nigeのコメント
傾向・全馬評価あり:競馬がしやすい条件になって結果を出す!
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテ
※レース名(人気,着順)
・2018年
【中央:2番人気】チャンピオンズC(8,1)→フェブラリーS(1,2)→かしわ記念(2,1)
【中央:1番人気】川崎記念(1,1)→フェブラリーS(5,11)→ダイオライト記念(1,1)
【中央:4番人気】東京大賞典(2,2)→川崎記念(2,5)→フェブラリーS(11,8)
・2017年
【中央:6番人気】フェブラリーS(11,6)→名古屋大賞典(3,1)→平安S(4,5)
【中央:5番人気】浦和記念(3,2)→ダイオライト記念(1,1)→平安S(6,2)
【中央:1番人気】チャンピオンズC(1,2)→東京大賞典(2,1)→ドバイワールドC(2,5)
・2016年
【中央:5番人気】東京大賞典(2,4)→フェブラリーS(4,7)→かしわ記念(3,1)
【中央:1番人気】チャンピオンズC(3,2)→フェブラリーS(1,2)→かしわ記念(2,4)
【中央:2番人気】東京大賞典(3,1)→川崎記念(2,2)→かしわ記念(4,5)
2000m戦なのだが、かしわ記念出走組が好内容。
あとは2走前に重賞勝っての前走平安S5着以内、東京大賞典3着以内も結果が出ている。
地方馬は、苦戦。
フリオーソ、ボンネビルレコード、ハッピースプリントなど、Jpn1好走歴がある馬でないと出番がない。
<展開>
逃げたいのは、オールブラッシュ、スーパーステション、インティ、シュテルングランツ。
どの馬も行き脚が速いタイプではないが、この中ならスーパーステションが速い。
その外からインティ、シュテルングランツが続いて、オールブラッシュはその後ろか外に切り替えて追走。
4頭に続いて、チュウワウィザード、リッカルド、ミツバ、アポロケンタッキーあたりが追走。
スーパーステションは溜め逃げするタイプではないので、平均ペースで逃げるが、中央馬にとってはやや遅めのペース。
<予想>
◎:チュウワウィザード
2000mの距離は競馬がしやすい
○:インティ
前走は敗因があるので、前半の流れ次第
▲:オメガパフューム
数少ない買える条件になるレース
<詳細予想>
本命は、チュウワウィザード
東海S(2,2)→ダイオライト記念(1,1)→平安S(1,1)
前走の平安Sは、馬が左を向いた瞬間にゲートが開いたので、少し遅れてすぐ外のサンライズソアが前の進路に入ってかなり出して行ったのもあり、軽く出しながら中団やや後ろから追走。
残り800mから先に動いたオメガパフュームにワンテンポ遅れて仕掛けて、直線で外に出すと外から一緒に伸びてきたモズアトラクションとの争いになってハナ差で勝利。
7.1 - 11.2 - 11.6 - 12.9 - 12.8 - 12.9 - 12.2 - 12.1 - 12.5 - 12.8
位置取り争いが激しく1コーナーまでかなり速く、その分コーナーに入って緩んだ。でも、残り800mからペースが上がったので、前にいた馬はラスト1F我慢できなかったというレース。
結果的に無理に前に行かせなかった判断が上手く行ったレースではあったが、勝負所の3コーナーでオメガパフュームに外から被されて、前に行かれて仕掛けが後手になっている。
オメガパフュームが目標前のレースで、1㎏の斤量差もあったので届いたと感じるレースで、押し切られてもおかしくない危ないレース。勝った結果はよかったが、評価が上がるレースではない。
この馬は、加速が少し遅いが、トップスピードが速く、その速い脚を長く使える持続力もあるタイプ。
適性的には、加速しやすい広いコースがベスト。
大井コースは広いのだが、コーナーがきついので少し緩むのでベストではない。
でも、2000mの距離と重い馬場は魅力。
評価しているのは、東海S。
13.0 - 11.2 - 12.7 - 12.3 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 11.6 - 11.9
このペースでインティが仕掛けるのを追いかけると、瞬発力がそこまである馬ではないので、ラスト1Fに入ってじわじわ差を縮めてるのが精一杯。前半3F36.9秒の入りで、インティが先頭にいた時点で勝負ありのレースだった。
それでも、時計はいいし、好位から最速上がりの脚を使って、チャンピオンズCと同じ時計(馬場はチャンピオンズCの時の方がやや速い)で走れているのでGⅠ級の能力があるのは間違いない。
今回は、東海Sより200m距離が伸びて、地方の重い馬場で持続力も問われる。
名古屋グランプリ・ダイオライト記念の2400m以上の重い馬場のコースで勝っているこの馬には、この条件はプラス。
また展開的にも、前に行きたい馬が多いので東海Sのようにインティの楽逃げにはならない。
そう考えると、逆転可能と考えて本命とした。
馬券的には、インティ1着を押さえたのは、これだけ前に行く馬が多いと逆に牽制し過ぎてペースが上がらないパターンを考えてのこと。
あと、この馬が負けた時に先着されたのが、全て前にいた馬というのも考慮している。
対抗は、インティ
東海S(1,1)→フェブラリーS(1,1)→かしわ記念(1,2)
前走のかしわ記念は、右の後ろを馬が見ている時にゲートが開いて出遅れ(他馬がゲートをける音を気にしたようです)。1馬身くらいだったので、じわっと出して行って3番手から追走。
残り800mでオールブラッシュが外から進出してきたので、前に行かせないように抵抗して、3コーナーでは先頭。直線に3馬身差で入って粘っていたが残り150mくらいから、ゴールドドリームとの差がじわじわ縮まって差されて2着。
12.2 - 12.0 - 12.8 - 13.0 - 12.2 - 11.8 - 12.6 - 13.6
出遅れて3番手からの追走。オールブラッシュの早仕掛けを前で受けるしかないので、相手に併せる形。さらに、重い馬場も加わったので、ラスト1F脚が止まってしまった。
フェブラリーSと帝王賞の間にあるレースで勝負度も低いし、敗因はあった。
今回は、一度使っての距離延長で、自分のペースで走りやすくなる。
自分のペースで走って、それよりスーパーステションが出して来たら2番手でいい。マイペースで走っていたら、相手がきつくなるので4コーナーに入るまでには先頭に出て直線に入れる。
課題は、距離と地方の馬場。
距離に関しては、2000mが初めてになる。
私が思っているより、世間では距離を気にされているようだが大丈夫と考えている。
中央の広いコースの1800mを一定ラップで押し切れる馬(1000万下の京都1800m)なので,
コーナーで緩む大井なら2000mは十分対応できる。逆に、フェブラリーSの時に1600mの速いペースになったと時に、自分のリズムで走れずに崩れるリスクを感じていたくらい(まさかのサクセスエナジーがハナを取りに行かずに、楽逃げでしたが)。
地方の馬場に関しては、不安は残る。
ただ、月曜日の雨の影響が残るし、船橋よりは大井の方が重い中でも軽い(そこまで重くないと言った方が伝わりやすい?)ので、船橋であれだけ走れたら影響があったとしてもバッタリ止まるまではない。
勝つことを考えると、最初からハナを取って武豊騎手のペースに持ち込んで、東海Sのようなやや遅めの入りで自らペースを上げて行くようなペースが理想的。ただ、それは難しいと思うので、2番手から追走して後ろが動いてくる前に自分から前を交わすようなレースにしたい。
この距離・枠だとオールブラッシュは動きにくいので、シュテルングランツが無駄に前半絡んでこなければその競馬ができていいと考えて対抗に。
単穴は、オメガパフューム
東京大賞典(3,1)→フェブラリーS(3,10)→平安S(3,3)
前走の平安Sは、最内枠で行き脚が遅いので、出たなりで下げて後方2番手まで下がって、外に切り替えて追走。
向正面に入って、ペースが落ち着いたところでじわっと位置を上げてチュウワウィザードの外の中団外まで上がって3コーナーへ。4コーナーで仕掛けて一気に伸びて直線で先頭に立ったが、最後の坂で外から2頭に差されて3着。
前半の速かったコーナーに入るまでは、後方でマイペース。ペースが落ちたコーナーからじわっと位置を上げるという最高の位置の上げ方。
その後も、チュウワウィザードを勝負所で外でブロックして、先に仕掛けて押し切りを狙ったが1㎏の斤量差と12kg増の帝王賞目標の仕上げが最後は影響した印象。
乗り方としては文句なしで、これ以上ないくらいに完璧に乗っている。
この馬は、瞬発力はないが、トップスピードに入るとその脚を長く使って差してくるタイプ。
適性的には、チュウワウィザード同じような適性。
ただ、行き脚が遅いので後ろからになるので1900m以上の距離がよく、左回りだと内にささるので右回りでしか期待できない。
今回は、2000mの距離があって、右回りなので力が出せる条件。
GⅠ・JpnⅠで弱点を気にせずに走れるのは、帝王賞と東京大賞典くらい。陣営的にもここを目標にしてきているはず。
ただ、脚質的に頭までは期待しにくいところはある。
大井2000mは、コーナーで行きが入るので基本前が有利。
地方交流重賞なので、中央のレースよりは位置を上げやすいが、勝ち切るには展開の助けが欲しい。
東京大賞典では、スーパーステションになぜかアポロケンタッキーが絡んで行って、ペースが流れていた(前半61.2-後半64.7)。
あそこまでペースが流れる可能性は低いので、位置取りの不利が着順に直結すると考えている。
また、レーン騎手の変わるが、前走内容に書いた乗り方や東京大賞典の乗り方は文句なし。あれ以上この馬の長所を生かすのは難しい(馬の10ある力を、しっかり10出させている)。
宝塚記念の前に行かせた印象が残っていると思うが、マイルGⅠで中団から追走できるリスグラシューを前に行かせたように、前に行ける馬ではないので無理です。
直線で遅れて追い込んできて2着まで持って来れればという3番手評価(調子がいい頃のサウンドトゥルーのようなイメージ)。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
アポロケンタッキー
前走は、1600mだったので、自分のペースで後方で追走。
3コーナーから長くいい脚を使って3着。
厳しいペースを持続力を生かして好走するタイプなので、スパイラルカーブで後半減速ラップになる大得意の船橋で結果を出した。
今回は、大井2000mに変わるのはマイナス。
2016年の東京大賞典を勝っているが、あのレースは前半超スローペースからのロングスパート勝負になったことで持続力が生きたレース。普通かコーナーで緩んで緩急のある流れになる大井外回りは苦手なコース。
また、内枠に入ったのもマイナス。もまれたら嫌なタイプで、行き脚もないのでこの枠だと前に行くのも難しくなる。
現状の走りだと、前るのは船橋コースのみ。
オールブラッシュ
前走は、スタートは出たが行き脚が付かずに後方から追走。
向正面で進出して勝負に出たが、インティに抵抗されて先に脚が止まって失速。
近走は、スタートが安定せずに、行き脚も付かないので、前に行くことも安定していない。
一瞬の脚なら抵抗できるが、長く脚が使えない。前に行けたとしても、大井の直線の長さでは差されてしまう。
手薄なJpn2・Jpn3でないと手が出ない。
ミツバ
前走は、大外からじわっと出して行ったが、行きたがってしまって馬群の中へ入れてしまった。
川崎記念でもまれ弱さを出さずに内から差してきたが、基本はもまれ弱い馬。
折り合うために馬群に入れたが悪い選択。
川崎記念の最高の走りを騎手がまたさせようとして、馬を苦しめたレースだった。
この馬は、加速するのに時間がかかるが、長くいい脚が使えるので、相手が止まったところを差してくるタイプ。
唯一大井2000mで好走した、2017年のJBCクラシックは、サウンドトゥルーの差しが決まったレース。そのレースを好位で追走できたから残れただけ。
トップスピードがチュウワウィザードやオメガパフュームより遅いので、コーナーで緩む大井のようなコースでは、追いかける形で終わってしまう。
このメンバーでは前に行くのは無理なので、ハイペースまでならないとじわじわ伸びてきて掲示板までが精一杯。
■ 地方馬
モジアナフレイバー
前走は、スタートを普通に出て中団最内から追走。
3コーナーに入る前から進出して、3番手まで上がって直線に入ると前にいたセンチュリオンを交わして、そのまま突き放して完勝。
まずスタートを普通に出たことにビックリしたが、センチュリオンに勝ったのにも驚いた。
センチュリオンは、力が衰えたと言っても中央オープン特別くらいなら勝ち負けできる走りができる状態で移籍している。それを倒しているのだから、南関東レベルではかなり強い。
今回は、中央馬のトップクラスが揃うレース。
前走と同じだけでは、良くて掲示板まで。
馬券圏内まで持ってくるには前走以上の走りが必要だし、スタートが出るかの不安も完全に消えたとは言えない。
3着押さえも考えたが、挑戦者の立場で力関係が分かっていないだけに通常通りに勝ちに行く乗り方をして力負けになると考えて消した。
グレイトパール
佐賀の弱い相手だから勝っているだけで、中央で重賞を勝った時のような力はもうない。
佐賀記念の結果でハッキリしている。
サウンドトゥルー
前走の予想で「ここでも凡走するようだと、調教施設の変化での衰えの可能性が上がる」と書いたように、明らかに移籍後パフォーマンスが落ちている。
ずっと坂路調教だったので、コースでの調整では負荷が足りていないでパフォーマンスが落ちてきていると考えている。
大井適性を考えて移籍したが、完全に裏目に出ている。
リッカルド
帝王賞・エルムSで勝負仕上げをした影響なのか、その後にかなりパフォーマンスが落ちている。
好調時の走りが戻ってきても足りないので、今の状態では厳しい。
スーパーステション
門別では、無双状態。前走は単勝1.0倍で2.2秒差の大差勝ち。
去年の東京大賞典では、アポロケンタッキーにかなり絡まれて展開不向きの中で6着。
いい走りをしたのだが、エイコーンとクビ差。
掲示板くらいなら相手の走り次第で残ってもと思うが、馬券圏内まで残るのはかなり厳しい。
サブノクロヒョウ
南関東重賞でも厳しいし、前にも行けなくなっているので。
シュテルングランツ
前走は、逃げる競馬をしたが、良く粘ったが4着まで。
この馬の力は出し切ったが、相手が強かった。
今回は、さらに相手が強いし逃げることもできないので厳しい。
ノンコノユメ
ドバイを使って、まさかの大井に移籍。
器用さが全くなくて、直線に入ってからしか加速できないので、直線の長い東京専用馬。
大井2000mでは、ジャパンダートダービーを勝っているが時計は平凡。2016年の帝王賞2着は、ドバイ帰りのホッコータルマエ、前走の大幅な馬体減を戻して出走してきたサウンドトゥルーの本調子でない馬がいたからできた好走。大井適性は低い。