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nige｜不来方賞 - 2024年9月3日盛岡10R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | 7 | ▲ | サンライズジパング | 3.2 | 牡3 | 56.0 | 武豊 | 芝と同じだけパフォーマンス上がれば |
| 2 | 4 | 4 | ◎ | カシマエスパーダ | 1.8 | 牡3 | 56.0 | 田邊裕信 | 想像以上の成長力で普通に走れば |
| 3 | 1 | 1 | ○ | サトノフェニックス | 5.9 | 牡3 | 56.0 | 和田竜二 | 前走は2歳時のイメージを消していい好内容 |
| 4 | 6 | 8 | フジユージーン | 5.4 | 牡3 | 56.0 | 村上忍 | ||
| 5 | 5 | 6 | ブラックバトラー | 79.5 | 牡3 | 56.0 | 落合玄太 | ||
| 6 | 2 | 2 | サクラトップキッド | 497.4 | 牡3 | 56.0 | 高橋悠里 | ||
| 7 | 5 | 5 | パッションクライ | 143.2 | 牡3 | 56.0 | 山本聡哉 | ||
| 8 | 8 | 12 | バウンスライト | 633.9 | 牡3 | 56.0 | 高松亮 | ||
| 9 | 7 | 9 | ベルベストランナー | 453.0 | 牡3 | 56.0 | 西啓太 | ||
| 10 | 3 | 3 | マルーントリック | 706.2 | 牝3 | 54.0 | 佐々木志 | ||
| 11 | 7 | 10 | △ | タイセイミッション | 34.5 | 牡3 | 56.0 | 横山武史 | 崩れる馬がいれば3着ならあっても |
| 12 | 8 | 11 | ルボートン | 864.3 | 牝3 | 54.0 | 関本玲花 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| ３連単 | 通常 | 4 - 1 - 7 | 5,500円 |
| 4 - 7 - 1 | 3,500円 | ||
| 4 - 1 - 10 | 1,000円 | ||
| 合計 | 3通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
nigeのコメント
【火曜盛岡勝負R:傾向・全馬評価あり】想像以上の成長力で普通に走れば勝てる！
＜予想＞
◎：カシマエスパーダ
想像以上の成長力で普通に走れば
○：サトノフェニックス
前走は2歳時のイメージを消していい好内容
▲：サンライズジパング
芝と同じだけパフォーマンス上がれば
△：タイセイミッション
崩れる馬がいれば3着ならあっても
＜傾向＞
不来方賞は、「全日本的なダート競走の体系整備」で3歳ダート三冠競走に向けた体系整備で地方交流重賞に変更。去年までは、盛岡、または水沢で地元馬のみの重賞で行われていたので【傾向】はなし。
レースの位置付けとしては、芝路線を使っていた馬、重賞2着馬、OP特別・リステッド・条件戦の勝ち馬が揃うレースになる。羽田盃・東京ダービーで結果を出している馬、レパードSの勝ち馬は、レース間隔を考えてジャパンダートクラシックに直行する。
ダート界全体の地方交流重賞での流れを見ると、2歳時のエーデルワイス賞～JBC2歳優駿（旧：北海道2歳優駿）までは、地方馬が中央馬と互角に戦えて勝つチャンスあり。兵庫ジュニアグランプリ～全日本2歳優駿は、5年に1回くらい地方馬が勝って、2～3着馬も出るが中央馬が優勢。3歳時の兵庫チャンピオンシップ（5月）以降は、圧倒的に中央馬が優勢。
中央競馬のオープンクラスでは、ヒヤシンスS（2月）までは完成度の高さがまだ活きるので、2歳時の地方交流重賞実績のある馬が好走できる。昇竜S（3月）以降は、素質馬が成長してくるので地方交流重賞実績のある馬より1～3月に1勝クラスを勝った馬が結果を出しやすい。
東京ダービーの結果と実績を見ると、
1着：【中央】ユニコーンS1着
2着：【中央】ユニコーンS2着
3着：【中央】ブルーバードC1着、京浜盃2着、羽田盃2着
やはり、早い段階で結果を出してきた馬に直近の中央重賞（ユニコーンS）の上位馬が先着。そして、地方馬は4着以下。3冠路線ができて中央3歳OP馬の使えるレース数は増えたが、トップクラスの王道路線は「完成度より成長力がある馬」の傾向は変わっていない。
不来方賞は9月なので、地方馬が中央馬相手に先着するのはかなり難しい。それも、地方の南関東馬は同時期にある南関東重賞「戸塚記念（1着賞金3,000万円）」を狙う。地方馬のトップクラスも出走を選びにくい時期のレース。中央馬がさらに優勢になる可能性が高い。
＜展開＞
絶対逃げたい馬は不在。サトノフェニックスは、砂をかぶるのを嫌がるところがあるので最内ならしっかり出して、主張してくる馬がいなければハナへ。それに続いて、カシマエスパーダ、パッションクライ、フジユージーン、サンライズジパングあたりが追走。
ハナ争いにはならず、隊列が決まるとペースは落ち着く。残り800mくらいからペースが上がるやや遅め～平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、カシマエスパーダ
3歳未勝利:中山ダ1800m(2,1)→3歳1勝クラス:中山ダ1800m(1,1)→鳳雛S(1,1)
前走の鳳雛S(L:京都ダ1800m)は、スタートは普通だったが、少し促すと行き脚がついて2番手から追走。平均ペースで逃げるブルーサンに離されずについて行って、楽な手応えのまま1馬身差で直線へ。残り200mで交わして追い出すと突き放して4馬身差の完勝。
2着だったブルーサンの時計でも、例年なら勝てるレベル。その走りを楽に突き放して4馬身差で、急坂のあるラスト1Fで0.1秒しか減速がない着差以上の完勝。
予想で「課題はあるが1戦ごとに成長中」として本命にしていたが、想像をかなり上回るパフォーマンスで成長力を見せた。関西輸送をクリアして、雲取賞を逃げ切ったブルーサンの作る一定ラップの平均ペースにも対応。収穫の多いレースだった。
今回は、普通に走れば勝てると考えている。
いいメンバーが揃っているが、前走のパフォーマンスがこのメンバーでは抜けている。鳳雛Sのパフォーマンスは、ラムジェットが勝ったユニコーンSより上の評価で、東京ダービーで6馬身差完勝したパフォーマンスと比較しても大きな差のない高い評価をしている。
適性的には、極端な上がり勝負は未知だが、ペース対応に柔軟性があるところを見せている。未勝利戦は中盤緩んで加速ラップで勝利（ラスト3F12.6 - 12.4 - 12.1）。1勝クラスは、残り1000mからのロングスパート戦を勝利（ラスト3F12.5 - 12.6 - 13.4）。鳳雛Sは、重賞勝ち馬の作る一定ラップの平均ペースで余裕を残しての勝利（ラスト3F12.8 - 12.4 - 12.5）。スローペースまでペースが遅くなる可能性は低いので力は出せるはず。
あと、前走で一番パフォーマンスを上げて、まだ成長中。その状態で夏を無理せずに休養して、さらに成長してくる可能性があることも魅力。
勝負度的には、ジャパンダートクラシックまで見据えていると思うが、2着になると収得賞金順で出走枠の7頭に入れるか微妙。芝重賞実績馬が参戦する可能性まで考えると「1着」の結果が欲しいレース。中間の調整を見ると、3週前から時計を出して、1週前追い切りはいつものようにウッドで時計を出していつもと変わらない。休み明けでも勝てる仕上げで出てくるはず。
あまい仕上げで出てこなければ、普通に走れば勝てると考えているので頭固定で勝負する。
対抗は、サトノフェニックス
サウジダービー(6,10)→UAEダービー(取消)→レパードS(11,2)
前走のレパードS(GIII:新潟ダ1800m)は、外枠からじわっと位置を取りに行って好位外の2番手で追走。直線に入るところで逃げていたブルーサンに並びかけて、残り300mくらいで先頭。そこから粘っていたが、3番手にいたミッキーファイトに差されて1馬身差の2着。
2歳時から結果を出していた馬で、1400mを前で持続力を活かして好走していた馬。レパードSは、コーナー角度がきつく緩急のある流れになる新潟ダ1800m。予想では、「1800mの距離対応が課題で、能力的にもかなりの成長がないと厳しい。素質に期待するしかない。」と考えて消していた。
レースでは、緩急のある流れに対応して、ミッキーファイトに1馬身差は想像できない別馬レベルの走りだった。
この馬に関しては、2歳時のイメージを消して、前走内容だけを評価した。
結果論になるが、2歳時は「完成度の高さ」ではなく、実は成長できる「能力」もあったと考えるしかない前走の走り。
血統を見ると半兄ショウナンアーチーは、2100mベスト。全兄サンライズジャストは、1800mがベスト。母母グレイスティアラは、2歳時に1200mのエーデルワイス賞を勝って、3歳時に1870mの兵庫CS1着、2100mの関東オークス2着の馬。母母のような成長曲線で、2歳時に完成度の高さがありながら成長もしている。血統面だけ見れば中距離を走れても驚かない。
前走の緩急のある流れに対応できるなら、持続力があることは証明済みなのでペース対応に柔軟性がある。能力的にも、ミッキーファイトと1馬身差で走れるならカシマエスパーダ以外なら先着できる。
課題は、逃げて目標にされるので、後続に早めに動かれるときつくなること。
砂をかぶるのを嫌がるところがあるので、最内だと逃げる可能性が高い。外からなにか主張してきて外に切り替えることができれば最高だが、その形になる可能性は低い。そう考えるとカシマエスパーダがどのタイミングで動いてくるかで、前にいる馬の展開の厳しさが変わってくる。
隊列を考えると、カシマエスパーダの後ろにサンライズジパングがいる可能性が高い。そうなれば後ろも気になるので、早めに交わされて潰される可能性は下がるので対抗とした。
単穴は、サンライズジパング
若駒S(1,1)→皐月賞(10,9)→日本ダービー(16,12)
前走の日本ダービー(GI:東京芝2400m)は、時計が出る馬場のスローペースの上がり勝負。適性に合わないので、追いかけるだけで1.1秒差12着。
芝だと時計がかかる馬場、上がりのかかる条件がいい馬。時計が出る馬場でもペースが流れた0.9秒差9着の皐月賞より、着差・着順どちらも悪くなった。仕方ない凡走だった。
今回は、ダートに戻るのが課題。
ダート実績があるのは、2歳時まで。未勝利としては好時計の未勝利勝ちとJBC2歳優駿でフォーエバーヤングに0.3秒差2着。カトレアSでは、1600mが少し忙しかったのと芝とダートの変わり目でつまずいた影響で1.5秒差15着。未勝利が好内容だったので、JBC2歳優駿では本命で狙ったくらい素質は見せていた。
ただ、ホープフルSで不利がありながら0.4秒差3着に好走して、皐月賞でも0.9秒差で走れている。成長があったにしても、ダートより芝のほうが適性が高い可能性を感じる。
芝のほうが適性が高くても、2歳時から成長分のパフォーマンスアップがあれば、上位評価2頭以外なら先着できていい。もし、芝と同等のパフォーマンスをダートで出せるならサトノフェニックスに先着できる可能性はある。カシマエスパーダに先着するには、芝よりダートのほうが適性が高くないと難しい。
2歳の地方交流重賞の好走実績があって完成度の高さを見せていて、3歳になってダートで走っていないのは不安材料。芝では成長を見せているが、ここまでの評価になる。
4番手は、タイセイミッション
3歳以上1勝クラス:東京ダ2100m(8,6)→3歳以上1勝クラス:東京ダ1600m(5,15)→3歳以上1勝クラス:札幌ダ1700m(6,1)
前走の3歳以上1勝クラス(札幌ダ1700m)は、位置を取りに行ったが外から被されて好位内で追走。外に切り替えて向正面でじわっと位置を上げて、3頭分外から先頭に並びかけて直線へ。残り200mで先頭に出て、そこから差を広げて5馬身差で完勝。
1～2コーナーで砂をかぶって行きっぷりが悪くなったが、ムチを入れながら外に切り替えられたことで力を出せた。14kg増だったが、かなりパフォーマンスを上げて成長を感じる走りだった。
今回は、かなりの相手強化が課題。
上位評価馬に普通に走られたら、先着することは難しい。でも、サンライズジパングが3歳になって初めてのダートで、サトノフェニックスは目標にされる逃げが濃厚。案外な走りをしたら、遅れて外から差してきて3着ならあっても驚かない。
上位評価3頭とフジユージーンが人気になって、能力以下の舐められた5番人気なら押さえられるオッズになるはず。外枠に入って上位争いできる馬が限られている実質少頭数なら、もまれることも避けられるのもあって相手に入れることにした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 地方馬
サクラトップキッド
フジユージーンに完敗続きだったが2着は取れていたので、相手が楽になった前走のやまびこ賞で重賞制覇。強くなって勝ったわけではないので、フジユージーンに加えて中央馬もいると厳しい。
マルーントリック
門別ではJRA認定を勝てずに2勝して、水沢・盛岡で10戦目で勝利。相手が強すぎるので、力を出し切れても厳しい。
パッションクライ
前走の王冠賞は、押し出された逃げで北海優駿よりペースを落としすぎて、差されて0.6秒差3着。前で持続力を活かしたい馬なので、長所を活かしきれないレースだった。押し出される逃げにはならないが、かなりの相手強化。京浜盃の完敗を見ると中央馬との差は大きいので厳しい。
ブラックバトラー
前走の王冠賞は、好位から早めに前を捕まえに行ったが、プラセボとの追い比べに負けてクビ差2着。2歳時からあまり成長力がないところが出てしまっている印象。中央馬とフジユージーンの中で、脚が止まった馬を1頭交わして掲示板争いに加われたら上出来。馬券圏内争いは厳しい。
フジユージーン
8戦8勝だが2走前のダイヤモンドC(盛岡ダ1800m)では、マイペース逃げでゴール直前までしっかり追ってオオイチョウと4馬身差。オオイチョウは、北海優駿でパッションクライ（JBC2歳優駿4着、京浜盃8着）に0.9秒差3着。王冠賞では、2.0秒差7着。オオイチョウは、軽い馬場のほうがいいタイプ。盛岡でパフォーマンスを上げたのはあるが、それを差し引いても4馬身差と勝ち時計を見ると中央馬2頭に先着できるとは思えない。
地元馬相手だと文句なしに強い馬で、南関東でも上位争いできていい走りをしている。でも、このレベルの中央馬になると素質に期待するしかない。そこそこ人気があると押さえにも入れられないので消す選択になった（評価は5番手）。
ベルベストランナー
中央では、未勝利戦で3着3回で勝ち上がれず。移籍初戦だったオパールCでいきなり重賞制覇。相手次第で未勝利勝ちできる走りはしていたので、相手が楽になって結果が出た。強くなったわけではないので、この相手では厳しい。
ルボートン
中央では、かなり低レベルの新馬戦で3着だったが、その後は二桁着順で地方に移籍。地方移籍初戦は勝ったが、重賞では完敗続き。この相手では厳しい。
バウンスライト
中央では、芝を3戦走って9着が最高。地方移籍後は、2勝して重賞でも2着1回3着2回。この馬なりにがんばっているが、フジユージーンに3.3秒差では厳しい。
＜予想＞
◎：カシマエスパーダ
想像以上の成長力で普通に走れば
○：サトノフェニックス
前走は2歳時のイメージを消していい好内容
▲：サンライズジパング
芝と同じだけパフォーマンス上がれば
△：タイセイミッション
崩れる馬がいれば3着ならあっても
＜傾向＞
不来方賞は、「全日本的なダート競走の体系整備」で3歳ダート三冠競走に向けた体系整備で地方交流重賞に変更。去年までは、盛岡、または水沢で地元馬のみの重賞で行われていたので【傾向】はなし。
レースの位置付けとしては、芝路線を使っていた馬、重賞2着馬、OP特別・リステッド・条件戦の勝ち馬が揃うレースになる。羽田盃・東京ダービーで結果を出している馬、レパードSの勝ち馬は、レース間隔を考えてジャパンダートクラシックに直行する。
ダート界全体の地方交流重賞での流れを見ると、2歳時のエーデルワイス賞～JBC2歳優駿（旧：北海道2歳優駿）までは、地方馬が中央馬と互角に戦えて勝つチャンスあり。兵庫ジュニアグランプリ～全日本2歳優駿は、5年に1回くらい地方馬が勝って、2～3着馬も出るが中央馬が優勢。3歳時の兵庫チャンピオンシップ（5月）以降は、圧倒的に中央馬が優勢。
中央競馬のオープンクラスでは、ヒヤシンスS（2月）までは完成度の高さがまだ活きるので、2歳時の地方交流重賞実績のある馬が好走できる。昇竜S（3月）以降は、素質馬が成長してくるので地方交流重賞実績のある馬より1～3月に1勝クラスを勝った馬が結果を出しやすい。
東京ダービーの結果と実績を見ると、
1着：【中央】ユニコーンS1着
2着：【中央】ユニコーンS2着
3着：【中央】ブルーバードC1着、京浜盃2着、羽田盃2着
やはり、早い段階で結果を出してきた馬に直近の中央重賞（ユニコーンS）の上位馬が先着。そして、地方馬は4着以下。3冠路線ができて中央3歳OP馬の使えるレース数は増えたが、トップクラスの王道路線は「完成度より成長力がある馬」の傾向は変わっていない。
不来方賞は9月なので、地方馬が中央馬相手に先着するのはかなり難しい。それも、地方の南関東馬は同時期にある南関東重賞「戸塚記念（1着賞金3,000万円）」を狙う。地方馬のトップクラスも出走を選びにくい時期のレース。中央馬がさらに優勢になる可能性が高い。
＜展開＞
絶対逃げたい馬は不在。サトノフェニックスは、砂をかぶるのを嫌がるところがあるので最内ならしっかり出して、主張してくる馬がいなければハナへ。それに続いて、カシマエスパーダ、パッションクライ、フジユージーン、サンライズジパングあたりが追走。
ハナ争いにはならず、隊列が決まるとペースは落ち着く。残り800mくらいからペースが上がるやや遅め～平均ペースを想定。
＜予想詳細＞
本命は、カシマエスパーダ
3歳未勝利:中山ダ1800m(2,1)→3歳1勝クラス:中山ダ1800m(1,1)→鳳雛S(1,1)
前走の鳳雛S(L:京都ダ1800m)は、スタートは普通だったが、少し促すと行き脚がついて2番手から追走。平均ペースで逃げるブルーサンに離されずについて行って、楽な手応えのまま1馬身差で直線へ。残り200mで交わして追い出すと突き放して4馬身差の完勝。
2着だったブルーサンの時計でも、例年なら勝てるレベル。その走りを楽に突き放して4馬身差で、急坂のあるラスト1Fで0.1秒しか減速がない着差以上の完勝。
予想で「課題はあるが1戦ごとに成長中」として本命にしていたが、想像をかなり上回るパフォーマンスで成長力を見せた。関西輸送をクリアして、雲取賞を逃げ切ったブルーサンの作る一定ラップの平均ペースにも対応。収穫の多いレースだった。
今回は、普通に走れば勝てると考えている。
いいメンバーが揃っているが、前走のパフォーマンスがこのメンバーでは抜けている。鳳雛Sのパフォーマンスは、ラムジェットが勝ったユニコーンSより上の評価で、東京ダービーで6馬身差完勝したパフォーマンスと比較しても大きな差のない高い評価をしている。
適性的には、極端な上がり勝負は未知だが、ペース対応に柔軟性があるところを見せている。未勝利戦は中盤緩んで加速ラップで勝利（ラスト3F12.6 - 12.4 - 12.1）。1勝クラスは、残り1000mからのロングスパート戦を勝利（ラスト3F12.5 - 12.6 - 13.4）。鳳雛Sは、重賞勝ち馬の作る一定ラップの平均ペースで余裕を残しての勝利（ラスト3F12.8 - 12.4 - 12.5）。スローペースまでペースが遅くなる可能性は低いので力は出せるはず。
あと、前走で一番パフォーマンスを上げて、まだ成長中。その状態で夏を無理せずに休養して、さらに成長してくる可能性があることも魅力。
勝負度的には、ジャパンダートクラシックまで見据えていると思うが、2着になると収得賞金順で出走枠の7頭に入れるか微妙。芝重賞実績馬が参戦する可能性まで考えると「1着」の結果が欲しいレース。中間の調整を見ると、3週前から時計を出して、1週前追い切りはいつものようにウッドで時計を出していつもと変わらない。休み明けでも勝てる仕上げで出てくるはず。
あまい仕上げで出てこなければ、普通に走れば勝てると考えているので頭固定で勝負する。
対抗は、サトノフェニックス
サウジダービー(6,10)→UAEダービー(取消)→レパードS(11,2)
前走のレパードS(GIII:新潟ダ1800m)は、外枠からじわっと位置を取りに行って好位外の2番手で追走。直線に入るところで逃げていたブルーサンに並びかけて、残り300mくらいで先頭。そこから粘っていたが、3番手にいたミッキーファイトに差されて1馬身差の2着。
2歳時から結果を出していた馬で、1400mを前で持続力を活かして好走していた馬。レパードSは、コーナー角度がきつく緩急のある流れになる新潟ダ1800m。予想では、「1800mの距離対応が課題で、能力的にもかなりの成長がないと厳しい。素質に期待するしかない。」と考えて消していた。
レースでは、緩急のある流れに対応して、ミッキーファイトに1馬身差は想像できない別馬レベルの走りだった。
この馬に関しては、2歳時のイメージを消して、前走内容だけを評価した。
結果論になるが、2歳時は「完成度の高さ」ではなく、実は成長できる「能力」もあったと考えるしかない前走の走り。
血統を見ると半兄ショウナンアーチーは、2100mベスト。全兄サンライズジャストは、1800mがベスト。母母グレイスティアラは、2歳時に1200mのエーデルワイス賞を勝って、3歳時に1870mの兵庫CS1着、2100mの関東オークス2着の馬。母母のような成長曲線で、2歳時に完成度の高さがありながら成長もしている。血統面だけ見れば中距離を走れても驚かない。
前走の緩急のある流れに対応できるなら、持続力があることは証明済みなのでペース対応に柔軟性がある。能力的にも、ミッキーファイトと1馬身差で走れるならカシマエスパーダ以外なら先着できる。
課題は、逃げて目標にされるので、後続に早めに動かれるときつくなること。
砂をかぶるのを嫌がるところがあるので、最内だと逃げる可能性が高い。外からなにか主張してきて外に切り替えることができれば最高だが、その形になる可能性は低い。そう考えるとカシマエスパーダがどのタイミングで動いてくるかで、前にいる馬の展開の厳しさが変わってくる。
隊列を考えると、カシマエスパーダの後ろにサンライズジパングがいる可能性が高い。そうなれば後ろも気になるので、早めに交わされて潰される可能性は下がるので対抗とした。
単穴は、サンライズジパング
若駒S(1,1)→皐月賞(10,9)→日本ダービー(16,12)
前走の日本ダービー(GI:東京芝2400m)は、時計が出る馬場のスローペースの上がり勝負。適性に合わないので、追いかけるだけで1.1秒差12着。
芝だと時計がかかる馬場、上がりのかかる条件がいい馬。時計が出る馬場でもペースが流れた0.9秒差9着の皐月賞より、着差・着順どちらも悪くなった。仕方ない凡走だった。
今回は、ダートに戻るのが課題。
ダート実績があるのは、2歳時まで。未勝利としては好時計の未勝利勝ちとJBC2歳優駿でフォーエバーヤングに0.3秒差2着。カトレアSでは、1600mが少し忙しかったのと芝とダートの変わり目でつまずいた影響で1.5秒差15着。未勝利が好内容だったので、JBC2歳優駿では本命で狙ったくらい素質は見せていた。
ただ、ホープフルSで不利がありながら0.4秒差3着に好走して、皐月賞でも0.9秒差で走れている。成長があったにしても、ダートより芝のほうが適性が高い可能性を感じる。
芝のほうが適性が高くても、2歳時から成長分のパフォーマンスアップがあれば、上位評価2頭以外なら先着できていい。もし、芝と同等のパフォーマンスをダートで出せるならサトノフェニックスに先着できる可能性はある。カシマエスパーダに先着するには、芝よりダートのほうが適性が高くないと難しい。
2歳の地方交流重賞の好走実績があって完成度の高さを見せていて、3歳になってダートで走っていないのは不安材料。芝では成長を見せているが、ここまでの評価になる。
4番手は、タイセイミッション
3歳以上1勝クラス:東京ダ2100m(8,6)→3歳以上1勝クラス:東京ダ1600m(5,15)→3歳以上1勝クラス:札幌ダ1700m(6,1)
前走の3歳以上1勝クラス(札幌ダ1700m)は、位置を取りに行ったが外から被されて好位内で追走。外に切り替えて向正面でじわっと位置を上げて、3頭分外から先頭に並びかけて直線へ。残り200mで先頭に出て、そこから差を広げて5馬身差で完勝。
1～2コーナーで砂をかぶって行きっぷりが悪くなったが、ムチを入れながら外に切り替えられたことで力を出せた。14kg増だったが、かなりパフォーマンスを上げて成長を感じる走りだった。
今回は、かなりの相手強化が課題。
上位評価馬に普通に走られたら、先着することは難しい。でも、サンライズジパングが3歳になって初めてのダートで、サトノフェニックスは目標にされる逃げが濃厚。案外な走りをしたら、遅れて外から差してきて3着ならあっても驚かない。
上位評価3頭とフジユージーンが人気になって、能力以下の舐められた5番人気なら押さえられるオッズになるはず。外枠に入って上位争いできる馬が限られている実質少頭数なら、もまれることも避けられるのもあって相手に入れることにした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 地方馬
サクラトップキッド
フジユージーンに完敗続きだったが2着は取れていたので、相手が楽になった前走のやまびこ賞で重賞制覇。強くなって勝ったわけではないので、フジユージーンに加えて中央馬もいると厳しい。
マルーントリック
門別ではJRA認定を勝てずに2勝して、水沢・盛岡で10戦目で勝利。相手が強すぎるので、力を出し切れても厳しい。
パッションクライ
前走の王冠賞は、押し出された逃げで北海優駿よりペースを落としすぎて、差されて0.6秒差3着。前で持続力を活かしたい馬なので、長所を活かしきれないレースだった。押し出される逃げにはならないが、かなりの相手強化。京浜盃の完敗を見ると中央馬との差は大きいので厳しい。
ブラックバトラー
前走の王冠賞は、好位から早めに前を捕まえに行ったが、プラセボとの追い比べに負けてクビ差2着。2歳時からあまり成長力がないところが出てしまっている印象。中央馬とフジユージーンの中で、脚が止まった馬を1頭交わして掲示板争いに加われたら上出来。馬券圏内争いは厳しい。
フジユージーン
8戦8勝だが2走前のダイヤモンドC(盛岡ダ1800m)では、マイペース逃げでゴール直前までしっかり追ってオオイチョウと4馬身差。オオイチョウは、北海優駿でパッションクライ（JBC2歳優駿4着、京浜盃8着）に0.9秒差3着。王冠賞では、2.0秒差7着。オオイチョウは、軽い馬場のほうがいいタイプ。盛岡でパフォーマンスを上げたのはあるが、それを差し引いても4馬身差と勝ち時計を見ると中央馬2頭に先着できるとは思えない。
地元馬相手だと文句なしに強い馬で、南関東でも上位争いできていい走りをしている。でも、このレベルの中央馬になると素質に期待するしかない。そこそこ人気があると押さえにも入れられないので消す選択になった（評価は5番手）。
ベルベストランナー
中央では、未勝利戦で3着3回で勝ち上がれず。移籍初戦だったオパールCでいきなり重賞制覇。相手次第で未勝利勝ちできる走りはしていたので、相手が楽になって結果が出た。強くなったわけではないので、この相手では厳しい。
ルボートン
中央では、かなり低レベルの新馬戦で3着だったが、その後は二桁着順で地方に移籍。地方移籍初戦は勝ったが、重賞では完敗続き。この相手では厳しい。
バウンスライト
中央では、芝を3戦走って9着が最高。地方移籍後は、2勝して重賞でも2着1回3着2回。この馬なりにがんばっているが、フジユージーンに3.3秒差では厳しい。
払戻金
| 単勝 | 7 | 320円 | 2番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 7 | 110円 | 2番人気 |
| 4 | 100円 | 1番人気 | |
| 1 | 120円 | 3番人気 | |
| 枠連複 | 4 - 6 | 190円 | 1番人気 |
| 馬連複 | 4 - 7 | 250円 | 1番人気 |
| 馬連単 | 7 - 4 | 640円 | 3番人気 |
|---|---|---|---|
| ワイド | 4 - 7 | 140円 | 1番人気 |
| 1 - 7 | 200円 | 3番人気 | |
| 1 - 4 | 160円 | 2番人気 | |
| 三連複 | 1 - 4 - 7 | 270円 | 1番人気 |
| 三連単 | 7 - 4 - 1 | 1,220円 | 3番人気 |
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