでハマればいいなというレースをして、中央馬で崩れた馬が多くてハマった。
19年フェブラリーS勝ち馬ではあるが、先行力が落ちて、スタートも安定しない現状だと1600mより1800mの方が力を出し切りやすい。また、外から被される内枠よりじわっと出して行ける外枠が理想。
今回は、1600mの内枠で、難しい馬にテン乗りで岩田望来騎手。ここを目標に仕上げてくるわけもないので消し。
ヒロシゲゴールド
東京盃を予定していたが出走枠に入れず。それでグリーンチャンネルC(斤量60kg)に切り替えたが、南部杯の出走枠に入ったので重い斤量を嫌って出てきたという出走経緯。使うように仕上げたから使うレース。1600mはどう考えても長いので、無理しない乗り方をして回ってくるだけのはず。
■ 地方馬
チスジ
盛岡の牝馬限定の重賞で2.5秒差負け。この相手では回ってくるだけ。
リリーモントルー
中央では、2勝クラスで頭打ちで地方に移籍。移籍後に3連勝で挑んだ青藍賞でヒガシウィルウィンに0.4秒差3着。この馬なりにがんばっているが、この相手では回ってくるだけ。
ユノートルベル
前走の青藍賞でヒガシウィルウィンに0.4秒差2着。勝ち切れないが自分の力は走っている。この相手では回ってくるだけ。
パンプキンズ
去年は、4.1秒差13着。逃げてマイペースが理想だが、中央馬相手ではハナを取るのもきつい。いつもと違う競馬で回ってくるだけ。
レールガン
自分の力は走ってくるが手薄な地元のオープン特別でも勝てないので、この相手では回ってくるだけ。
ワークアンドラブ
スパーキングサマーカップを抽選漏れで使えず。コパさんなので馬主の意向でJpn1に使われているとしか思えない南部杯への出走。ハナが取れたとしてもこの相手では厳しい。
シゲノブ
前走は、中央2勝クラスとの交流戦で3.4秒差負け。この相手では回ってくるだけ。
ステーロ
盛岡のA二組で勝てず、OP特別は1.3秒差負け。この相手では回ってくるだけ。
ドラセナ
中央で2勝クラスで頭打ちで、移籍初戦の前走でA二組勝利。強くなったわけではないので、この相手では回ってくるだけ。