nigeのコメント
※5/5 1:44【修正】「近3年3着以内馬ローテーション」の2021年3着馬の過去3走に誤りがあったので修正しました。併せて一部誤字も修正しました。
【傾向・全馬評価あり】前走より条件が合うと考えて期待する!
<予想>
◎:テイエムサウスダン
小回りコース・時計のかかる馬場歓迎
○:ショウナンナデシコ
船橋の馬場を対応済みで絶好枠
▲:カジノフォンテン
この枠の並びならハナか2番手で
△:ソリストサンダー
条件いいがここを狙ったローテではなく
☆:インティ
馬場・スタートが課題も大外はレースがしやすい
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2021年
【地方:2番人気】東京大賞典(9,2)→川崎記念(4,1)→京成盃GM(1,1)
【中央:6番人気】武蔵野S(11,2)→門司S(3,1)→フェブラリーS(5,8)
【中央:4番人気】チャンピオンズC(10,3)→東海S(1,12)→フェブラリーS(7,6)
・2020年
【中央:6番人気】チャンピオンズC(9,14)→根岸S(4,5)→フェブラリーS(6,12)
【中央:5番人気】東京大賞典(3,8)→川崎記念(2,6)→フェブラリーS(16,2)
【中央:3番人気】南部杯(4,1)→武蔵野S(3,5)→フェブラリーS(3,3)
・2019年
【中央:2番人気】南部杯(1,2)→東京大賞典(1,2)→フェブラリーS(2,2)
【中央:1番人気】観月橋S(1600万下)(1,1)→東海S(1,1)→フェブラリーS(1,1)
【中央:7番人気】東京大賞典(8,10)→川崎記念(4,4)→ダイオライト記念(5,2)
数少ないマイルJpn1なので、前走でフェブラリーSに出走している馬がほとんど。近3走でG1・Jpn1の4着以上の実績は欲しい(9頭中7頭該当)。3年前はメンバー手薄で3着に人気薄が来たが船橋巧者の馬(日本テレビ盃1勝2着1回、ダイオライト記念2着2回)。
一番注目の傾向が、位置取り。
「4角先頭」だった馬が、10年連続馬券圏内中(3.6.1.0)。4角先頭なので逃げ馬ということではなく、好位から早め先頭の馬もいます。ここ2年は、好位から4角先頭のカジノフォンテン、逃げたワイドファラオが勝っている。人気より走っている馬が多い。馬券的には注目したい傾向。
スパイラルコースで差し馬も走りやすいが、例年ペースが上がらないので出走枠に入れる実績馬なら直線308mを我慢して残れているという結果。マイルしかダメな馬でなければ帝王賞が先に控えているので、ここが勝負レースではないということも影響していると考えています。
傾向を挙げましたが、今年は傾向が変わる可能性があります。3月に砂厚を12.0㎝(従来は 10.0cm)に変更しています。この影響で、かなり時計のかかる馬場になっています。
唯でさえ、中央競馬にない1周コースの1600mが舞台。中央競馬の軽い馬場が得意な馬は、馬場の対応が課題になります。
<展開>
絶対逃げたい馬は不在。
テンの脚が速いのは、テイエムサウスダン、カジノフォンテン。
カジノフォンテンは、もまれなければ好位外でいいので、テイエムサウスダンがハナに行く気を見せれば2番手。出してこなければハナという形。
その後ろからショウナンナデシコ、ギャルダル、スタートを出たらインティも好位外。前半から速い流れにはなりそうになく、ゆったりした入りから向正面で徐々にペースが上がる平均ペースを想定。
<予想詳細>
本命は、テイエムサウスダン
兵庫GT(1,1)→根岸S(6,1)→フェブラリーS(5,2)
前走のフェブラリーSは、外枠から好スタート。行く馬を行かせて好位外にいたが、行きたがってしまったので無理に抑えずにハナまで行って逃げる形。
ハナまで行って我慢させて、やや緩めの流れ。直線でしっかり加速して粘っていたが、カフェファラオに交わされて、そこから我慢してソダシ・ソリストサンダーに交わされずに2着。
地方競馬の小回り1400mでパフォーマンスを上げた馬なので、東京1400mの根岸Sを勝ったことに驚いたのに、東京1600mのフェブラリーSまで対応して想像以上の走りだった(消していたので自信の◎カフェファラオで馬券取れず…)。超高速馬場でペースも上がらずに前有利だったにしても驚きの好走だった。
今回は、小回り1周コースで時計のかかる馬場の船橋になるのが魅力。
この馬は、トップスピードの速さがそこまで速くなくて、前で持続力を活かして好走するタイプ。この長所が活きる地方の時計のかかる馬場の小回り1周コース1400mで結果を出してきた(高知・浦和・園田の1400mで地方交流重賞を勝利)。
中央競馬のワンターン1400~1600mだけで結果を出してきた馬だと、地方の時計のかかる馬場、小回り1周コースの対応が課題になるが、その点が全く気にならないのは強み。
展開も逃げられてもいい相手関係で、無理せず前の位置が取れるのもプラス材料。
気になるのは、前走が超高速馬場なので「1600mが本当に大丈夫なのか?」というところだけ。これさえ大丈夫なら、好走できる条件は揃っているので期待する。
買い目は、時計がかかる馬場になったら1600mが少し長かった場合の2着パターンを押さえておく。
対抗は、ショウナンナデシコ
TCK女王盃(4,2)→エンプレス杯(1,1)→マリーンC(2,1)
前走のマリーンCは、大外から内を見ながらじわっと出してサルサディオーネの外の2番手から追走。
サルサディオーネにしては溜め逃げの平均ペースだったので、3コーナーで前に並びかけて、直線に入る所で交わして先頭。あとは突き放すだけで8馬身差の楽勝。
3勝クラスの西脇Sからエンプレス杯まで、中盤で緩む流れや、コーナーで緩む流ればかりだったので、船橋の持続力が問われる流れの対応を不安視していた。それがサルサディオーネにしては溜め逃げだったにしても、砂の入れ替えで時計のかかっていた船橋の平均ペースを57㎏で圧巻の内容。
牝馬限定なら無双状態に入る可能性があると考えていたら、牡馬トップクラスが揃うかしわ記念にぶつけてきた。マリーンCと同じ船橋1600mで、前走の内容を見たら挑戦するのは理解できる。
今回は、相手強化は間違いないが、斤量が2㎏減で、絶好の最内枠のプラスがある。
この枠ならカノープスS・TCK女王盃・エンプレス杯で見せている好位内でじっとして、直線で瞬発力を活かすレースに持ち込むことができる。
それに、砂を入れ替えた今の馬場に対応済みなのは魅力。
チャンピオンズC・フェブラリーSだとさすがに厳しいが、この条件ならJpn1を勝つチャンスがあると考えて対抗とした。
単穴は、カジノフォンテン
チャンピオンズC(7,10)→川崎記念(2,5)→京成盃GM(1,2)
前走の京成盃GMは、行きっぷりが悪くて好位馬群の中から追走。4コーナーで外からティーズダンクが動いてきたので、蓋をされないように抵抗して仕掛けて直線で外へ。そこからじわじわという感じで2着まで。
スマイルウィに負けてしまったのは案外だが、苦手なもまれる形になって力を出し切れないレースになった。
それに、テンの脚が速いケラススヴィア、スマイルウィより内の枠で枠の並びが悪かったのはあるが、行きっぷりがいつもと違って状態面の問題もあったと感じる内容。2週連続一杯に追って、この馬らしくない調整過程でもあった。
今回は、去年勝った目標としていたレース。
一度使って分かりやすく調教の動きが変わっているので、状態の良化はあるはず。
ハナか好位外が理想なので「枠の並び」が重要。
やや内に入ったがテイエムサウスダン、ショウナンナデシコがもっと内に入ってくれた。この並びなら、じわっと出して内からテイエムサウスダンが出してきたら無理せず2番手。ハナを取らしてくれそうなら、そのままハナを取って力が出せる形になる。
去年のような今がピークと感じる走りではないが、力が出せる一変していい条件になるので3番手評価とした。
4番手は、ソリストサンダー
根岸S(1,9)→フェブラリーS(6,4)→ゴドルフィンマイル(8,4)
前走のゴドルフィンマイルは、中団やや後ろの外から追走。コーナーで馬群の中から少し位置を上げて、直線で前の3頭にはじわじわ差を広げられて4着。
バスラットレオンが逃げ切ってしまうレースなので、参考にはなりそうにはない。
2走前のフェブラリーSでは、少し行きたがるくらいで中団やや前の外から追走。
直線に入っての加速で前の馬に少し差を広げられたが、直線の後半でじわじわ差を縮めて4着。
1400mの根岸Sでは、1400mのハイペースで脚が溜まらなかったのか、中2週のフェブラリーSを見据えた仕上げの影響が出たのか分からないが悪い内容。それがフェブラリーSでは、前向きさが強くなって位置取りが前になったことが、馬場・展開に結果的にあったレースになった。
かしわ記念は、去年2着しているレース。
条件的にトップスピードの重要度が下がって、後半減速ラップで持続力が問われる。中央G1ではトップスピードの速さの対応できついところを見せているので、フェブラリーSより条件は合う。
ただ、気になるのは「海外帰り」。
6月末の帝王賞ですら、ドバイ帰りで順調に調整されて、陣営も大丈夫と言っているのに凡走するのが「海外帰り」。それも海外で使って中5週。どう考えても、ここが目標のローテではない。
さらに枠も、外枠からスムーズに走った方がいい馬の最内枠。それに加えて、本人が言っている外枠好きの戸崎騎手(成績も外枠の方がいい&ダートの1枠は複勝率が一番低い)。
フェブラリーSからのローテで外枠だったら本命もあった馬だが、不安材料が多いので4番手まで評価を下げた。
5番手は、インティ
南部杯(5,4)→チャンピオンズC(9,4)→フェブラリーS(7,11)
前走のフェブラリーSは、前に行こうとしていたが内のダイワキャグニー・外のアルクトスがどちらも速かったので、控えて後方の最内で追走。
控えたら道中かかってしまって、なんとか我慢させて直線に入るもそのまま追いかけるだけで終了。
1800mでも相手・枠の並び次第で前に行けない馬なので、芝スタートの1600mの内枠だとこうなるというレースになってしまった。
この馬は、中央の1800mで無理せず前に行ける外枠が理想。
去年のチャンピオンズCは、内枠でもさらに内にソダシ、カジノフォンテンが入って外から被されない枠の並びで力が出せた(9番人気だったが5番手評価)。
かしわ記念の船橋1600mは、小回り1周コースなのでベストではない。
それでも、19年2着、去年も3着。2年連続馬券圏内に持ってきている。これは船橋のコース形態からロングスパート戦になりやすいので、長く脚が使える長所を出せているから。
気になるのは、中央の馬場の方がいいので、砂厚が10cmから12㎝になって時計のかかる馬場になっていること。あと、過去2年好走しているが出遅れていること。
ただ、スタートを出ればじわっと前に出して行けて、出遅れてもカバーしやすい大外枠に入れた。上位評価馬が力が出せなかったら、今年も馬券圏内まで持ってきていい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
サンライズノヴァ
チャンピオンズC(13,5)→東京大賞典(8,8)→フェブラリーS(12,8)
前走のフェブラリーSは、最後方から直線で大外に出して1.0秒差8着。追い込み馬で雨馬場巧者ではあるが、展開が向かなすぎて届かなかった。
かしわ記念は、20年3着、21年7着。金沢1400mの21年JBCスプリントで2着しているように、以前より少し器用さは出てきたが、時計が出る馬場のワンターンコースがベストなのは明らか。これまでより時計のかかる馬場になっての1周コースだと、適性が合わな過ぎて手が出ない。今年買うとしたら雨になった場合の南部杯と武蔵野Sくらい。
エアスピネル
武蔵野S(2,2)→チャンピオンズC(11,9)→フェブラリーS(8,9)
前走のフェブラリーSは、出たなりで控えて後方3番手から追走。その位置で動かずに直線で外に出して追い出したが1.2秒差9着まで。馬場・展開からノーチャンスの位置。3着にもってくるにも勝ったカフェファラオ以上の34.2秒の脚が必要だったレース。これは仕方ない。
芝でも重賞を勝っている馬なので、時計の出る中央の馬場の方がいいし、ワンターンコースが理想。さきたま杯で浦和はこなしたが、あの時の浦和はかなり時計が出ていたし、実質4頭立て。今の時計のかかる船橋の馬場とは全く違うし、相手も揃っているので割引材料が多くて手が出ない。
■ 地方馬
タイムフライヤー
霜月S(6,9)→根岸S(7,6)→フェブラリーS(15,5)
前走のフェブラリーSは、中団やや後ろの馬群の中から追走。前にいたソリストサンダーの進出を追いかけて行って、直線で外へ。そこからソリストサンダーと一緒に伸びてきて5着。完全に前有利の流れで、いい差し脚を見せて久しぶりにいい走りを見せた。
今回は、船橋1600mの対応が課題。去年は転厩初戦や馬体減というのを割り引いても、かなり内容が悪かった。ワンターンで外をスムーズに走るのが理想なので、小回り1周コースの内枠だと状態がよくても好走できるイメージが浮かばない。それも環境が変わることで基本割引の地方移籍初戦。不気味な森騎手騎乗だが消し。
サンライズサーカス
笠松でもサッパリなので回ってくるだけ。
ユアマイラブ
中央では、1200mで4勝して3勝クラスで頭打ち。その後に、南関東→高知→名古屋と移籍。この相手では回ってくるだけ。
ギャルダル
大目標の東京ダービー後にパフォーマンスが落ちていたが、ここ2戦は立て直しが見えて連勝。ただ、時計的に全く足りないのでこの相手では厳しい。地方馬のみの重賞なら状態がさらに上がったら買いたい。
グレートコマンダー
名古屋でも完敗続きなので回ってくるだけ。
マイネルヘルツアス
前走の南関東から名古屋移籍初戦で2.1秒差負け。この相手では回ってくるだけ。
ナラ
この馬なりにがんばっている。この相手では回ってくるだけ。