nigeのコメント
【傾向・全馬評価あり】3歳馬と古馬を重賞でどう扱うかの選択!
<予想>
◎4.ケイアイパープル
前走は敗因がハッキリしたレース
○6.メイショウカズサ
雨馬場ゲストも逃げられるなら
▲9.ラーゴム
外枠と距離延長歓迎
△7.ブリッツファング
斤量重いが地方の小回りコースなら
<買い目> ※最大購入金額10,000円想定
馬連
4-6,9(2点×2000円)
3連単1着軸流し
4→6,7,9(6点×1000円)
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【中央:5番人気】アンタレスS(10,15)→プロキオンS(9,1)→阿蘇S(1,6)
【地方:2番人気】かしわ記念(8,6)→大井記念(2,1)→帝王賞(8,4)
【中央:3番人気】大沼S(3,2)→マリーンS(3,1)→エルムS(4,1)
・2020年
【中央:1番人気】ブリリアントS(2,2)→スレイプニルS(1,2)→マーキュリーC(1,1)
【中央:2番人気】雅S(3勝クラス)(1,1)→アルデバランS(1,1)→平安S(1,10)
【中央:4番人気】名古屋大賞典(4,1)→アンタレスS(4,8)→エルムS(11,11)
・2019年
【中央:1番人気】アンタレスS(2,2)→マーキュリーC(1,1)→エルムS(1,7)
【中央:2番人気】UAEダービー(5,4)→JDD(4,2)→レパードS(1,2)
【中央:5番人気】全日本2歳優駿(5,1)→伏竜S(2,5)→ユニコーンS(5,9)
古馬の中・長距離での王道路線(JBC→チャンピオンズカップ→東京大賞典)ではなく、裏路線(白山大賞典→浦和記念→名古屋大賞典)になっているので、トップクラスは出てこない。OP特別・リステッド・G3・Jpn3で戦う馬が中心。
古馬トップクラスが出走してこないので、3歳のトップクラスが出走枠に入れて好走できている。
ローテからは、近3走で地方交流重賞や中央重賞で3着以内、中央1900m以上OP特別1着の実績がある馬。
同じ1900m以上の長距離重賞の名古屋大賞典・マーキュリーC、3歳重賞のレパードSの上位馬、夏を使ってきた前走エルムSの馬が好相性。
地方馬は、レース前から中央馬と互角に戦えると評価されている地方交流重賞実績があるような馬(5番人気以内)でないと厳しい。人気薄の好走は期待できない。
<展開>
逃げたいのは、メイショウカズサ。
もまれたくないケイアイパープルが内からある程度出してくると思うが、ハナは取れる。
それに続いて、ブリッツファング、外に切り替えたケイアイパープル、ハクサンアマゾネスあたりが追走。その後ろからラーゴム、カフジオクタゴン。
隊列が決まったら淡々とした流れ。やや遅めの流れから2周目2コーナーあたりから全体がペースアップする流れを想定。
<予想詳細>
本命は、ケイアイパープル
アンタレスS(4,5)→平安S(7,2)→マーキュリーC(1,4)
前走のマーキュリーCは、スタート直後に外からよられたが、しっかり出して好位外の4番手から追走。
向正面でメイショウカズサを交わして3番手に上がったが、3コーナーに入る少し前にテリオスベルに外から一気に来られて前に出られてしまった。
そこでもたついて、バーデンヴァイラーにも前に行かれてしまって直線へ。そこから粘っていたがヴァケーションとの3着争いにハナ差負けての4着。
当日に、藤岡康太騎手が家事都合で乗り替わりというトラブル。岩手リーディング3位の山本政聡騎手が空いていたのは救いだったが、この馬で絶対にやってはいけない「外から被される」競馬をしてしまった。それに加えて、前に行きたい馬が多いのに前を追いかけ過ぎていた。
着差は大きいが、あの乗り方だともっと崩れても納得なので気にしないでいい。
この馬は、外から早めに動いて持続力を活かしたいタイプ。
瞬発力・トップスピードの速さの重要度が低いレースがいいので、時計のかかる馬場で小回りの地方の競馬場の適性がかなり高い。
展開的に、佐賀記念と同じメイショウカズサのマイペース逃げからのロングスパート戦になりそうなのも歓迎。
外枠がベストだが、12頭立てでこのメンバーならばらけるので、内で包まれて動けなくなるということはない。藤岡康太騎手に戻るので、アンタレスS(16頭立て馬番5番)、佐賀記念(11頭立て馬番6番)と同じように、しっかり出して外に切り替える乗り方をすると考えている。
このレースのポイントは、3歳馬と古馬との力関係。
条件戦で3歳馬の活躍が目立っているが、この大きな理由は「4歳世代の手薄さ」。
でも、トップクラスの走りを見ると、3歳馬が3頭も出走枠に入って、上の世代の中央馬がフルデプスリーダーだけなら勝つと思った日本テレビ盃では、元中央OP馬のフィールドセンスが勝利。JDD2着ペイシャエスが4着、JDD1着ノットゥルノが7着。先週のシリウスSでは、OP特別を勝ったばかりのジュンライトボルトが勝利。JDD4着ハピ2着、青竜S1着ハセドン10着。
重賞路線になると、4歳勢は手薄だが、5歳・6歳は強いという結果。これは、3歳トップクラスが弱いとかではなくて、例年通り。3歳の9~10月の時期の重賞で、3歳馬は結果を出すのが難しい。一気にレースレベルが上がるので対応が難しくて、成長とレースレベルの慣れがあって、3歳11月の浦和記念あたりから年明けで古馬と重賞で互角に走れるようになっていくのが「普通」の3歳トップクラス。
近年クリソベリルや ルヴァンスレーヴの化け物級が連続で出てマヒしてしまっているが、これが普通。あのテーオーケインズですら、初OPで12月のベテルギウスSで2着に負けて、東京大賞典6着。チュウワウィザードも、初OPで12月の師走S2着に負けて、年末の名古屋グランプリで初重賞制覇。逆に言うと、この時期に古馬相手に重賞を勝つようだと今後追いかけていい。そのくらい価値がある。
現時点では、芝で軽量の3歳馬が活躍している影響もあって、格の違いが大きいダート路線でも3歳馬が斤量の恩恵以上に過剰人気になっている。それもあって、能力だけでなくオッズ的にも古馬からという考えになっている。
長所が活きる時計のかかる馬場で小回りの地方で、能力的にも平安S2着(テーオーケインズに0.4秒差)、名古屋大賞典2着(クリンチャーとタイム差なし)、佐賀記念の力を出し切った時の強さを評価した。この馬から勝負する。
対抗は、メイショウカズサ
佐賀記念(1,3)→ダイオライト記念(1,9)→マーキュリーC(5,12)
前走のマーキュリーCは、ハナを取りに行ったが取れず。好位外の3番手から追走。
さらに、外からケイアイパープルに少し前に出られて、3コーナー前に交わされて失速。全く自分のレースができなかった。
「逃げてこそ」の馬なので、ハナを取れない相手と枠の並びで、レース前から厳しいと考えていたので仕方ない凡走。
今回は、ハナが取れそうなことが大きな魅力。
ハクサンアマゾネスが逃げて結果を出しているが、この馬はスタートは速くなくて、少し下手なくらい。メイショウカズサと同じで二の脚でハナを取っていて、金沢の相手だから二の脚でハナが取れている。
エンプレス杯や出遅れたJBCレディスクラシックから、この相手でハクサンアマゾネスは、ハナを取れるどころか好位も取れるか微妙。出遅れなければメイショウカズサがハナを取れる。
逃げたら強いことは、去年の白山大賞典、浦和記念で見せている。
ただ、この2戦と違うのは、58㎏の斤量と馬場。
重賞を勝っているのは55~56㎏の雨の影響のあった馬場。58㎏で良馬場だった佐賀記念では逃げて3着。溜め逃げができるタイプなので、雨の影響がある軽い馬場だと前にいる有利さをより活かすことができるのは間違いない。
今回は、斤量58㎏。雨は、予想作成時の天気予報では、レース発走前後に降り出して、夜がピークで10mmくらいの強い雨の予報。降り出しが速くなると恩恵がある。
あと、川田騎手から松山騎手に替わるのも気になる材料。
松山騎手騎乗で4勝しているので馬を理解している。でも、地方交流重賞で圧倒的な成績を出している川田騎手の存在は大きい。
課題や気になる所はあるが、逃げられそうなら軽視できないので対抗とした。
単穴は、ラーゴム
仁川S(4,6)→吾妻小富士S(5,1)→プロキオンS(1,12)
前走のプロキオンSは、大外からかなり押してハナ争いをした5頭の後ろから追走。
3コーナーに入る所で外からヒストリーメイカーに前に行かれてしまって、そのまま失速して12着。
ハイペースなのに、吾妻小富士Sの再現を狙って位置を取りに行ったことが完全に裏目に出てしまった。吾妻小富士Sは、高速馬場の平均ペースだったが、前走はやや重でも時計は良馬場くらいのハイペース。レースの違いに対応できなかった。
今回は、中央馬の中で一番外の枠に入って、距離延長での地方交流重賞で追走も楽になるのが魅力。
もまれてダメという感じではないが、ダート初戦で砂を被ってふわふわするところを見せているので外枠はプラス。
あと、距離は芝で2000mで勝っていて、仁川Sの走りからも問題ない。中央馬が少なくてペースが落ち着きやすい地方交流重賞は、位置を取ることや追走に脚を使わずに走ることができるのもプラス。
ただ、現状の走りでは上位評価2頭の方が上。
馬場の適性的にも吾妻小富士Sの高速馬場を勝てて、芝も勝てている馬なので、地方の馬場だと雨が降っていた方が安心して狙える。
同厩舎のバーデンヴァイラーとの使い分けで、きさらぎ賞勝ちのある中京のシリウスSではなく白山大賞典のレース選択もあったと思うので、この評価まで。
4番手は、ブリッツファング
3歳1勝クラス(阪神ダ1800)(1,1)→兵庫CS(3,1)→JDD(1,3)
3歳馬の2頭で、超大型馬で器用さがない小回り・内枠がマイナスのカフジオクタゴンではなく、地方の馬場対応済みで小回り歓迎のこちらを選択。
前走の前走のジャパンダートダービーは、主張してきたリコーヴィクターを先に行かせて外に切り替えて2番手から追走。
3コーナーからノットゥルノが動いてきたので、それに対応して4コーナーで押し出されて先頭。直線でしぶとく粘っていたが、ノットゥルノとペイシャエスに差されて3着。
1番人気になっていたので人気を裏切った形だが、予想では4番手評価にしていたので、考えていたよりいい内容で走ったと感じたレース内容。
兵庫CSでの大きな着差が評価されていたが、ノットゥルノがコーナーでもたついて、さらに砂を被ってふわっとするところまであっての結果。世間の評価が過大評価になっていただけで、この馬としては悪くない走りだった。
今回は、古馬相手になってJpn2(兵庫CS)を勝っているので2㎏増で、斤量は楽ではない。でも、レースの上手さが活きる「地方の小回りコース」になるのはプラス。
好位で流れに乗って、この馬なりに我慢したら馬券圏内争いに加われていい。
馬券的には、まだ過剰人気になりそうなので、1着になったら仕方ないと割り切って、3連単の2着・3着だけの買い目とした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
カフジオクタゴン
八王子特別(2勝クラス)(3,1)→鷹取特別(2勝クラス)(5,1)→レパードS(7,1)
前走のレパードSは、大外から出して行って先行馬が一団になっていたので、内に入れて中団の内から2頭目で追走。向正面で馬群の中から位置を少し上げて、3列目最内で3コーナーへ。3~4コーナーで少し外に膨れながら、直線で外に出して直線で前を差し切って勝利。
タイセイドレフォンとハピを倒したことは評価できるが、ホー騎手がかなり上手く乗っていた。器用さがある馬ではないのに、中団にスペースがあったので1~2コーナーでなるべく内を走らせて、向正面の直線部分の内に少し位置を上げて内に入れて3コーナーにはいている。さらに、中央追う騎手なら外に膨れていたので待って直線で追い出すと思うが、
他馬に不利を与えてでもスピードを落とさずに直線に入っている(加害馬4頭)。もう一回同じ相手・条件でレースして勝てるかと言われたら「勝てない」と思う。
あと、一番買わない理由として大きいのが、小回りが不向きなところ。
前走は、結果的に勝ったが、新潟のきついコーナーの3~4コーナーでは外に膨れていた。1勝クラスで負けた中山も、4コーナーで外に出して直線に入る所で外に膨れていた。
前走時で546㎏もある超大型馬なので、広いコースの方が力が出せる。適性的にも、持続力を活かして差してくる馬なので、阪神が一番合うと考えている。
これで外枠なら強引に外から動いての好走もあっていいが、最内枠。長所を活かすには、かなりレース運びが難しい条件になっている。それに加えて、テン乗りで地方で乗り慣れていない岩田望来騎手に乗り替わり。53㎏の斤量は魅力だが、それ以上に不安が多いので消す選択になった。
■ 地方馬
トウショウデュエル
金沢での重賞での掲示板止まりなので厳しい。
セイカメテオポリス
東京記念では、好位集団を見ながら中団やや前で追走。2周目の3コーナーの少し前から徐々に位置を上げて、直線で外へ。そこからランリョウオーを追ったが、差が縮まらずに2着。ランリョウオーと同じで東京記念が目標ではない始動戦だったので、考えていたよりいい走りだった。去年はダービーグランプリから、勝島王冠、戸塚記念と同じ条件の報知オールスターカップのローテだったが、4歳になってダービーグランプリが使えないからここを選んだ印象。条件的にも、積極的に買うのはもう少し先。
使われながら成長して力を付けているが、4歳になって南関東重賞を勝てていない(2着3回)。中央馬が馬場に対応できずに崩れたダイオライト記念でも5着で、今回はそれより相手は揃っている。中央馬が想定を超える崩れ方をしないと馬券圏内までは厳しい。着拾いがハマって5着とかに入れたら上出来。
ハクサンアマゾネス
地元の重賞では、安定して単勝1倍台で結果を出しているが、エンプレス杯2.2秒差7着、JBCレディスクラシック(出遅れあり)は、2.4秒差11着。能力的に、南関東重賞でもきついと感じる。中央馬までいると前に行くのもきついので、力を出し切れるのかも微妙。力を出し切っても馬券圏内に入るには、相手がビックリするくらい崩れてくれないと厳しい。
マイネルヘルツアス
この馬なりに走っている。回ってくるだけ。
ミスティネイル
この馬なりに走っている。回ってくるだけ。
ネオアマゾネス
地元重賞でも1500m前後がいい馬。距離が長いし、相手も強い。
ナラ
この馬なりに走っている。回ってくるだけ。