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【JBCスプリント】イグナイター&笹川翼騎手がJRA勢を撃破! 兵庫所属馬はGⅠ級初勝利

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【JBCスプリント】イグナイター&笹川翼騎手がJRA勢を撃破! 兵庫所属馬はGⅠ級初勝利

昨年のNAR年度代表馬イグナイター(兵庫)が、地元大井の笹川翼騎手とともにJpnⅠ初制覇。兵庫所属馬としても初のGⅠ級勝利を果たした。

「先頭に立ってからはすごく長く感じた。夢かなと思うくらいだし、気持ちがいいですね」

大仕事を成し遂げ、ジョッキーは口元をほころばせた。発走直後に落馬したダンシングプリンスが中団の各馬に絡む展開のなか、2番手の外をスムーズに追走。残り200メートルで先頭に立つとJRA勢の追い上げを1馬身半振り切った。

管理する新子(あたらし)雅司調教師は、2015年のJBCスプリント(大井)にタガノジンガロで挑戦したが、14着入線後に急性心不全で死んだ経緯がある。同じ舞台だけに複雑な思いが交錯した様子だったが、「(GⅠ級を)やっと勝てたという思い。気合が入りながらも落ち着きがあったし、ジョッキーもうまく乗ってくれた」と冷静に今回の勝利を見つめた。

今後は海外遠征やJBCスプリント連覇が目標。トレーナーの「一番になったからには、この座を譲りたくない」という言葉が、イグナイターのさらなる飛躍を予感させた。(大貫師男)

イグナイター 父エスポワールシチー、母ビアンコ、母の父ウォーニング。鹿毛の牡5歳。兵庫・新子雅司厩舎所属。北海道日高町・春木ファームの生産馬で、馬主は野田善己氏。戦績25戦12勝(うち中央3戦1勝)。獲得賞金2億9104万円(うち中央700万円)。重賞は2021年楠賞、22年黒潮スプリンターズC、JpnⅢ黒船賞、JpnⅢかきつばた記念、23年黒潮スプリンターズC、JpnⅡサンケイスポーツ賞さきたま杯園田チャレンジカップに次ぐ8勝目。JBCスプリントは新子雅司調教師、笹川翼騎手ともに初勝利。馬名の意味は「点火薬」。

◆御神本訓騎手(リメイク2着)「一歩目でつまずいたのとカラ馬の影響が多少ありましたが、それ以外はうまくいきました。外に出したときは『勝った』と思いましたが、差し切れなかったですね。結果を残し切れず申し訳ないです」

◆横山武騎手(リュウノユキナ3着)「いつもよく頑張ってくれます。いい競馬ができたし、力を発揮してくれたと思います」

◆森泰斗騎手(ジャスティン4着)「状態は最高だったので残念。外を回らされたし、枠が内なら…」

◆幸騎手(ラプタス5着)「一歩目は速くなかったですが、自分の形で競馬できました。それほど差はなかったですし、一生懸命走ってくれました」

◆吉原寛騎手(マックス6着)「カラ馬の影響でゴチャついて行きたいときに行けませんでしたが、そのぶん脚がたまって、直線は頑張ってくれました」

◆モレイラ騎手(バスラットレオン7着)「グリップが利かず、スピードに乗るまでに時間がかかりました。前半でポジションを取りに行ったぶん、最後は脚が上がりました」

◆矢野貴騎手(ギシギシ8着)「3コーナー手前でピッチが上がったときについて行けませんでした。この相手だともう一皮むけないといけませんね」

◆藤岡康騎手(ケイアイドリー9着)「スタートしてリズムを整えるときに、カラ馬の影響でラチに接触したのが大きかったですね。かわいそうなレースになりました」

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