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【JBCスプリント】コーリンベリー&松山がGI初制覇

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【JBCスプリント】コーリンベリー&松山がGI初制覇

 3日の大井9Rで行われた第15回JBCスプリント(3歳上オープン、交流GI、ダート1200メートル、16頭立て、1着賞金=6000万円)は、松山弘平騎手騎乗の3番人気コーリンベリー(牝4歳、美浦・小野次郎厩舎)が逃げ切り勝ち。馬、騎手、調教師といずれもGI初制覇となった。タイムは1分10秒9(不良)。

 けれんみのない逃げで、新たな砂の短距離王が誕生した。父サウスヴィグラスに続く父娘制覇を成し遂げたのは紅一点のコーリンベリー。15回目の歴史で初めて牝馬のチャンピオンが誕生し、松山弘平騎手、小野次郎調教師はこれがうれしいGI初制覇となった。

 内からダッシュ良く飛び出したコーリンベリーがハナを切り、ポアゾンブラックが外から2番手につける。人気のダノンレジェンドが3番手につけ、タガノジンガロも好位のインに続いた。コーリンベリーは軽快に逃げ、後続とのリードを保ったまま直線へ。外からじわじわとダノンレジェンドが迫るものの、コーリンベリーも強靱な粘りを見せる。結局、最後まで脚いろが衰えなかったコーリンベリーが3/4馬身差をつけて逃げ切り勝ち。柴田政見調教師の勇退に伴う転厩初戦で、うれしいGI初制覇を果たし、小野調教師は重賞初Vがこのビッグタイトルとなった。2着は1番人気のダノンレジェンド。さらに2馬身差の3着が2番人気のベストウォーリアだった。

 コーリンベリーは、父サウスヴィグラス、母コーリンラヴィアン、母の父ミシックトライブという血統。北海道日高町・今井牧場の生産馬で、伊藤恵子氏の所有馬。通算成績は16戦7勝(うち地方4戦2勝)。重賞は交流GIIIかきつばた記念(2015年)に次いで2勝目。小野次郎調教師、松山弘平騎手ともにJBCスプリント初勝利。

 デビュー7年目でうれしいGI初制覇を果たした松山騎手は「スピードのある馬で、力強い走りでした。手応えが良かったですし、追ってからもしっかり反応してくれて、直線に向いてから手前を替えてくれたのもよかったと思います。今はまだ短いところが合う感じですが、落ち着きも出てきているし、距離が延びてもやれそうな感触はあります。馬自身も成長していますし、まだまだこれからの馬なので、今後が楽しみです」とさらなる活躍を誓っていた。

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