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nige｜兵庫CS - 2024年4月29日園田11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 3 | ○ | エートラックス | 2.2 | 牡3 | 57.0 | J.モレ | 成長力が魅力でハナをすんなり取れたら |
| 2 | 1 | 1 | ◎ | チカッパ | 7.0 | 牡3 | 57.0 | 吉村智洋 | 控える競馬もできるのは強み |
| 3 | 8 | 11 | モズミギカタアガリ | 57.2 | 牝3 | 55.0 | M.デム | ||
| 4 | 5 | 5 | △ | イーグルノワール | 2.3 | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 1400mだと距離不足感があり |
| 5 | 6 | 7 | ギガース | 38.2 | 牡3 | 57.0 | 森泰斗 | ||
| 6 | 7 | 9 | クルマトラサン | 241.1 | 牡3 | 57.0 | 矢野貴之 | ||
| 7 | 2 | 2 | リケアサブル | 75.3 | 牡3 | 57.0 | 吉原寛人 | ||
| 8 | 6 | 6 | ▲ | エコロガイア | 6.2 | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 条件良化も立て直しての状態次第 |
| 9 | 4 | 4 | ダイジョバナイ | 298.1 | 牡3 | 57.0 | 大山真吾 | ||
| 10 | 8 | 10 | クラウドノイズ | 604.3 | 牡3 | 57.0 | 大山龍太 | ||
| 11 | 7 | 8 | ダイボウケン | 656.1 | 牡3 | 57.0 | 杉浦健太 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| ３連単 | 1着ながし | 1 - 36 |
各2,000円 |
| ﾌｫｰﾒｰｼｮﾝ | 1 - 36 - 5 |
各1,200円 | |
| 36 - 1 - 356 |
各900円 | ||
| 合計 | 8通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
nigeのコメント
【月曜園田勝負R:傾向・全馬評価あり】柔軟なレース運びができるのが魅力！
＜予想＞
◎：チカッパ
控える競馬もできるのは強み
○：エートラックス
成長力が魅力でハナをすんなり取れたら
▲：エコロガイア
条件良化も立て直しての状態次第
△：イーグルノワール
1400mだと距離不足感があり
＜傾向＞
兵庫チャンピオンシップは、『全日本的なダート競走の体系整備』で3歳短距離路線のダートグレード競走の整備として「ダ1870m」から「ダ1400m」に変更。3歳春季短距離路線の頂点を決めるレースとなった。中距離から短距離に変更されたので、近3年3着以内馬からの【傾向】はなし。
去年までの中央馬は、2歳は1400～1600m（兵庫JG・全日本2歳優駿）が王道路線。3歳になったら1600～2000m（ユニコーンS・ジャパンダートダービーなど）が王道路線になり、1400m以下がベストの馬は仕方なく1600m以上を使っていた。
3歳短距離路線が整備されたことで、2歳の地方交流重賞で好走していた馬、3歳になって1400mのオープン特別を勝った馬が目標とするレースができた。
今年の出走メンバーの構図は、2歳の地方交流重賞からイーグルノワール（兵庫JG1着、全日本2歳優駿2着）、モズミギカタアガリ（エーデルワイス賞）。3歳で1400mのOP特別・リステッドを勝ったチカッパ（昇竜S）、エートラックス（バイオレットS）。1800m以上の地方交流重賞を使っていたが短距離路線を選んだエコロガイア（ブルーバードC2着、1200m2勝）。これに地方馬のネクストスター路線の馬が加わる。
今後もこのようなローテから集まりそうで、3歳短距離路線の整備が狙い通りに機能している。
例年の中央競馬のオープンクラスでは、ヒヤシンスS（2月）までは完成度の高さがまだ活きるので、2歳時の地方交流重賞実績のある馬が好走できる。昇竜S（3月）以降は、素質馬が成長してくるので2歳時に地方交流重賞実績のある馬より、1～3月に1勝クラスを勝った馬が結果を出しやすい。
ただ、短距離路線がなかったことは、2歳時に地方交流重賞実績のある馬が苦戦していた原因の一つ（一番の原因は、成長力）。短距離になると、適性の合う距離で完成度の高さを活かせるので、3歳になって結果を出した馬との差は縮まる。この力関係の見極めが予想のポイントになる。
＜展開＞
絶対逃げたい馬は不在。でも、ハナか好位外で結果を出してきた中央馬が多い。前走で逃げていたのがエコロガイア。チカッパ、エートラックス、イーグルノワールは2番手で走っていた。南関東勢のギガースとクルマトラサンも好位で走りたい。これだけ揃うと、枠の並びと砂を被っても大丈夫か（控える選択肢がある）がペースに影響する。
「1枠1番」のチカッパは、差す競馬で勝ったことがあり、砂を被っても大丈夫。出しては行くが、無理に前に行かない。「3枠3番」のエートラックスは、ダートでは逃げるか2番手からしか走っていない。この枠なら主張してハナを取りたい。「5枠5番」のイーグルノワールは、砂を被ると脆さはないがフワフワするところがある。今回は1400mで他の中央馬が速いので、外の2番手を取れるかは外の馬次第。外の馬が前に行って、外に切り替える選択もある。「6枠6番」のエコロガイアは、砂を被ると脆さがあるので控える選択はない。ハナか好位外必須。
エートラックスとエコロガイアがハナを取りに行って、エコロガイアが2番手が取れそうなら無理はしない。2頭に続いてチカッパ、イーグルノワール。ギガース、クルマトラサンも外から好位を取りに行く。やや速めの流れを想定。
＜予想詳細＞
本命は、チカッパ
2歳1勝クラス:中山ダ1200m(2,1)→ヒヤシンスS(6,5)→昇竜S(4,1)
前走の昇竜S(中京ダ1400m)は、好スタートで砂を被りたくないジョージテソーロが内から主張してきたので、抵抗せずに2番手で追走。逃げ馬のマイペースに付き合って、直線に入っての追い出し。残り200mからじわじわ差を縮めてハナ差で勝利。
逃げ馬に楽をさせすぎて危なく残られそうだったが、ラスト200mに入って相手の脚が鈍ったところをしっかり捕らえた（ラスト3F12.7 - 11.8 - 12.6）。地味だが時計がかかっていた馬場のスローペースを考えると走破時計は悪くないし、勝ち切ったことは評価できる。
今回は、極端な枠に入ったが、柔軟なレース運びができるのが魅力。
昇竜Sは2番手、ヒヤシンスSは2列目最内。勝った2歳1勝クラス(中山ダ1200m)では、中団から外に出しての差し切り。折り合いを考えると前に壁が作れそうなのは歓迎。
砂を被っても問題ないし、ペースの流れる展開で我慢できる持続力を見せて、遅いペースでの加速する瞬発力も見せている。前に行きたい馬が多くて、砂を被るのを嫌がる馬がいる中で、柔軟なレース運びができるのは強み。
能力的には、ヒヤシンスS(東京ダ1600m)の5着の走りを高く評価している。
このレースでは、内枠からじわっと出して2列目最内で追走。直線に入って前の2頭の間のスペースに入って粘っていたが、残り200mで外の馬が内に入ってきて狭くなる不利。そこから我慢したが差し馬勢に差されて1.0秒差5着。
不利がなくても馬券圏内は厳しかったと思うが、着差は縮まっていた。中山ダ1200mを勝った後の東京ダ1600mの厳しいローテと展開不向きを考えたら上出来の走り。先着された馬を見ると、好時計で勝ったラムジェットがユニコーンSを2.1/2馬身差で完勝。3着ハビレも不利がありながら京浜盃3着、羽田盃4着。メンバーレベルも高かった。
東京ダ1600mであれだけ走れるなら、1400mならもっといい走りが期待できる（それがあって、距離短縮の昇竜Sでも本命）。
課題は、馬場と1周コースへの対応。
馬場は走ってみないと分からないが、前走の中京は時計がかかるタフな馬場。時計が出る馬場でないと駄目なタイプではない。小回り1周コースの対応は、乗り難しいタイプではなく、レースが上手いので大丈夫と考えているが未知の課題ではある。
課題をクリアできれば、エートラックスとエコロガイアを後ろから見ながら、園田リーディングの吉村智洋騎手がスムーズに走らせて好走できるはず。前走も本命で馬券を取らせてもらったが、今回も本命で期待する。
対抗は、エートラックス
3歳1勝クラス:京都ダ1400m(4,2)→ネモフィラ賞(1,1)→バイオレットS(4,1)
前走のバイオレットS(阪神ダ1400m)は、主張したらハナが取れそうだったが、内の馬に譲って2番手から追走。残り200mで坂に入ってから周りの馬の脚が止まったところを抜け出して1.1/2馬身差で勝利。
逃げ馬が2着に残っているが、乾いた良馬場で前半3F34.2秒のハイペース。前に厳しい流れで持続力で勝ち切ったのは評価できる（ラスト3F12.4 - 12.3 - 13.4）。
この馬の魅力は、成長力。
2歳の6月～9月に4戦走ったが勝ち上がれず、2歳12月の未勝利戦で1400mに距離短縮して勝利。3歳１月の１勝クラスで2着に負けたが、1700mに距離を伸ばしたネモフィラ賞で2番手から早め先頭のレース運びで勝利（このレースまでのダートは全て逃げ）。そして、再度1400mに戻した前走でも、2番手から勝利。
使われながら成長して、距離やペースの変化にも対応して結果を出してきた。この成長力は、2歳時に地方交流重賞で結果を出してきた馬にはない魅力。
好スタートの馬がいて被されたりすると終わってしまう可能性があるが、逃げることができたらエコロガイアに外からプレッシャーを受けても好走できていい。逃げられる可能性が高いと考えているので対抗とした。
単穴は、エコロガイア
なでしこ賞(3,4)→2歳1勝クラス:阪神ダ1200m(2,1)→ブルーバードC(4,2)
前走のブルーバードC(船橋1800m)は、スピードの違いでハナへ。向正面中盤から徐々にペースを上げて後続に脚を使わせる逃げ。直線でしぶとく粘っていたがクビ差2着。
京都・阪神のダ1200mで2勝していた馬なので、持続力が問われる船橋の1800mだとマイペースでも止まると考えていた。早めにペースアップして、押し切れそうなところまで持って行ったのは驚きの好内容。
勝ったアンモシエラは、その後に京浜盃2着、羽田盃2着。3着以下を見ると、ハナ差3着だったバロンドールがヒヤシンスS1.1秒差6着（5着チカッパと1/2馬身差）。4着ウルトラノホシが、雲取賞6着（7着ギガースに2.1/2馬身差）。メンバーレベルも低くはなかった。
今回は、1400mに距離短縮と枠の並びがいいのが魅力。
前走で1800mで好走したが、1200mで2勝しているので1400mへの距離短縮は魅力。あと、エートラックスとチカッパの外の枠に入れたのもプラス材料。
3走前のなでしこ賞で、2列目最内で砂を被って反応が悪くなっていたので、砂を被るのは避けたい。この枠ならエートラックスを追いかけるように2番手を取ればいい。
課題は、能力通りに走れるか。
前走後は、カタールのアルライヤン・マイル(2月17日)の招待を受諾していたが、体調が整わず回避して様子を見ながら立て直しへ。4月上旬なら時計を出して、2週前に坂路で自己ベスト、1週前も一杯に追われている。
いい時計が出ているが、これだけ追われるということは一旦緩めている。どこまで状態が上がっているかが課題になる。状態が戻り切ってないと、川田騎手がエートラックスを倒しに行く乗り方をすると先に脚が止まる怖さもある。
能力があっていい枠の並びになったが、凡走しても言い訳になる要素があるので単穴まで。
4番手は、イーグルノワール
兵庫ジュニアGP(1,1)→全日本2歳優駿(2,2)→雲取賞(1,4)
前走の雲取賞(大井1800m)は、外枠からじわっと出して2番手から追走。3コーナーに入るところでブルーサンに並びかけたが、4コーナーで少し差を広げられて直線へ。直線で粘っていたが、脚が鈍ったところをアマンテビアンコとサントノーレに差されて4着。
勝ちに行く騎乗をしたが、ブルーサンの一定ラップで持続力を活かす逃げに対応できなかった。陣営は太め残りを凡走理由としているが、2着アマンテビアンコが羽田盃を勝利、3着サントノーレが京浜盃を勝利した。単純に相手が悪かったという見方もできる。
今回は、1400mまで距離短縮するのが課題。
兵庫ジュニアGPを勝った舞台だが、勝ち時計は平凡。倒した相手の2着馬サトノフェニックスは、次走全日本2歳優駿で5着に負けている。パフォーマンスが高いのは1600m以上なので、3歳になって結果を出した短距離ベストの馬が相手になるのは気になる。
それに加えて、砂を被るのをなるべく避けたいので、外を走るロスも大きくなりそう。完成度の高さはあるが、上位評価馬の短距離適性と成長力の方が魅力を感じるので3着押さえまでとした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
モズミギカタアガリ
中央馬として出走しているが、前走まで地方を走っていて中央移籍初戦。エーデルワイス賞を勝って、東京2歳優駿牝馬で2.5秒差8着に負けて中央移籍。南関東重賞でも厳しい内容なので、この相手は厳しい。
■ 地方馬
リケアサブル
前走のネクストスター西日本(園田1400m)は、大外から位置を取りに行って3番手で追走。直線に入ってすぐ先頭に出て、2馬身差で勝利。高知より馬場があっているようで、ここ2戦のパフォーマンスは上がっている。それでも、このメンバーに入ると前走の走りをして全く足りない。掲示板争いに加われたら上出来。
ダイジョバナイ
兵庫ユースCでリケアサブルに1.7秒差3着。この馬なりにがんばっているが、相手が強すぎる。
ギガース
前走のネクストスター東日本は、内枠からしっかり位置を取りに行って2番手から追走。向正面に入ってすぐライゾマティクスにプレッシャーをかけて3コーナーで先頭。直線でしぶとく粘って2.1/2馬身差で勝利。ペースが速かったので直線後半で脚が止まって、ラスト3F12.6 - 13.1 - 15.4。力を出し切った内容で相手をねじ伏せた。
今回は、かなりの相手強化が課題。2番手を取るのも難しい相手で、力を出し切れるかも微妙。前走の内容で走れても、馬券圏内は厳しいと考えて消し。
ダイボウケン
7戦1勝で園田の未勝利勝ちだけ。この相手は厳しい。
クルマトラサン
前走のアヴニール賞は、出脚がいつもより鈍くて2列目最内で追走。3コーナーからのペースアップでもたついて、一旦下がって外に出してから伸びてきたがアタマ差2着。砂被ったらもたつくところが出たことがある馬で、長い距離を使ってテンの脚が少し鈍くなったのかハナか外の2番手が取れず。クルマトラサンが1列目を取れなかったことでペースが上がらず。囲まれて内から動けず。もたつくことを知らなかったテン乗り今野騎手が、外に出す判断が遅くなって、悪いことが重なりすぎた取りこぼし。
南関東馬のみの短距離路線なら中心になれるが、ここは相手が強すぎる。力を出し切っても掲示場争いまで。
クラウドノイズ
ネクストスター西日本でリケアサブルに1.5秒差4着。力を出し切っても厳しい。
＜予想＞
◎：チカッパ
控える競馬もできるのは強み
○：エートラックス
成長力が魅力でハナをすんなり取れたら
▲：エコロガイア
条件良化も立て直しての状態次第
△：イーグルノワール
1400mだと距離不足感があり
＜傾向＞
兵庫チャンピオンシップは、『全日本的なダート競走の体系整備』で3歳短距離路線のダートグレード競走の整備として「ダ1870m」から「ダ1400m」に変更。3歳春季短距離路線の頂点を決めるレースとなった。中距離から短距離に変更されたので、近3年3着以内馬からの【傾向】はなし。
去年までの中央馬は、2歳は1400～1600m（兵庫JG・全日本2歳優駿）が王道路線。3歳になったら1600～2000m（ユニコーンS・ジャパンダートダービーなど）が王道路線になり、1400m以下がベストの馬は仕方なく1600m以上を使っていた。
3歳短距離路線が整備されたことで、2歳の地方交流重賞で好走していた馬、3歳になって1400mのオープン特別を勝った馬が目標とするレースができた。
今年の出走メンバーの構図は、2歳の地方交流重賞からイーグルノワール（兵庫JG1着、全日本2歳優駿2着）、モズミギカタアガリ（エーデルワイス賞）。3歳で1400mのOP特別・リステッドを勝ったチカッパ（昇竜S）、エートラックス（バイオレットS）。1800m以上の地方交流重賞を使っていたが短距離路線を選んだエコロガイア（ブルーバードC2着、1200m2勝）。これに地方馬のネクストスター路線の馬が加わる。
今後もこのようなローテから集まりそうで、3歳短距離路線の整備が狙い通りに機能している。
例年の中央競馬のオープンクラスでは、ヒヤシンスS（2月）までは完成度の高さがまだ活きるので、2歳時の地方交流重賞実績のある馬が好走できる。昇竜S（3月）以降は、素質馬が成長してくるので2歳時に地方交流重賞実績のある馬より、1～3月に1勝クラスを勝った馬が結果を出しやすい。
ただ、短距離路線がなかったことは、2歳時に地方交流重賞実績のある馬が苦戦していた原因の一つ（一番の原因は、成長力）。短距離になると、適性の合う距離で完成度の高さを活かせるので、3歳になって結果を出した馬との差は縮まる。この力関係の見極めが予想のポイントになる。
＜展開＞
絶対逃げたい馬は不在。でも、ハナか好位外で結果を出してきた中央馬が多い。前走で逃げていたのがエコロガイア。チカッパ、エートラックス、イーグルノワールは2番手で走っていた。南関東勢のギガースとクルマトラサンも好位で走りたい。これだけ揃うと、枠の並びと砂を被っても大丈夫か（控える選択肢がある）がペースに影響する。
「1枠1番」のチカッパは、差す競馬で勝ったことがあり、砂を被っても大丈夫。出しては行くが、無理に前に行かない。「3枠3番」のエートラックスは、ダートでは逃げるか2番手からしか走っていない。この枠なら主張してハナを取りたい。「5枠5番」のイーグルノワールは、砂を被ると脆さはないがフワフワするところがある。今回は1400mで他の中央馬が速いので、外の2番手を取れるかは外の馬次第。外の馬が前に行って、外に切り替える選択もある。「6枠6番」のエコロガイアは、砂を被ると脆さがあるので控える選択はない。ハナか好位外必須。
エートラックスとエコロガイアがハナを取りに行って、エコロガイアが2番手が取れそうなら無理はしない。2頭に続いてチカッパ、イーグルノワール。ギガース、クルマトラサンも外から好位を取りに行く。やや速めの流れを想定。
＜予想詳細＞
本命は、チカッパ
2歳1勝クラス:中山ダ1200m(2,1)→ヒヤシンスS(6,5)→昇竜S(4,1)
前走の昇竜S(中京ダ1400m)は、好スタートで砂を被りたくないジョージテソーロが内から主張してきたので、抵抗せずに2番手で追走。逃げ馬のマイペースに付き合って、直線に入っての追い出し。残り200mからじわじわ差を縮めてハナ差で勝利。
逃げ馬に楽をさせすぎて危なく残られそうだったが、ラスト200mに入って相手の脚が鈍ったところをしっかり捕らえた（ラスト3F12.7 - 11.8 - 12.6）。地味だが時計がかかっていた馬場のスローペースを考えると走破時計は悪くないし、勝ち切ったことは評価できる。
今回は、極端な枠に入ったが、柔軟なレース運びができるのが魅力。
昇竜Sは2番手、ヒヤシンスSは2列目最内。勝った2歳1勝クラス(中山ダ1200m)では、中団から外に出しての差し切り。折り合いを考えると前に壁が作れそうなのは歓迎。
砂を被っても問題ないし、ペースの流れる展開で我慢できる持続力を見せて、遅いペースでの加速する瞬発力も見せている。前に行きたい馬が多くて、砂を被るのを嫌がる馬がいる中で、柔軟なレース運びができるのは強み。
能力的には、ヒヤシンスS(東京ダ1600m)の5着の走りを高く評価している。
このレースでは、内枠からじわっと出して2列目最内で追走。直線に入って前の2頭の間のスペースに入って粘っていたが、残り200mで外の馬が内に入ってきて狭くなる不利。そこから我慢したが差し馬勢に差されて1.0秒差5着。
不利がなくても馬券圏内は厳しかったと思うが、着差は縮まっていた。中山ダ1200mを勝った後の東京ダ1600mの厳しいローテと展開不向きを考えたら上出来の走り。先着された馬を見ると、好時計で勝ったラムジェットがユニコーンSを2.1/2馬身差で完勝。3着ハビレも不利がありながら京浜盃3着、羽田盃4着。メンバーレベルも高かった。
東京ダ1600mであれだけ走れるなら、1400mならもっといい走りが期待できる（それがあって、距離短縮の昇竜Sでも本命）。
課題は、馬場と1周コースへの対応。
馬場は走ってみないと分からないが、前走の中京は時計がかかるタフな馬場。時計が出る馬場でないと駄目なタイプではない。小回り1周コースの対応は、乗り難しいタイプではなく、レースが上手いので大丈夫と考えているが未知の課題ではある。
課題をクリアできれば、エートラックスとエコロガイアを後ろから見ながら、園田リーディングの吉村智洋騎手がスムーズに走らせて好走できるはず。前走も本命で馬券を取らせてもらったが、今回も本命で期待する。
対抗は、エートラックス
3歳1勝クラス:京都ダ1400m(4,2)→ネモフィラ賞(1,1)→バイオレットS(4,1)
前走のバイオレットS(阪神ダ1400m)は、主張したらハナが取れそうだったが、内の馬に譲って2番手から追走。残り200mで坂に入ってから周りの馬の脚が止まったところを抜け出して1.1/2馬身差で勝利。
逃げ馬が2着に残っているが、乾いた良馬場で前半3F34.2秒のハイペース。前に厳しい流れで持続力で勝ち切ったのは評価できる（ラスト3F12.4 - 12.3 - 13.4）。
この馬の魅力は、成長力。
2歳の6月～9月に4戦走ったが勝ち上がれず、2歳12月の未勝利戦で1400mに距離短縮して勝利。3歳１月の１勝クラスで2着に負けたが、1700mに距離を伸ばしたネモフィラ賞で2番手から早め先頭のレース運びで勝利（このレースまでのダートは全て逃げ）。そして、再度1400mに戻した前走でも、2番手から勝利。
使われながら成長して、距離やペースの変化にも対応して結果を出してきた。この成長力は、2歳時に地方交流重賞で結果を出してきた馬にはない魅力。
好スタートの馬がいて被されたりすると終わってしまう可能性があるが、逃げることができたらエコロガイアに外からプレッシャーを受けても好走できていい。逃げられる可能性が高いと考えているので対抗とした。
単穴は、エコロガイア
なでしこ賞(3,4)→2歳1勝クラス:阪神ダ1200m(2,1)→ブルーバードC(4,2)
前走のブルーバードC(船橋1800m)は、スピードの違いでハナへ。向正面中盤から徐々にペースを上げて後続に脚を使わせる逃げ。直線でしぶとく粘っていたがクビ差2着。
京都・阪神のダ1200mで2勝していた馬なので、持続力が問われる船橋の1800mだとマイペースでも止まると考えていた。早めにペースアップして、押し切れそうなところまで持って行ったのは驚きの好内容。
勝ったアンモシエラは、その後に京浜盃2着、羽田盃2着。3着以下を見ると、ハナ差3着だったバロンドールがヒヤシンスS1.1秒差6着（5着チカッパと1/2馬身差）。4着ウルトラノホシが、雲取賞6着（7着ギガースに2.1/2馬身差）。メンバーレベルも低くはなかった。
今回は、1400mに距離短縮と枠の並びがいいのが魅力。
前走で1800mで好走したが、1200mで2勝しているので1400mへの距離短縮は魅力。あと、エートラックスとチカッパの外の枠に入れたのもプラス材料。
3走前のなでしこ賞で、2列目最内で砂を被って反応が悪くなっていたので、砂を被るのは避けたい。この枠ならエートラックスを追いかけるように2番手を取ればいい。
課題は、能力通りに走れるか。
前走後は、カタールのアルライヤン・マイル(2月17日)の招待を受諾していたが、体調が整わず回避して様子を見ながら立て直しへ。4月上旬なら時計を出して、2週前に坂路で自己ベスト、1週前も一杯に追われている。
いい時計が出ているが、これだけ追われるということは一旦緩めている。どこまで状態が上がっているかが課題になる。状態が戻り切ってないと、川田騎手がエートラックスを倒しに行く乗り方をすると先に脚が止まる怖さもある。
能力があっていい枠の並びになったが、凡走しても言い訳になる要素があるので単穴まで。
4番手は、イーグルノワール
兵庫ジュニアGP(1,1)→全日本2歳優駿(2,2)→雲取賞(1,4)
前走の雲取賞(大井1800m)は、外枠からじわっと出して2番手から追走。3コーナーに入るところでブルーサンに並びかけたが、4コーナーで少し差を広げられて直線へ。直線で粘っていたが、脚が鈍ったところをアマンテビアンコとサントノーレに差されて4着。
勝ちに行く騎乗をしたが、ブルーサンの一定ラップで持続力を活かす逃げに対応できなかった。陣営は太め残りを凡走理由としているが、2着アマンテビアンコが羽田盃を勝利、3着サントノーレが京浜盃を勝利した。単純に相手が悪かったという見方もできる。
今回は、1400mまで距離短縮するのが課題。
兵庫ジュニアGPを勝った舞台だが、勝ち時計は平凡。倒した相手の2着馬サトノフェニックスは、次走全日本2歳優駿で5着に負けている。パフォーマンスが高いのは1600m以上なので、3歳になって結果を出した短距離ベストの馬が相手になるのは気になる。
それに加えて、砂を被るのをなるべく避けたいので、外を走るロスも大きくなりそう。完成度の高さはあるが、上位評価馬の短距離適性と成長力の方が魅力を感じるので3着押さえまでとした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
モズミギカタアガリ
中央馬として出走しているが、前走まで地方を走っていて中央移籍初戦。エーデルワイス賞を勝って、東京2歳優駿牝馬で2.5秒差8着に負けて中央移籍。南関東重賞でも厳しい内容なので、この相手は厳しい。
■ 地方馬
リケアサブル
前走のネクストスター西日本(園田1400m)は、大外から位置を取りに行って3番手で追走。直線に入ってすぐ先頭に出て、2馬身差で勝利。高知より馬場があっているようで、ここ2戦のパフォーマンスは上がっている。それでも、このメンバーに入ると前走の走りをして全く足りない。掲示板争いに加われたら上出来。
ダイジョバナイ
兵庫ユースCでリケアサブルに1.7秒差3着。この馬なりにがんばっているが、相手が強すぎる。
ギガース
前走のネクストスター東日本は、内枠からしっかり位置を取りに行って2番手から追走。向正面に入ってすぐライゾマティクスにプレッシャーをかけて3コーナーで先頭。直線でしぶとく粘って2.1/2馬身差で勝利。ペースが速かったので直線後半で脚が止まって、ラスト3F12.6 - 13.1 - 15.4。力を出し切った内容で相手をねじ伏せた。
今回は、かなりの相手強化が課題。2番手を取るのも難しい相手で、力を出し切れるかも微妙。前走の内容で走れても、馬券圏内は厳しいと考えて消し。
ダイボウケン
7戦1勝で園田の未勝利勝ちだけ。この相手は厳しい。
クルマトラサン
前走のアヴニール賞は、出脚がいつもより鈍くて2列目最内で追走。3コーナーからのペースアップでもたついて、一旦下がって外に出してから伸びてきたがアタマ差2着。砂被ったらもたつくところが出たことがある馬で、長い距離を使ってテンの脚が少し鈍くなったのかハナか外の2番手が取れず。クルマトラサンが1列目を取れなかったことでペースが上がらず。囲まれて内から動けず。もたつくことを知らなかったテン乗り今野騎手が、外に出す判断が遅くなって、悪いことが重なりすぎた取りこぼし。
南関東馬のみの短距離路線なら中心になれるが、ここは相手が強すぎる。力を出し切っても掲示場争いまで。
クラウドノイズ
ネクストスター西日本でリケアサブルに1.5秒差4着。力を出し切っても厳しい。
払戻金
| 単勝 | 3 | 220円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 3 | 120円 | 1番人気 |
| 1 | 160円 | 3番人気 | |
| 11 | 480円 | 6番人気 | |
| 枠連複 | 1 - 3 | 580円 | 4番人気 |
| 馬連複 | 1 - 3 | 640円 | 4番人気 |
| 馬連単 | 3 - 1 | 870円 | 4番人気 |
|---|---|---|---|
| ワイド | 1 - 3 | 260円 | 3番人気 |
| 3 - 11 | 1,050円 | 10番人気 | |
| 1 - 11 | 2,230円 | 18番人気 | |
| 三連複 | 1 - 3 - 11 | 6,850円 | 18番人気 |
| 三連単 | 3 - 1 - 11 | 17,220円 | 49番人気 |
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