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【MCS南部杯】GI3連勝!コパノリッキーがレコードV

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 10月10日(祝・月)の盛岡競馬11Rで行われた第29回マイルチャンピオンシップ南部杯(交流GI、3歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・左1600メートル、出走13頭=14頭立てのところヒミノコンドルが取り消し、1着賞金=4500万円)は、田辺裕信騎手騎乗で1番人気のコパノリッキー(栗東・村山明厩舎)が3番手から、直線楽な手応えで前をとらえて快勝。勝ち時計の1分33秒5(稍重)はレコードタイムで、従来の記録を1秒3更新した。

 またヤナガワ牧場生産馬だ! JRA京都大賞典・GIIをキタサンブラックが制した約1時間後、淀の舞台からみちのくへ勝ち運は移った。勝ったコパノリッキーは逃げたロイヤルクレストホッコータルマエを見ながら3番手で進める。「2年ぶりの騎乗で成長していて、折り合いの苦労はしなかった」と田辺裕信騎手。直線で馬場の真ん中を通ることも「前半のレースをみて、返し馬でも(馬場の)中央が走りやすいと感じていた」から。「自信を持って乗った」との言葉通りに横綱相撲でGI・3連勝。JBCクラシック(11月3日、川崎、交流GI、ダート2100メートル)とJBCスプリント(同、ダート1400メートル)の優先出走権を獲得し、視線の先にあるのはJBC競走3年連続Vだ。

 南部杯3連覇を狙ったベストウォーリア(2番人気)はコパノリッキーから1馬身3/4差の2着。さらに3馬身離れた3着に2番手で進めたホッコータルマエ(4番人気)が入った。

 マイルチャンピオンシップ南部杯の勝ち馬コパノリッキーは、父ゴールドアリュール、母コパノニキータ、母の父ティンバーカントリーという血統。栗毛の牡6歳。北海道日高町・ヤナガワ牧場の生産馬で、小林祥晃氏の所有馬。通算成績は24戦13勝(うち地方11戦7勝)。重賞は交流GII・兵庫チャンピオンシップ(2013年)、GI・フェブラリーS、交流GI・JBCクラシック(14、15年)、交流GI・かしわ記念、(14、16年)、GII・東海S(15年)、交流GI・帝王賞(16年)に次いで10勝目。村山明調教師、田辺裕信騎手ともにマイルCS南部杯は初優勝。

コパノリッキーの競走成績はこちら

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