nigeのコメント
【傾向・全馬評価あり】力が出せる位置で走れば、結果は付いてくる!
<予想>
◎:レーヌブランシュ
位置取りが悪くなり過ぎなければ
○:セラン
逃げか2番手でマイペースで
▲:アクアリーブル
ペースが落ちすぎると厳しいが
△:ルイドフィーネ
地味に力を付けてきている
<傾向>
※レース名(人気,着順)
・2019年
【中央:4番人気】はこべら賞(5,5)→くすのき賞(2,1)→伏竜S(6,3)
【中央:1番人気】クイーンC(6,6)→3歳500万下(中山ダ1800m)(2,1)→鳳雛S(1,1)
【地方:2番人気】ユングフラウ賞(2,2)→桜花賞(1,1)→東京プリンセス賞(1,1)
・2018年
【中央:6番人気】未勝利(東京芝1800m)(8,11)→未勝利(中山ダ1800m)(4,1)→500万下(東京2100m)(9,9)
【地方:5番人気】ユングフラウ賞(2,4)→桜花賞(7,6)→東京プリンセス賞(7,3)
【地方:3番人気】クラシックトライアル(4,4)→つくし特別(1,1)→東京湾C(2,1)
・2017年
【中央:1番人気】未勝利(阪神ダ1800m)(1,1)→500万下(阪神ダ1800m)(2,1)→兵庫CS(2,3)
【中央:3番人気】フィリーズレビュー(15,13)→500万下(京都1400m)(4,2)→500万下(東京1600m)(2,1)
【地方:6番人気】ユングフラウ賞(4,1)→桜花賞(2,5)→東京プリンセス賞(4,3)
ローテ的には、中央馬はダートで1勝クラス勝ち、OP特別6着以内、兵庫CS3着以内の馬が好走。1800m以上で結果を出している馬が多い。
地方馬は、いろいろな路線から来ているが、東京プリンセス賞3着以内が近年好走。最低重賞3着以内の実績は欲しい。
7年前は中央馬が上位独占したが、それまで5年連続地方馬が馬券圏内。近6年でも2着or3着どちらかに必ず地方馬好走している。地方馬が好走できるレースになっている。
理由は、3歳牝馬のダート馬は、この時期1勝クラスを勝ち上がっている馬が少なく、年によってレベルの差がかなりあるから。あと、小回りの川崎で距離も未知の2100mという条件もある。
また、賞金的に芝路線で戦ってきた馬が、ダートを試すレースとなっていることもあるので、ダート適性がなく、地方馬が浮上してくるパターンもある。その為、中央馬の見極めが必要。
2年前は、中央馬のレベルがかなり低かったので、1勝クラスを完敗した馬が勝利。地方馬が2,3着と好走している。
<展開>
逃げたいのは、ノラ、セラン、テーオーブルベリー。
テーオーブルベリーは好位外でいいので内を見ながらで、1200mでも逃げるノラがハナを取って、外のにセランが濃厚。ノラが距離を考えて控えるようなら、セランが逃げる形。
3頭に続いて、ルイドフィーネ、アールクインダム、、レーヌブランシュ、クリスティあたりが追走。
どちらが逃げてもペースは上がりそうになく、一団で淡々とスローペースで進んで2周目向正面からペースアップする流れを想定。
<予想詳細>
本命は、レーヌブランシュ
もちの木賞(7,1)→ヒヤシンスS(4,1)→伏竜S(9,5)
前走の伏竜Sは、出遅れてしまって押して出して行って中団内から追走。
3コーナーからのペースアップについて行って、直線で外からじわじわ伸びて5着。
好位勢が逃げたヘルシャフトに潰されたレースを、中団から長く脚を使って好内容。忙しかった東京1600mのヒヤシンスSから、1周コースの1800mに戻って良化を見せた。
この馬は、瞬発力はあまりないが、スピードに乗ると長く脚を使って好走するタイプ。
理想的なのが、もちの木賞のようなレース。好位内で追走して、直線で外に切り替えて相手が止まったところを持続力で交わす形。
コーナーがきつく緩急のあるペースになる川崎がベストかと言われたら微妙。ただ、2周目向正面のペースアップでついてこれる馬が少なくばらける形になるので、スムーズに外には出せるはず。
スタートさえ出遅れなければ、好位内が取れる相手。その位置で追走して、セランに離され過ぎずに直線に入れば差し切れていいと考えて本命に。
対抗は、セラン
カトレア賞(2,12)→呉竹賞(4,1)→UAEオークス(2,3)
前走のUAEオークスは、正直評価が難しい。
2着のUAE1000ギニー勝ち馬と4.1/2差と考えれば悪くない走りだが、勝ち馬は18.1/2馬身も前。海外で好走したということは評価している。
この馬は、先行力と瞬発力を生かして好走していて、レースの上手いタイプ。
呉竹賞では、ゆったりした入りから、向正面だけ少しペース上げる。3~4コーナーで後続を引き付けて、直線でもうひと伸びして粘り切って勝利。
馬が武豊騎手のペースの上げ・下げに対応している。右回りだと外に張ったり、左回りだと内にささったりと若さは見せていたがレースの上手さは見せた。
前走の走りを見ると、左回りの距離の長いコースは歓迎。一瞬の脚もあるので、川崎コースも合いそう。
ただ、呉竹賞の内容ならレーヌブランシュのもちの木賞や伏竜Sの方が上。成長があったらあっさり勝ってしまうかもしれないが、レーヌブランシュがピッタリついて来ていたら直線の減速の差で差されると考えて対抗にした。
単穴は、アクアリーブル
ユングフラウ賞(7,2)→桜花賞(3,1)→東京プリンセス(3,1)
前走の東京プリンセスは、少し出して位置を取りに行って、好位外の3番手から追走。
4コーナーで前の2頭に楽に並びかけて、直線で追い出しを少し待って外のリヴェールブリスを確認してからの追い出し。追い出してからじわじわ差を広げて、1.3/4馬身差の勝利。
適性的に持続力が問われる条件で結果を出してきたので、大井外回りの緩急のある流れの対応が課題だったが、追い出しを待って0.7秒の加速をしているので問題なかった。
上がり3Fはリヴェールブリスの方が0.1秒速いが、ラスト200mで差を広げて長所の持続力も見せて、着差以上に余裕のある勝利だった。
今回は、中央馬相手で相手が強くなるが、3走前から急激な成長を見せている馬なので楽しみはある。距離が伸びてプラスになるとは感じないが、前半遅い流れなら対応可能。
好位でセランの仕掛けについて行ってどこまで我慢できるかのレースになる。瞬発力ではセランが上、持続力ではレーヌブランシュが上なので勝つのは難しいが、2着なら可能性はある。
4番手は、ルイドフィーネ
東京2歳優駿牝馬(3,4)→桜花賞(6,3)→東京プリンセス(6,3)
前走の東京プリンセスは、行き脚速く、行く馬を行かせて3列目最内に入れて追走。
その位置でロスなく走らせて、直線に入る所で外へ。アクアリーブルとレイチェルウーズの間に入ろうとしたが閉められたので、アクアリーブルの抜け出した進路を追いかけるように伸びてきて3着。
完敗ではあるが、内を器用に立ち回って、直線でレイチェルウーズを差しているのは評価できる。
桜花賞では、持続力の差で離されていたが、コーナーで緩む流れになってパフォーマンスを上げてきた。勝ててはいないが、地味に成長をしていている。
今回は、コーナーで緩む川崎替わりは歓迎で、内枠に入れたのもプラス。理想は逃げ馬の後ろだが、内をロスなく走らせれば2着争いに加われていい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
アールクインダム
前走のクイーンCは、好位外追走から直線で差されて9着。力負けの内容だった。
2走前の菜の花賞(1勝クラス)が、かなりの時計のかかる馬場だったので、ダートも走れて良さそうではある。ただ、血統はダートサッパリのローズキングダム産駒(産駒のダート7勝は、新馬1勝・未勝利6勝)。
2月のクイーンC以来がここというローテは、狙ったローテではなく、枠に入れたからお試しで使うのは明らか。買うなら素質に期待するしかない。
クリスティ
前走のスイートピーSは、逃げ馬の後ろで進路がなく追い出しが遅れたが、進路ができるとじわじわ伸びて4着。前で持続力を生かしたい馬なので、追い出しの遅れは痛かった。
父キズナ、母父クロフネなのでダートも走れそうではある。ただレース内容は、超スローのアイビーSでワーケアの2着があり、前走のスローペースの上がり勝負で対応しているように、軽い馬場の上がり勝負に対応している。ダートになってプラスになる馬とは感じない(アイビーSは、重発表だが時計は出ていた)。
人気がないのなら押さえてもいいのだが、3、4番人気なら魅力はない。買うならダート適性があることに期待するレース。
■ 地方馬
ミナミン
桜花賞2.0秒差、東京プリンセス賞2.4秒差。相手が楽になった若葉OPでも1.3秒差。2歳時は重賞で好走していたが、成長力の差が出てしまっている。この相手では厳しい。
ミリミリ
白鳥特別で2着してから、大井にこだわって使って勝負だった東京プリンセス賞で0.9秒差5着。この馬としては最高の走りをして力負け。距離には対応できそうだが、左回りが初めて。川崎の小回りもプラスになるとは思えない。
バブルガムダンサー
勝負所でずぶさを見せる馬で、相手が楽だった他地区の重賞で3着。距離は短い方がいいと考えているので、2100mで好走するイメージは浮かばない。相手も強い。
コエミ
園田の弱い相手にも勝てていないので、この相手では回ってくるだけ。
ミステリーベルン
前走は、ボンボンショコラを倒しに行く乗り方をして、完全に脚が止まって失速の4着。力負けの内容。血統的には距離が伸びて良さそうなのだが、現状は1600m以下の方がいい走りをしている。相手も強くなって厳しい。
ノラ
前走は、船橋1500mを逃げ切って勝利。やや速めのペースで持続力を生かしての勝利。川崎替わりマイナスで、距離が伸びていいとも思えない。
テーオーブルベリー
前走は、内枠で外から被されて自分の競馬ができなかったが、まさかの最速上がりでの差し切り勝ち。2着に後方2番手にいた11番人気の馬が好走したように、前にいた馬が勝手に崩れてくれた恩恵を受けての勝利。
東京プリンセス賞の失速を見ると、1600mまでで前で持続力が生きる条件がいいと感じる。距離延長と川崎替わりがマイナスで、相手も強いので消し。
レイチェルウーズ
前走の東京プリンセス賞は、好位外からアクアリーブルをマークするような競馬。4コーナーで仕掛けて直線で一旦並びかけたが、相手が仕掛けるとついて行けずに粘っての4着。
東京2歳優駿牝馬から距離短縮のユングフラウ賞でパフォーマンスを上げて、ここ2戦の距離延長でも負け方を見ると距離がさらに伸びてプラスになるとは思えない。
1600m以下の浦和・船橋の持続力が生きる条件で狙いたい。