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【JBCレディスC】3歳ホワイトフーガが砂の女王!

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【JBCレディスC】3歳ホワイトフーガが砂の女王!

 3日の大井8Rで行われた第5回JBCレディスクラシック(3歳上牝馬オープン、交流GI、ダート1800メートル、15頭立て=サイモンガーランドは競走除外、1着賞金=4100万円)は、大野拓弥騎手騎乗の4番人気ホワイトフーガ(3歳、美浦・高木登厩舎)が直線内から抜け出してGI初制覇。タイムは1分51秒5(不良)。

 歴戦の古馬を、3歳牝馬が圧倒した。直線内から末脚を伸ばしたホワイトフーガが、あっという間に突き抜ける。みるみるうちに後続を突き放す圧勝劇。ダート界に新女王が誕生した。

 レースは予想通りブルーチッパーが単騎の逃げ。カチューシャキャニオンバレーが2番手を併走し、人気を集めたサンビスタは4番手のイン。その外にアムールブリエがつけた。勝負どころでアムールブリエが早めに上がっていき、ブルーチッパーとの差を詰めていく。激しい流れになり、人気のサンビスタは好位のインでじっくりと脚をためる形。直線に向くとアムールブリエが先頭に立つが、早めの仕掛けがこたえたのか伸び切れない。その内から満を持してサンビスタが抜け出しを図る。しかし、直線で一瞬前が狭くなったホワイトフーガが、進路を見つけると弾かれたように伸びてぐんぐんと突き放し、終わってみれば5馬身差をつける圧勝。砂の女王の座に就いた。2着が1番人気のサンビスタ。さらに2馬身1/2差の3着が3番人気のトロワボヌールだった。

 ホワイトフーガは、父クロフネ、母マリーンウィナー、母の父フジキセキという血統。北海道浦河町・梅田牧場の生産馬で、西森鶴氏の所有馬。通算成績は10戦5勝(うち地方4戦2勝)。重賞は交流GII関東オークス(2015年)に次いで2勝目。高木登調教師、大野拓弥騎手ともにJBCレディスクラシック初勝利。

 大野騎手は「気持ち良かったです。きょうは前にサンビスタなどの有力馬を行かせて競馬をしようと考えていました。(道中は)ほどよい気合乗りで、とてもいい感じでした。他の馬の手が動いているなかでも楽だったので、勝負になると思いました。(関東オークスの後は古馬相手に3着続きだったが)一戦一戦、古馬との力の差は近付いていると感じていました。もっと力を付けて、盤石の態勢を築いていきたいです」とダート界の女王として長く君臨することへの意欲をみせていた。

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