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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 6 | 牡2 | 55.0 | 石川倭 | 新谷功一 | JRA | 506(+6) | 1.53.5 | 22.0 | 9 | ||
2 | 7 | 11 | 牡2 | 55.0 | 桑村真明 | 角川秀樹 | 北海道 | 482(+2) | 1.54.0 | 21/2 | 3.0 | 1 | |
3 | 3 | 3 | 牡2 | 55.0 | 服部茂史 | 田中淳司 | 北海道 | 470(+8) | 1.54.3 | 11/2 | 10.6 | 5 | |
4 | 4 | 4 | 牡2 | 55.0 | 阿部龍 | 角川秀樹 | 北海道 | 472(+6) | 1.54.4 | 3/4 | 10.9 | 6 | |
5 | 6 | 8 | 牡2 | 55.0 | 落合玄太 | 田中淳司 | 北海道 | 488(±0) | 1.54.7 | 11/2 | 73.7 | 10 | |
6 | 6 | 9 | 牝2 | 54.0 | 和田竜二 | 石坂公一 | JRA | 506(+14) | 1.54.9 | 1 | 11.3 | 7 | |
7 | 7 | 10 | 牡2 | 55.0 | 池添謙一 | 森秀行 | JRA | 466(+6) | 1.55.0 | クビ | 4.1 | 2 | |
8 | 1 | 1 | 牡2 | 55.0 | 藤岡佑介 | 武英智 | JRA | 476(+8) | 1.55.1 | 1/2 | 5.7 | 3 | |
9 | 4 | 5 | 牝2 | 54.0 | 五十嵐冬 | 田中正二 | 北海道 | 498(+4) | 1.55.7 | 3 | 9.1 | 4 | |
10 | 8 | 12 | 牡2 | 55.0 | 阪野学 | 田中正二 | 北海道 | 462(+6) | 1.56.0 | 11/2 | 239.6 | 13 | |
11 | 8 | 13 | 牡2 | 55.0 | 小野楓馬 | 黒川智貴 | 北海道 | 466(+2) | 1.56.6 | 3 | 198.0 | 12 | |
12 | 5 | 7 | 牡2 | 55.0 | 井上俊彦 | 佐々木国明 | 北海道 | 492(-10) | 1.56.9 | 11/2 | 155.2 | 11 | |
13 | 2 | 2 | セ2 | 55.0 | 田邊裕信 | 中舘英二 | JRA | 464(-2) | 1.57.0 | クビ | 22.0 | 8 |
■払戻金
単勝 | 6 | 2,200円 | 9番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 530円 | 8番人気 |
11 | 140円 | 1番人気 | |
3 | 310円 | 6番人気 | |
枠連複 | 5 - 7 | 1,990円 | 7番人気 |
馬連複 | 6 - 11 | 3,450円 | 15番人気 |
馬連単 | 6 → 11 | 9,430円 | 39番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 6 - 11 | 1,090円 | 11番人気 |
3 - 6 | 3,870円 | 37番人気 | |
3 - 11 | 540円 | 5番人気 | |
三連複 | 3 - 6 - 11 | 12,050円 | 48番人気 |
三連単 | 6 → 11 → 3 | 99,650円 | 356番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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3日(木)に行われるJBC2歳優駿の出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ナチュラルリバー【B】
栗東Cウッド併走。10月14日に帰厩し、22日のCウッド併せ馬では67秒8-37秒9-12秒1をマーク。26日のCウッド併せ馬ではラスト重視で乗られ追走先着。門別への移動後も順調で、31日には現地の坂路で登板。前走時よりも状態が上向いており期待したい。
②ゴッドインパルス【B】
美浦ウッド単走。前走勝ち後は短期放牧を挟みウッドメインで調整されている。10月に入りピッチを上げ、20日には67秒3-38秒3-12秒3。最終追いとなった27日は前走同様ラスト重視で乗られ1ハロン11秒9をマーク。前走勝ちのデキをキープしているといえる。
⑥ゴライコウ【B】
栗東坂路単走。前走勝ち後は短期放牧に出され10月上旬に帰厩。20日のCウッドではラスト重視で乗られ1ハロン11秒台をマーク。26日の坂路が移動前の最終追いで、一杯に追われて54秒8-12秒4。現地入り後も調整されており、前走勝ちのデキを維持している。
⑨テレパシー【B】
栗東Cウッド併走。前走勝ち後の放牧から10月18日に帰厩している。坂路で2本計時し、27日のCウッドが北海道輸送前の最終追い。68秒1-37秒6-11秒7で古馬相手に追走先着を果たしている。一度使われて気配も上向いており、重賞でどこまでやれるか見てみたい。
⑩エコロアレス【B】
栗東坂路単走。前走勝ち後は在厩調整で、23日の坂路から計時開始。26日には52秒1-12秒0で乗られている。出走間隔や門別への輸送を踏まえると自己ベストを更新した前走時並みの調教内容といえる。いいデキを維持しており、あとは距離延長がどう出るか。
❶ナチュラルリバー・武英智師「レースの組み立て自体は上手だし、スタートさえ決めて前に行けるようなら勝ち負けになると思う」
❷ゴッドインパルス・中舘英師「まだ遊びながら走っているようなところが課題だけど、相手が強くなるぶん、集中して走ってくれれば楽しみ」
❸リアルミー・田中淳師「初の1周競馬でも鋭い決め手を発揮した。調教の動きも良く、JRA勢が相手でも期待を持てそう」
❹オーマイグッネス・角川秀師「相手が変わってリズム良く運べるかは未知数だが、調整自体はベルピットと同様に順調そのもの」
❺スギノプリンセス・田中正師「レースを走るごとに力をつけてきた。調教の動きも今まで以上だし、牡馬との力関係ひとつ」
❻ゴライコウ・新谷功師「ここでどれだけやれるか試金石の一戦」
❼ラッキーストーリー・佐々木国師「連闘でも疲れはなく順調。相手は強くなるが、この馬自身も成長しているのでどこまでやれるか」
❽タイガーチャージ・田中淳師「中間は坂路とコース調教を併用。道中もう少し息を抜いて運べれば」
❾テレパシー・石坂公師「初戦は調教を重ねながら、だんだん良くなって期待以上の走りをしてくれた」
❿エコロアレス・高野正助手「1回使って上積みはありそう。距離が延びるのがどうかだが、折り合いは大丈夫」
⓫ベルピット・角川秀師「JRA勢が加わって流れが速くなるのは、この馬にとってはかえってプラスに働くのではと期待している」
⓬リストン・田中正師「徐々に差す競馬が身についてきた。血統的に1800メートルが鍵だが、何とかこなしてほしい」
⓭リアルガー・黒川智師「速い時計は必要としないタイプ。最近は脚を使い切れていないが、出られる以上はチャンスを生かしたい」
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち13頭が、前走も1~3着で入線しており、前走で4着以下に敗れていた馬は勝ち馬に0頭、2着馬に1頭、3着馬に1頭。4着以下からの巻き返しがあるとすれば、前走で1~3番人気に支持されていた上位人気馬が多く、2年前に13番人気2着と激走し、波乱の立役者となったトランセンデンス(前走3番人気5着)もこのパターンとなる。
減点対象馬
⑧タイガーチャージ、⑬リアルガー
2017年以降、3着以内に好走した地方所属馬8頭のうち7頭が前走で1700mまたは1800mのレースに出走しており、非該当馬は勝ち馬に0頭、2着馬に1頭、3着馬に0頭。とくに前走サンライズカップからの臨戦となる馬が好走馬の大半を占めている。
減点対象馬
③リアルミー
2017年以降、3着以内に好走したJRA所属馬7頭の内訳をみると、前走1400mが2頭、1600mが2頭、1800mが2頭、2000mが1頭。ただし、直近2年は前走1800mに出走していた馬しか好走しておらず、もとより1600m未満から臨む場合は1勝クラス(500万下)が条件となる。したがって、前走新馬または未勝利で1600m未満のレースに出走していた馬を減点対象としたい。
減点対象馬
⑩エコロアレス
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち13頭が、前走で地方ならば公営重賞、中央ならば新馬または1勝クラス(500万下)に出走していた。非該当馬は勝ち馬の0頭、2着馬に0頭、3着馬に2頭。非公営重賞の地方所属馬、未勝利を勝ち上がったばかりのJRA所属馬は過信禁物と言えるだろう。
減点対象馬
①ナチュラルリバー、②ゴッドインパルス、③リアルミー、⑥ゴライコウ、⑦ラッキーストーリー、⑫リストン、⑬リアルガー
※文中のデータは北海道2歳優駿として施行された2017~2019年も含む。
2017年以降(北海道2歳優駿含む)、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が6頭、Mr. Prospector系が3頭、Northern Dancer系が3頭、A.P. Indy系が2頭、そのほか1頭。なお、昨年はMr. Prospector系にあたるダンカーク産駒の3番人気アイスジャイアントが勝利している。
JBC2歳優駿としてリニューアルした20年以降はA.P. Indyの血を引く馬が顕著な活躍を見せており、昨年の勝ち馬アイスジャイアントも父ダンカーク(=母の父A.P. Indy)を介して同血脈を保持するほか、3着には直系のリコーヴィクター(父クリエイター2)が入線していた。2年前にも父または母の父にシニスターミニスター(=父系祖父A.P. Indy)を配されたラッキードリームとトランセンデンスの2頭で1・2着となっていただけに、今年も該当馬には相応の注意を払うべきだろう。
スギノプリンセスは、父ダンカーク×母スギノエンプレス(母の父エンパイアメーカー)。父は昨年の勝ち馬アイスジャイアントを出しており、先述の通り母の父がA.P. Indyであることを強調しやすい種牡馬となる。また、本馬においては近親にサカラートやヴァーミリアン、キングスエンブレム、ソリタリーキングとダートグレード競走で名を馳せた錚々たる面々がいることも特筆できるだろう。目下4連勝中と好調の波に乗れていることも心強く、デビューから徐々に距離を伸ばしながらパフォーマンスを上げてきたことにも好感を覚える。
ベルピットは、父パイロ×母ベルライン(母の父ダイワメジャー)。本馬はA.P. Indyの直系にあたるが、父の産駒は今年の帝王賞を勝ったメイショウハリオ、昨年のJBCクラシック勝ち馬ミューチャリーを出すなど、昨今は大舞台での勢いに目を見張るものがある。なお、本馬は2代母の父としてカリズマティックを配されているが、その父Summer SquallはA.P. Indyの半兄でもあるので、父系と母系で兄弟の血脈を持つ血統構成も興味深いところだろう。デビューから5戦4勝、敗れたサンライズカップもハナ差2着の惜敗であり、道営所属馬を代表する一頭としての期待は大きい。
JBC2歳優駿は2019年まで「北海道2歳優駿」として行われていたが、一昨年よりJBCの2歳カテゴリー競走としてリニューアル。第1回は地元ホッカイドウ競馬所属馬がワン、ツーを決め、昨年も1着馬こそ中央馬だったが、2着、3着は地元の馬だった。
このようにこのレースの特徴は、2歳最初のダートグレードであるエーデルワイス賞ほどではないにせよ、地方馬が活躍しているということ。実際に過去10年で中央馬は1着6回、2着4回、3着4回に対して地方馬は1着4回、2着5回、3着6回という、ほぼ五分五分の成績。エーデルワイス賞よりも中央馬がやや優勢になるのは、秋口から中央の2歳1勝クラスが豊富に施行されることが影響している。
このレースの主な対戦図式は、中央の1勝クラスvs門別の重賞上位馬だが、中央の短距離の1勝クラス組は、距離の壁で取りこぼすことも少なくない。最有力は王道路線のプラタナス賞(東京ダ1600m)の勝ち馬で、過去10年のこのレースでの成績は【1・0・1・1】。1着の該当馬は2016年のエピカリス、3着の該当馬は2015年のエネスクであるが、遡って2011年にはオーブルチェフが1着と好走している。
唯一、大敗したのは2020年のタイセイアゲインだが、その年は例年のプラタナス賞と比べてレベルが低かったもの。2011年のオーブルチェフは2着につけた着差は0.8秒、2016年のエピカリスが2着につけた着差は1.1秒だったことから、プラタナス賞で0.8秒差以上、圧勝している馬が出走している場合のみ、本命候補としたい。
今度は地方の有力馬を紹介すると、北海道の強豪が集結するHⅡ・栄冠賞の連対馬だ。また、この北海道重賞は地方の重賞で一番速い同年6月に施行されるもの。このレースで連対するということは完成度の高さも意味する。ただし、栄冠賞は1200m戦。なかには今回の距離1800mが持たない馬もいる。
そこで栄冠賞で連対かつ、前走で距離1600mの牝馬限定戦、HⅡ・フローラルCか、距離1700mのHⅠ・サンライズCで優勝していた馬という条件をつけると、過去10年の成績は【1・1・0・0】。2015年にタイニーダンサーが優勝、2016年にヒガシウィルウィンが2着と好走していた。
さらにサッポロクラシックCが2016年にHⅡに格上げされてから、このレースの連対馬の活躍が目立っている。2016年以降、過去6年のこのレースでの成績は【1・1・1・0】。1着の該当馬は2020年のラッキドリーム、2着の該当馬は2020年のトランセンデンス、3着の該当馬は、2021年のリコーヴィクターである。2016年に兵庫ジュニアGPを制したローズジュレップもこのレースの連対馬である。
また、配当妙味がたっぷりあるのは、サンライズCの2着、3着馬だ。中央の500万下(1勝クラス)の勝ち馬が1頭も出走していなかった2018年こそサンライズCの2着馬ウィンターフェルが1番人気で2着だったが、優勝した6番人気のイグナシオドーロは同レースの3着馬だった。
他にも2015年の2着馬スティールキング(8番人気)を始め、2013年・エイシンホクトセイ(10番人気)、2014年・クラバズーカー(8番人気)2016年・スウィフトハート(5番人気)、2017年のサザンヴィグラス(5番人気)、2021年リコーヴィクター(4番人気)が3着以内に好走している。
サンライズCの2着、3着馬の中でも最有力なのは、イグナシオドーロや2015年のスティールキング、エイシンホクトセイのように、逃げた馬だ。門別はダートが深くて前が厳しい流れになりやすいため、前走のサンライズCで逃げて3着以内の馬は、注意したほうが良い。該当馬は前記3頭のみだが、どれも超人気薄だ。
最後に中央馬が穴を開けるパターンを紹介しよう。一番は2012年に8番人気で2着のコスモコルデスのように、初ダートの前走、未勝利戦で結果を出してここへ駒を進めてきたタイプだ。遡れば2008年のメトロノースも6番人気で優勝している。このようにダート慣れと勢いで勢力図を覆し、穴を開けているのだ。
それ以外では、前走、中央のダ1700m以上の新馬戦を勝った馬だ。2012年の優勝馬アルムアダプタ(7番人気)や2021年のアイスジャイアント(3番人気)はそれに該当。遡れば2011年の2着馬ベルモントレーサー(7番人気)もそれに該当している。中距離のデビュー戦を勝つ馬は素質が高く、2戦目で大きく変わる可能性を秘めているということなのだろう。逆に純粋にダート戦のみを3戦以上使われ、やっと1勝した馬というのは素質不足のせいか、全く通用していない。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・前走のプラタナス賞で0.8秒差以上の圧勝を収めた馬。
・栄冠賞で連対かつ、前走のフローラルCかサンライズCを勝利した馬。
・同年のサッポロクラシックCで連対した馬。
●穴馬候補
・同年のサンライズCで2着、3着以内だった馬。
(特に、逃げた馬は巻き返しに要注意)
・前走、中央の未勝利戦を初のダートで勝利した馬。
・前走で中央のダ1700m以上の新馬戦を勝利した馬。
●消し
・ダートのみを3戦以上使われ、やっと1勝した中央馬。
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2019年までは北海道2歳優駿として施行されてきた2歳限定のダートグレード競走。指定交流競走となってからはJRA所属馬と北海道所属馬が一進一退の攻防を続けており、歴代の好走馬にはのちに全日本2歳優駿や東京ダービーを制する馬も名を連ねている。なお、2020年の「JBC競走」20周年を機に、かねてより宿願となっていた2歳馬による競走を新設する運びとなり、従来の北海道2歳優駿を発展させることになった。今後はダート競馬の祭典を彩るレースとして新たな歴史を紡いでいく。
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