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「高知最強馬」
8月22日に高知競馬場で行われた第44回建依別賞は、断然人気に推されたスペルマロンが直線で抜け出して優勝。これで今年8戦6勝。なかなか勝てなかった1400メートルの重賞を制したことで、ますます隙がなくなった印象だ。
スペルマロンはJRAで3勝を挙げて準オープンに在籍していたこともある。5歳の10月に高知へ移籍し、A級に上がってからは重賞の常連として活躍。昨年は重賞4勝を挙げて高知の年度代表馬に選出された。今年は昨年以上の走りを見せていて、建依別賞が終わった時点で重賞5勝。早くも昨年の重賞勝ち鞍を上回っている。同時に高知競馬では初となる重賞10勝の記録も樹立した。
現在、高知競馬で古馬が出走できる重賞は12レースあるのだが、スペルマロンはこのうちの9レースを制している。何がすごいかといえば、1300メートル、1400メートル、1600メートル、1900メートル、そして2400メートルと、距離の長短を問わず勝っていること。このうち、なかなか勝てなかったのが1400メートルの重賞で、6度目の挑戦となった今回の建依別賞で待望の勝利を挙げた。2400メートルの重賞を2勝しているように、本質は長めの距離に適性があると思っていたが、1300メートルの重賞も3戦して2勝、2着1回と好成績。1400メートルという条件と相性が良くないだけなのかもしれない。
スペルマロンが勝っていない古馬重賞は大高坂賞、御厨人窟賞、黒船賞の3つ。いずれも1400メートルのレースだ。特に黒船賞はJRAとの交流重賞なのでハードルが高く、実際に2回走っていずれも圏外だったが、1400メートルの呪縛から解き放たれた今なら、偉業達成の期待は高まるばかりだ。
■門田 光生(かどた・みつお) 競馬専門紙で約20年、トラックマン兼編集部主任として在籍し、現在はサンスポZBAT競馬!にて本紙(名古屋、笠松、金沢)を担当。ダート馬のつもりで出資したクラブ馬が初芝で快勝。何年経っても見る目がないと嘆くアラフィフおじさん。
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2位 | レモンポップ |
3位 | イグナイター |
4位 | タガノビューティー |
5位 | サンライズホーク |
6位 | バスラットレオン |
7位 | オメガレインボー |
8位 | アマネラクーン |
9位 | アランバローズ |
10位 | プリフロオールイン |
1位 | 千野稜真 浦和 |
---|---|
2位 | 宮下瞳 愛知 |
3位 | 吉原寛人 金沢 |
4位 | 郷間勇太 高知 |
5位 | 澤田龍哉 船橋 |
6位 | 岡部誠 愛知 |
7位 | 畑中信司 高知 |
8位 | 和田譲治 大井 |
9位 | 笹川翼 大井 |
10位 | 宮川実 高知 |
1位 | 小久保智 浦和 |
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2位 | 宮川浩一 高知 |
3位 | 塚田隆男 愛知 |
4位 | 打越勇児 高知 |
5位 | 箕輪武 浦和 |
6位 | 薮口一麻 浦和 |
7位 | 佐藤裕太 船橋 |
8位 | 今津博之 愛知 |
9位 | 佐藤雅彦 岩手 |
10位 | 目迫大輔 高知 |