nigeのコメント
【月曜名古屋勝負R:傾向・全馬評価あり】重い馬場の小回り1400mで力が出せる枠なら期待!
<予想>
◎:テイエムサウスダン
外枠から内を見ながら競馬しやすい
○:スマートセラヴィー
連闘課題も外枠なら巻き返し可能
▲:ラプタス
逃げない選択をする怖さあり
△:ノボバカラ
去年と同じローテ・騎手で
<傾向>
※レース名(人気,着順)
・2020年
【中央57kg:1番人気】羅生門S(3勝クラス)(1,1)→バレンタインS(1,8)→黒船賞(5,1)
【中央56kg:3番人気】兵庫GT(2,4)→根岸S(15,7)→東京スプリント(6,7)
【地方55kg:5番人気】多摩川OP(1,12)→フジノウェーブ記念(11,3)→東海桜花賞(1,1)
・2019年
【中央54kg牝:2番人気】室町S(8,7)→オータムリーフS(5,5)→ギャラクシーS(8,1)
【中央54kg牝:1番人気】根岸S(11,7)→大和S(3,1)→黒船賞(3,2)
【中央57kg:5番人気】オータムリーフS(3,6)→黒船賞(5,6)→東京スプリント(8,5)
・2018年
【中央54kg:2番人気】春待月賞(1000万下)(2,1)→なにわS(1600万下)(1,1)→コーラルS(1,6)
【中央58kg:1番人気】根岸S(3,6)→フェブラリーS(12,6)→黒船賞(1,2)
【中央56kg:9番人気】キャピタルS(11,4)→阪神C(16,10)→ダービー卿CT(13,15) ※初ダート
ローテ的には、近3走でオープン特別3着以内、地方交流重賞5着以内の実績がある馬が結果を出している。
5年前まで入れると、前走東京スプリント出走馬が好相性。このレースは、例年強い中央馬が揃うので中央馬で出走枠に入ることに価値がある。
地方馬は、元中央馬や既に中央馬と戦える実績がある馬でないときつい。去年は、元OP馬ドリームドルチェが3着。4年前は、元中央トウケイタイガーが勝利。14年1着タガノジンガロ、13年3着サイモンロード、12年・11年3着ラブミーチャンなど力があれば地方馬も好走できているレース。
<展開>
逃げたいのは、内からラプタス、ゴールドクイーン。この枠なら主張したらラプタスがハナを取れるが、前走はハナを取りに行っていない。ゴールドクイーンが主張してきたら抵抗するかは幸騎手次第。2頭の外からスマートセラヴィー。この3頭の後ろからベルダーイメル、テイエムサウスダンが追走。
ラプタス、ゴールドクイーンのハナ争いがどのくらい長引くかだが、ハイペースまではならないで平均ペースを想定。
<予想詳細>
本命は、テイエムサウスダン
すばるS(4,7)→根岸S(4,13)→黒船賞(2,1)
前走の黒船賞は、内を見ながらじわっと出して行って2番手から追走。
コーナーに入って内から前に来たサクセスエナジーに蓋をして、3コーナーでグリムに楽に並びかけて追い出しを待つ形。
4コーナーで押し出されて先頭に出てから仕掛けると一気に差を広げて8馬身差の楽勝。
地方の小回り1400m・外枠・岩田騎手と全てが上手く噛み合って想像以上の強い走りだった。
前走に引き続き、地方の小回り1400mは魅力。
トップスピードがそこまで速い馬ではないので、先行力と持続力が活きる重い馬場の小回り1400mはピッタリ。
あと中央のレースとは違って実質少頭数(勝ち負けできる馬が限られる)での勝負なので、位置を取ることにあまり脚を使わなくていいのもプラス。
好位を楽に取れば、勝負所ですっと加速して、そこから長く脚を使って押し切るすばるSや黒船賞のようなレースができる。それをしやすい外枠に今回も入った。
前走での収得賞金加算で除外を心配することなく調整できるプラス材料もある。前走同様にいい条件が揃っているので再度本命にして期待する。
対抗は、スマートセラヴィー
ギャラクシーS(3,3)→根岸S(7,16)→オアシスS(12,10)
前走のオアシスSは、内枠に入ったのにハナを主張して、好位馬群の中から追走。
ハナか、好位外からでしか力が出せないので、追いかけるだけで終了。丸山騎手が何がしたいのか分からない自滅騎乗だった。
連闘は課題になるが、前走は全く走っていないし、連闘や中1週経験がある。力が出せると判断。
これで内枠だったら消していたが、外枠で枠の並びもいいので評価を上げた。
この枠ならハナに行く馬ではないテイエムサウスダンにさえ前に行かれなければ、好位外の2,3番手が取れる。
騎手が同厩舎のジャスティンに乗っている坂井瑠星騎手になるので、しっかり指示をして前に行かせるはず。
好位外を取れれば、持続力を活かして長くいい脚が使えるので巻き返しに期待する。
単穴は、ラプタス
兵庫GT(1,3)→ジャニュアリーS(1,3)→ポラリスS(4,1)
前走のポラリスSは、最初から逃げる気はなく、好位内の3番手から追走。
逃げ馬が離して逃げてくれて、2番手のサヴィが1頭分内を空けてくれていたので、内の2列目最内で砂を被らずロスなく走れて直線へ。
直線で1頭分外に切り替えるとじわじわ前に迫って差し切り勝ち。
リアンヴェリテが離して逃げなかったり、サヴィが最内を走っていたら砂を被って厳しいレースになっていた可能性が高い。
勝った馬は、スムーズに走っているというレースで運もあった。
今回は、去年逃げて3馬身差完勝したかきつばた記念なので、コース対応は問題ない。
気になるのは、内枠に入ったこと。
ハナを主張するのなら問題ないが、幸騎手が逃げなくても大丈夫と考えて前走と同じ乗り方をすると内で砂を被って厳しいレースになる。
その点で、行き脚が付けば速いゴールドクイーンがハナにこだわってくるのかも、逃げる気がなくてもスピードの違いでハナを取る形になるかのポイントになってくる。
ハナを取れたら勝つ可能性は上がるが、去年より相手は強化されている。スムーズに走った時のスマートセラヴィー、テイエムサウスダンのプレッシャーを我慢しきるのは楽ではない。
恵まれた展開・進路取りで勝って人気が上がるのも嫌なので、逃げ切られたらあきらめる買い方で点数を絞る選択をした。
4番手は、ノボバカラ
大和S(12,14)→黒船賞(6,9)→東京スプリント(8,4)
前走の東京スプリントは、速い馬が多かったので好位馬群の中から追走。
直線で早めに前を交わしに行ったリュウノユキナを追いかけるように、持続力でじわじわ伸びてきたが差されて4着。
差されてしまったが、2,3着の地方馬は去年も東京スプリントで2,3着だった。それを考えると去年の7着(3着馬とは0.6秒差)から、ハイペースで持続力が活きる形ではあったが今年は4着(3着馬とはクビ差)なので内容は悪くない。
2走前の休み明けでボロボロだった走りから、一気に良化を見せて少し手薄になればまだ戦えるところを見せた。
今回は、ベストの1400mになるのは歓迎。
かきつばた記念は、ピーク時の16年に勝っていて、去年も2着。コース適性を見せていて、去年と同じ地元の岡部騎手起用。
去年よりメンバーが揃っているが、スマートセラヴィー・ラプタスは脆さがある馬。去年と同じだけ走ったら相手の走り次第で出番があっていい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ベルダーイメル
両津湾特別(2勝クラス)(2,2)→鳥屋野特別(2勝クラス)(1,1)→三河S(3勝クラス)(1,1)
前走は、初めての1400mだったが中団やや前の内から追走。前にスペースがあったのでコーナーに入る所で逃げ馬の後ろまで上がって、逃げ馬が早仕掛けしてできた最内からスムーズに外に出して差し切り。初めての1400mで、ペースの速い流れを勝ったのは評価できる。ただ、かなり進路に恵まれていたし、ローカルの3勝クラスでメンバーも手薄なハンデ戦(55㎏)だった。
今回は、地方交流重賞で相手強化。コースも左回りでコーナーの緩みやすい新潟・中京で別馬の走りになったので、右回りで速めのペースアップになる小回り1周コース対応は課題。斤量も、中央馬の中では斤量は軽いが、3勝クラスのハンデ戦の前走と同じ斤量。
さらに前走後は爪の影響で休んで立て直し。中間の調整も、これまでのCWのみの調整ではなく、坂路2本・CW1本・最終が栗Bコースで、爪の影響を考えたような調整。気になる点が多すぎて、好走されたらあきらめられるので消し。
■ 地方馬
メイソンジュニア
東海桜花賞は、最後方から追走して展開がハマって2着に好走。ただ、あの展開でトーセンレビューに勝てないのでは、中央馬相手では展開がハマっても厳しい。
ウラガーノ
5走前に重賞を1番人気で勝った後から、4戦連続完敗続き。状態が下がって、さらに休み明けでは厳しい。
ナリタミニスター
前走は、中団追走から追走して、向正面から鞭を入れて進出。ハイペースを追いかけて3~4コーナーで内を上手く立ち回って直線で一旦先頭も、ゴール直前で2頭に差されて3着。
差し馬向きの展開ではあったが、3~4コーナーで外を走ったトーセンレビューに負けたので力負け。
園田と比べると名古屋の時計が平凡なので、スパイラルカーブで名古屋より持続力が問われる園田の方が力が出せている。兵庫GT4着馬(52㎏)だが、1㎏増になり、名古屋で馬券圏内までもってくるには中央馬がかなり凡走してくれないと難しい。
ゴールドクイーン
去年のさきたま杯で躓いて惨敗後、なぜか芝に挑戦させたことで完全にリズムが崩れて別馬の走りになってしまった。地方移籍初戦も出鞭を入れてハナを取ったが、バッタリ止まって6着。19年のかきつばた記念で「1:25.1」で走った馬が、時計が出ていた馬場で「1:29.1」。昔の走りを期待するのは酷。
サンデンバロン
好位から粘る自分の走りをしていて、この馬なりに安定して走っている。去年は2.3秒差で、去年から変わらない走りなので結果も変わらない。
ケイアイテディ
4戦連続好走しているが、逃げての結果。このメンバーだと好位を取るのも難しいので、自分の形に持ち込めず力を出し切ることも難しい。
エイシンハルニレ
3歳限定のレースでは頑張っていたが、南関東の同世代や古馬相手になってサッパリ結果が出なくなって力負けが続いている。さらに相手が強くなるので厳しい。