nigeのコメント
【水曜勝負R:傾向・全馬評価あり】長所が活きる条件で期待できる!
<予想>
◎:ショウナンナデシコ
ここ2戦はスムーズに走れず
○:テリオスベル
大外と船橋は適性にピッタリ
▲:グランブリッジ
持続力の重要度が高い船橋の対応が課題
△:コスモポポラリタ
1頭崩れたら出番あっても
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【地方:6番人気(53kg)】三宮S(4,13)→BSN賞(11,5)→レディスプレリュード(6,4)
【地方:1番人気(56.5kg)】スパーキングサマーC(1,1)→日本テレビ盃(2,1)→JBCレディスクラシック(3,10)
【中央:3番人気(54kg)】甲州街道S(3勝クラス)(5,5)→内房S(3勝クラス)(4,1)→みやこS(9,4)
・2020年
【地方:3番人気(55kg)】宮前OP(1,1)→日本テレビ盃(6,9)→JBCレディスクラシック(10,7)
【中央:1番人気(54kg)】三宮S(8,5)→ラジオ日本賞(9,4)→太秦S(3,3)
【地方:7番人気(51kg)】富士見OP(2,9)→JBCレディスクラシック(9,10)→シンデレラマイルTR(5,5)
・2019年
【地方:4番人気(52kg)】ノースクイーンC(3,1)→ビューチフルドリーマーC(1,1)→レディスプレリュード(8,4)
【中央:3番人気(56kg)】クイーン賞(3,2)→エンプレス杯(2,4)→ブリリアントS(6,6)
【中央:2番人気(54kg)】関東オークス(4,1)→ブリーダーズGC(3,3)→太秦S(2,4)
JBCレディスクラシックに出走していた馬が好成績。去年が金沢1500m、3年前が浦和1400mと短い距離で行われたので、レディスプレリュードからJBCレディスクラシックを使わなかった馬が勝ったいる。
中央馬は、近3走で3勝クラス勝利、または中央オープンクラス・地方交流重賞4着以内の実績があるのが理想。実績がある馬はJBCレディスクラシックが大目標なので、少し間隔を空けてTCK女王盃から再始動する場合が多い。そのため、好走する実績のハードルは低め。
今年のようにJBCレディスクラシック上位馬が揃っているのは、とても珍しい。
地方馬は、地方交流重賞4着以内の実績は欲しい。人気薄を狙うのなら、51~52kgの元中央馬、地方交流重賞6着以内実績がある馬、船橋巧者。
<展開>
ショウナンナデシコがスピードの違いでハナ。ただ、行き脚が付かなくても前に出して行ける大外に入ったテリオスベルが早めにハナに行く可能性がある。そうなったらショウナンナデシコは外に切り替えて2番手。
それに続いて、グランブリッジ、リネンファッション、レディオスターあたりが好位へ。テンから速くなりそうにはなく、前半はやや遅めの入り。向正面中盤から徐々にペースアップする流れを想定。
<予想詳細>
本命は、ショウナンナデシコ
スパーキングレディーC(1,1)→レディスプレリュード(1,3)→JBCレディスクラシック(1,3)
前走のJBCレディスクラシックは、サルサディオーネが速かったのでその後ろから追走。
ゆったりした入りで、残り1000m過ぎてテリオスベルが外から動いて全体がペースアップ。逃げ馬の後ろで動けない位置にずっといて、直線に入っても外に出せず。仕方なく最内へ入ったが、追いかけるだけの3着。
高速馬場に加えて、サルサディオーネが前半かなりペースを落としたことで、2列目最内で窮屈なレース運びになってしまった。レディスプレリュードでも、向正面でハナを取られて2列目最内から仕方なく伸びない最内を走らされていて2戦連続でスムーズに走れなかった(他レースでは、直線では内を2頭分空けて走っていたくらいの馬場)。
適性面でも、持続力が問われる船橋でマリーンC1.7秒差楽勝、牡馬相手Jpn1のかしわ記念を勝った馬。前半の遅い入りで他馬がみんな脚のある状態だったのも長所が最大限に活きなかった(1着から5着の上がり3F36.1~36.5秒)。
今回は、船橋に替わることが魅力。
スパイラルカーブで前半遅めの入りでも、後半減速ラップになって持続力が活きるコース。相手関係を見たらハナが取れていいので、レディスプレリュードの再現にならないようにテリオスベルに被されて自分から動けなくならないことだけ対応すればいい。
JBCレディスクラシックで先着されたグランブリッジと斤量2㎏差から3.5㎏差に広がるが、ここ2戦は力を出し切れていないことと船橋替わりのプラスで逆転可能(あとで書くが、グランブリッジの気になる要素もある)。
積極的なレースをして、長所の持続力を活かせる舞台で逆転できると考えて期待する。
対抗は、テリオスベル
ブリーダーズGC(1,3)→レディスプレリュード(4,2)→JBCレディスクラシック(5,6)
前走のJBCレディスクラシックは、かなり押していたが行き脚がないので、外から前に行かれて後方3番手で1コーナーへ。そこから外に切り替えて2コーナーから徐々に進出。
残り1000mで好位外まで上がって、3コーナーでは逃げ馬と並走の外。直線に先頭で入ったが、脚が止まって6着。
前に行きたいけど行き脚がないので、内枠だとレース運びが難しくなる。それが高速馬場と1コーナーまでの距離の短さで、前半のペースの遅さまで重なって大きく影響が出てしまった。
今回は、大外枠と船橋替わりが魅力。
近走は、行き脚が少し遅くなったのに加えて内枠。被されて外に切り替えてから動くレース運びが続いていた(ここ4戦全て馬番5番より内)。大外だと行き脚が遅くても、前の進路に馬が入ってこないので1コーナーまでにじわっと位置を上げることができる。それに船橋1800mは、1コーナーまでの距離がかなり長いのでよりスムーズに位置を上げることができる。
それに加えて、スパイラルカーブで前半遅めの入りでも、後半減速ラップになって持続力が活きるコース。長く脚を使える持続力が長所のこの馬には理想的。
ショウナンナデシコが逃げる競馬をすると思うので、どのタイミングで動くのかがポイントになる。一番いいのは1コーナーに入るとこころで、もう前に出てしまっている形。早めならそこまで抵抗されずにハナが取れる。一方で、前走のように前半は中団にいて、3コーナーで並びかけようとすると抵抗されるので2着の可能性は下がると考えている。
もっと距離があった方がいいが、1800mとしたらいい条件が揃っているので対抗とした。
単穴は、グランブリッジ
関東オークス(4,1)→ブリーダーズGC(3,1)→JBCレディスクラシック(2,2)
前走のJBCレディスクラシックは、じわっと出してヴァレーデラルナを後ろから見ながら好位外の4番手から追走。
向正面でのテリオスベルの進出に抵抗せずに、前に行かせて4コーナーで外に切り替えて直線へ。直線では残り100mで相手の脚が鈍ったところを浮上して2着。
関東オークスとブリーダーズGCを連勝していたが、レースレベルが低かったので足りないと考えていた。想像以上の成長力を見せてパフォーマンスを上げてきた走りだった。
今回は、船橋の対応が課題。
JBCレディスクラシック・ブリーダーズGCは、時計が出ていた馬場。関東オークスは、コーナーはきつくて緩急のある流れになる川崎。これまでの重賞は、持続力の重要度がそこまで高くなかったレース条件。
前走で残り100mから相手が止まったところを差した持続力は見せたが、船橋はかなり持続力の重要度が高いコース。それに加えて、上位評価2頭は持続力を活かしたいタイプ。これまでの内容だと対応できるか未知の不安がある。
古馬相手になっても想定以上に成長して結果を出しているが、船橋で上位評価2頭相手だと適性面で本命にする強調材料がない。前走で最先着して斤量も軽いので、ここも想定以上に走って勝ってしまうかもしれない。でも、この舞台で人気なら船橋適性の高さを見せているショウナンナデシコ、最高の枠と長所が活きるコースになるテリオスベルの方が魅力を感じるので単穴評価とした。
4番手は、コスモポポラリタ
戸塚記念(5,7)→サルビアC(2,3)→ロジータ記念(3,3)
正直、今年はJBCレディスクラシック上位馬が出走してきたので厳しいと思う。でも、1頭崩れたとしたら出番があっていいのがこの馬。
前走のロジータ記念は、中団やや後ろから追走。勝負所のペースアップでもたついたが、直線で外に出してから最後まで長く脚を使って3着。予想した通りに、勝負所でずぶくて遅れて伸びてくる走りを見せた(予想では3連単◎→○→△で的中)。
この馬は、すっと加速できないが、スピードに乗ってからその脚を長く使うタイプ。
この適性から船橋替わりがプラスになると考えている。
ここ2戦のコーナーがきつい川崎だと、一度緩んで再加速するので遅れて浮上してくる形になる。これが船橋だと、スパイラルカーブで後半が減速ラップになる。緩急のある流れにならないので、勝負所での加速の遅さがマイナスにならずに、持続力がより活きる流れになる。船橋は、かなり合うはず。
上位評価馬はかなり強いが、1頭崩れてくれたら51㎏の恩恵のアシストで3着ならあってもいいと考えて押さえておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ホウオウピースフル
初ダートになるが、軽い馬場の東京2000mの重賞「フローラS」を好走できる馬。中山牝馬Sの超時計がかかる馬場での4着や巴賞で洋芝はこなしたが、ダートがいいとは感じない。
JBCレディスクラシック上位馬がいるので、ただ適性があるだけではなく、芝より適性が高くないと好走は難しい。素質に期待するしかない。
■ 地方馬
リネンファッション
前に行って持続力を活かしたいので、前走の生田OPは力を出し切っての4着。このメンバーでハナは取れないし、相手も強いので厳しい。
ロカマドール
前走のクイーンズオーディションは、かなり時計のかかる馬場でペースが流れたことで、展開がハマっての勝利。強くなったわけではないし、砂の入れ替えと雨で前走より時計は出る馬場。相手も条件も厳しい。
ビックバレリーナ
名古屋でこの馬なりに走っているが、前走の金沢の重賞では2.5秒差の完敗。ここは相手が強すぎる。
コーラルツッキー
3走前のビューチフルドリーマカップで1年1ヶ月ぶりの好走。この馬なりにがんばっているが、この相手は厳しい。
レディオスター
前走のロジータ記念は、内枠で前に行ききれずに差す競馬で6着。今回のメンバーなら好位で流れに乗れていいが、このメンバーレベルを前で我慢できる走りは見せていない。相手が強い。
ミスティネイル
笠松でもA5を勝つのが精一杯なので、この相手は厳しい。
サルサレイア
中央時代かr衰えは出ているが、後方から追走して自分の脚はしっかり使っている。2年前7番人気3着(2.1秒差)、去年10番人気5着(1.9秒差)でこの馬なりにいい走りをしている。印を付けている馬が、かなり崩れてくれないと馬券圏内までは厳しい。掲示板ならあってもいい。
ハピネスマインド
B1の自己条件でも掲示板止まりなので、この相手は厳しい。
クレールアドレ
地方交流重賞は回ってくるだけ。この相手は厳しい。