地方競馬ニュース

【園田・兵庫チャンピオンシップ2024】山崎エリカのDG攻略 前走JRAオープン・リステッド・ダートグレード出走馬の巻き返しに注意

 0   0   945
シェアする  x facebook LINEで送る
【園田・兵庫チャンピオンシップ2024】山崎エリカのDG攻略 前走JRAオープン・リステッド・ダートグレード出走馬の巻き返しに注意

 兵庫チャンピオンシップは第1回から一貫して距離1870mで実施されていたが、今年から1400mに短縮される。また同時にJpn1・ジャパンダートダービー(2023年で休止)の前哨戦から、3歳短距離路線の春の頂点競走にリニューアルされた。

 これまでは中央のOP、伏竜S(中山ダ1800m)の出走馬や2月のリステッド競走、ヒヤシンスS(東京ダ1600m)の上位馬が出走していたこのレースだが、今後は中央のダ1400mもOP・バイオレットSや昇竜Sの上位馬が出走してくることが予想される。

 当然、羽田盃に出走が叶わなかったダートグレードの京浜盃雲取賞ブルーバードカップの出走馬も、4月下旬に実施されるユニコーンSよりも相手が楽になりがちなここに出走してくる可能性が高い。つまり、今後は中央のOP、リステッド競走の上位馬vsダートグレード路線馬の対戦図式になるということだ。

 まず、距離条件が変わっても変わらず有力なのは、同年2月以降の1勝クラス以上で2着馬に0.5秒差以上着差をつけて勝利した馬だ。それらの過去10年の成績は【4・3・1・0】。1着の該当馬は、2017年のタガノディグオ、2018年のテーオーエナジー、2019年のクリソベリル、2022年のブリッツファング。2着の該当馬は、2020年のダノンファラオ、2021年のゴッドセレクション。3着の該当馬は、2017年のクイーンマンボである。

 さらに11頭立て以上のJRAの3歳以上のOP、リステッド競走の連対馬も有力。過去10年の成績は【3・5・1・0】となっている。1着の該当馬は、2014年のエキマエ、2015年のクロスクリーガー、2023年のミトノオー。2着の該当馬は、2014年のランウェイワルツ、2015年のリアファル、2016年のゴールドドリーム、2021年のゴッドセレクション、2022年のノットゥルノ。遡れば2013年の優勝馬コパノリッキー、3着馬ソロルも前記に該当していた。

 またデビューから複勝率100%でJRAの3歳以上のOPやリステッド競走を連対した馬も有力となっており、過去10年の成績は【1・3・0・0】。1着の該当馬は、2015年のクロスクリーガー。2着の該当馬は、2019年のヴァイトブリック、2016年のゴールドドリーム、2022年のノットゥルノである。

 今後、11頭立て以上の3歳以上のダートグレード、ブルーバードカップ雲取賞京浜盃の連対馬がここに出走してくることがあれば、ここでも本命候補ということになる。また11頭立て以下であっても、デビューから複勝率100%の馬であれば、ここでは本命候補となる。

 また兵庫チャンピオンシップが距離1870mで行われていた頃は、前年11月の兵庫ジュニアグランプリの勝ち馬がここに出走してくることはほぼなかったが、今年から距離が1400mになったことで、今後はここを目指して出走してくるだろう。

 前年のJpn2・兵庫ジュニアグランプリを制し、Jpn1・全日本2歳優駿でも2着と好走した、2018年のデルマルーヴルや2022年のオマツリオトコが、1400mのこの舞台に出走してくれば、その後の活躍からもチャンスはあったはず。よって、兵庫チャンピオンシップ優勝かつ、全日本2歳優駿でも連対した馬は、今後の本命候補に加えておきたい。

 最後に穴馬のパターンを紹介すると、これまでの傾向を踏襲するならば前走のOP、リステッド競走、ダートグレードで3着以下だった馬の巻き返しということになるだろう。その中でも4角5番手以内だった馬がよく巻き返している。

 過去10年の該当馬は2016年のケイティブレイブ(2番人気・1着)、2017年のノーブルサターン(5番人気・2着)、2020年のダノンファラオ(2番人気・2着)、2022年のノットゥルノ(2番人気・2着)。遡れば2012年に5番人気で3着のプーラヴィーダ、2013年のソロル(2番人気・3着)である。前走のオープン以上で3着くらいだと人気になるが、敗退すると人気を落とす場合もあるので、ヒモ穴候補に一考の価値がある。

 より穴馬を狙うのであれば、このレースのTRネクストスター東日本でこのレースの出走権を勝ち取った南関東勢だろう。南関東では同年1月からネクストスター東日本まで、地方馬限定の3歳重賞はニューイヤーC(浦和1500m)のみしかなく、今年も南関東の強豪が勢揃いしていた。この傾向は番組構成が変更されない限り、続くと見られる。よって、ニューイヤーCの勝ち馬は要警戒だ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・同年2月以降の1勝クラス以上で2着馬に0.5秒差以上着差をつけて勝利した馬。
 ・11頭立て以上で行われた3歳以上のJRAのオープン、リステッド競走、ダートグレードで連対実績がある馬。
 ・前年の兵庫ジュニアグランプリ優勝かつ、全日本2歳優駿で2着以内だった馬。

 ●穴馬候補
 ・前走で3歳以上のJRAのオープン、リステッド競走、ダートグレードで4角5番手以内でレースをした3着以下馬。
 ・同年のニューイヤーCの勝ち馬。

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (3)

このニュースへのコメント

コメント投稿

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。

競馬関連ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース