nigeのコメント
【木曜門別勝負R:傾向・全馬評価あり】プラス材料があるので巻き返し可能!
<予想>
◎2.トレヴェナ
距離短縮と乗り替わりのプラスがあれば
○10.レディーティアラ
外枠なら2走前以上の走りができていい
▲13.ハーフブルー
逃げない競馬でパフォーマンスを維持できれば
△5.エイシンマジョリカ
前走の走りの再現ができれば
☆6.アーデルリーベ
距離短縮で力を出し切れば
<買い目> ※最大購入金額10,000円想定
馬連
2-10(2000円)
馬連フォーメーション
2,10-5,13(4点×1100円)
3連単1頭軸マルチ
2⇔5,6,10,13(36点×100円)
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【地方:10番人気】クローバー賞(6,6)→フローラルC(4,7)→ブロッサムC(6,2)
【地方:1番人気】JRA認定ウィナーズ(1,1)→フローラルC(1,8)→赤黒の勇者特別(2,1)
【地方:4番人気】スピネル特別(5,2)→イノセントカップ(5,3)→ネクストスター門別(7,2)
・2022年
【中央:4番人気】新馬:小倉芝1200(4,14)→未勝利:中京ダ1200(4,1)
【中央:3番人気】新馬:新潟ダ1200(1,1)→ききょうS(7,6)
【中央:2番人気】新馬:福島ダ1150(4,2)→未勝利:新潟ダ1200(1,2)→未勝利:中山ダ1200(1,1)
・2021年
【地方:3番人気】JRA認定アタック(1,1)→JRA認定ターフチャレンジ(4,2)→リリーC(6,1)
【中央:1番人気】新馬:福島芝1200(1,4)→未勝利:新潟芝1400(3,5)→未勝利:中山ダ1200(1,1)
【地方:5番人気】フルールC(1,2)→リリーC(4,4)→フローラルC(1,3)
「完成度の高さ」で、地方馬が中央馬を相手に互角以上に戦える数少ない地方交流重賞。一昨年の中央馬上位独占は、かなりのレアパターン。3年前までは地方馬が5連勝中だった(過去5年の馬券圏内:中央馬5頭、地方馬10頭)。
中央馬は、「1戦1勝」の馬は結果を出せず、2戦以上のレース経験がある馬が結果を出している。好走した馬は、新馬戦・未勝利戦を0.3秒差以上の着差で勝っている。
地方馬は、フルールC1着馬。フローラルC5番人気以内、または5着以内。リリーC1番人気、または3着以内から好走馬が多く出ている。前走で1600mのフローラルCで負けているが、1200m以下で強い相手と差のない実績がある馬が人気薄で走っている。ただ、2年前からリリーCの開催時期(8月末~9月から7月)と距離(1200mから1000m)が変わっているので関連性が低くなる可能性がある。
2歳のこの時期は一変する馬が多いので、地方馬は内容が多少悪くても王道のローテ(フルールC・フローラルC・リリーC)と去年から始まったネクストスター門別を使われて来た馬を重視するのが基本。このローテを使うということは、陣営に素質が評価され期待されているということになる。
<展開>
逃げたいのは、アーデルリーベ、エターナルウインド、ハーフブルー。イッシンフラン、ミリアッドラヴあたりも、もまれたことがないので被されるのを嫌って出してくる可能性もある。ハイペースを想定。
<予想詳細>
本命は、トレヴェナ
強心臓キクチで特別(9,3)→フルールC(4,2)→金沢シンデレラC(1,3)
前走の金沢シンデレラC(金沢ダ1500m)は、スタートは出たが出脚が鈍く、押して位置を取りに行ったら折り合いを欠きながら好位勢の後ろで1コーナーへ。向正面で3番手に上がって、直線に入ったところで脚が鈍って1.7秒差3着。
テン乗りだった松戸騎手が、すぐに位置を上げようとして折り合いを欠いてしまった。あと、直線の走りを見ると距離も長かった。これは仕方ない凡走。
今回は、門別ダ1200mに戻ることと、差す競馬ができることが魅力。
この条件では、使われながら徐々にパフォーマンスを上げている。新馬3着から2着、1着で未勝利勝ち。OP特別で9番人気3着からフルールCで4番人気2着。フルールCでは、その後にフローラルC・ブロッサムCも勝って重賞3連勝をするゼロアワー相手に0.3秒差。門別ダ1200mならまだパフォーマンスを上げる期待ができる。
脚質的にも、前に行ってスピードを活かして勝ってきた馬が集まるので、差す競馬ができるのも強み。ペースが流れるなら末脚が活きる。
前走では、全国飛び回って重賞を乗っている吉原騎手を予定していたが、当日に疾病で松戸騎手(金沢リーディング7位)に乗り替わる不運。今回は、岩手リーディング1位の山本聡哉騎手を呼んでいる。前半で遅れても焦らずに脚を溜めたら、直線しっかり伸びてくるはずなので巻き返しに期待する。
買い方は、大波乱もあるレースなので馬連フォーメーションと3連単マルチで高めも取れるような買い目で勝負する。
対抗は、レディーティアラ
JRA認定ターフチャレンジ(2,3)→フルールC(6,3)→金沢シンデレラC(2,2)
前走の金沢シンデレラC(金沢ダ1500m)は、逃げ馬の後ろの3番手で追走。向正面でもたつくところが出てトレヴェナに交わされて4番手に下がったが、直線で外に出してから盛り返して5馬身差の2着。
フルールCでも3コーナーでもたついて、直線で外に出してから盛り返していた。もまれる位置だと勝負所の反応が鈍くなっているのが前走も出ていたが、盛り返して地力は見せた。
今回は、外枠に入ったのが魅力。
ここ3戦は、もまれる位置で勝負所で一旦下がって盛り返すようなレース運び。2番手から早め先頭の新馬と逃げていたルビー特別ではもたついていないので、もまれる位置を避けて走れる外枠は歓迎。
前に行きすぎるとハイペースに巻き込まれる怖さはあるが、好位~中団外で流れに乗れたら直線で外に出して伸びてくるはず。フルールCよりいい走りができる可能性があるので、トレヴェナとの差のない走りができていい。
単穴は、ハーフブルー
JRA認定アタックチャレンジ(1,1)→シンガポールTC賞(8,9)→アンバー特別(1,1)
前走のアンバー特別(門別ダ1200m)は、出たなりでスピードの違いでハナを取っての逃げ。マイペースで逃げて、直線に入って後続に差を縮めさせず1.1/2馬身差で勝利。
1000m戦で結果を出して、札幌の芝1200mには対応できなかったが、ダートなら1200mでも強さを見せた。
今回は、相手が強化するのでパフォーマンスを維持できるかが課題。
王道の重賞路線を走っていた馬に加えて、中央馬もいるレース。前走のようにマイペースの逃げはできない。勝っているレースがすべて「逃げ」なので、逃げない競馬でパフォーマンスを維持できるかが課題。
その点で、被されずに自分のペースで走れる大外枠に入ったのはプラス材料。ハナが取れなくても前の進路には入られないので、自分のペースで走ることができる。好位外でパフォーマンスを維持できたら、前走の時計から上位争いに加われていい。
4番手は、エイシンマジョリカ
クローバー賞(6,6)→クンツァイト特別(6,3)→ネクストスター門別(8,3)
前走のネクストスター門別(門別ダ1200m)は、出遅れて後方3番手で追走。3コーナーに入ってから徐々に位置を上げて、直線で大外から長く脚を使って0.5秒差3着。
重賞路線を走ってきた2頭(サッポロクラシックC2着馬・3着馬)には先着されたが、相手強化、かつ勝っていない1200mであれだけいい脚が使えたのは収穫。成長を感じる走りだった。
今回は、牡馬がいない牝馬限定になるのは魅力。
牡馬もいるネクストスター門別で牝馬最先着なので、門別が未知の中央馬はいるが同じだけ走ったら上位争いに加われていい。ペースも流れるので末脚は活きる。
ただ、この馬が伸びてくるならもう少し前にいるトレヴェナもいい脚で前にいると考えているのでこの評価まで。
5番手は、アーデルリーベ
2歳新馬(4,2)→2歳未勝利:中京ダ1200m(3,1)→なでしこ賞(2,4)
前走のなでしこ賞(京都ダ1400m)は、最内から主張してハナへ。4頭並走がしばらく続いたので、ペースが落ちないでやや速い流れ。直線に入っても粘っていたが、残り200mで交わされて0.9秒差4着。
前崩れというほど速くはなかったので、距離が長いと感じる負け方だった。
今回は、1200mに距離短縮するのが魅力。
評価しているのは、未勝利勝ちした2走前の中京ダ1200m。このレースは、外枠から出して行って内の馬に抵抗されたので直線に入るまで2頭で並走。直線で相手の脚が先に止まって、そのまま粘って5馬身差で勝利。未勝利としてはいい時計で、倒した2着馬は次走勝ち上がっている。相手が弱くてできた5馬身差ではない。
課題は、連闘と内枠に入ったこと。
エーデルワイス賞を予定していたけど、出走枠に入れなさそうだったのでなでしこ賞を使った。でも、回避馬が出て出走枠に入れた経緯がある。中10日なので中間の時計はなく、門別の輸送もある。この出走経緯で力を出し切れるかの不安はある。あと、被された時にどうなるか未知なので理想は外枠だった。
不安はあるが、ハナを取り切ったら厳しいペースでも残る可能性があるので相手に入れておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
イッシンフラン
前走の2歳未勝利(東京ダ1400m)は、長い位置取り争いになって好位外の2番手で3コーナーへ。持ったまま直線に入って追い出したら、じわじわ差を広げて5馬身差の完勝。芝1600mの新馬戦から、ダートに替わって一変。直線で長くいい脚を使っているので、いかにも1400mが合うタイプに見える。1200mのハイペース脚が溜まるのか不安で、内でもまれてどうなるかも未知。手が出ない。
ミリアッドラヴ
前走の新馬(中京ダ1400m)は、最内から出して、外の速い馬を先に行かせて外に切り替えて2番手から追走。楽な手応えで直線に入って、抜け出して先頭。そこから1頭だけ追いかけてきたが、差されず1/2馬身差で勝利。新馬戦としたら優秀な時計で、3着馬は2.2秒も離している。2着馬は次走6馬身差で楽勝しているので、2着馬も強かったからあの着差になっただけ。
前走のパフォーマンスだけなら一番強い。ただ、このレースで人気を裏切るレース経験が少ない「1戦1勝」の馬。それも高速馬場の1400mから門別の1200mになって、もまれた時の未知の不安、門別までの輸送など不安が多い。走られたら仕方ないと思えるオッズになりそうなので、ここまで押さえない選択をした。
ラインパシオン
福島のダ1150mを減量騎手で平凡な時計で勝っていて、前走は函館2歳Sを1.8秒差の完敗。7月以来なので成長があっていいが、かなりの成長がないとこの相手では厳しいので消し。
■ 地方馬
シルバーミラージュ
重賞路線で走ってなく、初めて1200mを使った前走で初めて馬券圏外の4着。時計的にも見劣るので、この相手では厳しい。
エターナルウインド
3連勝で挑んだネクストスター門別は、内枠からハナを取ったが4コーナーで力尽きて3.9秒差11着。重賞を好走してきた馬のプレッシャーに我慢できなかった。今回もハイペースが濃厚で、ハナを取れるかも内の馬(特にアーデルリーベ)が抵抗されると取れない可能性がある。もう少し楽な相手でマイペースで逃げられる時に買ったほうがいいと感じる。
ワンダーウーマン
2連勝で挑んだネクストスター門別で1.5秒差7着。時計的にはこの馬なりに走っていたので、力負けの内容。ここ3戦のパフォーマンスがあまり上がっていないので、このタイミングでさらに良化するとは思えない。パフォーマンスをかなり上げないと厳しいので消し。
パトリオットゲーム
川崎から挑戦してきたが、2歳の今の時期だと南関東より門別のほうが完成度が高く、強い馬が揃っている。この馬なりに成長は感じるが、門別までの輸送もあってこの相手で好走するのは厳しい。