nigeのコメント
傾向・全馬評価あり:怪しい中央馬ばかりで、地方馬の選択が的中のポイントに!
<傾向>
※レース名(人気,着順)
・2018年
【地方:2番人気】さきたま杯(5,2)→プラチナC(1,1)→アフター5スター賞(1,1)
【中央:6番人気】クラスターC(4,2)→セントウルS(3,6)→オーバルスプリント(3,5)
【中央:4番人気】黒船賞(3,5)→東京スプリント(6,1)→さきたま杯(2,4)
・2017年
【地方:7番人気】欅S(11,8)→天保山S(9,12)→アフター5スター賞(8,1)
【地方:3番人気】習志野きらっとSP(1,3)→クラスターC(4,1)→オーバルスプリント(3,3)
【中央:1番人気】フェブラリーS(14,5)→黒船賞(1,5)→北海道SC(1,1)
・2016年
【中央:4番人気】兵庫GT(3,2)→黒船賞(4,4)→さきたま杯(5,3)
【中央:3番人気】フェブラリーS(12,15)→東京スプリント(3,1)→さきたま杯(3,8)
【地方:7番人気】パール賞(5,1)→’16シーサイドカップ(1,1)→アフター5スター賞(3,2)
別定G2なので、近2走で中央OP、または地方交流重賞3着以内の成績がある強い馬がそのまま走っている。
地方馬は、地方交流重賞実績がある馬、元中央オープン馬、勢いのあるアフター5スター賞好走馬。3年連続地方が好走中。
1200m戦だが、コーナーで少し緩んで瞬発力が問われる条件なので、1400mまでこなせる馬の方が期待できる。
<展開>
逃げたい馬は不在で、行ければ逃げるのがクルセイズスピリツ、グランドボヌールくらい。
コパノキッキングが前走の行き脚だったら逃げられていいメンバー。
好位には、ニホンピロタイド、ショコラブラン、サクセスエナジー、ブルドッグボスあたりが追走。
ハイペースは考えにくく、やや遅め〜平均ペースを想定
<予想>
◎:コパノキッキング
外枠理想も相手に恵まれ
○:ブルドッグボス
1200mなら最後の甘さ軽減
▲:ニホンピロタイド
休み明けの仕上がり気になるが
△:ショコラブラン
手薄な中央馬なので出番あっても
☆:キャンドルグラス
休み明けであの走りなら
<詳細予想>
本命は、コパノキッキング
フェブラリーS(4,5)→東京スプリント(2,2)→クラスターC(1,3)
前走のクラスターCは、スタートを普通に出たので、少し出して2番手から追走。
直線に入るところで楽に先頭に並びかけたように見えたが、直線で交わせずに外から差されての3着。
負けてはしまったが、時計的には近年ほどの超高速ではなかったので、十分例年のクラスターCを勝てるレベルの内容で走っている。今年は、メンバーレベルが高かっただけ。
内容的にも、スタートを出て先行できたというのは収穫。
差していればというのは結果論。差す競馬はできるのだから、できれば砂をかぶらないほうがいい馬なのだから、スタートを普通に出て先行できて悪いことなんてなにもない。
そもそもが、フレグモーネがあっての休み明け。北海道SCを使えないで使ったレースなので、悲観する内容ではない。
この馬の長所は、1000m戦を圧勝できるスピード。
この「スピード」は、600~800mくらいの距離を速く走れるというスピード。それが中盤になるのか、上がり3Fになるのかは、乗り方次第。フェブラリーSやカペラSでは、このスピードを上がりに集中させたレース。
今回の大井1200mは、コーナーがきつく、一旦コーナーでスピードを落として直線に入って再加速するコース。余程のハイペースにならなければ、ラスト600~400mで少し緩んで、残り400~200mで加速するラップ推移になる。
このラップ推移だと、長所が最大限に生きるという条件ではありません。それでも、本命なのは2走前2着だった東京スプリントの内容と例年と出走馬の質の違いから。
このレースでは、3馬身くらい出遅れてしまって、押して出して行って中団馬群の中から追走。6番手まで上がって、直線で外に出すとじわじわ伸びてきたが2着。
ペースもあまり上がってなく、直線で0.6秒加速する流れだったので展開も前有利だった。
もっと負けてもいい条件を能力で2着まで持ってきているのだから、スタートを普通に出たら勝ち負け(東京スプリントで出遅れて砂をかぶっても、多少しか影響が出ていなかったので砂をかぶってさっぱりはないはず)。
さらに、東京スプリントの時より相手はかなり楽になっているのだから、出遅れても普通に走ることができたら勝てると考えている。
あと今年はJBCスプリントが、浦和1400mで行われるので、1200mのここを使わない馬が多く、例年と出走馬の質が低いと感じる。それも、この馬にはプラス。
外枠だったらもっと安心できたのは間違いないが、ここは状態良化・相手弱化がある別定戦。勝ち切る走りを期待する。
対抗は、ブルドッグボス
JAバンクよりぞうデビュー特別(門別A1~A3)(1,1)→クラスターC(6,5)→オーバルスプリント(6,6)
前走は、押して出していったが、好位を取りに行く馬が多くて控えてたら位置取りが悪くなって中団やや後ろから追走。
3コーナーから仕掛けていったが、前半がやや遅めで前が残る展開。追いかけるだけの6着。
好調時ですら1400mだと最後甘くなっていたので、位置取りが悪くなってはお手上げだった。
この馬は、平均〜ハイペースで一瞬の脚を使い、そこから持続力で差して来るタイプ。
距離が最後少し甘くなてしまう1400mからベストの1200mへの短縮は歓迎。
枠的にも、内の出方・ペースを見ながら動いていける外枠は競馬がしやすい。
クラスターCでやっと状態の良化を感じる走りを見せて、力の出せる1200mに戻るレース。
多少衰えは感じるが、クラスターCの走りでこのメンバーなら上位争いに加われていいと考えて相手に。
単穴は、ニホンピロタイド
なにわS(1600万下)(4,2)→鳴門S(1600万下)(2,7)→陽春S(1600万下)(1,1)
前走は、軽く出して中団外から追走。
ペースが遅めだったので道中で少し位置を上げて、好位外まで上がって直線へ。
直線に入ってじわじわ前に迫って先頭に立って、外からサーティグランドが伸びてきたが、交わさせずに押し切って勝利。
12.2 - 11.2 - 11.6 - 12.0 - 12.0 - 12.4
平均ペースを外でロスのある進路取りだったが、自ら動いて最後まで長くいい脚を使っている。着差以上に強い内容だった。
2走前は崩れているが、1400mを2番手から行きたがるのを抑えながら追走。早仕掛けに対応して押し出される厳しい展開。距離短縮で持続力も生きる阪神でしっかり巻き返した。
評価しているのは3走前。
ヒロシゲゴールドの速いペースの逃げを好位から追走して、好時計の2着。速いペースで最後までしっかり我慢した持続力はオープンクラスでも戦えると感じる走りだった。
大井外回りに関しては、コーナーで緩むので持続力が最大限に生きる条件ではないが、コーナーで緩む中京1400mに勝っているので対応は可能。
これで順調ならもっと上の評価だったが、骨瘤が出ての休み明け。万全とは言えないだけに相手まで。
4番手は、ショコラブラン
北海道SC(5,4)→グランシャリオ門別SP(1,2)→クラスターC(8,6)
前走は、出遅れてしまって、押して出して行って中団内から追走。
ロスなく走らせて、直線も内からじわじわ伸びてきたが6着まで。
重い馬場がいい馬なので盛岡の時計の出る馬場は合わないし、出遅れまであっては厳しかった。それでも、ゴール前では差を縮めているように、状態の良さは感じた。
大井1200mは、19年東京スプリント4着、17年東京盃4着。
コーナーで緩む流れの大井なので、やや足りない結果になっている。ただ、今年の東京スプリントでは、3番手から積極的な競馬をさせている。先着された馬を考えると、今回の相手で同じ競馬ができれば出番がある。
ピーク時の2017年の走りはできないが、この相手なら前に行かせて持続力を生かす競馬で馬券圏内あっていい。
5番手は、キャンドルグラス
フジノウェーブ記念(2,2)→東京スプリント(5,9)→アフター5スター賞(5,2)
前走は、スタートから出していって好位内の5番手から追走。
速いペースを4コーナーから仕掛けて外に出して、失速してきた馬を交わして一旦先頭もキタサンミカヅキに差されて2着。
前半3F33.9秒のハイペースを積極的に勝ちに行っての2着で、前は交わしてキタサンミカヅキに差されただけは負けて強しの内容。
休み明けだったが、いきなりいい走りを見せた。
地方交流重賞では、去年の東京盃での5着が最高。
今回は、ハイペースを走ったあとのレースなので追走は楽になるし、使っての上積みも期待できる。
地方交流重賞では、少し位置取りが悪くなっているので、いい位置で追走できたら馬券圏内争いに加われる。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ヒザクリゲ
前走は、初めての地方交流重賞で2着という結果は評価できる。
ただ、サマーチャンピオンは、中央馬に1200m以下がいい馬ばかりで、かなりレースレベルの低かったレース(3勝クラスでそこそこ強い1400mベストの馬が出走したら完勝していたと感じるレベル)。
好走したところで、評価は上がらない。
この馬は、1000〜1150mの短い距離のペースが流れる展開で、好位から持続力を生かして好走してきたタイプ。
コーナーで緩んだ流れだった5走前の中京1200mで3着に負けたあとから、3連勝。ペースが流れる条件で、距離を短くして結果が出たのは明らか。
今回の大井はコーナーで緩む流れになるので、この馬の結果を出してきたレースとは求められる適性が違う。ここは、素質に期待するしかないレース。
サクセスエナジー
前走は、押していたが他馬の方が速く、内の4番手から追走。
向正面からムチが入っていて、3番手に並びかけて直線に入ったが、残り100mで脚が止まって5着。
あまり砂をかぶりたくなく、逃げるか、好位外で流れに乗りたい馬。前走の内枠で追いかける形はきつかった。
今回は、1200mになるのがマイナス。
1400mでも行き脚はそこまで速くない馬なので、1200mは忙しい。
外枠なのでじわっと前に出していける可能性はあるが、1200mの流れで前に行くと脚がたまらないのは、去年の東京盃で見せてしまっている。
得意の1400mで楽に前に行ける相手か、外枠が理想とハッキリしているので消し。
勝負度的にも、実績のある浦和1400mのJBCが勝負のはず。
グランドボヌール
前走は、初ダートで地方交流重賞勝ち。簡単にできることではないので、勝ったことは評価。
ただ、ヒザクリゲのところで書いたように、サマーチャンピオンはかなりの低レベルレースと考えている。あれで、重賞級のダート適性があるとは言えない(3勝クラスも勝てるか微妙)。
大井外回りの緩む流れは、芝の中京適性の高さから得意と思うし、1200mの距離の外枠もいいので、単純な能力的に足りるかの問題。
あえて狙うなら頭で狙うくらいしないとオッズ面の旨味はない。レベルが低いと考えている前走の勝利が評価される今回で買う理由はない。
素質に期待するしかないレース。
■ 地方馬
ポッドギル
優駿スプリントでは4着と頑張ったが、あのレベルを完勝しないとここでは掲示板も無理。
イノデライト
1000m以下を使いだして、3戦連続好走。そして、1200mに戻す。どう考えても厳しい。
マッチレスヒーロー
東京スプリント6着は、衰えた状態を考えるとできることはやったレース。その4月以来の休み明けなので、万全でも厳しい相手では。
エイシンユニコーン
B2格の自己条件でもさっぱりの状況では。
マイネルルークス
ここも回ってくるだけ。
クルセイズスピリツ
いい頃の状態が戻ってきたが、重賞になると好位から追走して持続力対応が厳しく差されるという結果。中央馬相手でさらにいい走りを期待するのは酷。
ゴーディー
11歳馬。無事完走を。