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【血統予想】黒船賞2021 A.P. IndyやStorm Catの血を引く馬の連対が続く

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【血統予想】黒船賞2021 A.P. IndyやStorm Catの血を引く馬の連対が続く

ウマニティ重賞攻略チームがダートグレード競走をあらゆる切り口で考察!今回は黒船賞2021・血統予想をお届けします!

2016年以降、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が6頭、A.P. Indy系が5頭、そのほか4頭となる。なお、昨年はディープブリランテ産駒の5番人気ラプタスが勝利している。

A.P. Indy系は延べ5頭のうち4頭がシニスターミニスターの直仔で、17年2着、18年2着、19年3着とキングズガードがリピーターとして活躍。ほか、Deputy MinisterやStorm Catの血脈を抱える馬の好走例が多く、連対した10頭のうち8頭、勝ち馬5頭のうち4頭が該当する。また、Storm CatとA.P. Indyは母の父がSecretariatという共通点を持つ。


ナリタミニスターは、父シニスターミニスター×母コテキタイ(母の父サウスヴィグラス)。母コテキタイは12年桜花賞-浦和の勝ち馬で、近親にはダートグレード競走でも活躍したスマートボーイやタマモリッチがいる血統。過去にシニスターミニスター産駒として好走したキングズガードやヤマニンアンプリメとは母系5代以内にNijinskyの血脈を抱える点で共通しており、先述の通り母系の地方ダート適性も申し分ない。本馬は20年兵庫ゴールドTでは4着に好走していただけに、実績面においても引けを取らない魅力がありそうだ。

スリーグランドは、父シニスターミニスター×母プリモタイム(母の父ブライアンズタイム)。17年ジャパンダートダービーを制したヒガシウィルウィンの半弟で、タイニーダンサーの甥にあたる血統。本馬も4代母の父マルゼンスキー経由でNijinskyの血を引くシニスターミニスター産駒となる。グランド牧場を代表するキハクの直系で、近親にもNARグランプリ受賞歴のある馬が並ぶように、本馬もさらなる躍進が期待される1頭と言えるだろう。

サクセスエナジーは、父キンシャサノキセキ×母サクセスアイニー(母の父ジャングルポケット)。従兄にサクセスブロッケンやマカニビスティーがいる血統で、牝系はブロードアピールが出たWater Cressに遡る。本馬は19年黒船賞の勝ち馬で、昨年も3着にリピート好走してみせた。Jpn1のJBCスプリントを除けば地方ダートグレード競走では「5-2-2-2」と安定して成績を残しており、3走前の兵庫ゴールドTでもハンデ58.5kgを背負いながら接戦を制し、古豪としての健在ぶりを示している。

■注目馬
ナリタミニスター スリーグランド サクセスエナジー

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