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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 12 | セ5 | 57.0 | 岡部誠 | 吉岡辰弥 | JRA | 521(+6) | 2.12.4 | レコード | 2.4 | 2 | |
2 | 5 | 6 | 牝4 | 55.0 | 川田将雅 | 新谷功一 | JRA | 454(+10) | 2.12.8 | 2 | 2.3 | 1 | |
3 | 1 | 1 | 牝6 | 54.0 | 江田照男 | 田島俊明 | JRA | 454(-1) | 2.14.0 | 6 | 13.7 | 5 | |
4 | 5 | 5 | セ9 | 57.0 | 服部茂史 | 田中淳司 | 北海道 | 494(-4) | 2.14.4 | 2 | 74.3 | 6 | |
5 | 8 | 11 | 牡5 | 56.0 | 酒井学 | 西園正都 | JRA | 521(+9) | 2.14.5 | 3/4 | 11.0 | 4 | |
6 | 7 | 10 | 牡5 | 56.0 | 山本聡哉 | 渡邉和雄 | 大井 | 527(-3) | 2.15.0 | 21/2 | 100.3 | 8 | |
7 | 6 | 8 | セ5 | 56.0 | 細川智史 | 角田輝也 | 愛知 | 453(+2) | 2.16.2 | 6 | 638.2 | 9 | |
8 | 6 | 7 | セ7 | 56.0 | 丸野勝虎 | 井樋一也 | 金沢 | 490(-3) | 2.16.6 | 2 | 864.3 | 11 | |
9 | 4 | 4 | 牡3 | 56.0 | 武豊 | 牧光二 | JRA | 504(-2) | 2.17.0 | 2 | 4.5 | 3 | |
10 | 3 | 3 | 牡7 | 56.0 | 今井貴大 | 坂口義幸 | 愛知 | 517(+1) | 2.18.3 | 6 | 641.8 | 10 | |
11 | 7 | 9 | セ5 | 56.0 | 大畑雅章 | 角田輝也 | 愛知 | 510(+3) | 2.20.2 | 9 | 887.3 | 12 | |
12 | 2 | 2 | 牝3 | 53.0 | 落合玄太 | 小久保智 | 浦和 | 478(-16) | 2.23.3 | 大差 | 76.0 | 7 |
■払戻金
単勝 | 12 | 240円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 12 | 110円 | 2番人気 |
6 | 110円 | 1番人気 | |
1 | 200円 | 5番人気 | |
枠連複 | 5 - 8 | 240円 | 1番人気 |
馬連複 | 6 - 12 | 280円 | 1番人気 |
馬連単 | 12 → 6 | 480円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 6 - 12 | 160円 | 1番人気 |
1 - 12 | 430円 | 8番人気 | |
1 - 6 | 330円 | 6番人気 | |
三連複 | 1 - 6 - 12 | 730円 | 3番人気 |
三連単 | 12 → 6 → 1 | 2,300円 | 6番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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21日(木)に行われる名古屋グランプリの出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①テリオスベル【B】
美浦坂路単走。前走2着後は在厩のまま調整されている。8日から坂路入りを再開し、13日に1本目の計時。最終追いとなった17日は単走で53秒5-12秒2をマークしている。この馬としては動いたほうであり、秋4走目だがダメージもなく元気いっぱいといえるだろう。
④ミトノオー【B】
美浦坂路併走。浦和記念2着後は在厩での調整。6日と13日にウッド併せ馬を消化し、直前17日には坂路併せ馬で54秒4-12秒7をマークして追走併入を果たした。自己ベストを更新した前走時には及ばないものの、好調を維持しておりデキ落ちも無さそうである。
⑥グランブリッジ【B】
栗東坂路単走。11月24日に短期放牧から帰厩し、6日には坂路で併せ馬を消化。13日にはCウッド併せ馬で67秒8-38秒9-12秒6をマークして追走併入を果たしている。直前17日の坂路でも単走で53秒5-12秒3にて乗られており、前走のデキをキープといえよう。
⑪メイショウフンジン【B】
栗東坂路単走。前走後はレース翌週から坂路入りを再開しており、6日には53秒3-13秒3をマークしている。13日にも単走で一杯に追われ、17日が最終追い。55秒5-13秒3とこの馬としてはマズマズの動きであった。変わりなく順調であり、ここも流れ次第だろう。
⑫ディクテオン【B】
栗東坂路併走。前走勝ち後の短期放牧から12月5日に帰厩。東京大賞典への出走が決まらず、ここへと回ってきた。13日、17日と坂路併せ馬で調整されており、17日は53秒9-12秒5で併入。派手さこそないものの、前走時のデキを維持しており、引き続き好調といえる。
2018年以降、3着以内に好走した15頭のうち9頭が、3歳または4歳馬となり、毎年1頭以上が馬券に絡む活躍をみせている。一方、5歳以上は、勝ち馬に0頭、2着馬に4頭、3着馬に2頭。データ集計期間外含め、5歳以上馬は前走がG1またはJpn1であることが目安となる。したがって、前走がG2またはJpn2以下だった5歳以上を減点対象としたい。
減点対象馬
①テリオスベル、③トーキョーサバク、⑤アナザートゥルース、⑦トランスナショナル、⑧オニジオオタニ、⑨サンマッハ、⑩セイカメテオポリス、⑪メイショウフンジン、⑫ディクテオン
2018年以降、3着以内に好走した15頭のうち11頭が、前走1~5着で入線していた。前走で6着以下に敗れていた馬は、勝ち馬に0頭、2着馬に2頭、3着馬に2頭。なお、前走6着以下から巻き返しがあるとすれば格上のG1またはJpn1に限られ、G2またはJpn2で掲示板外に敗れていた場合は実績馬でも過信禁物だ。
減点対象馬
⑨サンマッハ、⑩セイカメテオポリス
2018年以降、3着以内に好走した15頭のうち10頭が、前走で1~4番人気の支持を集めていた。前走5番人気以下だった馬は、勝ち馬に0頭、2着馬に3頭、3着馬に2頭。なお、非該当馬で連対した3頭は、いずれもJRAのダートグレード競走に出走していた。
減点対象馬
③トーキョーサバク、⑦トランスナショナル、⑧オニジオオタニ、⑩セイカメテオポリス、⑫ディクテオン
2018年以降、3着以内に好走した15頭のうち11頭が、前走でダートグレード競走に出走していた。非該当馬は、勝ち馬に1頭、2着馬に2頭、3着馬に1頭。2018年チュウワウィザードは師走Sからの臨戦で勝利しているが、同馬はキャリアの浅い3歳馬だった。4歳以上で非ダートグレード競走に出走していた馬は割引が必要だろう。
減点対象馬
③トーキョーサバク、⑤アナザートゥルース、⑦トランスナショナル、⑧オニジオオタニ、⑨サンマッハ
2018年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が9頭、キングカメハメハ系が2頭、A.P. Indy系が2頭、そのほか2頭。なお、昨年はサンデーサイレンス系にあたるエスポワールシチー産駒のペイシャエスが勝利している。
2022年4月の名古屋競馬場移転にともない、昨年から名古屋グランプリもダート2100m戦として装いを新たにしているため、まだまだ血統傾向については手探り状態であることを否めない。一方、その昨年の結果に重きを置くのであれば、勝ち馬ペイシャエスとハナ差2着のヴァンヤールはブライアンズタイムの血を引くことで共通。また、3着ラーゴムまで含めれば、サンデーサイレンスやディクタスの血脈にも注目することができそうだ。
グランブリッジは、父シニスターミニスター×母ディレットリーチェ(母の父ダイワメジャー)。今年もミックファイアにキングズソードと大物を出してきたシニスターミニスターだが、同産駒の牝馬で代表格と言っても過言ではないのがダートグレード競走を4勝している本馬だろう。15~16年に名古屋グランプリ初の2連覇を達成したアムールブリエとは競走実績がよく似ており、本馬自身も2000mを超える距離でこそ真価を発揮してきた節がある。昨年の結果に倣えば、2代母の父がブライアンズタイムであることも強調しやすい。
マテリアルガールは、父コパノリッキー×母ストレイシープ(母の父サウスヴィグラス)。父系はコパノリッキー~ゴールドアリュール~サンデーサイレンスと遡るが、昨年の勝ち馬ペイシャエスとは父系祖父がゴールドアリュールであることに共通点を見出せる。なお、過去には17年1着メイショウスミトモ、20年3着ダイシンインディーが、ゴールドアリュール産駒として好走。本馬は2000m以上を使われるようになってからパフォーマンスが一変しており、牡馬相手に上位争いできれば今後の番組選択肢が大幅に広がることだろう。
名古屋グランプリは2021年まで2500mで行われていたが、昨年より弥富に舞台を移し、2100mで施行されるようになった。2F距離が短くなったが、長距離適性が求められるという意味ででは、それまでと大きく変わらない。またこのレースは、2016年、2017年に地元のカツゲキキトキトが3着に善戦しているものの、地方馬の連対は15年前のレッドストーンまで遡らなくてはならない。ほぼ中央馬の独壇場となっている。
このレースは白山大賞典同様、過去1年以内、近5走でダ2000m以上のグレードレースを2回以上、連対している馬が最有力。それらの過去10年のこのレースでの成績は【5・1・2・0】と複勝率100%だ。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2015年と2016年のアムールブリエ、2019年のデルマルーヴル、2020年のマスターフェンサー。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のグリム、2022年のラーゴムだ。
さらに同年10月以降の近2走で、2000m以上の中央のオープンやリステッド、ダートグレードに出走し、ともに3着以内だった馬も有力。ただし、近2走のどちらかで0.8秒以上負けていた2013年のランフォルセ、エーシンモアオバー、2015年のソリタリーキングは4~5着に敗れているので、近2走とも0.7秒差以内という条件を加えたい。
同年10月以降の近2走で、ダ2000m以上の中央の古馬オープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内かつ着着0.8秒差以内だった馬の過去10年の成績は、【3・2・1・0】となる。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2020年のマスターフェンサー、2021年のヴェルテックス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2020年のロードゴラッソ。3着の該当馬は、2018年のグリムだ。
また軽斤量で出走できる同年の東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績のある3歳馬も有力。ただし、3歳馬だけに直前の勢いも重要。遡ると前走で5着以下に敗れていた、2012年のトリップや2011年のボレアスは、このレースでは大敗している。前走でチャンピオンズカップに出走なら、2010年のマカニビスティーのように大敗からでも巻き返す場合があるが、それ以外のレースであれば評価を下げたい。
チャンピオンズカップを除く、前走で4着以内の東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績がある馬の過去10年の成績は、【3・1・0・0】で連対率100%となる。1着の該当馬は、2018年のチュウワウィザード、2019年のデルマルーヴル、2022年のペイシャエス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブである。
その他、JBCクラシック→チャンピオンズカップ→東京大賞典路線を表路線とするならば、白山大賞典→浦和記念→名古屋グランプリは裏路線。よって、このレースは白山大賞典や浦和記念を経由した馬が多く出走してくるが、裏路線で活躍した馬よりも、表路線で脱落して、東京大賞典への出走権が得られずに、ここへ出走してくる馬たちの活躍の方が目立っている。つまり、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走して敗れた馬である。
しかし、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走していても、あまりに負け過ぎた馬はここでも巻き返せていない。実際に2018年のチャンピオンズカップで12着(着差1.6秒)に敗れたセンチュリオンは、このレースで4着に敗れている。このことから前走でチャンピオンズカップに出走していた馬は、着差1.5秒以内であることを条件で狙いたい。
それらの過去10年のこのレースでの成績は【1・3・1・0】である。1着の該当馬は、2018年のメイショウスミトモ。2着の該当馬は、2014年と2015年のニホンピロアワーズ、2018年のミツバ。3着の該当馬は、2013年のナイスミーチュー。遡れば2011年のニホンピロアワーズもチャンピオンズカップ9着(着差0.7秒)からの巻き返しである。
一方、裏路線でもっとも格が高い同年の浦和記念で、3角2番手以内だった馬も活躍している。浦和記念はコース形態上、例年ハイペースになるだけに、そこで前へ行った馬をペースに緩みが生じやすいこの舞台で狙うというのは有効策のはず。ただし、2011年に古馬ダートグレードで優勝実績がなかったボレアスが6着、2014年にグランディオーソが4着に敗れていることから、それまでにダートグレード勝ちの実績があることを条件で狙いたい。
すると過去10年のこのレースでの成績は、【3・2・1・1】となる。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2014年のエーシンモアオバー、2021年のヴェルテックス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2018年のグリム。3着の該当馬は、2022年のラーゴム。唯一の4着以下は2014年のランフォルセで、同馬こそ4着に敗れたが、遡れば2011年、2012年に前記に該当していたエーシンモアオバーが2着、1着と好走している。
穴馬候補はグレードレースで以外の前走でも逃げて、今回でも逃げることに成功した馬たちだ。2013年に前走のJRAオープンのBSN賞を逃げて1着のトウショウフリークがこのレースで5番人気で2着、遡れば2011年に前走のJRAオープンのベテルギウスSを逃げて8着だったエーシンモアオバーが4番人気で2着。2006年に前走の東海菊花賞で逃げて2着のレッドストーンがこのレースで6番人気で優勝と、とにかく人気薄での好走が目立っているので、該当馬がいれば一考の価値がある。
また勝ち切るまでは難しいにせよ、地方馬に用意された名古屋グランプリの前哨戦である、同年の東海菊花賞の連対馬が穴を開けている。2016年、2017年のこのレースで3着だったカツゲキキトキトも、2007年に5番人気で2着入線したチャンストウライも、14年前に優勝したレッドストーンも同年の東海菊花賞の連対馬だ。それらが人気がないようであれば、ヒモ穴に加えてみるのもアリだ。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・過去1年以内、近5走で2000m以上のダートグレードを2回以上、連対している馬。
・同年10月以降の近2走ともダ2000m以上の中央のオープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内(着差0.8秒差以内)だった馬。
・同年の東京ダービーの勝ち馬や中央の古馬のオープンやリステッド、ダートグレードで連対実績のある3歳馬。(チャンピオンズカップを除く前走で4着以内が条件)
・前走で同年のチャンピオンズカップに出走し、着差1.5秒差以内だった馬)。
・同年の浦和記念で3角2番手以内だった馬(それまでに古馬相手のダートグレード勝ちの実績があることが条件)。
●穴馬候補
・前走、格下のレースで逃げて、今回も逃げると推測される馬。
・同年の東海菊花賞の連対馬。
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東海菊花賞の格やコースを継承するかたちで新設されたダートグレード競走で、2001~2023年は12月に開催されていた。この路線の実力馬たちは同時期に行われるチャンピオンズカップ(旧・ジャパンカップダート)や東京大賞典を目指すこともあり、ヴァーミリアンやフィールドルージュ、ニホンピロアワーズ、チュウワウィザードといった、のちにG1・Jpn1を制する馬たちが名を揚げてきた歴史を持つ。地方所属馬は第1回(2001年)のミツアキサイレンス(笠松)を最後に勝利から遠ざかっており、連対例も2006年2着レッドストーン(愛知)まで遡らなければならない。2016年3着カツゲキキトキト(愛知)の 馬券圏内好走も地方所属馬としては、じつに9年ぶりのことだった。なお、ダート競走の大幅な体系整備の一環として、2024年に施行時期を5月上旬へと移設。以後、上半期の古馬チャンピオン決定戦である帝王賞のステップレースとして位置付けられるようになった。