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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 11 | 牡5 | 59.0 | 武豊 | 音無秀孝 | JRA | 521(+7) | 2.08.2 | 3.1 | 2 | ||
2 | 6 | 7 | 牡4 | 55.0 | 和田竜二 | 佐々木晶三 | JRA | 491(-3) | 2.08.9 | 4 | 8.3 | 3 | |
3 | 3 | 3 | 牡6 | 56.0 | 酒井学 | 西園正都 | JRA | 514(-7) | 2.08.9 | クビ | 8.4 | 4 | |
4 | 2 | 2 | 牝5 | 56.0 | 川田将雅 | 新谷功一 | JRA | 454(±0) | 2.09.0 | 1/2 | 1.7 | 1 | |
5 | 5 | 6 | 牡7 | 56.0 | 竹吉徹 | 今津博之 | 愛知 | 493(-8) | 2.11.4 | 大差 | 877.4 | 10 | |
6 | 6 | 8 | 牡8 | 56.0 | 田中純 | 九日俊光 | 佐賀 | 475(+5) | 2.11.4 | アタマ | 387.2 | 8 | |
7 | 7 | 9 | 牡10 | 56.0 | 山口勲 | 手島勝利 | 佐賀 | 539(-2) | 2.11.5 | 1/2 | 105.3 | 7 | |
8 | 7 | 10 | 牡4 | 55.0 | 石川倭 | 手島勝利 | 佐賀 | 488(±0) | 2.11.9 | 2 | 429.3 | 9 | |
9 | 4 | 4 | 牡8 | 56.0 | 山下裕貴 | 東眞市 | 佐賀 | 489(-2) | 2.12.2 | 11/2 | 877.4 | 10 | |
10 | 1 | 1 | 牡4 | 55.0 | 吉原寛人 | 藤田輝信 | 大井 | 492(+8) | 2.12.9 | 4 | 19.6 | 5 | |
11 | 8 | 12 | 牡8 | 57.0 | 藤岡康太 | 村山明 | JRA | 489(-12) | 2.14.5 | 8 | 24.6 | 6 | |
12 | 5 | 5 | 牡11 | 56.0 | 金山昇馬 | 今津博之 | 愛知 | 470(-4) | 2.15.7 | 6 | 965.6 | 12 |
■払戻金
単勝 | 11 | 310円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 11 | 140円 | 2番人気 |
7 | 190円 | 4番人気 | |
3 | 190円 | 3番人気 | |
枠連複 | 6 - 8 | 1,150円 | 5番人気 |
馬連複 | 7 - 11 | 1,080円 | 5番人気 |
馬連単 | 11 → 7 | 1,730円 | 7番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 7 - 11 | 370円 | 5番人気 |
3 - 11 | 410円 | 6番人気 | |
3 - 7 | 520円 | 7番人気 | |
三連複 | 3 - 7 - 11 | 1,860円 | 7番人気 |
三連単 | 11 → 7 → 3 | 7,390円 | 29番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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12日(月)に行われる佐賀記念の出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
②グランブリッジ【B】
栗東坂路単走。1月23日に帰厩し、このレース目標で調整されている。31日のCウッド併せ馬では追走して僅かに遅れたものの69秒0-38秒7-11秒9。最終追いは7日の坂路で、自己ベストを更新して52秒2-12秒8をマークした。好調をキープしているようだ。
③メイショウフンジン【B】
栗東坂路単走。前走後は在厩調整で24日の坂路から計時を再開した。31日には併せ馬で53秒0-13秒3をマークしたが、大きく遅れてしまった。直前は8日の坂路で54秒0-12秒8と、調教では動かいないこの馬としてはマズマズの走り。デキは悪くなさそうである。
⑦キリンジ【B】
栗東Cウッド単走。前走後は在厩調整で2月4日のCウッド単走から計時を再開し、70秒8-38秒4-12秒2。追い切りは8日のCウッドで、自己ベストに迫る66秒2-37秒7-12秒2をマークしている。休み明けだった前走を叩いての2走目で、気配も上向きといえる。
⑪ノットゥルノ【B】
栗東坂路併走。前走後は短期放牧に出され、1月24日に帰厩。31日にはCウッドで3頭併せを消化し、66秒8-37秒3-11秒6で追走先着を果たした。最終追いとなった8日の坂路では52秒4-12秒5で追走先着し好調をキープ。いい仕上がりでレースを迎えられそうだ。
⑫ケイアイパープル【C】
栗東Cウッド単走。1月上旬に栗東トレセンは帰厩し、Cウッドで乗り込まれている。31日の3頭併せでは一杯に追われたものの70秒5-39秒7-12秒3で遅れていた。直前8日は単走で70秒5-39秒0-12秒0。やればもう少し動けるタイプだけに、現状では物足らない。
2019年以降、3着以内に好走した馬の内訳は、4歳が5頭、5歳が4頭、6歳が2頭、7歳が2頭、8歳が2頭。好走馬の馬齢は4~8歳まで幅広いが、9歳以上は好走例がないため軽視が妥当だろう。
減点対象馬
⑤エイシンビジョン、⑨ヒストリーメイカー
2019年以降、3着以内に好走した15頭すべてがJRA所属馬。JRA所属馬の出走枠が4頭から5頭に増えた2009年を境に地方所属馬の好走例がなくなっている点に注意したい。
減点対象馬
①マンダリンヒーロー、④マイネルナイペス、⑤エイシンビジョン、⑥ファルコンウィング、⑧タガノファジョーロ、⑨ヒストリーメイカー、⑩ブレイブアモーレ
2019年以降、3着以内に好走した15頭のうち9頭が、前走でG2またはJpn2以上のレースに出走していた。非該当馬は、勝ち馬に1頭、2着馬に3頭、3着馬に2頭。なお、データ集計期間外も考慮すると、前走がG3またはJpn3以下で勝利した馬は、JRAのオープンまたはリステッドで1着だった。
減点対象馬
①マンダリンヒーロー、④マイネルナイペス、⑤エイシンビジョン、⑥ファルコンウィング、⑧タガノファジョーロ、⑨ヒストリーメイカー、⑩ブレイブアモーレ
2019年以降、3着以内に好走した15頭のうち9頭が、前走で1~5着に好走していた。非該当馬は、勝ち馬に3頭、2着馬に1頭、3着馬に2頭。なお、前走6着以下から勝利した3頭は、いずれもJRAのG1チャンピオンズカップからの臨戦だった。したがって、前走がG2以下あるいは地方のレースで6着以下だった馬を減点対象とする。
減点対象馬
④マイネルナイペス、⑤エイシンビジョン、⑦キリンジ、⑫ケイアイパープル
2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が7頭、A.P. Indy系が5頭、そのほか3頭。2022年にはA.P. Indy系にあたるケイアイパープル(父パイロ)が後続に5馬身差をつけて完勝するだけでなく、2着アメリカンフェイス(父Tapit)、3着メイショウカズサ(父カジノドライヴ)と同系統の馬で1~3着までを独占していた。
また、Deputy Ministerの血を引く馬も毎年少なからず一頭以上が馬券に絡む活躍をみせており、昨年においては勝ち馬のバーデンヴァイラーが該当。2015年1着マイネルクロップ(父クロフネ)から9年連続で同血脈を保持する馬が好走していることは気に留めておきたい。
グランブリッジは、父シニスターミニスター×母ディレットリーチェ(母の父ダイワメジャー)。父シニスターミニスターは好相性を示すA.P. Indy系を代表する種牡馬の一頭であり、その母の父The Prime Ministerを介してDeputy Ministerの血を引くことも特筆に値する。なお、同産駒からは21年2着アシャカトブ、データ集計期間外にも18年3着マイネルバサラなどが出た。牝馬限定のダートグレード競走を引っ張る存在だが、牡馬の一線級とも互角に戦えることを前走の名古屋グランプリで証明。立ち回りの巧さからも小回りの佐賀では中心視しやすいタイプだろう。
メイショウフンジンは、父ホッコータルマエ×母シニスタークイーン(母の父シニスターミニスター)。本馬は「父キングカメハメハ系×母の父シニスターミニスター」なので、21年2着アシャカトブの父と母の父を入れ替えたような配合となる。なお、シニスターミニスターの血脈を強調しやすいことは、上記グランブリッジ項を参照。キングカメハメハの直系という観点では、昨年の勝ち馬バーデンヴァイラーが出た勢いがあり、母系でDeputy Ministerを併せ持つことにも共通点を見いだせる。勝ち味の遅さは否めないものの、つねに上位争いを続けられるだけの安定した先行力は大きな武器。
ダート路線の整備により、佐賀記念の前後に行われていたJpnI・川崎記念、JpnIII・名古屋大賞典の開催時期が大きく変更。今後、このレースは4月に行われる川崎記念の前哨戦的な位置づけとなる。また、今年は佐賀で初開催となるJpnI・JBCクラシックが行われるため、同一舞台のこのレースは例年以上の実績馬が集う可能性が高い。しかし、佐賀記念自体は条件変更がないので、傾向はこれまでとは変わらない。
佐賀記念は2008年にチャンストウライが優勝して以来、地方馬の3着以内はゼロと地方馬の苦戦の歴史が続いている。これはこのレースに前年のみやこS、浦和記念、名古屋グランプリの上位馬に加え、この先のダートグレードで活躍していく4歳馬が出走してくることもあり、中央勢が手強いことも影響している。
それでは佐賀記念ではどのような馬を狙うべきかというと、前年のみやこSで3着以内の馬だ。過去10年の成績は【2・0・0・0】と勝率100%を誇っている。該当馬は2018年のルールソヴァール、2021年のクリンチャー。遡れば2013年に前記に該当のホッコータルマエが優勝している。
まためったに出走してこないが、前年の4歳以上のGⅠ、JpnⅠで3着以内の実績馬も有力で、過去10年の成績は【0・2・0・0】。2着の該当馬は、2014、2015年のソリタリーキング。遡れば2013年に前記に該当していたホッコータルマエが優勝しており、東海Sで敗れてここに出走してきているというのが共通項だ。
さらに前年の浦和記念の連対馬も有力で、過去10年の成績は【0・1・2・0】と複勝率100%だ。2着の該当馬は、同年のエイシンモアオバー。3着の該当馬は、2018年のマイネルバサラ、2022年のメイショウカズサだ。遡れば2013年に前記に該当していたホッコータルマエが優勝している。
一方、前年の名古屋グランプリの連対馬はというと、過去10年の成績は【1・2・0・1】。1着の該当馬は、2022年のケイアイパープル。2着の該当馬は、2013年のエイシンモアオバー、2018年のトップディーヴォ。唯一、4着だったのは2021年のロードゴラッソだが、この年はみやこSの覇者クリンチャーや、新興勢力が多数出走していた年。浦和記念の連対馬と同等に取り扱っても良さそうだ。
また近2走で中央の3勝クラス以上に出走し、近2走とも3着以内かつ、一度はオープン競走かリステッド競走で勝利した馬も、過去10年で【1・1・1・0】と有力だ。1着の該当馬は2020年のナムラカメタロー、2着は2021年のアシャカトブ、3着は2019年のテーオーエナジーである。特に近年はトップクラスが海外に参戦する影響で、新興勢力の参戦が増えてきているので警戒したい。
その他、前年の牝馬限定戦を除く、ダートグレードで3着以内の4歳馬も活躍しており、過去10年の成績は【1・0・3・0】。1着の該当馬は、2019年のヒラボクラターシュ、2023年のバーデンヴァイラー。3着の該当馬は、2019年のテーオーエナジー、2020年のノーヴァレンダ、2023年のカフジオクタゴン。遡れば2013年に前記に該当していたホッコータルマエも優勝している。
さらに目下2連勝の中央の4歳馬も有力で、過去10年の成績は【2・0・1・0】となっている。1着の該当馬は、2017年のロンドンタウン、2020年のナムラカメタロー。3着の該当馬は、2019年のテーオーエナジーだ。ナムラカメタローとテーオーエナジーは前走でオープン競走以上を勝利していた馬だったが、ロンドンタウンは3勝クラスだった。勢いがあれば格下でも通用しているので、ご注意を!!
最後に穴馬のパターンを紹介しよう。最もよく穴を開けているのは、前走の東海Sで4着以下に敗れた馬の巻き返しだ。2014年のソリタリーキング、2015年のマイネルクロップ、2017年のロンドンタウンは前記の本命候補にも該当することもあり、1番人気に支持されていたが、2013年のタカオノボルが3番人気で2着、2014年のナムラタイシンが4番人気で3着、2016年のストロングサウザーが4番人気で1着と好走。遡って2012年のピイラニハイウェイも6番人気で1着と巻き返しているだけに注意したい。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前年の4歳以上のGⅠ、JpnⅠで3着以内の実績がある馬。
・前年のみやこSの3着以内馬。
・前年の浦和記念の連対馬。
・前年の名古屋グランプリの連対馬。
・近2走で中央の3勝クラス以上に出走し、近2走とも3着以内かつ、一度はオープン競走かリステッド競走を勝利していた馬。
・前年の牝馬限定戦を除くダートグレードで、3着以内の実績がある4歳馬。
・目下2連勝の中央の4歳馬。
●穴馬候補
・前走の東海Sで4着以下の馬。
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唯一、九州の地方競馬場で現存する佐賀競馬場で施行されるダート中距離戦。佐賀競馬場が佐賀市から現在の鳥栖市へと移転した翌1973年から施行されており、長らく九州地区所属馬限定戦の「開設記念」として親しまれてきた。1995年から指定交流競走となり、1997年には現行の「佐賀記念」へと改称されている。JRA所属馬に門戸が開かれてからも地方所属馬の活躍は続き、1996年には地元佐賀のリンデンニシキが優勝。ただし、2008年チャンストウライ(兵庫)の勝利を最後に地方所属馬の好走は見られず、後塵を拝し続けている現状を打破する馬の登場が嘱望される。一方で、JRA所属馬はスマートファルコンやホッコータルマエといった一時代を築く名馬が4歳時に勝利しており、将来を担いそうな若駒が登場した際には、その後におおいに注目しておきたい。